2014年12月21日-10R 第43回ばんえいダービー(BG1)(19:05発走)
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回ばんえいダービー(BG1) (2014年12月21日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
1 | フェアリードール | 牝3 | 710 | 安部憲 | 岩本利 | 栗毛 先 | |
○ | 2 | ハクタイホウ | 牡3 | 730 | 赤塚健 | 久田守 | 栗毛 逃 |
▲ | 3 | ホクショウマサル | 牡3 | 730 | 阿部武 | 坂本東 | 鹿毛 先 |
4 | カゲホウトウ | 牡3 | 730 | 長澤幸 | 服部義 | 鹿毛 先 | |
△ | 5 | ホクショウメジャー | 牡3 | 730 | 島津新 | 槻舘重 | 栗毛 差 |
6 | アサヒメイゲツ | 牝3 | 710 | 西将太 | 松井浩 | 栗毛 追 | |
◎ | 7 | キサラキク | 牝3 | 710 | 鈴木恵 | 金田勇 | 芦毛 差 |
8 | ブラックニセイ | 牡3 | 730 | 藤本匠 | 岩本利 | 青毛 差 | |
注 | 9 | シンザンボーイ | 牡3 | 730 | 大河和 | 坂本東 | 栗毛 先 |
10 | カイシンゲキ | 牡3 | 730 | 菊池一 | 槻舘重 | 鹿毛 差 | |
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ) 単勝 7、馬複(BOX) 2,6,7 計3通り、三連複 2,6,7 1点 三連単(2頭軸マルチ) 7=2→3,5,9,6 合計24通り 三連単(追加) 7=2→3,5,9,6,10 2→3,5,9,6,10→7 合計15通り |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ダービーといえば中央でも地方でも競馬関係者なら誰もが目指す最高峰のレース。勝てばダービー馬として名を残し、騎手もこれに勝てばダービージョッキーと言われ最も名誉あることである。ばんえいの場合は明け3歳にイレネー記念があるなど、他の競馬とはダービーは若干位置づけや開催時期が違うものの、やはり最も格式高い特別なレースであることに変わりはない。(なお、当欄では特に注釈のない限り、ばんえいのレースであってもダービー、オークス、菊花賞のように略することとします。)
過去のレース傾向であるが、実績よりも勢いが重要で、昨年のオレノココロ、一昨年のアサヒリュウセイのように昇り馬が一気に勝ちきるという傾向にある。しかし定量戦ということもあり、上位人気馬が大きく崩れることは少ない。また、オークスとローテーションが合う関係で牝馬のダービー馬も多く誕生している。しかしながら帯広単独開催後エンジュダイヤ(2005年)が勝って以降の過去8年はいずれも牡馬が勝っており、アンローズ(2002年)、サダエリコ(2003年)といった名牝と言われるクラスの実力馬でなければ牝馬のダービー制覇は厳しい。
しかし、本欄ではそこをあえて今年のオークス馬キサラキクに賭けてみたい。それぐらい力のある馬と見ている。オークスで勝った他、今年は2月の黒ユリ賞を勝ち、イレネー記念も勝利目前のところまでいった。今年度前半はさすがにハンデなどに苦しんだが、秋に入ってから立て直し、菊花賞は2着、古馬との対戦も好走している。脚質は中団待機だが障害力があり、降りてからのスピードもある。重量にも対応できそうだ。7番枠となかなかの好枠を引いたとも言え、久々のオークス・ダービーのG1連覇なるか。ただ、初めての700kg越えであり、ゴール前で詰まることは考慮に入れておく必要はありそうだ。
本来ならやはりハクタイホウを推すべきところだろう。力がありながらなかなか重賞に届かなかったが、菊花賞で鬱憤を晴らした。この時は終始先行し他馬を引き寄せつつ、最後はねじ伏せるといった強い勝ち方であった。今回はむろん真価が問われるレースで負けられないところだろう。菊花賞後は休養して立て直しを図りここをターゲットに臨んできたものと思われる。ただ、最後にスピードが鈍って他馬に差されことがあるのがこの馬の負けパターンであり、その危険がないとはいえない。そういうこともあり今回はハナを切って逃げて行くと予想される。当日の馬体重や馬場状態もチェックしたいところ。
上に挙げた2頭に割って入るとすれば、イレネー記念馬ホクショウマサルだろう。菊花賞のときは休養明け後でまだ回復途上だったが、近走は古馬の実力馬相手に互角勝負をしている。障害もこなせて崩れが少なく、また、接戦にもつれ込んだときの勝負根性もある。調子さえ戻っていればかなり怖い存在だ。ハクタイホウらに差が無くついて行ければ、イレネー記念の再現もあり得る。
あと、穴候補を挙げるとすれば、重賞では穴人気して掲示板内を確保しているシンザンボーイが持ち前の先行力で粘り切りを図る。あるいは、昨年のナナカマド賞など重賞の常連ホクショウメジャーが鋭い切れ味を見せれば人気薄で狙い目か。特にホクショウメジャーは島津騎手に乗り替わりで、今年初めの帯広記念のホリセンショウの時のように強運をつかめれば上位に食い込む余地は十分ある。ここでは△まで評価を上げてみたい。
また、今年度前半に大活躍しばんえい大賞典に勝ったカイシンゲキも実力上位の馬で注目されるところではあるが、ここ何戦かの負け方が気になるところ。大外枠もあまり歓迎できない。展開が落ち着く重賞だと巻き返しも十分あり得るが、不利なデータが集まるとやはり中心には考えにくい。押さえまでか。
他では、好調をキープで繰り上がり出走の強運をつかんだカゲホウトウ、昨年のヤングチャンピオンシップの勝ち馬ブラックニセイもここに出てくるくらいだから全く無視はできないが、馬券的にはここまで手を伸ばすのは大変だろう。また、牝馬アサヒメイゲツは最後の鋭い追い込みにかけるが、先行馬の有力どころがかなり早仕掛けをしてくると思われ、その場合追いつけない可能性も。もう一頭牝馬でオークス2着に入ったフェアリードールは先行力があり意外に走れると思われるが、一気に重量が加増してくる今回は追走するのに精一杯か。
はむ!の馬券買い目は上表のとおり。やはりあれこれ迷うと点数が広がるので、なんとか絞りたい。キサラキクとハクタイホウ2頭軸中心の3連単マルチでいってみようと思う。こういう時はたいてい一方が4着どまりになるのが世の常なので信頼はできない。最近馬券の調子が悪いのでそろそろ当てに行きたいのではあるが。
今回の結果回顧はレース後速やかに(2,3日以内を目標)にアップしたいと思います。
さて、年末年始のばんえい重賞はこの後、
12/28 ヤングチャンピオンシップ(BG2)
1/2 帯広記念(BG1)
1/3 天馬賞(BG1)
となっております。もちろん当欄での予想ブログ頑張ります。重賞の前日までには更新する予定です。またその間コラムなども挟んでいきたいと思いますのでお楽しみに
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