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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年1月1日金曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第43回帯広記念(1/2)

  新年最初のばんえい重賞は、古馬の重賞で4大記念競走の最終戦、帯広記念です。このレースは全国の地方競馬の馬券発売所で馬券が発売されるいわゆる全国発売レースとなっています。第10レースですのでレース番号に注意。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回帯広記念(BG1)
(2021年1月2日(土)16:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡11 920 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ミノルシャープ 牡7 920 島津新 大友人 鹿毛 先
  ソウクンボーイ 牡11 890 村上章 西邑春 鹿毛 追
キタノユウジロウ 牡6 890 松田道 村上慎 栗毛 差
  シンザンボーイ 牡10 890 渡来心 鈴木邦 栗毛 追
オレノココロ 牡11 910 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
センゴクエース 牡9 900 長澤幸 槻舘重 鹿毛 差
メジロゴーリキ 牡7 900 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「帯広記念」の概要と傾向
  ばんえいの4大記念競走の最終戦。今やただ1カ所で開かれるようになったばんえい競馬場である帯広競馬場の記念レースとなっており、BG1格付けの古馬重賞では3月のばんえい記念に次ぐ大きなレースである。農林水産大臣賞典の冠が付くのもばんえい記念とこのレースのみ。毎年正月2日に行われ、全国発売となっており、普段ばんえいの馬券を発売しない各地の地方競馬場や場外馬券発売所でも発売され、風物詩となっている。
  荷物の重さもばんえい記念に次ぐ高重量で基礎重量が900kg前後。この重さになると成績より適性がものを言う。そして、過去10年1番人気が(1,1,3,5)と大苦戦。1番人気が10連敗していた時期もあった。人気薄でもしばしば連対し、全国発売にしてはハードルの高い難解レースとなっている。しかし、2~4番人気の馬は必ず絡んできており、軸はしっかり見定めたい。
  高重量戦だけあって、高齢馬が有利で9歳以上の馬が7勝している。牝馬はかつてフクイズミなどこのレースに強い馬もいたが、ここ7年間出走がない。騎手別では鈴木恵介騎手が4勝(うちオレノココロで3勝)と現役最多、藤野俊一騎手、藤本匠騎手が3勝で続く。

今回のみどころ
  例年正月2日のお楽しみレース。今年はなかなかお祭り騒ぎというわけにはいかないが、今年こそは競馬でも楽しめる日々が来ることを願って。
  年が明けて、各馬年齢が1歳加えられ、オレノココロ、コウシュハウンカイといった常連はもう11歳になる。しかしまだまだ現役、それどころか今でも中心的存在である。特に年を重ねてこそ味の出る高重量戦。このレースそれぞれ複数回優勝しているオレノココロ、コウシュハウンカイの両雄に、どの馬が立ち向かっていくか。そろそろ本気を出したいセンゴクエース、そして明け7歳勢のミノルシャープ、メジロゴーリキあたりが十分力をつけてきており、熱いレースを期待したい。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハウンカイ:百戦錬磨のこの馬もいよいよ明けて11歳。帯広記念は過去4回出走し、2018年と昨年2020年の2回優勝している。特に昨年優勝した時と今回は臨戦過程がほぼ同じ。920kgも同じ斤量。今年はドリームエイジカップなどでは敗れているが、ハンデ差が大きかったのと調整段階で100%の力ではなかったというところ。若馬勢が引っ張るペースにしっかりついていければ、あとはこの馬の力でゴールまで持って行きそう。
 2 ミノルシャープ:昨年に続いて2回目の帯広記念。昨年は最初に障害を仕掛けたが、さすがに重い荷物に苦労し、最後はスタミナ切れとなり、6着だった。その後、今シーズンは特に前半に重賞3勝の大活躍。荷物が軽めだったここともあるが、元々の先行力に最後の粘りも増し、強さを見せた。秋以降は体調を崩したようで、本来の走りができず大敗が続いているが、大きく減らしていた馬体重は徐々に回復し徐々に取り戻している。じっくり追えれば。
 3 ソウクンボーイ:この馬も明け11歳。帯広記念は4度目の出走。昨年は後方からじっくり追って、最後は3着に食い込んでいる。普段は自己条件のオープン下位クラスあたりでも若馬のスピードについていけず、障害も上がれず苦戦しているが、重賞、それも重量戦になるとひょっこり顔を出しては見せ場を作っている。脚質は完全に追い込みタイプ。特に重量適性があるというわけではなさそうで、マイペースの走りで、最後落ちてきた馬たちを拾っていく。
 4 キタノユウジロウ:明け6歳馬でメンバー中最も若い。帯広記念は初挑戦。これまでも850kgの北見記念が最重量で今回の890kgは全くの未知数。しかし北見記念では重い荷物ながらも積極的に攻めて、直線で一旦先頭に立つなど見せ場を作った。最後は5着だったが、勝ち馬に1秒5差の僅差。障害力には自信をもっており、もし今回の重さで積極的に行って、スムーズに坂を上げてくるようだと大駆けもあり得る。最後の粘りもありそう。
 5 シンザンボーイ:明け10歳になる。帯広記念は4度目の挑戦。これまでは一昨年の4着が最高成績。重賞は昨年の北見記念1勝だが、時折重賞に顔を出しては存在感を示している。秋は種牡馬になるための検査や、転厩など、馬にとって環境の変わりレースに集中できなかった部分があるようだ。前走もマイナス32kgの馬体重であった。体調が戻っていれば、落ち着いて走れるここならある程度勝負にはなりそうだが。控えてじっくり攻めたい。
 6 オレノココロ:ばんえい界の盟主もいよいよ明けて11歳。帯広記念は過去5回出走し3度優勝と実績は抜群。今シーズンは夏を完全休養に充て、レースを絞っていることもあり、重賞こそ未勝利だが、それでも着外に沈むことはないし、特別戦では力を見せている。少なくとも年齢による衰えは全く見えない。ただそろそろ勝ちたいところだろう。最近は直線でも走れる馬が多いので遅れると逆転は厳しい。障害を上げるタイミングがものをいいそう。
 7 センゴクエース:帯広記念は3度目の出走。一昨年の2着が最高成績。若馬時分からその素質が期待されていたが、障害が苦手とということもあって伸び悩んでいた。しかしここ数戦は障害もしっかり上げてきており調子は良さそう。ただ馬体重が漸減しているのは気がかり、動きが軽くなったとも言えるが、重量戦のこのレースで力は出せるのか。障害で崩れなければ多少遅れても立て直すことは可能なので、立ち後れても落ち着いて対応したい。
 8 メジロゴーリキ:帯広記念は初出走。元々力は持っている馬と思われるが、これまでやや調子を崩していたこともあり重量戦は回避してきた。今年度も成績は上がっていなかったが850kgの北見記念で逃げ切り勝ち、そしてここで満を持して出走してきた。直前に軽量戦の地吹雪賞に出走し5着ながら0分57秒で疾走、いきなり400kgもの荷物の増量になるが、今回に向けての調整ともいえよう。思い切って攻めれば、逃げ切りのチャンスも。

展開予想
  重賞としてはいつものメンバーという感じだが、キタノユウジロウとメジロゴーリキが初出走。いずれも勢いがあり、これらを含め展開がどうなるか。前に行きそうなのはメジロゴーリキとミノルシャープだが、ミノルシャープは本来の体調がどこまで戻っているか。それによって控えて行くことも。そうすればメジロゴーリキがスピードに乗って単騎で行くことになりそう。楽に逃げられるようだと後の粘りが生きる。ペースが落ち着けばコウシュハウンカイ、そしてオレノココロ、センゴクエースも前に詰めてくるか。馬場が渋いので、障害をひと腰で越えられる馬は限られそう。コウシュハウンカイは止まらずに押し切りたい。オレノココロやセンゴクエースは崩れないことに徹するか。いずれにしても、前半楽に行けた馬が後半での追い比べで残りそう。

【はむ!の見解まとめ】
  昨年あたりは実績馬と若馬の力の差はあったイメージだが、今年はかなり力は接近してきていると見る。ただ900kg前後の荷物ともなると、やはり経験値がものを言うか。しかし波乱も多いレース、どうしても一ひねりしたい。
  そこで本欄では◎(1)コウシュハウンカイをもう一度狙いたい。どうしても決め手やハンデで不利に思われがちだが、このレース2勝の実績は伊達ではない。昨年も全く同じ条件で勝利しているし、渋めの微妙な馬場なら、安定した走りできるこの馬を軸にできる。
  対抗には、こちらも思い切って○(8)メジロゴーリキを持ってきた。北見記念での逃げ切りはやはりこの馬が力を持っているところを見せた。前走スピードレースを使って、弾みを付けてここに臨んでくる。障害力もあるので一発ありそう。▲(7)センゴクエースもここにきて充実してきた。障害には相変わらず不安は残るが、じっくり時間をかけて攻めれば多少遅れてもここは高重量戦、じわじわ前に追いつくことは可能だ。落ち着いて行ければ。
  △(6)オレノココロもここまで評価を下げる状況では全くなく、その強さは認めるところであり、この馬の本来の走りをすればあっさり勝ちそうだが、それでも今シーズン勝ちきれないのはやはり若馬の流れに乗れていないからと見る。着外になることは考えにくいので、軸の押さえに。あとはミノルシャープがどこまで戻っているか。本来の走りをすれば先行逃げ切りの勝ちパターンに入るが、ハンデもキツい。それなら、さらに1歳下の注(5)キタノユウジロウ方が気楽に走れる分大駆けの可能性もある。(2)ミノルシャープはさらにその次の評価とした。
はむ!の馬券狙いどころ:
  ようやくヤングチャンピオンシップでプラスに持って行けたので、年明けのこのレースでしっかりつないでいきたい。決して欲張らずに。
  8頭立てなので絞っていきたいが、波乱含みのレースならどの馬から入るのも冒険のような感じがする。コウシュハウンカイを軸に印を打ったものから手広く。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 1=8,7,6 1頭軸マルチ 合計18通り 各100円
      1→8,7,6→8,7,6,5,2 合計12通り 各100円
  馬複 1=8,7 8=7 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 1 700円
  ワイド 8=1,7,6,5 5=1,7,6 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、3日に行われる天馬賞の終了後合わせて数日後に報告したいと思います。

【コラム】2021年ばんえい
  昨年は本当に厳しくつらい年でした。そんな中、ばんえい競馬に関しては関係者の皆さんの努力があって、人数を絞りながらも観客を入れてレースを実施することができ、そして全国のファンの支えにより史上最高の売上となりました。苦しいころから見ている筆者としては、感無量です。一方、個人的には、筆者のまわりも厳しい状況が続き、なかなかゆっくり競馬を楽しめる状況ではありませんでした。今後早くこのような状況が改善し、日常が戻ることを願うのみです。筆者も頑張りますので、ばんえいファンの皆さんもめいめいの生活がうまくいきますように。

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