ばんえい重賞レース回顧
第28回北斗賞(BG3)-2020年6月21日-10R 200m直 曇 1.5%
1着△(7)ミノルシャープ(島津新) 1分59秒7
2着○(1)アアモンドグンシン
3着◎(8)オレノココロ
単勝 7 1,540円(6番人気) 馬複 1-7 3,850円 三連単 7-1-8 42,620円
※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
(◎○等は、はむ!の当初予想印)
古馬オープン重賞の一戦、第28回北斗賞は、6番人気の伏兵、6歳馬ミノルシャープが先頭で障害を抜け出し逃げ切り勝ち、重賞は3歳時のはまなす賞、4歳時の銀河賞(2018年)以来3勝目、古馬重賞は初めての優勝となった。島津新騎手は2014年1月の帯広記念をホリセンショウで勝って以来6年ぶりの重賞勝利で通算3勝目、大友栄人調教師はこの北斗賞は5度目の制覇で重賞通算47勝目。
レース振り返り
この日の帯広は、前日まで雨が降ったこともあり、馬場は水分を含んでいたが、当日は降水がなく少しずつ乾いていたせいか重くもなく軽くもなくといったところであった。
レースは、スタート直後から、アアモンドグンシン、メジロゴーリキそしてミノルシャープらが勢いよく飛び出し第1障害を越えて先頭集団を形成、他の馬らもついて行くが、ホクショウマサル、キタノユウジロウ、そして大外のコウシュハウンカイあたりは行き脚が付かず後方からの競馬となった。その後各馬刻みを入れペースが落ち着き、1,2障害中間あたりでは後方の馬も前に追いついた。その中からアアモンドグンシンとミノルシャープがわずかにリードを保ちながら第2障害手前に到着。ここまで64秒と中間ペース。
障害を最初に仕掛けたのはミノルシャープ、しっかり踏みしめて障害の天板へ。続いてアアモンドグンシンが勢いを付けて障害に挑戦するが天板近くで前膝をついた。さらに続いたメジロゴーリキも膝を折りこちらは転倒。センゴクエース、ミスタカシマ、1番人気オレノココロといったところも障害に挑戦するが、いずれも坂の中腹で立ち止まる。そうしている間にミノルシャープは立ち止まることなく障害を越え先頭で直線へ。キャンターで引き離しにかかった。後続は障害で苦戦が続いたが、先に立て直したアアモンドグンシンが2番手、前半遅れていた外枠のコウシュハウンカイ、コウシュハレガシーの2頭が相次いで障害をひと腰で越え、3,4番手、そしてオレノココロ、ミスタカシマと続いた。センゴクエースは膝を折っていた。
先頭を行くミノルシャープは直線を快調に飛ばし、アアモンドグンシンが障害を降りた時点で残り30mあたりに達していた。その後もスピードは落ちず、後続を大きく引き離したまま進み、最後までほとんど緩むことなくゴールを駆け抜けた。終わってみれば快勝だった。その後はアアモンドグンシンがそのままのペースで流れ込み2着を確保。3着争いは、コウシュハウンカイがコウシュハレガシーを押さえ前に行くところを、5番手からじわじわと伸びてきたオレノココロが迫り、ゴール直前で逆転して3着に入った。オッズパーク杯を勝ち2番人気になっていたコウシュハウンカイは4着だった。
次走へのメモ
ミノルシャープ(1着):終始自分のペースで行き、障害もしっかり越えて、見事な逃げ切り勝ちであった。馬場もこの馬に向いていたか。ウイークポイントだった最後の詰めも、今回はほとんどスピードを落とさずゴールを駆け抜けた。初の古馬重賞勝ちと共にレースぶりも秀逸で、収穫のあったレースといえよう。先行力はこの馬の強みである。次は当然来月の旭川記念で重賞連覇を目指す。もう少し荷物が重くても十分対応可能。
アアモンドグンシン(2着):障害での膝折はもったいなかったが、リカバリーが早く2着を確保したことは立派だ。前半積極的に攻めて行ったことも、後の粘りにつながったと言える。今後も古馬重賞戦線で互角以上に戦えそう。旭川記念、グランプリとこの後の重賞も、障害をしっかり攻められれば勝てるチャンスは十分にある。
オレノココロ(3着):動きが悪かったわけではないが、今回は若馬勢のスピードに押された形になった。障害ももう少しじっくり攻めたかったところだが、早く仕掛けなければならなくなり、勢いがつかなかった。この馬は夏が苦手と言われているがどう乗り切っていくか。次は4連覇のかかる旭川記念が目標。
コウシュハウンカイ(4着):今回はこの馬としては大きい28kgの馬体重減と、大外枠に入ったことがはっきりした敗因であろう。特にこの馬は大外が相当苦手で成績が上がっていない。このような条件でもしっかり障害を上げ上位争いするのだからやはり力は上の馬だ。次には巻き返し十分可能。
コウシュハレガシー(5着):5歳馬ながら、古馬勢に遅れることなくしっかりついていき、得意の障害もクリアし上位争いを展開。この馬のセンスの良さが見られるレースぶりであった。さらに最後まで勝負ができるように力をつけていくことを期待する。
その他では、牝馬ミスタカシマ(6着)は一線級のメンバー相手でも臆することなく、この馬らしい走りであった。初騎乗の村上騎手とのコンビも合っていたようだ。センゴクエース(8着)はまたも障害で失敗、焦るとだめなようだ。ホクショウマサル(9着)も出足から遅れを取るなど、ひところの勢いが感じられない。立て直しが必要か。
はむ!の予想(馬券)結果
的中 枠複 1-7 5枚 ワイド 1-7 7-8 各1枚
ミノルシャープにまんまと逃げられたね。軽馬場だしある程度粘るとは思って△にはしていたが、さすがに頭までは難しかった。でも、オレノココロと同枠だったので枠複が入って助かったし、あとはワイドに入れていたのが良かった。グンシンとのワイドがそこそこついたから良かった。グンシンもあそこからの立て直しが速かったね。
レース全体ではわずかなマイナスなんだけど、まあこの配当で、原点に近いところまで戻せたから良しとしよう。
今回収支 -190
(通常分) -650 (配当)15,540 (投入)4,200
(単複・ワイド) +460 (配当)1,860 (投入)1,400
今年度累計 +13,030(6/21・北斗賞終了時点)
(通常分) +11,270 (配当 24,670 - 投入 12,900)
(単複・ワイド) +1,070 (配当 5,170 - 投入 4,100)
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)
次回は2週間後の7月5日(日)、4歳三冠の第一弾、柏林賞(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。
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