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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年1月1日金曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第38回帯広記念(1/2)

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2015】第38回帯広記念(1/2)

はむ!のばんえいコラム
  正月のばんえいは1日~5日までの5日間連続開催。ひと開催を5日間で行い、2日と3日にBG1の重賞レースが2つ、そして1月2日は拡大全国発売と、当欄でも最も忙しい時期です(筆者が勝手に忙しくしているだけですが)。
それではメインの帯広記念の予想いきます。
  また、当欄とは別に、特に全国発売を記念して、全レース予想を別記事で書いていますので、こちらもご参照ください。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第38回帯広記念(BG1) 全国発売
(2016年1月2日(土)16:10発走 帯広9R ダ200m 4歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
インフィニティー 牡10 890 尾瀬馨 金田勇 鹿毛 逃
ホリセンショウ 牡11 890 島津新 岩本利 栗毛 逃
  オレノココロ 牡6 910 鈴木恵 槻舘重 青毛 先
  フクドリ せん10 850 阿部武 皆川公 鹿毛 追
ニュータカラコマ 牡8 900 藤野俊 村上慎 鹿毛 差
  コウシュハウンカイ 牡6 910 藤本匠 大友人 栗毛 差
キタノタイショウ 牡10 900 長澤幸 服部義 栗毛 差
  ホクショウユウキ 牡7 890 西謙一 岡田定 鹿毛 先
  トレジャーハンター 牡9 900 浅田達 金田勇 鹿毛 先
10 フジダイビクトリー 牡8 920 松田道 皆川公 栗毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,7,10→5,7,10→5,7,10,1,2 合計18通り
  三連単 5,7→5,7,10→5,7,10,1,2,6,3,8 合計24通り
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=5,7,10,2 2=5,7,10 合計7点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  正月2日に行われる恒例の古馬重賞、帯広記念。全国発売ということは当1欄でも何度も紹介しているところであるが、一方レースの性格としては、900kg前後の重量を引っ張る高重量戦で、3月の大一番の1トンレースばんえい記念の前哨戦的位置づけになっている。軽馬場でも2分以上かかる力勝負のレース。したがって上位馬でも重量に自信のない馬は出走せず、権利を下位の高重量得意の馬に譲ることもある。
  古馬重賞で実績上位馬が強いというのが基本的な傾向ではあるが、実は1番人気は7連敗中、過去10年でも1勝しかしていない。さらにここ2年は一昨年のホリセンショウ(9番人気)、昨年のフクドリ(6番人気)と人気薄の馬が入り2年連続で3連単30万円の高配当となっている。さらにはここ7年は8歳以上の高齢馬が勝っており、高重量に適性を持った馬が有利だと言える。
  今年も前述の2頭が出走している上、他の実力馬たちもここを目標にしてきている。どの馬にも勝つチャンスがあり1番人気馬も予想がつかないほどの大混戦となりそう。馬場状態などもポイント。当地は晴れているものの気温が低く比較的軽馬場が予想されるが、当日の様子もチェックする必要がある。

各馬寸評:
  1 インフィニティー:一昨年のばんえい記念馬で高重量は得意とされる。帯広記念は一昨年、昨年といずれも5着。昨年は1番人気になったが障害で膝折してしまった。今シーズン未勝利というのは不思議な感じだが、それまで見られなかった障害のミスが目立つ。先行力は抜群なので上位には来ているが、障害でエネルギーを使って最後緩んでしまうこともしばしばみられる。今回は巻き返しを図るが最内枠はこの馬にとってプラスとは言えない。ただ自分でペースを作れるのは強み。
  2 ホリセンショウ:遅咲きだったこの馬も11歳になった。今でこそ高重量得意の馬というイメージだが、この馬は2歳時、雪の日に0分42秒という超高速で走ったことがあり、いわゆるテンの早さはメンバー中でも上位だ。最近は大きく敗れることも多くピークを過ぎたかと思われたが、やや軽めのオープン2組のレースが組まれるようになりそこでは好走、元気のあるところを見せている。一昨年このレースで勝った時の島津騎手を配し逃げ切りを狙う。隣のインフィニティーと競り合って前に行ければ。
  3 オレノココロ:メンバー中では若い6歳だが最強世代ともいわれる。2015年は重賞4勝で、古馬の実績馬たちにも全く引けを取らない。1100kg台後半の悠々とした馬体も魅力で高重量は問題ないだろう。ただ唯一膝が甘いという弱点があり、大きな馬体が災いして立て直しに苦労することがある。前回重賞のドリームエイジカップではそこを見越して逃げの手に出たのが成功した。今回は内枠に逃げ馬が2頭おり、どのあたりまで意識するか。障害を越えれば切れ味は抜けている。
  4 フクドリ:昨年の覇者が帰ってきた。10歳ながら帯広記念の出走は2回目というのが不思議な感じがする。ただ昨年は帯広記念以降大きく成績を落とし、ほとんど最下位で30秒以上離される大敗続き。体重も落ちて得意だったはずの障害も越えられず全く振るわず心配された。しかし暮れの軽量戦の地吹雪賞では0分57秒台で走り掲示板内の4着と復調。中5日で400kg近く重い荷物を引っ張ることになる。スピード感覚を残したままここに臨んでくるので思わぬ展開も考えられる。
  5 ニュータカラコマ:これほど持っている実力に成績が伴わない馬も珍しい。普通の特別戦では非常に強い勝ち方をするのに、重賞になるとなぜか勝ちきれない。今年は夏の間を休養に充て立て直しを図ったが、重賞ではまだ結果は出ていない。障害はかつての苦手を完全に克服したが、その分最後の詰めの甘さが出てしまい、切れ味のある馬に競られると勝ちきれないことが多い。帯広記念は過去2回出場し3着が1回のみ。ただ8歳となり気力も充実、安定度は増してきている。
  6 コウシュハウンカイ:強い6歳世代の一頭。善戦タイプだったが、昨年は春に古馬重賞を2勝し実力のあるところを見せた。その後も勝ちきれないまでも安定した成績を上げている。ただ秋にやや体調を崩し一息入れた。前走は休養明けで十分な走りができなかったが、叩き2走目でどのように変わるか。体調が戻っていれば良いが。脚質的には差しタイプで、先行馬に無理について行かず中団ぐらいにつけていけば、障害自体は得意なので、上手く抜け出して行くことが可能だ。当日の馬体重に注目。
  7 キタノタイショウ:この馬ももう10歳。昨年はばんえい記念という大きなタイトルを取り名実ともにトップ馬となったが、一方では障害が特に苦手で、秋のBG2北見記念では展開と馬場に恵まれ勝ったものの、他の重賞では大苦戦。ペースが速くなるとじっくり構えられずに余計に厳しいようだ。重量戦の帯広記念では一昨年に2着に入ったように、時計がかかって他の馬がもたつけば最後までしっかり走れる脚を持っている。今回も前半戦は意識して前に行くと思われるが、どこまで楽に行けるか。
  8 ホクショウユウキ:明け7歳馬。一昨年あたりは重賞を連勝するなど、勢いがあったが、昨年あたりはややズブくなったのか、なかなか結果が出ず重賞勝ちも1年半ほど遠ざかっている。先行力はあるのだが、いま一つ力強さに欠け、最後も伸び悩んでいる感じだ。しかし、ここに来て軽めの特別戦で2勝するなど、勝ち味の感覚を取り戻しつつあり、馬体重も戻してきて調子は上向きであると言える。軽めの馬場になり他馬につられて前の方で障害を抜けられれば、混戦を抜け出していくチャンスもある。
  9 トレジャーハンター:この馬も9歳になるが若々しいイメージがある。昨年は降級してB1クラスからのスタートであったが、連勝を重ねてオープンに戻ってきた。どちらかというスピードタイプで軽いほうが得意なタイプだが、今年は軽量戦も使わずに、じっくりこのレースを目標にしてきた感じだ。ばんえい記念も経験しているし、重賞でも大駆けすることがあり、重いからといって侮れない。展開はできる限り前に行って粘りこみたいが、最後に息が上がらないよう、なるべく力をセーブしていきたい。
  10 フジダイビクトリー:今年8歳になる。一昨年、昨年とグランプリを連覇し、実力はトップクラス。常にハンデを背負わされながらも確実に好走している。この馬の強みは馬場状態や重量の重軽にほとんど左右されずどんな状況でもしっかり自分の走りができることだろう。障害は一歩一歩踏みしめて登るタイプなので、やや時間がかかるものの確実に越えてくる。切れ味もあり終いもしぶとい。今回の心配材料は前走熱発で除外となったことにより体調面と、920kgのハンデ、そして大外に入ったのがどうか。

はむ!の予想まとめ:
  とにかく最近の古馬重賞戦線はことごとく勝ち馬が変わる大混戦。どこからでも入れそう。やはり各重賞で好走している6歳馬勢あたりが注目されるところ。ただ帯広記念は力のいる高重量戦。勢いだけではなかなか勝てない。そこで本欄では8歳馬ニュータカラコマを本命に推す。詰めの甘いところがありどうしても全面信頼するには怪しいところはあるが、今までの実績からすればやはり最有力であることには違いない。軸の中心に。相手はやはり実績馬のキタノタイショウ。とにかくこの馬は障害がポイントではあるが、今回は好枠に入り、馬場も軽めとなると、障害が立ち後れても重量でバテた前の馬に追いつくチャンスは大いにあるだろう。
  3番手評価は幅広に取りたい。まずフジダイビクトリーはやはり確実に走れる馬でトップハンデでも。あとは10歳馬インフィニティーと11歳馬ホリセンショウの高重量得意な先行馬が1,2枠に入った。両者とも近走の成績は上がっていないがそこは百戦錬磨の両馬。大レースではやはり侮れない。特にインフィニティーの方は昨年も大負けはしておらず、障害がうまくいけばチャンスはあるか。オレノココロコウシュハウンカイの6歳勢も勢いはあるが、高重量戦の今回は様子見したい。3着付けまでだろう。ホクショウユウキトレジャーハンターも展開がうまくはまれば前残りはあり得るが、そこまで幅を広げられるか。昨年の覇者フクドリは復調してきたがさすがに今回は上位進出まではどうか。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  今回もかなり難しく、いろいろ穴っぽいところも考えたが、新年最初の重賞だし、今回はオーソドックスに実績馬の方から狙っていきたい。馬券も今回はいろいろ種類は買わず3連単を中心に。前回のヤングチャンピオンシップの時のようにうまくはまってくれればいいのだが。

  今回の結果と回顧は、1月3日の天馬賞と合わせてレース数日以内にアップします。
  なお、1月2日の全レース予想もやっています。こちら

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