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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年8月12日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第29回ばんえいグランプリ(8/13)

  さて今週はいよいよ夏の大一番、ファン投票選抜によるBG1レース・ばんえいグランプリです。早速予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第29回ばんえいグランプリ(BG1)
(2017年8月13日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
ニュータカラコマ 牡9 810 藤野俊 尾瀬富 鹿毛 差 3位
センゴクエース 牡5 810 大河和 槻舘重 鹿毛 先 2位
コウシュハウンカイ 牡7 810 藤本匠 松井浩 栗毛 先 4位
オレノココロ 牡7 810 鈴木恵 槻舘重 青毛 差 1位
  サクラリュウ 牡7 810 菊池一 金山明 鹿毛 逃 8位
  キサラキク 牝6 790 阿部武 金田勇 芦毛 差 7位
  カイシンゲキ 牡6 810 村上章 槻舘重 鹿毛 先
  セイコークイン 牝7 790 西将太 岡田定 鹿毛 追 19位
フジダイビクトリー 牡9 810 松田道 中島敏 栗毛 逃 4位
  10 シンザンボーイ 牡6 800 竹ケ茉 坂本東 栗毛 先
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえいグランプリ・傾向と対策?
  ファン投票選抜によるばんえい夏シーズン唯一のG1レース、グランプリ。下位ランクの馬でもファンに人気のある馬が時折登場することもあるが、基本的には古馬オープンのトップクラスが出そろう。従って、旭川記念、北斗賞と続いてきた夏シーズンの古馬重賞戦線の延長で総仕上げ的レースと考えて良い。しかしながら過去10年を見ると、旭川記念優勝馬、北斗賞優勝馬はいずれも2勝しかしておらず、直結しているとは言いがたい。また1番人気も(2,2,0,6)と怪しい。ファン投票1位の優勝も帯広開催以降8年前のフクイズミ1頭のみ。あの重賞歴代最多勝のカネサブラックはこのレースは勝てなかった。ただ連対馬を見ると多くが5番人気以内の馬で占めており、実力馬がしのぎを削り順位が入れ替わるというイメージだ。各馬がこのレースに照準を合わせて勝負にきているのがわかる。あとは季節的に強い馬の台頭もある。騎手では重賞50勝以上を挙げている大河原騎手がこのレースの優勝がない。牝馬の優勝も時折あったが帯広開催以降はフクイズミのみ。
  さて、今回はファン投票堂々の1位で連覇を狙うオレノココロがやはり最も注目。今年はばんえい記念優勝後、旭川記念でも優勝、その後はハンデもあって一息ついているが、当然BG1では実力ナンバー1の馬として負けられないところ。これに対して、ファン投票2位の5歳馬センゴクエース、ファン投票3位で北斗賞を勝ったニュータカラコマ、それにグランプリ過去2回優勝したフジダイビクトリー、そして今年度最初の重賞オッズパーク杯で優勝したコウシュハウンカイらが虎視眈々とグランプリの座を目指す。なお、雨の予報が出て馬場は軽くなることが想定されておりこのあたりも微妙な影響があるか。

各馬寸評
 1 ニュータカラコマ:先行力障害力ともに抜群で、常に馬券圏内に絡んでくるほど安定した走りがこの馬のモットー。但し、重賞では詰めの甘さが見られていた。しかし北斗賞では逆に突き放して勝つなど流れに乗っており目下絶好調。グランプリは過去3着、2着が1回ずつ。次はグランプリホースの座を奪いたいところ。端枠は苦にはしていない。
 2 センゴクエース:期待の5歳馬、古馬戦線に入ってオープン馬の壁に挑戦しているところ。当初は障害などで苦労したが、前回重賞の北斗賞では軽馬場の中、鋭い追い込みで馬券圏内まであと一歩の所まで迫った。前走の特別戦でも末脚炸裂し勝利。やはり力は非凡なものを持っている。過去1頭しかいない5歳馬のグランプリ制覇を目指す。
 3 コウシュハウンカイ:重賞は常連中の常連。強い7歳馬の一角。堅実な走りで崩れが少ない。一方よく指摘されるのが詰めの甘さ。決してスピードが落ちるわけではないが、他の馬の切れ味の前に競り負けることがしばしば。オッズパーク杯優勝後のここ3走も2着が3回続いている。今回は少し間を開けたローテーションでG1勝ちを目指す。
 4 オレノココロ:前回優勝馬。ファン投票は堂々1位で、3月のばんえい記念など重賞勝利を重ね、人気実力ともに現役最強馬と言って良い。障害は決して上手い方ではないが、出遅れても追いつけるだけの平地の脚力を持っている。但し、ここ2戦のように早いペースになると追いつき切れないことも。ファン投票1位の馬が勝てないというジンクスにも挑む。
 5 サクラリュウ:重賞では繰り上がり出走が多く、参加することに意義があるイメージであったが、今回は賞金ランクで出走権を取ってここに挑戦してきた。ファン投票も8位でなかなかの人気。とにかくこの馬は先行させればかなりしぶとい。障害で他馬が苦しむ間に先に抜け出せれば、今年正月の帯広記念のような見せ場も作れそう。重めの馬場が望みか。
 6 キサラキク:牡馬と渡り合える力は十分持っているが、重賞になるとやや力不足感があり序盤から後手に回ることが多い。近走は障害での反応も良くないことがあり壁に当たっているイメージだ。体調維持が難しいのか馬体重の変動が多いのも心配。ただ牝馬らしくれ味は鋭いものを持っており、軽馬場になって障害を越えてくれば一発大駆けもあり得る。
 7 カイシンゲキ:グランプリは昨年に続き2回目、3,4歳時の活躍に比して、近走は大敗が続いており完全に古馬の壁に当たっているイメージだが、重賞戦線には必ず顔を出しレース勘を磨いている。減っていた馬体重も戻しつつあり、本来はレースセンスの良い馬で相手なりに走れて切れ味もある、調子が上がってくればもっと戦えるはず。
 8 セイコークイン:7歳牝馬、ナナノチカラら同世代のライバルたちの多くが引退したがこの馬はまだまだ元気に走り続ける。まだ重賞タイトルが取てれいないのが不思議なほど。ただ牡馬オープンたちに交るとさすがに厳しいレースが続いている。やはりスピードと切れ味で勝負する馬だけに余程の軽馬場になって展開が向かないと厳しいか。
 9 フジダイビクトリー:グランプリは4度目の登場、3年前と一昨年にこのレースを優勝している。今シーズンについては序盤一息ついてやや出遅れたが、調子は徐々に上向きつつある。この馬の特徴は、脚取りのしっかりした走りと、障害も力強く引っ張り上げるような力業にある。それでいて軽馬場でも好成績を挙げている。出足の遅さをカバーしたい。
 10 シンザンボーイ:アスリートが回避したため繰り上がり、重賞は昨年の天馬賞以来1年半ぶり。しかし今シーズンは好調でA1クラスで連勝中。中団からすっと抜け出すようなレースぶり、スピードタイプだが障害もこなせる。展開が向けば案外しぶとい。重量は未知数。今回鞍上は久々登場の竹ヶ原茉耶騎手、持ち前の積極的な騎乗で沸かせてほしい。

まとめ
  上位馬は拮抗しており、過去データを踏まえながらどのように勝負していくか。展開次第でいろいろなパターンが考えられる。
  本命党なら当然連覇を狙うオレノココロということになるが、当欄ではことごとくこの馬の評価を後ろ回しにしてきた。この馬の実力・人気とも認めるところだが、馬券検討ともなるとどうしても障害ミスのリスクがある上、ファン投票1位が苦戦しているなど特に今回は避けたいようなデータが揃う。雨予報で馬場が軽くなりそうなのも不安要素だ。この馬を含め有力馬の順位争いとなることが予想され、どこからでも入れそうだ。
  そこで当欄は今回はあえてオレノココロから入ってみたい。いつも不利な条件を克服してきて良い意味で裏切ってくれるのがこの馬。やはりそれが実力馬たるゆえんであろう。G1レースでハンデなしとなればやはり持っている力を見せつける可能性が強い。軽馬場になっても荷物が800kgを越えてくればやはり力勝負になるだろう。
  対抗選びは迷うところだが、同じ7歳のライバルコウシュハウンカイ。やはり安定度抜群なのが魅力、但し、力は持っていてもどうしても勝ちきれないところがあるのがこの馬の弱み。ただ今回は余裕を持ったローテーションで臨んできており今回は勝ちに来ているとも考えられる。
  単穴にはセンゴクエース。だいぶ古馬戦線にも慣れてきてこの馬らしい走りができるようになってきている。障害のミスがしばしば見られるので信頼はできないが一発の魅力は十分にある。軽馬場になりそうなのもこの馬には追い風だ。
  さらに北斗賞を勝ち勢いに乗るニュータカラコマが近走充実しており、馬券的な確度が高い。障害を確実に抜けてくるので安心して見られる。あとはどこまで粘れるか。この上位4頭は拮抗しているとみる。
  あとは、調子が上がって来たフジダイビクトリー、かつてこのレースを連覇した力を見せるか。意外に雨降り馬場は得意。牝馬キサラキクはやや気まぐれな面があるが、障害を越え流れに乗れればしぶとい。サクラリュウも先行力はあるが掲示板に残れるかどうか。

はむ!の馬券狙いどころ
  さすがグランプリ、こうやって一頭一頭取り上げていくと、どれも強そうで絞りきれない。上位4頭は強そうだが、フジダイあたりも突っ込んできそうな感じもある。ただ折角オレノココロを本命にするなら、そこを頭に厚めにしたい。ここ2戦ほど悔しい外し方をしているので、なんとか当てに行きたいものだ。あと、少し応援馬券などを買っているがそれは記念にということで。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連複 BOX 4,3,2,1 合計4通り 各600円
  三連単 フォーメーション
   4→3,2,1→3,2,1,9,6 合計12通り 各100円
   4→3,2,1→3,2,1(追加)合計6通り 各100円
  応援馬券(単+複)6 各200円 7,10 各100円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=4,3,1,5 5=4,3,1 合計7点 各100円
  合計5,700円で勝負! (残高84,110円-5,700円=78,410円)

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日後までに簡単に報告したいと思います。

はむ!のばんえいコラム
最近のばんえいの売上増の要因(4)
  ばんえいが売上増となることはもちろん悪いことではありません。そしてここ5年は年々売上が伸び続けているわけですから、その貢献度の高さからしてネット投票さまさまです。ただ、今後も売上が伸びて安定した運営がなされ、将来にわたって持続的にばんえい競馬が行われていけるようになるためには、さらに足元を固める必要があると思われます。広い意味では競馬の基盤となるあらゆる部分において改善されていかなければなりません。(馬の生産や育成、調教、騎手の騎乗、あるいは更に裏方的な馬場管理、馬具整備、馬の健康管理など・・これらの詳細はまた別の機会に述べるとして、)、やはりそのためにはばんえい競馬が広く理解されるとともに経営が安定すること、そしてその収入源となる馬券の売上を確保することが命題となってきます。
  馬券売上増の中で、やや心配なことは、ネットでの売上は増えているものの、競馬場や直営場外馬券場での売上は横ばいかやや下がり気味であることです。むろん今の時代ですから、ネット中心になっていくことは必然的なことです。ただネットで馬券を買うような人は、当然他の競馬場のレースもやるし、あるいはでネットを通じて他のことに金をつぎ込むかもしれません。それが証拠に、ばんえいの売上はJRAのレースのない月曜日の売上が多くなっているのです。つまり、ばんえい競馬が魅力がなくなれば、売上はあっという間に落ちることだって考えられるわけです。そういう人たちをつなぎ止めていく努力が必要なんだろうと思われます。(なんだか煮詰まってきましたのでこの話題は今回で一段落にしたいと思います。)

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