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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2013年3月23日土曜日

【はむ!のばんえい重賞大作戦】3/24ばんえい記念(今年度最終)(3/17ポプラ賞結果含む)

はむ!のばんえい多々雑感
  いよいよ今年度も大詰めになり公私ともにバタバタし始めています。今年度はばんえいの話題におつきあいいただきありがとうございました。来年度はどこまでできるかわかりませんがこのブログは続けていきたいと思っていますよ。ばんえいなどの話題で、いちファンとして地方競馬を盛り上げていきたいと思っていますのでどうぞよろしくお願いします。
  ところで、地方競馬全国協会(NAR)の公式サイト「地方競馬情報サイト」から毎週配信されていた動画コンテンツ「クリック!地方ケイバ」が4年間の配信を終えて中止となるとのこと。ばんえいを含む地方競馬の重賞の最新情報を初め、競馬場案内(ビュースポットやグルメガイドなど)や、馬券作戦、ジョッキー等のインタビュー、その他地方競馬に関する有効なコンテンツがコンパクトにまとめてあってわかりやすく、自分も毎週の更新を楽しみにしていました。浅野靖典、秋田奈津子の両キャスターの親しみの持てる語り口にも好感が持て、このサイトによって地方競馬を身近に感じるようになった人も少なからずいるはず。(少なくとも自分はそう。)事情はわかりませんがとても残念なことです。休止は「しばらくの間」とは言ってましたが、待っていたら復活するのでしょうか。地方競馬発展のためにもその日がすぐに来ることを祈っています。
  さて、この24日は今年度納めの大一番、ばんえい記念(BG1)の季節がやってきました。ばんえいでは最大格のレースで、ばんえいでは唯一の農林水産大臣賞典であり、大臣賞とも言われています。帯広競馬場ではこの日は1日お祭りのようになります。(自分は子に日に行ったことがないのでその雰囲気は想像でしかありませんが。)
  負担重量は最高重量、牡馬1000kg、牝馬980kgと1トンを引っ張るまさに最も力持ちの馬を決定するレースです。勝ちタイムも軽馬場だった去年の2分台を除けば、4分以上かかります。このレースを勝てるのは特別に強い馬のみです。過去を見ても同じ馬が連勝することが多くなっています。また若馬は全く歯が立たず、過去45年間で5歳以下の優勝は一度もありません。6歳馬が勝ったのも3頭のみでここ20年間では1頭もなし、あとは7歳以上です。展開のあやなどは関係なく、本当に力勝負で、最後まで持ちこたえた馬が勝ちというタフなレースで、それだけに見応えは十分です。
  今年はスター馬のカネサブラックやナリタボブサップの引退レースということもあって、有終の美を飾るのか、それとも世代交代があるのかという点も注目です。
  それではばんえい記念の予想です。(3月24日17:15発走。第11レースですので注意しましょう。)

はむ!の重賞予想大作戦(予想)
2013/03/24-11R 農林水産大臣賞典第45回ばんえい記念(BG1)
(はむ!の予想印)
◎ (1)カネサブラック
○ (6)キタノタイショウ
▲ (9)シベチャタイガー
△ (5)ギンガリュウセイ
注 (2)アアモンドヤワラ

(はむ!の見解)
  まずはここに出てくることだけでも大変なこと。10頭すべてに拍手を送りたいと思う。各馬持てる力をすべて出して、勝っても負けても悔いのないレースを期待したい。馬券も全部買いたいところだが、そういうわけにもいかないので、一応絞り込み予想しよう。
  本命はやっぱりカネサブラックしかいないだろう。このレースは過去の結果からみても、ちょいと出て勝てるものではない。これまでの実績からしても他の馬とは格が違う。障害力、スタミナ、スピードそれぞれの力のバランスがよく、ばん馬のお手本のような馬だ。近走負けているのは大きなハンデ差があったからで、掛け値なしのばんえい記念では実力どおりの力を発揮すれば勝つ可能性は高い。最内枠でも過去何度も勝っているし、馬場状態もオールマイティ。有終の美を飾れるか。
  一方、カネサブラックが敗れることがあるとすれば、勢いでポンと飛び出た馬が行ってしまった時だけだと思われる。
  その可能性があるのは新鋭キタノタイショウと見る。今年の重賞成績は1着1回、2着1回と4着が7回、最近では6連続4着と、いかにも馬券泣かせな成績となっている。これは勝ちきれないということもあるが、逆に言えばほとんど崩れず好走しているとも取れる。7歳馬で、ばんえい記念としては若く、初の1000kgの重量でどこまでやれるかは全く未知数であるが、正月の帯広記念では910kgで4着に入っているので重量は克服しつつあるのではないか。障害をなんとかうまくクリアして、あとはこの馬ならではの切れ味をゴール前まで持続させることができれば、勝つチャンスがないわけではないと思われる。新しい世代のリーダーの誕生を願って対抗評価にした。
  単穴の3番手評価には、今年度の岩見沢記念3着、北見記念2着と格上挑戦の重賞でいつも好走しているシベチャタイガーを推してみたい。いつも果敢な挑戦ながら、見せ場のあるレースを展開しており、高重量戦が得意であることを伺わせる。900kgを引っ張った正月の帯広記念では9着に敗れたが、このときは障害越えあと少しのところで膝を折ったのが敗因。そこを立て直して、他の馬より先手を取れれば、一気にゴールまで流れ込むこともあり得る。馬主はJRAで昨年度の有馬記念を勝ったゴールドシップと同じ。力は未知数ではあるが夢を買うには十分な馬の1頭である。
  今年度の重賞戦線で特に好成績を上げてきたのがギンガリュウセイ。今年度は1番人気には全くならなかったが重賞2勝。常に人気よりも上位の走りを見せる。帯広記念でも910kgでカネサブラックに迫る好走を見せている。今回は引退予定馬2頭に次いで3番人気くらいになりそうか。この馬の展開はなかなか読めず、どうしても予想の中心に置くのは難しい。ここ何走かは凡走しており、気分が乗らないと力が出ないところがある。逆に言えば自在の脚質で相手なりに走れるということだろうが、この馬も1000kgのばんえい記念は初めて。どこまで自分のペースで行けるかだろう。中枠に入ったのは好材料か。馬券的には押さえで。
  大穴狙いなら、2階級下のクラスながら、昨年に引き続き挑戦してきたアアモンドヤワラを3連複か3連単の連下あたりに置いてみるのも妙味か。この馬は時々とんでもない大穴を演出することがある。接戦になればなるほど底力を発揮できるタイプだ。前回のばんえい記念は6着。しかしそうそうたるメンバーを相手に好走したと言える。乾いた馬場で時計のかかるレースになった時、前でもたつく馬を拾いながら最後まで歩ききれば高配当を演出するかも。
  その他では、穴人気になりそうなのはホッカイヒカル。昨年は4着と好走している。典型的な差し馬もばんえい記念ほどゆっくりしたペースになれば、前を行く馬とは差はなく第2障害までは取り付けるだろう。ただ帯広記念で失速したように、中間で足を使いすぎると最後までもたないこともある。人気するようなら切ってみるのも一つの作戦か。
  それなら、逆にフクドリの方が気になる。軽重量、軽馬場得意のスピード系の馬のイメージがあるが、今年度の岩見沢記念2着、北見記念3着など高重量戦でも粘っている。ここに果敢に挑戦してきたのも自信あってのことだろう。持ち前の勝負強さが出れば。
  カネサブラックとともにもう一頭ラストランとなるナリタボブサップを忘れているのではと言われそうだ。もちろん、人気、実力両面で活躍し一時代を築いたボブサップには敬意を表する。本レースも応援したい。障害のうまさには定評があり、他の馬を引き離してセーフティリードにまで持って行ければ勝つチャンスはあるが、他の馬も黙ってはいないだろうし、接戦になれば最後の脚がないだけに、最近の調子からしても逃げ切りは難しいのではと見ている。
  ホクショウダイヤも切れ味は持っているだけに大駆けの可能性はあり、気になる馬ではあるが、今回は馬場も渋めが予想され、近走の内容からしてもついていくのがやっとではないか。障害を先に越えられるような状況になれば善戦もあり得るが。
  テンマデトドケは近走いいところがなく、いかにも出ることに意義があるという感じではある。昨年12月のドリームエイジカップの内から一気のレースの印象がずっと残るが、今回のような重量を背負ってはそれも困難ではないか。若手長澤騎手のお手馬で思い切った騎乗を期待したいところ。まだ今後の成長の余地はあるのでここで経験値を上げておきたいところだろう。
  ばんえいの最大の祭典、ばんえい記念なので、一応すべての馬にコメントしてみた。本来なら全馬の単勝でも買って現場観戦して、ばんえいの醍醐味を味わいたいところだ。歴史に残るレースが展開されることを期待する。

(馬券)
三連単 1→6,9,5,2→6,9,5,2,7 16通り各200円
三連単 1→6,9,5→6,9,5,7,4 12通り各100円
三連単 6,9,5→1→6,9,5,2,7 12通り各100円
三連単 5,6→5,6,9→1 4通り各100円
----------------------------------------------
合計 6000円

  応援馬券で全部の組み合わせを買いたいところだが、そこは競馬。やはり勝負が必要である。今回はカネサブラック1着固定で相手は絞りこんで厚めに、押さえでカネサの2着又は3着固定。しかしその場合は1着の馬を絞り込む。という作戦でいこう。今までの赤字を取り戻すような配当は望めないが(そもそも外れる確率も大きいが)、馬券面においても今年度の締めくくりにふさわしくやっていきたいと思います。あとはレースそのものを楽しみましょう。


  続きまして、前回の重賞の結果と、前回までの収支決算です。

はむ!の重賞予想大作戦
2013/03/17-10R 第34回ポプラ賞(BG3)・・・結果
1着 10 ニュータカラコマ
2着 9 フジダイビクトリー
3着 6 テンカムソウ
単勝 10 1,360円
馬単 10-9 10,850円
三連単 10-9-6 306,750円
でした。(動画) 

(感想)
  今年度9月に銀河賞(BG2)で優勝した伏兵ニュータカラコマが大外枠から差しを決め、ポプラ賞を制した。3連単30万馬券の大荒れだった。
  1番人気はなんと4歳の上がり馬ワールドピサ。トップハンデのオイドンは3番人気と、当初から波乱を予感させるようなスタートであった。レース展開は人気薄のテンカムソウが出足よくダッシュ。第1障害を越えてからは予想通りフジダイビクトリーが前に行く展開。人気のワールドピサもこれについていく。そして内枠からオイドンも早めに前に出ようとする。そして各馬第2障害へ。
  フジダイビクトリーがまず先頭で第2障害をほぼひと腰でクリア。逃げ切り態勢へ。ワールドピサもこれに続く。テンカムソウもやや苦手の障害ながら出足がよかった余裕をもって越えることができ、前2頭を追う。そしてこの3頭のマッチレースの様相となった。しかし、大外10番枠でこちらも近走障害を越えるのに苦労していたニュータカラコマがふらつきながらも障害を4番手あたりでクリア。降りてしまえばスピードは一流のものを持っている馬であり、770kgのばんえい重量もなんのその。前3頭を一気の捲りで追い抜き、そのままの脚でゴールイン。2年前のイレネー記念馬の実力をここで見せつけた。
  2着にはフジダイビクトリーが粘って入った。この馬が負けるとしたら後ろから一気に来る馬と思われ、それはオイドンではないかと予想されたが、逆方向から同じ5歳馬のライバル・ニュータカラコマにやられた。しかし、自分の競馬はできたのではないか。
  結局3着に粘り込んだのは4歳馬からテンカムソウ。この馬も障害が課題で、特に今回のレースは厳しいのではと思われたが、調子もあがってきていたのだろう。外枠2頭の力を上手く利用しながら、障害を上手く越えていった。乾き始めた馬場も味方したかもしれない。時々馬券圏内に入ってきて一発のある馬であるが、ここでその力を発揮した形だ。
  1番人気のワールドピサもさすがに最後は伸びず4着に終わったが、ここでこの走りができたことは、決して力の差はないことを証明した。。
  注目のオイドンは5番手追走が精一杯で、最後はいっぱいになりストップ。そこを後ろからきたブラックパール、ニシキエーカンにかわされ7着。やはりハンデがこたえたか。ただ、10kg少ないだけのニュータカラコマが素晴らしい走りを見せただけにやや残念な結果だ。
  2番人気のブラックパールは展開が向かなかったか。この欄で注目したニシキエーカンも前半から置いて行かれた感じ。しかしこの両頭は最後は鋭い追い込みの脚を見せており、今後さらに力をつけていけば将来が楽しみになりそうだ。
  4歳馬対5歳馬は結局これまでの傾向と同様に5歳馬が勝利。貫禄を見せた。やはりばんえいの場合は齢を重ねる方が力を出せるということだろうか。5歳馬にとっては世代重賞はこれが最後。後は古馬たちとの勝負が待っている。一方4歳馬たちも同世代戦のほか古馬との対戦も増えてくるだろう。今後の各馬の成長に注目したい。

(馬券)
三連単 9=1,8,4,2(軸1頭マルチ) 36通り各100円
三連単 9,1→9,1,8,4→9,1,8,4,2,5 24通り各100円
----------------------------------------------
合計 6000円 的中なし

  30万馬券?無理無理。テンカムソウが第2障害を降りた時点で、これは今回あきらめだなと思ったところに、買ってないニュータカラコマまでがやってきて、惜しいどころかかすりもしない馬券になってしまった。ニュータカラコマは力のある馬だと思うし、いつかは来るとは思っていたが、ここで来るか?という感じだ。


はむ!の2012年度ばんえい重賞大作戦収支決算(3/10イレネー記念まで)
月日 レース名
勝馬 投入 的中 収支 今年度収支
4/29 第6回ばんえい十勝オッズパーク杯  BG2 ホッカイヒカル 6000 7950 +1950 +1950
6/17 第43回旭川記念 BG3 カネサブラック 6000 1290 -4710 -2760
6/24 第6回柏林賞 BG3 フジダイビクトリー 6000 0 -6000 -8760
7/15 第20回北斗賞 BG3 キタノタイショウ 6000 0 -6000 -14760
7/29 第24回はまなす賞 BG3 オイドン 6000 0 -6000 -20760
8/12 第24回ばんえいグランプリ BG1 ギンカリュウセイ 6000 3800 -2200 -22960
8/26 第37回ばんえい大賞典 BG3 ブラックボス 6000 640 -5460 -28420
9/16 第20回銀河賞 BG2 ニュータカラコマ 6000 0 -6000 -34420
9/30 第48回岩見沢記念 BG2 カネサブラック 6000 0 -6000 -40420
10/14 第35回ナナカマド賞 BG3 ショウチシマシタ 6000 3700 -2300 -42720
10/28 第33回北見記念 BG2 ギンガリュウセイ 6000 2100 -3900 -46620
11/4 第37回ばんえい菊花賞 BG2 ニシキウンカイ 6000 27360 +21360 -25260
11/11 第37回クインカップ BG3 マリンチャンス 6000 0 -6000 -31260
12/2 第37回ばんえいオークス BG1 タカラハヤヒメ 6000 0 -6000 -37260
12/16 第3回ドリームエイジカップ BG3 テンマデトドケ 6000 0 -6000 -43260
12/23 第41回ばんえいダービー BG1 アサヒリュウセイ 6000 0 -6000 -49260
12/30 第14回ヤングチャンピオンシップ BG2 ソウクンボーイ 6000 1670 -4330 -53590
1/2 第35回帯広記念 BG1 カネサブラック 6000 0 -6000 -59590
1/3 第6回天馬賞 BG1 オイドン 6000 4150 -1850 -61440
1/27 第23回ヒロインズカップ BG2 ブラックパール 6000 0 -6000 -67440
2/17 第38回黒ユリ賞 BG2 ナナノチカラ 6000 23700 +17700 -49740
3/3 第34回チャンピオンカップ BG2 ホッカイヒカル 6000 0 -6000 -55740
3/10 第44回イレネー記念 BG1 ショウチシマシタ 6000 8020 +2020 -53720
3/17 第34回ポプラ賞 BG3 ニュータカラコマ 6000 0 -6000 -59720
3/24 第45回ばんえい記念 BG1 6000

  ばんえい記念の前にもう少し戻しておきたかったけど・・・しょうがないね。ばんえい記念頑張りましょう。

  ばんえい記念の結果や今年度の最終結果など次回の記事については、ちょっとバタバタしていますので、少し遅れるかもしれません。次年度開催がは4月14日からですからそれまでには書きたいと思います。

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