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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2015年3月17日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第36回ポプラ賞(2015/3/15)

  前回のばんえい重賞ポプラ賞の回顧です。3番人気の5歳牝馬ナナノチカラが混戦を制して勝利しました。

ばんえい重賞レース回顧
第36回ポプラ賞(BG3)-2015年3月15日-10R 200m直 晴 2.7%
  1着▲(2)ナナノチカラ
  2着 (9)セイコークイン
  3着 (6)ソウクンボーイ
単勝 2 390円 三連単 2-9-6 134,330円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  大混戦が予想された4・5歳世代重賞ポプラ賞は5歳牝馬ナナノチカラが障害を2番手で越えてから程なく前を行くカイシンゲキを捕らえ後続を突き放し、その後は2度ほど止まるもリードを保ったまま先頭でゴールイン。自身は4つ目の重賞、牝馬限定以外の重賞は初めての勝利だった。鞍上の工藤騎手は8年ぶりの重賞勝利。2着は外から鋭く伸びてきた同じく5歳牝馬のセイコークイン、3着はやはり後方から一気に伸びたソウクンボーイと人気薄が入り、単勝3番人気ながら、三連単は10万馬券となった。終わってみれば1~3着まではすべて5歳馬と上級生の貫禄を見せた形になった。
  この日もやはり重めで時計のかかる馬場。レースは序盤は先行馬のハクタイホウが予想どおりハナを奪いに行き、カイシンゲキあたりがついていく展開。ナナノチカラも比較的前の方に来ていた。第2障害は先にハクタイホウが仕掛けるも5分どころでストップ、その横でカイシンゲキが上手く障害を越え先頭に立った。さらに外からセイコークインが仕掛けキサラキクやホクショウメジャーといったところも何とかこれらに続こうと第2障害に挑戦するが坂の頂上でストップ。これらを見ていたナナノチカラがじっくり溜めてから障害をひと腰で越え、結局は2番手でカイシンゲキを追う展開に、こうなると切れ味で勝るナナノチカラがスピードに乗って先頭へ、そのままセーフティーリードまで突き放し、最後は止まりながらも後続の追随を許さず先頭でゴールした。後続はカイシンゲキのスピードがゆるんだところを内からハクタイホウ、コウシュハウンカイ、外からセイコークインが相次いで障害を越えこれを追って、結局外枠で脚色が良かったセイコークインがゴール10m前でかわし2着でゴールイン。3着争いはカイシンゲキとコウシュハウンカイが競うところを後ろから一気に来たソウクンボーイが突っ込み3着。カイシンゲキが4着に粘った。当欄で狙ったキサラキクは障害での膝折で大きく後れを取り8着、ホクショウメジャーも障害に手間取り9着に終わった。

次走へのひとことメモ
  ナナノチカラ(1着):この馬の持ち味が存分に活かされたレースだった。元々抜群の切れ味を持っている馬。近走の成績からは馬体の成長につれ切れ味に陰りが見られたかと思われたが、おそらくこのレースを狙ってローテーションを組んで調教を進めていたのだろう。馬体重11kg減と絞れ絶好調に持ってきていた。750kgという斤量も丁度良かった。しっかり前につけ障害もひと腰で越え鋭い切れ味で先頭へ、最後は止まったが、これも織り込み済みであろう。着差以上に強く完勝というイメージだ。さて、この次はどうするのかが注目。古馬重賞戦線に入っていくのか、それとも次の人生(馬生)を見据えていくのか。とりあえず年度明けのオッズパーク杯あたりを狙うとすれば、じっくり走りたい古馬勢を慌てさせる場面も考えられる。
  セイコークイン(2着):スピードスター賞で勝ったようにスピードタイプという意識があったので、760kgがどうかと思われたが、この斤量はヒロインズカップでも経験しており、10kg少ないだけの天馬賞でも好走と、この馬はオールマイティの力があることが証明された形になった。障害はひと腰かかったが、他に絡む馬もおらずスムーズに行けたのも好走の原因だろう。この馬もオープンまで登りつめており次はどこを目指すか。しかし重賞のタイトルがないので、来年のヒロインズカップあたりを最終目標に適鞍を探していくというところか。
  ソウクンボーイ(3着):近走の成績が全く振るわず、3着に入ったことは、結果のみを見ればやはり波乱、ということになるのだが、今回はかなり積極的なレース運びをしており、一発狙っていた感がある。障害を上手くさばければかなりの末脚を持っているところを見せた。今回をきっかけに変わってくることも考えられる。
  カイシンゲキ(4着):この馬もここに照準を合わせてきていたのだろう。最後はさすがに一杯になったが、この馬らしい先行力で見せ場を作っただけでも善戦と言えよう。年度当初の絶好調の時期があり、その後昇級して以降は壁に当たっていたが、ここにきて復活の兆しが見えてきた。自己条件に戻ればかなり活躍できるだろう。
  ダイコクパワー(5着):大外に入って条件的には不利だったが、イタイタを装着して落ち着いてまっすぐ走らせることに専念していたようだ。もっと爆発力のある馬だとは思われるが、今回はまずまずよく走ったというところだろう。
  その他では、実力馬コウシュハウンカイ(6着)は走り自体は安定しており全く問題なかったが、やはり斤量が厳しかった。ホクショウマサル(7着)は前半から控えてあまり無理している様子はなかった。今回は様子見という感じか。キサラキク(8着)、ホクショウメジャー(9着)はいずれも軽量で期待されたが、ペースが厳しかったか無理に前に追いつこうとした感じでそこが障害の引っかかりにつながってしまったか、このあたりが4歳馬の若さかもしれない。立て直しに期待。ハクタイホウ(10着)はやはりトップハンデは重荷だった。しかし果敢に攻めておりこの経験は次走以降に生きそう。

はむ!の予想結果(;´Д`)
  これはひどい。散々たる結果。◎にしたキサラキクが来なかったということより、セイコークインとかソウクンボーイとかそのへんをハナから頭に入れていなかった時点で負け。ま、三連単10万馬券だから仕方ないか。でも当たらないならもう少し薄く買うとかできれば。ばんえい記念は余裕もって全馬応援するぐらい楽しみたかったんだけど、そこが勝負レースになってしまいそう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2014データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえい重賞は、3月22日御存知のとおりばんえい記念(BG1)です。予想記事は前日21日までに掲載予定です。またばんえい記念デーとして全レース予想などスペシャル企画も考えています。(考えているだけでどこまで実行できるかはわかりませんが頑張ります)

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