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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年6月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第28回北斗賞(6/21)

  1ヶ月半ぶりの重賞競走は古馬の一戦、北斗賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第28回北斗賞(BG3)
(2020年6月21日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アアモンドグンシン セン5 770 西将太 小林長 鹿毛 逃
センゴクエース 牡8 770 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  ミスタカシマ 牝5 750 村上章 槻舘重 栗毛 差
  ホクショウマサル 牡9 770 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  メジロゴーリキ 牡6 770 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡5 770 松田道 村上慎 栗毛 差
ミノルシャープ 牡6 770 島津新 大友人 鹿毛 逃
オレノココロ 牡10 770 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  コウシュハレガシー 牡5 770 藤野俊 平田義 栗毛 追
10 コウシュハウンカイ 牡10 780 藤本匠 松井浩 栗毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北斗賞」の概要と傾向
  かつて1992年まで岩見沢ないしは北見を中心に実施されていた「地方競馬全国協会会長賞」を引き継ぐ伝統ある古馬重賞。最近は7月に行われ初夏の風物詩的レースとなっていたが、今年から姉妹重賞ともいえる「旭川記念」と時期を入れ替え、6月に行われることになった。前後に重賞が少ない時期でもあり、ほぼオープン一線級が揃う。
  時期が入れ替わったことによりここでは過去の旭川記念の傾向を見ていった方が良いだろう。旭川記念は過去10年で1番人気は(5,1,3,1)とまずまずといったところか。オレノココロが3連覇中でコウシュハウンカイもその前の2年を優勝、その後も2着2回3着1回と、この2頭が永く引っ張ってきている。勝ち馬は4番人気以内に収まっており、2着も3番人気以内で10頭中8頭と好成績、馬券的にもかなり安い配当となっており、かなり本命サイドで決まると言って良い。やはりこの時期はハンデ差が少ないことで実力どおり走れる状況にあるというところか。強いて言うなら3番人気の馬が2勝2着3回と気を吐いており、このあたりを絡めての狙ってみるのがおもしろそう。
  ちなみに、北斗賞としては過去10年で1番人気は(4,1,1,4)とやや不安定になってくる。季節的なものや重賞の端境期ということもありそう。時期が入れ替わって実施される旭川記念がBG2に格上げされるだけに、各陣営にとっては、北斗賞と旭川記念で微妙な力の入れ方の違いが出てくるか。馬齢による有利不利はないが、5歳馬あたりの若馬が思い切ったレースしてきたときは好成績を挙げている。騎手別では旭川記念が藤本匠騎手が5勝と抜けており鈴木恵介騎手が3勝で追っている。北斗賞の方は、群雄割拠の状態で若手騎手の台頭もある。

今回のみどころ
  大きなレースが少なく、狭間となりがちなこの時期ではあるが、それでも古馬オープン一線級が顔をそろえた。まだまだばんえいの盟主の座に君臨するオレノココロ、コウシュハウンカイの双璧に、円熟のセンゴクエース、そして復調を目指すホクショウマサルというところが年長組。一方、ミノルシャープやアアモンドグンシンといった勢いのある5歳、6歳がどこまで絡んでくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アアモンドグンシン:ばんえい記念挑戦後は立て直しにやや苦しんだものの、オープン特別の大雪賞ではしっかり障害を上げ、切れ味鋭く快勝。今シーズンから西将太騎手とのコンビとなり、この馬の持ち味を引き出している印象。このメンバーでも勝てるだけの力はある。
 2 センゴクエース:ばんえい記念(2着)好走後は一息いれた形となったが、出来落ちはしていない。オッズパーク杯では追い込んで3着をキープ。ただ前走のオープン特別のように、速いペースになると慌てて障害でミスというケースもあり、この馬の永遠の課題である。
 3 ミスタカシマ:牝馬の代表格で重賞6勝の実績は堂々たるもの。しかし昨シーズン秋ごろは苦戦が続いた。今シーズンは重賞カーネーションCで復活の兆しの見える2着、オープン特別の大雪賞でも好走、あと一歩のところまできている。本来の先行力が戻ってくれば勝負になる。
 4 ホクショウマサル:日本競馬記録31連勝のあと、ばんえい記念に出して3着と敗れたものの好走。しかしダメージが残ったかシーズン明けは障害で苦しんで崩れている。出足でつまづき前半出遅れる癖も出てきているのも気になるが、本来の調子を取り戻せば走りきれるだろう。
 5 メジロゴーリキ:しばらく重賞から離れて別路線に行っていたため、昨年12月以来の重賞挑戦となる。近走は、本来の先行力が影を潜め全体として動きが固い印象。ただ前走スタリオンカップで粘りの走りで久々勝利した。じっくり構えていければ持ち味を発揮できそう。
 6 キタノユウジロウ:昨シーズンは本格化し、重賞2勝など好成績を挙げているが、ここにきてパッとせず足踏みしている。本来は先行力と安定した障害力が持ち味だが、近走は相手関係もあって、流れに乗れず後方追走で一杯のレースが続く。きっかけをつかんで流れに乗れれば。
 7 ミノルシャープ:オッズパーク杯では珍しく障害膝を折ったが、それでも4着に入るなど力のあるところを見せている。基本的には先行逃げ切りタイプではあるが、近走は、直線での失速も計算に入れて、無理に行かず流れに乗る作戦に出ている。レースを引っ張っていきたい。
 8 オレノココロ:ばんえい記念優勝後、一息いれたもののすぐ持ち直し、オッズパーク杯で障害を切っての2着、その後のオープンのさつき特別でも勢いのある若馬勢を蹴散らして勝利している。馬体重の減は若干気になるが、好調はキープしている様子。意地をみせるか。
 9 コウシュハレガシー:昨シーズンの天馬賞勝ちが唯一にしてひときわ輝く実績。素軽い動きと確実に越えられる障害力がこの馬の武器で、重厚感のある兄メジロゴーリキとは対照的。ただ重賞となると力強さでやや見劣りするイメージ。軽馬場で他を慌てさせる展開になれば。
 10 コウシュハウンカイ:ばんえい記念ではリードしながら重い荷物で失速し4着、一方、年度明けのオッズパーク杯では先行力を発揮し快勝。今回も十分守備範囲のレースだが、ここひと月ほど休ませ、レース勘が戻っているか。若馬のペースに巻き込まれたくないところ。

展開予想
  馬場もこなれてきて、力のある今回のメンバーなら問題なくこなすだろう。あとは各陣営がどのような狙いでくるかにより展開も変わってきそう。序盤はミノルシャープ、メジロゴーリキあたりが先行しそうだが、あまりガツガツとは行かず様子を見ながら中間で前に出るというイメージか。むしろアアモンドグンシンの方が先に前に行くことが考えられる。コウシュハウンカイ、コウシュハレガシーあたりが続くか。センゴクエースとオレノココロは中団待機から障害を重点に攻めてくるだろう。ホクショウマサルは出足がポイントで、そこで大きく遅れるとその後追いついても後半苦しい。後続がもたつくと先行勢がそのまま逃げ切る可能性も。
【はむ!の見解まとめ】
  やはりウンカイ産駒を中心とした実績馬勢の重賞での安定感は抜群。その中で、今回は◎(8)オレノココロの方を本命とした。昨年までこの時期に行われていた旭川記念で3連覇中と、時期的にもこの馬が最も走りやすい頃だと思われる。例年のことだが、ばんえい記念後の崩れも少ない。障害を好位置で降りられれば、他馬を振り切る確率は極めて高い。
  相手には5歳馬○(1)アアモンドグンシンの勢いを取りたい。切れ味勝負の馬だが、先行力もあり、流れに乗って自然に好位置に付けられればこのメンバーでも互角に戦える。あとは障害だけが課題だが最内に入りかえって落ち着いて攻められるか。そして▲(10)コウシュハウンカイ。引き続き安定度は抜群だが、オッズパーク杯勝ちで以降レース間隔が開いたのと10kg加増の荷物がどうか。大外枠もやや苦手にしている、若馬の速いペースに巻き込まれると失速も。
  6歳馬△(7)ミノルシャープは地味ながら確実に走れる。課題のゴール前も最近は粘りを増しており、自分の走りをすれば上位に残れそう。あとは、このレース連覇を目指す注(2)センゴクエースも無視はできない存在だが、相変わらず障害のリスクがあり全面的には信頼しがたいところ。(4)ホクショウマサルは今シーズンに入ってからはばんえい記念の影響が残ってか不調が続いている。出足も遅れ気味。立て直しの気配は見えつつあるので、本来の力を出せれば上位食い込み可能。少し重賞戦線から遠ざかっていた(5)メジロゴーリキも前走あたりで復活の兆しが見えつつある。

はむ!の馬券狙いどころ:
  久々の重賞。筆者もこの間、個人的に馬券から遠ざかっており勘を取り戻したい。まずはプラスキープを目指す。
  やはり困った時は実力馬オレノココロを軸に。アアモンドグンシンの一発にも賭けてみたい。一方、コウシュハウンカイの狙いを少しだけ下げてみたがどうなるか。ワイドは6歳馬2頭で。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8,1→8,1,10,7→8,1,10,7,2 合計18通り 各100円
      8→1,10,7→1,10,7,2 合計9通り 各100円
  枠複  7=1,8,2 合計3通り 各500円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 700円
  ワイド 7=8,1,10,5 5=8,1,10 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】再開に向けて
  新型コロナウイルスの感染拡大からもう半年近く経とうとしていますが、いまだ影響が長引き、緊急事態宣言は解除されたものの、日常に戻るにはまだまだ時間がかかる状況です。そんな中、競馬はこの期間も無観客ながらレースは実施されてきました。改めて関係者の方々の努力に敬意を表します。本場や場外で馬券が買えない分ネットによる投票が増加。ばんえいも昨年度比50%増の売上となっています。そして少しずつ光が見えてきました。競輪、競艇などでは既に観客を入れたレースが再開され始めていますし、競馬も一部の場外で馬券の発売が再開しました。ばんえいも今週から直営場外での馬券発売を開始、あとは本場での再開を待つのみです。ただ、完全に感染拡大が収まってはおらず、3密を避けるなど新しい生活様式が叫ばれる中、今後もネットによる投票が中心となっていくことでしょう。でもやはり応援と歓声があってこそのスポーツ、早く競馬場に人が戻ることを祈ってやみません。

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