世間ではリオデジャネイロオリンピックが始まり、世界のトップアスリートたちの熱戦が繰り広げられています。筆者は運動神経に関してはクラスでもトップを争うほど・・ダメですが、見る方はかなり好きで特に五輪種目についてはほとんどルール説明できるほどです。(実は当ブログは現在ばんえい競馬専門ブログとなっていますが、元々はスポーツ全般を応援する掲示板として2000年のシドニー五輪の年に設置した掲示板からスタートしたものです。)最近は忙しくて見る時間も減ってきたし、また五輪そのものがドーピング問題その他いろいろあって、昔ほど楽しむという感じではなくなってきてはいますが、やはり開幕すれば選手たちの頑張りに引き込まれますね。最近はテレビ中継以外の種目もネットなどで見られるので、メダルラッシュに沸く日本選手の活躍はもちろん、世界最高のプレーを堪能しています。
かといって、競馬応援をおろそかにするわけではありませんw。特にばんえいはいよいよ夏の大一番グランプリがありますからね。他には、ばん馬の広報部長?ミルキー号らが笠松、園田のほか、初めて競艇場(蒲郡)に登場。さらには22日には恒例のJRAジョッキーDayもあるし、ばんえいにとっても暑い夏は続きそうです。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第28回ばんえいグランプリ(BG1) (2016年8月14日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上選抜別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安・ファン投票順位) |
○ | 1 | フジダイビクトリー | 牡8 | 810 | 松田道 | 金山明 | 栗毛 逃 6位 |
注 | 2 | カイシンゲキ | 牡5 | 800 | 浅田達 | 槻舘重 | 鹿毛 先 9位 |
3 | サクラリュウ | 牡6 | 800 | 菊池一 | 金山明 | 鹿毛 逃 | |
  | 4 | キタノタイショウ | 牡10 | 810 | 大河和 | 服部義 | 栗毛 追 7位 |
  | 5 | キサラキク | 牝5 | 790 | 阿部武 | 金田勇 | 芦毛 差 4位 |
△ | 6 | ニュータカラコマ | 牡8 | 810 | 西将太 | 村上慎 | 鹿毛 差 10位 |
▲ | 7 | オレノココロ | 牡6 | 810 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 青毛 先 2位 |
◎ | 8 | コウシュハウンカイ | 牡6 | 810 | 藤本匠 | 松井浩 | 栗毛 先 8位 |
9 | アオノレクサス | 牡10 | 790 | 西謙一 | 平田義 | 芦毛 逃 3位 | |
  | 10 | オイドン | 牡8 | 810 | 工藤篤 | 鈴木邦 | 栗毛 追 5位 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ファン投票によるグランプリ。今年はファン投票1位のセンゴクエースが出走しないのがさみしい限りだ。(ファン投票1位の馬が出場しないのは2007年のミサイルテンリュウ以来9年ぶり)当のセンゴクエースは別に体調が悪いわけではなく、回避して4歳限定の山鳩賞の方に出走。戦略上仕方のないことだが、その山鳩賞で単勝1.1倍ながら障害で崩れて最下位となってしまったことを考えると、グランプリという選択肢もあったのではと思うのだが・・。
さて、夏の大一番であるこのレース。しかしBG1となった2010年以降1番人気の馬が苦戦しており、ようやく昨年フジダイビクトリーが勝利。ファン投票1位の馬も全敗、名馬カネサブラックは5回出場して優勝はゼロ(2着3回)となっている。前哨戦の北斗賞が本命サイドで決まることが多いことを考えると、不思議なデータだ。逆に連対馬はすべて5番人気以内、ここ4年は3連対も5番人気以内となっており、本命馬は怪しいけれど大荒れは少ない。という傾向が出ている。
このレース3連覇を目指すフジダイビクトリーや今年の北斗賞を勝ったニュータカラコマら8歳馬勢か、旭川記念を勝ったコウシュハウンカイ、オッズパーク杯を勝ったオレノココロら勢いのある6歳馬か、他の世代の巻き返しはあるのか。注目の大一番だ。ただ台風の影響が懸念されており、レース時間までの雨の状況にも留意する必要がある。
予想の前に、G1なので久々に全頭の寸評をしてみます。
各馬寸評:
1 フジダイビクトリー:グランプリは過去2回の出場でいずれも優勝。今年のばんえい記念も優勝し、実績は申し分なくno.1のはずだが、なぜか地味なタイプでファン投票も6位。実際の競馬でも1番人気になることが少ない。派手なパフォーマンスはないが、重量も馬場水分も関係なしにただ自分の走りができるのがこの馬の強みだ。最内枠はやや苦手か。
2 カイシンゲキ:出走予定のあった同じ5歳馬のハクタイホウらの回避で出走権が回ってきた。とは言ってもファン投票9位と人気のある馬。グランプリはもちろん初出走だが、古馬との対決も経験しており、今年度当初のオッズパーク杯では勝ち馬と8秒差と健闘している。どちらかというと切れ味タイプの馬だが、相手なりには動けるので型にはまれば。
3 サクラリュウ:回避馬が2頭出たため出走権が回ってきた。グランプリどころか重賞自体が初出走。父親チヨノキングも重賞勝ちはなくこれといった産駒も出していない。しかししっかりした馬体と先行力、障害力、そして最後まで走りきる粘りを武器に入着を重ねA1ランクまで登ってきた。強い6歳世代の一頭でもあり、未知の魅力はある。
4 キタノタイショウ:10歳馬となりグランプリは6回目の出走。過去にファン投票1位が2回ある人気馬だが、2着が1回であとは4着以下。最近は特に障害の苦手意識が強く、思うような競馬ができていない。ばんえい記念勝ちなど力は十分あるだけにその力を持て余している感じがある。ここらでもうひと花咲かせたいところ。この馬としては好枠か。
5 キサラキク:牝馬だが、オークス、天馬賞とG1を2勝など5歳ではランキングトップの実力馬。古馬勢相手にはまだ若干力不足な感はあるが、実戦を積んで力を付けてきている。将来性は十分だ。アンローズやフクイズミといった名牝と言われる馬たちもグランプリを勝ってトップホースとなった。脚質は差し馬で切れ味が身上。流れに乗れれば善戦も。
6 ニュータカラコマ:グランプリは2年ぶり2度目、2年前は3着。前哨戦の北斗賞を勝利し、その後も絶好調をキープ。障害が確かでまず崩れることはない。ただ、重賞では1番人気になると勝てないというジンクスがあり、このレースが1番人気が苦戦とデータを考えると、オッズをにらみながら検討したいところ。重量が増えるのも不安材料だ。
7 オレノココロ:グランプリは昨年(6着)に続き2度目。強い6歳勢の1頭。重賞10勝の実績馬で実力的にはメンバー中トップクラスだが、夏はあまり得意でないらしく、成績は今一つ。時々見られる障害での膝折も目立ってきている。きちんと降りられればスピード・スタミナとも一枚上なだけに、体調面がカギ。自分との戦いだ。馬体重増なら。
8 コウシュハウンカイ:グランプリは2着だった昨年に引き続き出走。同世代のオレノココロとは人気・実力とも最大のライバル。障害力があり安定感は抜群だが、大一番ではいま一歩勝ちきれないことがあった。旭川記念で勝利して自信はついたと思われるが、決め手のある馬にやられることも多いので、それらを封じ込めるようなレースをしたい。
9 アオノレクサス:ファン投票3位。真っ白な芦毛で人気の馬。グランプリは3度目。重賞の実績はないが、過去にはイレネー記念2着、ダービー3着の実力馬、決して格下ではない。抜群の先行力があり障害も上手な方なので軽ハンデを生かし見せ場は作れそう。但し後半はスピードが落ちるので第2障害を越えた時点で他を引き離していることが必須。
10 オイドン:グランプリは3度目、過去2回は1番人気又は2番人気ながら5着、4着となっている。時折非凡なスピードと強さを見せそれが人気の秘訣だが、どうしても障害と折り合いに苦心している。最近は大崩れすることは少なくなっているが、その分切れ味が落ちてきている感があるのが気がかりだ。決して力のない馬ではないのだが。
雨の影響を考慮する必要があり、それによって狙い目も変わってくる。今回当欄では、たとえ雨が降っても極端に馬場は軽くならないと見て、コウシュハウンカイを中心に置きたい。力がある上に大崩れのない馬なので信頼はおける。旭川記念以降一息ついて以降のここ2走でも崩れないレースをしている。ただ軽くなりすぎるとスピードのある他馬に出し抜かれる可能性があり注意。
対抗は3連覇を狙うフジダイビクトリー。今シーズンは勝ちはないが、3月のばんえい記念優勝後は始めからここを目標に調整してきている感じで、調子は上向き。馬場は重軽どちらもこなせる。
オレノココロも障害のリスクはあるものの、やはり力と勢いがあり無視はできない。単穴で。挙げた3頭が抜け出しており、あとの馬は一長一短で、はまれば上位に割り込んでくる可能性も大きいが、過信すると凡走の可能性もある。その中ではやはり好調を続けているニュータカラコマは押さえておく必要がある。3連系でのヒモ穴を狙うなら、繰り上がり挑戦ながら一発ありそうな若馬カイシンゲキ、障害次第のオイドンやキタノタイショウあたりを3着付けで狙うか。馬券につなげるなら天気やパドックを十分チェックしたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
北斗賞ではコウシュハウンカイが一息つくと予想したまでは良かったが、馬券的にはつながらなかった。今回はコウシュハは少なくとも3着には来ると見つつ、点数をいかに絞れるかが課題。もちろんキサラキクの応援馬券は続け(今回はアオノレクサスも)、ワイドはカイシンゲキあたりを狙う。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 8→1,7→1,7,6,2,4,10,5,9 合計14通り 各100円
三連単 8→1,7,6→1,7,6,2,4 合計12通り 各100円
三連単(マルチ) 8=1,7=7,6 合計9通り 各100円
応援馬券(単勝+複勝) 5 各200円 9 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=8,1,7,6 4=2,8,1,7 合計8点 100円
合計4,900円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。
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