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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年1月4日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第42回帯広記念(1/2)

ばんえい重賞レース回顧
第42回帯広記念(BG1)-2020年1月2日-10R 200m直 晴 1.6%
  1着注(3)コウシュハウンカイ(藤本匠) 2分44秒8
  2着○(1)オレノココロ
  3着 (7)ソウクンボーイ
   単勝 3 1,370円(5番人気) 馬複 1-3 770円 三連単 3-1-7 30,680円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2020年最初の重賞、第42回帯広記念は、今年度のグランプリ馬ながら5番人気となっていた明け10歳馬コウシュハウンカイが障害をひと腰で越え最後まで粘って勝利。このレースは2年ぶり2度目の帯広記念制覇となった。重賞はばんえいグランプリ以来今季2勝で通算13勝目。藤本匠騎手は今季重賞3勝で、帯広記念は一昨年同馬で優勝して以来2年ぶり3勝目、重賞通算71勝目。松井浩文調教師はこのレース実に7勝目、今季重賞3勝で通算63勝目。

レース振り返り
  年末年始の冬型の気圧配置により、帯広方面は気温は低いものの晴れて乾燥、力の要る重い馬場の上に、日暮れ前で向かい風が強くかなり走りにくそうな状況であった。
  レースは、高重量戦ならではのゆったりとしたペース。第1障害を各馬がしっかり越えて、それぞれが早めの刻みを入れながら進んだ。その中から想定どおりミノルシャープ、ゴールデンフウジンの6歳勢がやや前へ、ただペースが遅いため、他の各馬も出たり入ったりを繰り返しながらほとんど差がなくついていく。シンザンボーイ、ソウクンボーイといった後方から行くと思われた馬らも先頭集団へ。第2障害に向けさらにペースが落ちていった。そのままの流れで進み、第2障害手前に先着したのはミノルシャープ、しばらくしてシンザンボーイ、オレノココロといったところが続き、他の馬も相次いで到着。全く横一線に並んだ。ここまで89秒とかなりのスローペース。
  各馬十分に溜めてから、障害を先に仕掛けたのがミノルシャープ、続いて最内枠からオレノココロ、センゴクエースが障害に挑戦した。それぞれ天板近くまできたところで相次いで膝を折っては立て直しの繰り返しで苦心。シンザンボーイ、ソウクンボーイ、ゴールデンフウジンも相次いで障害に挑戦するがいずれも坂の天板手前で立ち止まった。各馬障害で苦しむ中、最後方から障害を攻めたのがコウシュハウンカイ。じわじわとせり上がるように坂を登り、ひと腰で障害をクリア。立て直したミノルシャープと並んで第2障害を越えた。その次にオレノココロが立て直して障害を越えて前を追う。後続は大きく離れされた。
  先頭争いはコウシュハウンカイがミノルシャープを押さえてわずかに先頭へ、オレノココロは3馬身差からじわじわと前に接近する。残り30mを切ったあたりでミノルシャープが遅れ始め、その後立ち止まり脱落、これをオレノココロがかわしさらにコウシュハウンカイに迫る勢い、2頭の一騎打ちへ。残り20mで2馬身差、残り10m手前で1馬身差に迫った。さらにオレノココロが半馬身差近くまで迫ったが残り10mを切ったところで一杯になり立ち止まった。コウシュハウンカイもゴール前でかなり厳しくなったが必死で歩ききり、ゴールを先頭で駆け抜けた。1番人気オレノココロも最後で立て直すが時既に遅く2着。3着争いはミノルシャープが度々立ち止まったところを、外からソウクンボーイとゴールデンフウジン、そしてセンゴクエースと追ってきたが、その中でしっかり追ってきた大外のソウクンボーイ。ミノルシャープをかわし、そのまま止まることなくゴールし3着に入った。終わってみれば明け10歳馬が1~3着を独占。当欄で本命に狙ったセンゴクエースは何度も膝折を繰り返し、時間がかかったためく、直線で追いかけ落ちてきた馬をかわしたものの4着までが精一杯であった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):各馬が障害で苦しむところ、今回は最後方から行って障害をひと腰でクリアし、最後は粘り勝ち。トップハンデ、近走の成績や前走の熱発による出走取消などから今回は厳しいと見られており5番人気に甘んじていたが、障害力と展開の利を生かして見事に歩ききった。体調も決して万全ではなく、馬場も重い中にもかかわらずこのようなレースができるのは、この馬の持つポテンシャルの高さというところか。この後は悲願のばんえい記念勝利に向けての調整となるが、その前のチャンピオンカップあたりも狙ってくるか。
オレノココロ(2着):馬体重が大きく増え体調は良かったと言える。障害で膝を折るのも想定内であっただろう。好位置で降りいつものように差し切れる態勢であったが、最後詰まってかわしきれなかったのは、コウシュハウンカイに上手く走られたということと、勝ち星からやや遠ざかっていたことで勝負勘が鈍っていたというところか。今後は当然ばんえい記念に向けての再度調整していくことになる。もちろん逆転可能な位置にいる。
ソウクンボーイ(3着):ペースが遅くなったところで好位置につけられた。障害で時間がかかるのは仕方のないところ。むしろ直線は最後まで止まることなく歩ききった。2年前のばんえい記念の時も然り、この馬が本来の力を出せればこれくらいは十分やれるというところだろう。10歳馬のレベルの高さも見せた。この馬も次の狙いはばんえい記念。今の調子をキープできれば上位進出のチャンスも。
センゴクエース(4着):前半のペースが落ち着き好位につけられた上に、障害も一歩引いたところから勢いで駆け上がる作戦に出たが、膝の甘さが出てしまい、何度も崩れては立て直しの連続。やはりこの馬は障害がすべて。もう少し落ち着いて登りたかったところだろう。動き自体は悪くなかったし、調子は上がってきている。ばんえい記念で意地を見せたい。
ゴールデンフウジン(5着):今回は初挑戦ということもあり、様子を見ながらのレース。障害も上げることを重点に置いていた。最後はライバルのミノルシャープをかわして掲示板に入っており、それなりに収穫のあったレースと言える。今後はオープン特別あたりで勝ち星を重ねていきたいところだが、ばんえい記念もチャンレンジできる目処はついたか。
  その他では、ミノルシャープ(6着)は中間まで先頭を引っ張るなど自分の形には持って行けていた。さすがに高重量ではスタミナ切れとなってしまったが、こちらも良い経験ができたのではないか。シンザンボーイ(7着)は珍しく障害で手間取った。二の腰が入らず膝折まで出る始末。流れが向かなかったか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  銀河賞以来の完全ハズレ。それまでもじわじわマイナスはボディブローのように増えていただけに、ここでボウズとは参った。コウシュハウンカイの評価を下げすぎたのと、やはり本命センゴクが4着どまりだったことがすべて。こういう時もあるから取れるときにはきっちり取っていかなきゃなんないんだけどな。
  今回収支 -5,500
   (通常分) -4,200  (配当)0 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,300  (配当)0 (投入)1,300
  今年度累計 -28,430(1/2・帯広記念終了時点)
   (通常分) -17,940 (配当 60,060 - 投入 78,000)
   (単複・ワイド) -10,490 (配当 16,710 - 投入 27,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  この後すぐ、次の記事で天馬賞の回顧をアップします。

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