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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年2月3日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第1回翔雲賞(1/31)

ばんえい重賞レース回顧
第1回翔雲賞(BG2)-2021年1月31日-10R 200m直 曇 2.5%
  1着▲(1)タカナミ(船山蔵) 1分40秒6
  2着 (7)マサタカラ
  3着注(3)カイセキングオー
   単勝 1 770円(4番人気) 馬複 1-7 4,720円 三連単 1-7-3 62,840円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  今年から新設されたばんえい明け3歳牡馬の重賞、第1回天馬賞は、4番人気のタカナミが障害3~4番手から切れ味を見せて先頭に立ち、ゴール線上で止まったがかろうじてゴール板を通過し、このレースの初代優勝馬となった。船山蔵人騎手は2012年ヒロインズカップをエンジュオウカンで優勝して以来、9年ぶりの重賞制覇で通算2度目。金山明彦調教師は2017年チャンピオンカップのフジダイビクトリー以来久々の重賞制覇となった。

レース振り返り
  帯広は前々日にかなりの降雪があって水分はかなり含んでいるものの、当日は晴れ。直前に小雪が降ったが、馬場の表面は乾燥、それなりに時計のかかる状態であった。
  レースは、スタート直後からほぼ横一線の展開。第1障害も各馬ほとんど並んだ状態で越えた。障害を越えたあたりから最内のタカナミ、ネオキングダムが勢いをつけて心持ち前を進む。これにイワキダイヤ、カイセキングオーがついていく展開。1,2障害中間まで各馬軽く刻みを入れつつも、スムーズに進み、やや様子を見ていた外枠の馬たちも追いついて、10頭がほとんど並んだ状態で第2障害に向かう。この中ではネオキングダムがややリードをつけて第2障害手前に到着。後続も続々と追いついた。ここまで53秒とこの世代のレースとしてはまずまずのペース。
  第2障害を先に仕掛けたのはネオキングダム。勢いをつけて坂を登りスムーズに障害を越えた。あとは、ジェイスター、カイセキングオー、ホクセイジョーカーそしてアルジャンノオーあたりが一斉に障害にチャレンジ。この中ではジェイスターが一旦膝を折った。その他の馬は一歩ずつ踏みしめながら坂を上がり、アルジャンノオーとカイセキングオーがほぼ同時に障害を越える。そして程なく、やや溜めていたタカナミと大外のシュトラールが障害を降りた。
  直線ではネオキングダムが先頭で抜け出そうとするところ、3,4番手で障害を降りてきたタカナミが、キャンターで駆けて、カイセキングオーやアルジャンノオーを軽くかわしたあと、ネオキングダムをもかわして一気に先頭に出た。タカナミはそのままさらに勢いをつけ、後続を3馬身、4馬身と離して行く。2番手争いはネオキングダムにカイセキングオー、アルジャンノオーがついていくところ、後方の障害6番手あたりから、鋭い切れ味で追ってきたマサタカラが一気に並びかけ、残り20m付近で前に出て単独2番手へ。一方、先頭を行くタカナミは残り10m近くにさしかかってもセーフティリードを保ちゴールへ向かい、そしてゴール線まで達するが、ゴール線上微妙なところでストップ。その間に2,3馬身差まで詰めていたマサタカラがそのままゴールを駆け抜けた。しかしタカナミがわずかにゴール線を越えており、優勝。マサタカラは惜しくも2着だった。その後、3番手を進んでいたネオキングダムがゴール線上でストップし、その間にカイセキングオーが抜けて3着、アルジャンノオーの方は直線で緩んで大外からきたシュトラールにかわされ、シュトラールが4着、ヤングチャンピオンシップの勝ち馬アルジャンノオーは5着、1番人気となっていたネオキングダムは立て直したが6着に終わった。

次走へのメモ
タカナミ(1着):昇り調子の勢いそのままに重賞タイトルをゲット。終わってみれば体重が大きい馬が上位、荷物が重くなってさらに力を発揮したイメージだ。最後はゴール線上でヒヤリとしたがレースでは十分勝っていた。しかし、障害を降りてからこれほど鋭い切れ味を持っているとは新たな発見。今後さらに走りが安定してくればかなりの力を見せそう。次の狙いは当然年度末のイレネー記念。今回同様に自分の走りができれば最有力であることは間違いのないところだろう。
マサタカラ(2着):人気薄であったが、あわやゴール逆転のところまで迫り、パフォーマンスは十分見せた。障害を降りてからの切れ味は、勝ったタカナミをも上回る勢い。鈴木騎手の攻め方も絶妙であった。重賞どころか特別戦も出ていなかったが、ここで素質開花したイメージ。じっくり晩成型の父インフィニティーの性質も受け継いでいるか。障害も良く、今後も侮れない。
カイセキングオー(3着):無理なく先頭グループにつけ、障害もこなし、前回失速した直線も最後まで粘るというこの馬としてはほぼ完璧なレース運び。今回は勝ち馬らの決め手にやられたというところ。しかし有力勢には先着しており、今後さらに走りが安定してくれば優勝も狙えるだろう。
シュトラール(4着):動き自体は悪くなかったが、序盤から流れに乗れなかったイメージ。障害はしっかり越えたものの、直線での伸びも欠いた。大外枠が影響したか。それでも差のないところまでは詰めてきており、力はあるので、今後展開次第では逆転も可能。
アルジャンノオー(5着):この馬も序盤から流れに乗れていなかった印象。前に行けず、やはりもう少しペースが落ち着いて欲しかったところ。負担重量加増も5kgとはいえ動きに影響したか。定量戦のイレネー記念では一変も。
  その他では、1番人気ネオキングダム(6着)、逃げ作戦に出たことは悪くなく、動きも良かったが最後お釣りがなくなった。展開のアヤがあり力負けではないが、勝ち星がほしい。ホクセイジョーカー(7着)も直線勝負に賭けようとしたが、序盤から遅れをとってしまった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複 1-7 5枚
  大混戦模様だった翔雲賞だったけど、タカナミは勢いがあったね。馬格もあるし今後怖い存在になりそう。それ以上に船山騎手の久々の重賞勝ちが嬉しいね。フクイズミとの女王対決に勝ったエンジュオウカンで初優勝して以来もう9年たつのか。早いものだ。当欄でも気になっていて単穴まで推したけどもう一押しが足りなかった。マサタカラはノーマークだったけど後から思えば、障害上手で鈴木騎手なら押さえで一考できたよな。でもアルジャンノオーと同枠だったので、枠複で恩恵を受けた。なんかずるいけど、これまで逆パターン(予想で当たっても馬券はハズレ)でことごとくやられてるからたまにはこういうことがあってもいいね。なんとか食いつなげた。
  今回収支 +1,500
   (通常分) +2,900 (配当)7,400 (投入)4,500
   (単複・ワイド)-1,400 (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 -310(1/31・翔雲賞終了時点)
   (通常分) +9,720 (配当 98,020 - 投入 88,300)
   (単複・ワイド) -10,030 (配当 19,970 - 投入 30,000)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  重賞は3週連続、次は2月7日(日)。牝馬のチャンピオン決定戦、BG1のヒロインズカップです。予想は前日までにアップしたいと思っています。

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