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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2015年10月14日水曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第38回ナナカマド賞(2015/10/12)

  10月のいわゆる連休は、競馬関係のイベントも賑やかに行われました。ばんえい関係に絞ると、帯広競馬場では、ばん馬まつりが行われ、人間がソリを引っ張る人間ばんば大会や花火大会などで盛り上がり、一方、JRA東京競馬場でもばんえい十勝フェアが開かれた模様です。ばんえい以外では、前記事で書いた盛岡の南部杯があり(今年は1番人気ベストウォーリアが連覇しました。)、そしてJRAの月曜開催があって、ディープなファンなら存分に競馬を楽しめたものだと思われます。(余談:ディープと言えばJRAの毎日王冠はディープインパクト産駒が10頭も出るという圧巻。)
  帯広競馬場は土曜日は1万人以上の入場者が来場しました。普段なら千~二千人程度なので、いかに盛り上がったがわかります。これだけ盛り上がるのだから、さぞこの3日間のばんえいの売上が伸びていると思いきや、おやおや通常の開催週より売上が少なくなっています。これには理由があります。まず、土・日。これらの入場者は花火やイベントが目的の人たちが多く、それらは家族連れなどが中心で、馬券は買わないか買っても少額という人たちです。そして普段買う人は、この連休は(他のレジャー、あるいは収穫時期の農作業など)いろいろ忙しかったりします。
  また、この月曜日はさらに大きく売上を減らしました。これにも理由があります。このことについてはまた次の機会のコラムで述べたいと思いますが、この月曜日の目減りを少なくするのがばんえいの大きな課題と筆者は考えています。
  そんなこんなで、12日に行われたばんえい重賞・ナナカマド賞の回顧にいきます。

ばんえい重賞レース回顧
第38回ナナカマド賞(BG3)-2015年10月12日-10R 200m直 曇 2.1%
  1着 (3)フウジンライデン 1分37秒2
  2着○(4)サクラダイチ
  3着 (9)リュウセイイチバン
単勝 3 390円 三連単 3-4-9 22,080円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  2歳馬にとっての初めての重賞・ナナカマド賞は2番人気フウジンライデンが障害を抜け出してからそのまま逃げ切って優勝した。2着はこれに最後まで追いすがったサクラダイチ。3着には外枠から追ってきたリュウセイイチバンが入った。
  馬場状態はこの週の大雨と前日も雨が降り、かなり軽くなっていた。レース序盤は各馬スピードに乗って進む。中間はヒカルナナヒメ、フウジンライデンあたりが前を伺うが、第2障害手前では全馬一斉に並んでよーいドンの展開。先に仕掛けたのはヒカルナナヒメだったが、障害越えあと一歩でストップ。その間に内側のフウジンライデンとサクラダイチが障害を上手く越えて、この2頭が先頭争い。次いでエアーシップ、リュウセイイチバンが降りた。先頭争いはフウジンライデンが徐々にサクラダイチを引き離し、最後はさすがにスピードは落ちてきたものの、粘りきってゴール。終わってみれば強さを見せた勝ち方となった。サクラダイチも勝ち馬に大きく離されず追いすがり2着。その後続は、リュウセイイチバンが前の2頭をしっかり追ってエアーシップら後続を押さえて3着に入った。1番人気のキタノリュウキは中盤から遅れはじめ、障害は上手く越えたもののその後も行き脚が付かず6着に終わった。また牝馬勢も9着、10着と全く歯が立たなかった。

次走へのひとことメモ
  フウジンライデン(1着):これまでは比較的控えて行って最後の切れ味で勝負していたが、今回は一変。積極的に行って障害もひと腰、そして最後まで粘りきるというレースを見せた。脚質の転換というより、馬の調子が良かったのだろう。軽馬場もこの馬に合っていたようだ。この後はハンデの加重もあるが、相手が比較的楽な南北海道産駒特別を使い、暮れのヤングチャンピオンシップで2冠を目指すことになるだろう。
  サクラダイチ(2着):しっかり走りきり2着を確保した。レースぶりも堅実でいぶし銀的存在になりつつある。増えてこなかった馬体重もここにきて増加し始め、これから力をつけてくればさらに強くなりそうだ。このあたりで一息入れたいところでもあるが、11月早々には強力なライバルたちが集まる十勝産駒特別があり、やはり負けられないところ。
  リュウセイイチバン(3着):これまで休みながら使っていたのはこのレースに照準を合わせていたのだろう。鈴木騎手の手綱捌きもあって、スムーズな走りを見せていた。今後のローテーションは難しいが、やはり十勝産駒特別が当面の目標だろう。
  ツルイテンリュウ(4着):障害はややもたついたが、降りてからの脚はこの馬が最も速かったように見える。ここにきて馬体重の32kg増で好調だったと考えられる。スピードがありながらも障害苦手な馬なので、いつ走るかを見極めるのがなかなか難しいが、今回のような走りをすれば手強い。この後の目標は釧路産駒特別か。曲者が多いので正念場だ。
  オトコギ(5着):今回は急遽繰り上げ出場、しかも大外枠と不利な条件は多くあったが、最後の切符をつかんだ幸運をそのまま生かし、しっかりした末脚で掲示板まで粘りこんだ。この馬は帯広生まれ、次の目標はやはり十勝産駒特別だろう。

  その他では、遅れを取った1番人気のキタノリュウキ(6着)は今回馬体重の大幅減でパドックでの様子も良くなかった。体調が良くなかったか。立て直しに期待。エアーシップ(7着)は最後詰まって順位を落としたが積極的なレースをした結果なので仕方ないだろう。牝馬勢(ヒカルナナヒメ(9着)グレースゴールド(10着))は期待されたが振るわなかった。やはり重賞では牝馬は力不足なのか。それぞれの産地別特別でレース勘を養うことになる。

はむ!の予想結果(>д<;)
  キタノリュウキの馬体重が-26kgと発表されたのはもう馬券を買った後。それでも期待したがやはりダメだった。サクラダイチが善戦しただけに残念。と言いながらフウジンライデンはあまり買ってないので、いずれにしても負け。馬券の買い方も下手だが、今回は予想も全く見当違い。最近本当に当たらなくなっている。考え直さねば。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、次のばんえい重賞は2週後10月25日北見記念(BG2)です。次は日曜日に戻ります。前日までにはまた重賞予想を書きます。引き続きよろしくお願いします。

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