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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年1月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第9回天馬賞(1/3)

はむ!のばんえいコラム
  正月3が日もあっという間に過ぎてしまいますね。筆者は4日から通常どおり本来の仕事の方に戻ります。当欄では年末年始のこの時期いろいろ書いていますが、(帯広記念を含む2日は少しはしゃぎ?すぎましたが)本音を言うともう少し休みが長ければ馬券を売る現場に行って応援したいのに・・という気持ちです。
  今年こそは、昨年行く予定をしておきながら実現しなかった競馬場での応援に行くのが目標です。
  という風に、様々な思いをはせながら、3日の重賞・天馬賞の予想です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第9回天馬賞(G1)
(2016年1月3日(日)16:45発走 帯広10R ダ200m 5歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
カイシンゲキ 牡5 760 浅田達 槻舘重 鹿毛 差
ハクタイホウ 牡5 760 赤塚健 久田守 栗毛 逃
  カゲホウトウ 牡5 760 長澤幸 服部義 鹿毛 先
カンシャノココロ 牡5 760 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  ホクショウマサル 牡5 760 大河和 坂本東 鹿毛 追
  アアモンドセブン 牝5 740 島津新 小林長 青毛 逃
  シンザンボーイ 牡5 760 大口泰 坂本東 栗毛 先
キサラキク 牝5 740 鈴木恵 金田勇 芦毛 差
ホクショウメジャー 牡5 760 松田道 槻舘重 栗毛 差
  10 フェアリードール 牝5 740 安部憲 岩本利 栗毛 先
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2,8,1→2,8,1,4→2,8,1,4,9 合計27通り
  三連単 2,8→2,8,1→2,8,1,4,9,3 合計16通り
  応援馬券(単勝+複勝)8
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 4=2,8,1,9 9=2,8,1 合計7点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  帯広単独開催となって以降創設された歴史の比較的浅いG1レースであるが、正月の明け5歳馬の頂上決戦として定着してきた。2歳時からずっと切磋琢磨して戦ってきた相手との最後の勝負だ。これをステップにトップ馬への道へと進んでいくことになる。
  レースの傾向としては実力馬がその力を発揮して勝っているケースが多く、堅く収まることが多い。過1番人気、2番人気で1着2着となったのが過去5年で4度もある。やはり定量戦で力どおりの結果が出るということであろう。この時期になると各馬力関係がはっきりわかっているというのもある。ただ3着に下位人気の馬がきているので、あえて狙うならそのあたりだろう。
  今回出走の10頭中7頭が重賞勝ち馬、そして今年度は柏林賞がカゲホウトウ、銀河賞がカイシンゲキ、クインカップがフェアリードールと世代重賞で新興勢力が勝っており、まさに群雄割拠の様相になっている。ただこれまでハンデに苦しんだ実績馬たちも定量戦となりまさに力と力の勝負になりそう。

各馬寸評:
  1 カイシンゲキ:一昨年のばんえい大賞典と、昨年の銀河賞の2つのタイトルを持つ。好不調の波が大きいタイプで勝つときは強い勝ち方をするが、負ける時は脆さを見せる。障害も基本的には得意ではないが、主戦の浅田騎手が、展開によって前に行ったり、控えたりといろいろ工夫をしながらレースを進めている。近走の成績は上がっていないが、これは古馬の一線級との対戦によるもの。同世代なら当然巻き返しは可能。
  2 ハクタイホウ:まさに戻ってきた「大砲」。2歳時から常にトップクラスを走りながら重賞が勝てず、一昨年のばんえい菊花賞のみがこの馬の重賞タイトル。先行力は抜群だが最後の詰めが甘いのが災いしている。昨年夏を休養し、開けの第1戦にスピードレースの疾風賞を使って感覚を養って以降は、調子が上向いてきている。両隣に有力馬がいるので、逆にそれらにこの馬の先行力を意識させるようなレース展開に持ち込みたい。
  3 カゲホウトウ:昨年の同世代第1戦の柏林賞の勝ち馬。レースセンスの良い馬で、序盤先行しておきながら、他馬をうまく牽制し先に行かせてから障害でもたつくのを横目に、この馬が障害を上手に越えてあとは切れ味で勝負するという感じだ。あまり太らない馬だったが、この秋になり体重が1000kgを越えてきた。しかしその分若干ズブくなってきた感もあるが、これは将来荷物が重くなった時への対策だろう。
  4 カンシャノココロ:この馬の持ち味は、先行力とどんな状況でも障害を一歩一歩踏みしめて越えて行く粘り強さだろう。重賞は1番人気になったこともあったが善戦どまりとなっている。これはこの馬自身切れ味があまりなくしっかり走っていてもスピードのある馬に差されることが多いのが勝ちきれない原因だ。近走は着順こそ上がっていないが着差は大きくなく、安定した走りを見せている。なんとか早めに抜け出したい。
  5 ホクショウマサル:イレネー記念とダービーの両方を制しており実績は最上位。本来の力を出せれば問題ないが、今年度は比較的軽量の一般戦で勝ったのみ。近走は古馬オープンクラスが相手ということもあって、苦戦を強いられている。先頭集団から離れて最後方から行くようなレースになっているが、これは行けないのか行かないのか、推し量るのは困難だ。ただ今回は定量戦で他馬がもたつく間に追いつくことができれば。
  6 アアモンドセブン:先行力ならこの馬。重賞タイトルはないが、柏林賞2着など牡馬相手でも互角に戦える力を持っている。先行した上で障害も問題なくこなせるので、掲示板には確実に入ることは可能だ。ただ逃げ馬の運命か、切れ味良く差してくる馬には弱い。気分良く逃げることができることが勝つための条件だ。1100kg前後の大きな馬格でしっかりと走りきることができるか。
  7 シンザンボーイ:ランキング的には明け5歳で9番目に位置する馬。接戦をものにしながら一般戦で連勝するなどしてこのレースの出走権を取ってきた。基本的にはスピード型で軽い馬場で時計の速いレースが得意のようだ。障害も崩れはほとんどなく、接戦に持ち込めれば勝負根性でも抜け出すことも可能。重賞は3歳時の三冠レースに出走するなど一応の経験はある。重量への対応は未知数だが得意な方ではないかも。
  8 キサラキク:牝馬ながら同世代ではランキングナンバー1。出られる重賞は全部出走している。重賞タイトルは黒ユリ賞とオークスの2つだが、ダービーで2着に入るなど、牡馬相手でも全く引けを取っていない。また、近走は古馬相手でも互角に戦っている。重量加増もこの馬にとってはむしろ歓迎材料だろう。脚質的には差し馬で、他馬の様子を見ながら障害を上がっていくタイプ。馬体重の変動が激しいことだけは心配材料。
  9 ホクショウメジャー:ランキング的には10番目の馬。重賞タイトルは2歳時のナナカマド賞のみで、他の重賞にも顔を出しているものの成績は今一つ。どちらかというと軽いところの方が力が出せる。基本的には先行していくタイプの馬であるが、どんな展開でも対応はでき、最後まで粘りきれる脚を持っているので混戦になれば抜け出すチャンスはある。ここにきて馬体も充実してきており調子は上向きだ。
  10 フェアリードール:昨年、とはいっても2か月前のクインカップで重賞勝ち馬となった。3歳時オークスでも2着に入っており、実力は十分持っている。この馬も先行力と障害力で勝負するタイプで、スムーズに前に行ければ粘りもある。ただ大外枠はやや割引材料か。あと、春先は生理的なものなのか、大きく成績を下げる時期があり、今年も前走あたりその兆しが見えかけているのも心配材料だ。

はむ!の予想まとめ:
  堅く収まることが多いレースではあるが、今年はかなり人気が割れそうだ。今年度の4歳三冠勝ち馬2頭(カゲホウトウ、カイシンゲキ)も今一つ調子は上がっていない様子。それならやっぱり当欄でずっと推し続けているキサラキクにチャンス到来だというところだが、もう一頭忘れかけていた馬がいた。それがハクタイホウだ。前述のように実力がありながらなかなか重賞を勝ちきれないでいたが、一旦休養してからは立て直し、古馬のオープン馬相手に勝利している。自分でペースを作っていける馬。ゴール前でスピードが緩むのは脚質として仕方ないが、うまく抜け出せればそのまま逃げ切ることも考えられる。これを本命に。相手はキサラキク。久しぶりに重賞で勝負できる強い牝馬になってきた感じだ。若干気分屋なところがあるが、障害力も切れ味も持っており、やはり中心的に考えるべき馬の一頭だ。そしてやはりカイシンゲキも外せない。最近の実績では上位。トップ馬との相手との対戦で力を付けている。
  当欄では上記3頭が力上位とみるが、レースとなると展開次第で当然割って入る馬もいるだろう。カンシャノココロは序盤から展開を作れれば食い込みも。ホクショウメジャーは逆に切れ味で勝負。あとは、シンザンボーイあたりも気にはなるが今回の重量ではどうか。カゲホウトウホクショウマサルらの実績馬はあまり調子が良くないと見ているが当日のパドックなどもチェックしたい。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  今回、ハクタイホウの方を◎にしたがキサラキクの評価を落としているわけではない。カイシンゲキとの3すくみで狙いたい。しかし取りガミの可能性もあるので、オッズを見ながら2枚買うところもあるかも。ヤングチャンピオンシップの貯金がもう少しあるので強気にいきたい。

  今回の結果と回顧は帯広記念など1月2日の結果を合わせて数日以内にアップします。

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