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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年2月7日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第31回ヒロインズカップ(2/7)

  今週の重賞は、古馬牝馬の女王決定戦でBG1のヒロインズカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第31回ヒロインズカップ(BG1)
(2021年2月7日(日)18:25発走 帯広10R ダ200m 4歳以上牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
シンエイボブ 牝7 800 藤本匠 久田守 鹿毛 差
  サクラユウシュン 牝5 760 西将太 金山明 栗毛 差
  ジェイカトレア 牝5 770 菊池一 平田義 青毛 先
ミスタカシマ 牝6 800 鈴木恵 槻舘重 栗毛 差
  サンシルクラポピー 牝6 780 藤野俊 鈴木邦 栗毛 追
イズミクィーン 牝7 780 村上章 小北栄 芦毛 追
  フェアリースズ 牝7 780 島津新 岩本利 栗毛 先
  ジャスミンガール 牝6 760 渡来心 大友人 鹿毛 先
マオノクイーン 牝5 750 阿部武 松井浩 鹿毛 逃
10 アフロディーテ 牝6 790 西謙一 西弘美 栗毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ヒロインズカップ」の概要と傾向
  ばんえいの古馬を含む牝馬の賞金上位馬による重賞。JRAでいえばエリザベス女王杯にあたるレースで。2019年からBG1に昇格しており、正にばんえいの女王決定戦となっている。
  レース傾向だが、過去10年で1番人気は(3,2,1,4)とやや微妙。BG1になっても別定重量が設定されていることもあり、最強馬といわれる馬がハンデに泣くことも多く、古くはサダエリコ、アンローズなど名牝と言われる馬が勝てていない。昨年もミスタカシマがトップハンデで1番人気の7着に敗れている。かと言って、人気下位の馬が勝てている訳ではなく、2、3番人気あたりの馬が好成績を挙げていることから、実力上位の馬か一昨年のタイキンのように好調でここに臨んでくる馬あたりが狙い目か。年齢ではかつては高齢馬が勝っていたこともあるが、最近8年はいずれも5歳~7歳で勝っており、5歳馬3勝、6歳馬3勝、7歳馬2勝となっている。また、オークス、クインカップなどに出走している馬が上位に入っており、実績も重視、今年度から春に同様のメンバーでカーネーションカップという重賞が創設されており、このあたりがどのような傾向を見せるか。騎手では藤本匠騎手が4勝と現役ではトップ。藤野騎手がこのレースに勝っておらず、鈴木騎手も9年前に1勝したのみ。

今回のみどころ
  今年の女王はどの馬か。牝馬としては過酷な重量への対応もポイント。実績面ではミスタカシマが格段上位。昨年は惜しくも優勝を逃しここは再チャレンジ。一方、昨年のこのレースに勝ったアフロディーテはミスタカシマと同じ6歳のライバル。常に陰に隠れていたが、重賞連覇で改めて存在感を示すか。1つ年上の7歳馬勢も負けられない。シンエイボブらは、重賞出走は常連だがタイトルには手が届いておらずここは悲願達成なるか。ランク下位の馬たちもそれぞれ必死に戦ってきており、それぞれが花を咲かせる時。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 シンエイボブ:7歳馬。重賞は世代戦を中心に活躍、ばんえいオークス2着、柏林賞3着などの実績がある。ヒロインズカップは2回目の出走、前回は6着。最近では今回と同様のメンバーの準重賞レディースカップで、好位から抜け出し優勝している。脚質は差しから追い込みに近いタイプで、障害を越えれば直線で切れ味と粘りを発揮する。障害自体は苦手な方だったが、最近は対応できている。重量や端枠が微妙。
 2 サクラユウシュン:5歳馬。重賞は世代の牝馬戦には一通り出ているが、黒ユリ賞の4着が最高、この時も1番人気に推されながら障害で失敗し、最後追い込んだものの遅れは取り戻せなかった。この馬も障害が苦手でこれがポイントとなっている。一方では軽量戦の疾風賞でトップクラス相手に0分50秒で駆け抜け2着に食い込むスピードを見せている。また、激しく追うとゴール前で詰まることも。流れをつかみたい。
 3 ジェイカトレア:5歳馬。黒ユリ賞、オークス、クインカップと同世代の牝馬重賞はすべて優勝したが、牡馬勢も含めると善戦どまりとなっている。古馬相手では春先に行われたカーネーションカップに出走、積極的に先行グループに取り付いたが、ついて行くのがやっとであった。現在はさらに馬格も大きくなり、力も付けてきている。どこからでもレースはできるが、なるべく前につけて直線で抜け出すレースがしたい。
 4 ミスタカシマ:6歳馬。重賞6勝はメンバー中でも飛び抜けた実績。今シーズンは古馬重賞にも挑戦し、岩見沢記念では2着に食い込んでいる。しかし全体としては相手強化とハンデ差に苦しみ、ここに来て体調も崩して馬体重を大きく減らしていた。オーブン特別を叩いて、どこまで調子を取り戻せているか。しかし本来の力はやはり上位。重量経験も積んでおり、障害力も抜群。好位置でスムーズに進められれば。
 5 サンシルクラポピー:6歳馬。重賞は世代の牝馬戦を中心に出ているが、黒ユリ賞とクインカップの3着が最高成績である。とにかくスピードが自慢の馬で、軽量戦ではトップクラスの走り、0分50秒台でコースを駆け抜けた。これが重量レースでも直線の抜群の切れ味に生きている。但し、障害は大の苦手で一旦立ち止まると2の脚が出ない。立派な馬格を誇る馬だが、自分の体重が障害の足かせになることも。
 6 イズミクィーン:7歳馬。重賞はこれまで3戦に出場しているが、いずれも7~8着と目立った成績は上がっていない。父カネサブラック、母フクイズミと名馬を両親に持ち素質は十分だが、障害が特段苦手で、気まぐれな面もあって、親に並ぶような成績は上げられていない。今シーズンで引退、繁殖上がりの予定であるが、ここあたりで今後の実績に花を添えたい。障害を越えてくれば直線の切れ味は抜群。
 7 フェアリースズ:7歳馬。ヒロインズカップは3度目の出走。昨年のこのレースでは中団から直線で伸びて3着に入っている。他の重賞は出走はしているが、成績は上がっていない。前哨戦の準重賞レディースカップでも終始後方からの競馬で伸びなかった。走りは安定しており、障害も得意でミスはほとんどないが、決め手に欠けるので、目立たないままジリジリと後方で終わることもある。流れについて行きたい。
 8 ジャスミンガール:6歳馬。回避馬や失格馬が出たことにより出走権が回ってきた。重賞は4歳時のクインカップにのみ出走、この時は先頭集団から障害をしっかり越え、強豪が並ぶ中4着に粘った。先行力と障害力には定評があるが、切れ味はあまりないので追い比べになると見劣りする。ただ安定性があり、近走は馬体重も増加しさらに力をつけてきるイメージ、じっくり攻めて流れに乗れれば粘り込みも。
 9 マオノクイーン:5歳馬。牝馬賞金ランキングでは19番目の馬だが、出走枠に空きが出たため手を挙げてきた。重賞は今年度のクインカップに出走。第2障害を先頭集団で越え、最後は切れ味のある馬たちに差されたものの5着に粘っている。その前の特別戦紅バラ賞では人気薄ながら逃げ切って勝利している。先行できる力があり障害もしっかり越える。重量は未知数だがハンデ差のアドバンテージは生かせそう。
 10 アフロディーテ:昨年に続き連覇を狙う。それまでは同世代にミスタカシマがいるため、常に同馬の影に隠れていたが、昨年勝利したときは、積極的に前半から押して障害も軽く越えて逃げ切っている。先行力を活かした走りで障害も上手。あとは直線でどこまで粘れるか。スピードでグイグイ押すタイプではなく、じっくり構えてじわじわ伸びていく。軽馬場などで前半が速くなりすぎると取り残されることも。

展開予想
  寒さの最中のこの時期なので馬場自体は水分を含んでいるが、最近はロードヒーティングやロータリーハローがけなど整備が行き届いていることもあり、レース中に雪でも降らない限り完全な軽馬場にはなりにくい。今回は牝馬にとってはかなりの高重量戦。逃げたい馬も少なく、展開はかなり落ち着きそう。
  先行するのは連覇を狙うアフロディーテだろう。追加参戦してきたマオノクイーンも軽ハンデを生かして前に行くか。ミスタカシマも調子さえ戻っていれば勝ちを意識して前に行くだろう。シンエイボブも早めに付けるか。その他フェアリースズ、ジェイカトレアにジャスミンガールあたりも上位狙いなら前の方にはついておきたい。イズミクィーン、サンシルクラポピー、サクラユウシュンといったところは後方から行きそうだが、こちらも自慢の末脚を生かすためには第2障害まで無理なく付けられているかがカギ。障害はどの馬もひと腰では難しそうなので、二の腰が使える馬が抜け出しそう。すんなり行けば先行馬勢が有利か。
【はむ!の見解まとめ】
  牝馬はどうしても好不調の波が大きいこともあり、実力どおり決まらないこともしばしば。そのあたりが予想を難しくしている。実績では飛び抜けているミスタカシマだが調子の方はどうなのか。そこがポイントとなってくる。
  当欄では悩みに悩んだあげく◎(4)ミスタカシマを本命にした。不安要素は多々あるが、やはり810kgの荷物で2着に入った岩見沢記念などトップクラスのレースを経験しているのは大きい。今回は慌てずに行けそうで、そうなればやはり力は数段上か。このメンバーなら軸に信頼。
  相手には経験豊富な○(1)シンエイボブを持ってきた。年を重ねるごとに安定感が増している。先行して障害もしっかり対応できており、悲願の重賞初制覇も見えてきている。高重量、端枠は歓迎ではないが力でねじ伏せるか。連覇を狙う▲(10)アフロディーテも強い。こちらも先行力があり、さらに力をつけている。ただ昨年より荷物が重く、他馬に絡まれると切れ味の差で遅れることも考えられるが、崩れることは少なそう。
  さらには、追い込み脚質の馬たちも魅力があるが、障害次第なところもあり狙いづらい。その中で△(6)イズミクィーンは年齢を重ねて踏み込みがしっかりしてきた。期待された素質馬、最後にひと花咲かせたい。あとは、追加参戦してきた注(9)マオノクイーンは先行力があり軽ハンデを生かした逃げ粘りも。切れ味トップクラスの(5)サンシルクラポピーも気にはなる。重量がポイントだが勢いで食い込みも。(2)サクラユウシュンも切れ味期待だが、未経験の荷物を運びきれるか。前に行きそうな(7)フェアリースズらはやや決め手に欠けるイメージだが展開次第で一変も。

はむ!の馬券狙いどころ:
  先週は予想は外れたが枠複が引っかかって、ちょいプラスといういつもと違うパターン。ここはしっかりつないで、終盤でプラスに持って行けるよう頑張りたい。
  牝馬戦はどの馬も良くて目移りするところだが、ここは女王ミスタカシマを信頼。そして相手も実績馬勢から狙いたい。個人的にはイズミクィーンに花道を飾りたいところ。久々の応援馬券で。ワイドは追加参戦のマオノクイーンと一発のサンシルクから。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4,1,10=4,1,10→4,1,10,6,9,5 合計24通り 各100円
      4,1,10 BOX 合計6通り 各100円
  枠複  4=1,8 1=8 合計3通り 各500円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 4 600円
  応援馬券(単+複)6 各200円
  ワイド 9=4,1,10,5 5=4,1,10 合計7点 各100円
  合計 1,700円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

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