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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年8月11日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第30回ばんえいグランプリ(8/12)

金字塔
  先日、地方競馬のみならず日本の競馬の金字塔として、大井競馬場を中心として活躍する的場文男騎手が(2018年8月11日現在で)日本記録タイに並ぶ通算7,151勝をマークしました。新記録まであと1勝ですがこれもまもなくでしょう。昭和48年にデビューして以来多数の大けがを乗り越え40年以上コツコツ積み重ねた勝ち星、全く頭の上がらない思いです。しかもこの9月には62歳となるにも関わらず馬の上で飛び跳ねるような元気いっぱいの騎乗で、勝っても負けてもファンを魅了します。中央でも地方でも名騎手というのはいるものですが、最高のレジェンドといえばやはり的場騎手を置いてほかないでしょう。こんなベテランでもまだ宿題(37回挑戦して2着10回ながら未だ勝てていない東京ダービー制覇)が残っているようで、まだまだ区切りをつける気配はないようです。今後も地方競馬ファンとして応援していきたいものです。なお、2018年8月現在現役最年長騎手は川崎の森下博騎手(63歳)、ちなみにばんえい騎手の最年長は当欄でも時折話題にしている山本正彦騎手(61歳)です。いずれも騎乗回数は少ないもののしばしば活躍され馬券の友になっています。
  さて、ばんえいは夏シーズン唯一のBG1、ファン投票によるばんえいグランプリです。(いつものナイター重賞より5分早いので注意)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第30回ばんえいグランプリ(BG1)
(2018年8月12日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡8 810 鈴木恵 槻舘重 青毛 差 1位
キサラキク 牝7 790 阿部武 金田勇 芦毛 差 8位
  トレジャーハンター 牡11 810 長澤幸 金田勇 鹿毛 逃 11位
  カンシャノココロ 牡7 800 松田道 坂本東 鹿毛 先 3位
コウシュハウンカイ 牡8 810 藤本匠 松井浩 栗毛 先 5位
センゴクエース 牡6 810 工藤篤 槻舘重 鹿毛 差 2位
  ソウクンボーイ 牡8 810 村上章 西邑春 鹿毛 追 6位
  シンザンボーイ 牡7 800 西謙一 坂本東 栗毛 追 4位
フジダイビクトリー 牡10 810 西将太 中島敏 栗毛 逃 7位
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえいグランプリ」の概要と傾向
  ファン投票選抜により出走馬を決定する重賞で平成元年に創設、丁度30年目の年になる。(出走馬をファン投票により選抜する競馬のレースはJRAの有馬記念、宝塚記念、地方競馬ではホッカイドウ競馬の道営記念、岩手競馬の桐花賞、兵庫の園田金盃、佐賀の中島記念などがある)ファン投票なのでいつもの賞金上位以外からも選ばれる可能性はないわけではないが、結局は賞金上位が並ぶためいつもの古馬重賞メンバーということになることが多い。(過去には実績のあったライデンロックや毛色の美しいアオノレクサスなどがランク下位から選ばれたことがあるが成績は今一つ、今年もB1クラスで鹿駁毛のブチオがファン投票13位だったが出走に届かず。)
  ハンデ差も少ないレースなので実績上位馬が実力どおりに走るだろうというのが常識だが、そこは競馬。1番人気は(2,3,0,5)とやや怪しい。過去には重賞21勝の名馬カネサブラックはこのレースに5回出走して優勝がない(2着3回)など、時期的なものもあってか簡単には決まらないのがこのレース。但し、過去6年3着以内が全て5番人気以内に収まっており、大きく荒れることは少ない。(但し、2011年のニシキダイジンは7歳まで重賞は1勝のみでこのレースは8番人気であったが勝利。これきっかけに力を付けていった典型的な晩成型の馬であった。)
  ファン投票1位の馬は(1,1,1,6)と過去10年で勝ったのはフクイズミのみとこれも不思議なデータだ。牝馬は出走自体少ないが勝ち馬にアンローズ、フクイズミなどがおり力がある馬なら勝負になる。騎手では藤野騎手が5勝などベテラン騎手がまんべんなく勝っているが(今年は騎乗予定なし)、重賞通算50勝を挙げ昨年騎手を引退した大河原現調教師が現役時代このレースには勝てなかった。

今回のみどころ
  今や古馬戦線はオレノココロとコウシュハウンカイの8歳馬2頭が2強時代を作っているイメージではあるが、オレノココロがファン投票1位は勝てないというジンクスを破り2年ぶりのグランプリ制覇なるか。それともファン投票5位に甘んじたコウシュハウンカイが真の実力を見せつけるか。あるいはセンゴクエースら新興勢力の台頭はあるのか。はたまたこのレース2度優勝のフジダイビクトリーがもう一花咲かせるか。興味はつきない。出走権のあったマルミゴウカイはこのレースを回避し9頭立てとなった。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ファン投票は昨年に引き続き堂々の1位。グランプリは4度目の出走で一昨年は優勝しているが、昨年は3着に終わりその屈辱を晴らすことはできるか。夏になると体重を減らすなどこの馬にとっては季節的に苦手な時期のように思われる。しかしやはり実力上位。障害も切れている。ある程度時計がかかる展開なら一昨年のように十分差し切り可能。
 2 キサラキク:重賞戦線ではほとんど紅一点で頑張っている。7歳牝馬となり、毛色からなお一層かつてのフクイズミを彷彿とさせる。しかしまだ重量が厳しいのと、障害での苦戦が続いており結果は出せていない。ただ障害を越えさえすれば降りてからの脚は持っており見せ場を作ることもあり得る。前走の特別戦で久々に勝ち味を覚え一変に期待。軽馬場ならなお良い。
 3 トレジャーハンター:グランプリは4年ぶり3度目の出走。11歳馬になりさすがに勢いには陰りが見られるが、それでも上位をキープできるのは、この馬の粘り強さか。必ず先頭集団につけ見せ場までは作れる。あとはどこまで息が続くかだが、軽馬場にでもなれば粘りが生きて他の馬が追いつけきれない時もある。チャレンジャー精神で思い切ったレースを期待。
 4 カンシャノココロ:今年に入って古馬重賞戦線にしばしば参戦。着順上の結果は出ていないが、経験を積んで徐々に力を付けている印象。先行力、障害力ともある上、粘り強い走りはむしろ重賞向きであろう。今回はファン投票にも押し上げられて堂々の出走。ただここにきて体重が減り続けているのが懸念。前回も取消しており体調面がどうか。当日の馬体重に留意。
 5 コウシュハウンカイ:派手さがないためかファン投票は5位に甘んじたが、それでもばんえいを代表すると言っても過言ではない実力馬。とにかく堅実そのもの、更に今年は凄みも出てきた。これまで唯一の弱点だった詰めの甘さも見られず、むしろ先に他馬を生かせてもじっくり差し返すようなまさに横綱相撲を見せている。4度目の挑戦でグランプリ初制覇なるか。
 6 センゴクエース:古馬重賞もすっかり常連になってきた。人気も上昇で、ファン投票2位と期待も大きい。スピードも力も申し分ないが、ここにきて障害で手間取る場面も見られ、そこが勝ちきれない原因になっている。障害を意識すると前半の行きっぷりにも影響してくる。しかしトップクラスの馬の中で大敗はしていないので、流れをつかめれば抜け出しの場面も。
 7 ソウクンボーイ:素軽い走りと直線でのスピードがこの馬の持ち味であったが、今年出走したばんえい記念の好走あたりから高重量への適応力と新たな面が見え始めにわかに注目されてきている。ファン投票も6位。強い8歳世代の一頭として存在感を示せるか。ただ障害の苦手意識が見え隠れしており、ここをどのように克服していくか。軽馬場になれば大駆けも。
 8 シンザンボーイ:グランプリは昨年に引き続き2回目。今年はファンに推されての出走となり期待がかかる。重賞は未勝利で格的には見劣り感は否めないものの、オープン勝ちの実績もあり決して足りない馬ではない。切れ味で勝負するタイプながらある程度障害もこなせるので序盤から積極的に攻めて行っても面白いのではないか。馬体重の変動が大きく懸念材料。
 9 フジダイビクトリー:グランプリは5度目の出走。このレース連覇の経験もある実績馬。10歳になってもまだまだ元気だ。高重量が得意のように思われているが軽めの馬場もこなせる。障害も力で持って行くタイプでまず崩れることはない。切れ味にはやや欠けるが一旦失速しても差し返す力もある。他馬が苦しむような場面があればスルスルと抜け出してくることも。

【はむ!の見解まとめ】
  夏シーズン唯一のBG1、ソリにファンの夢を乗せてどの馬が先頭でゴールを駆け抜けるか。本州ほどではないとはいえ暑い夏をどのように乗り越えていけているかもカギ。夏バテしている馬がいればたとえ実力はあっても力が出せないのは過去の例をみても明らかだ。その後の秋シーズンに向けての古馬戦線などもにらみつつ、どこまで各馬が持てる力を発揮出来るかを見極めたい。なお、当地は金曜日の夜にまとまった雨が降っており馬場状態もポイントになりそう。
  しかしやはり上位馬の有利は動かないだろう。その中でも◎(5)コウシュハウンカイの最近の充実ぶりは圧巻だ。障害も安定しているし粘りも増している。今ならどのような展開になってもまず崩れることは考えにくい。あとはこれに迫る馬がいるかどうかだが、現状では厳しそう。唯一負かすことのできる馬がいるとすれば、やはり実績no.1でファン投票1位の○(1)オレノココロくらいか。夏は馬体重も減って決して得意な季節ではないようだが、それでも2年前は同じような状況でもしっかりした末脚で差し切り勝ち。伊達に重賞18勝もしている馬ではない。実力は上位。今年も2番手というより逆転候補と考えて良い。最内枠も今年の旭川記念で勝っており全く問題ない。実績馬▲(9)フジダイビクトリーは大きな舞台でこそ活躍する。先行力がありしぶとい粘り腰は侮れない。意外にも雨の降った軽馬場の方が最後まで走れそう。ファン投票2位の△(6)センゴクエースは力はありながら、少し後手に回ったり、障害などで手間取ったりする部分があるのがまだ若いところか。勢いがつけば最も怖い存在だが。他には、きっかけをつかみかけた注(2)キサラキク、鋭い末脚を持つ(7)ソウクンボーイらが展開次第では見せ場までありそう。しかし馬券圏内まではどうか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今年は(今年も)馬券的にはかなり出足が良くなく、マイナス街道まっしぐら。今回もまともに買えば安そうな配当が多い。ただ当たることも味わいたいので、取り返しに行くよりいつものペースでやっていこうと思う。
  今回は、3連単は頭はコウシュハとオレノココロに絞って、フジダイ、センゴクを少し絡める。あとはコウシュハからの枠複で。ワイドはフジダイとセンゴク、そしてキサラキクは応援馬券。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,1→5,1,9,6→5,1,9,6 合計12通り 各200円
      5→1,9,6→1,9,6,2,7 合計12通り 各100円
  枠複 5=1,8,6 合計3通り 各300円 合計4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 600円
  応援馬券(単+複)2 各200円
  ワイド 9=5,1,6 6=5,1 合計5点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告します。

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