ばんえい重賞レース回顧
第52回 岩見沢記念(BG2)-2016年9月19日-10R 200m直 小雨 2.6%
1着▲(5)フジダイビクトリー(松田道)1分49秒6
2着◎(4)コウシュハウンカイ
3着○(2)カイシンゲキ
単勝 5 230円 馬単5-4 370円 三連単 5-4-2 1,380円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえいの古馬重賞第52回岩見沢記念は、2番人気のフジダイビクトリーが1番人気コウシュハウンカイとの最後の直線のマッチレースを制して勝利。この馬にとっては3月のばんえい記念以来通算8度目の重賞制覇となった。
  馬場水分2.2%ながら前日の雨もあってかなり軽い馬場。高重量戦にしては序盤からハイペースで展開、中間まで横一線からフジダイビクトリーが意識的に前に出るもほとんど差がないまま第2障害へ。障害はフジダイビクトリーとコウシュハウンカイの有力2頭がほぼ同時に仕掛け、共に障害をひと腰で越える。他の馬は障害で苦戦し、先行2頭のマッチレース。ほんの少し先に障害を降りたフジダイビクトリーがリード、コウシュハウンカイが半馬身差で迫るもその差は詰まらない。最後にはフジダイが一押し突き放し、最後は1馬身半程度の差を付けて勝利。コウシュハが惜しくも2着。3着争いは大きく離れて、障害を3発ほどかけて3番手で越えたカイシンゲキが、最後キタノタイショウの猛追をかわして3着に粘り込んだ。
次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):久々にこの馬の持ち味を生かしたレースだった。他馬を引きつけておいて引き離し、終わってみれば完全逃げ切り。この馬は高重量で力を発揮する一方、若馬の頃から軽馬場も得意で、今回は完全に勝ちパターンだったと言える。今後はもちろん北見記念から帯広記念という古馬重賞戦線を狙っていくことになろうが、高重量戦となるので更に力を発揮できそう。
  コウシュハウンカイ(2着):しっかり障害を越え、この馬の走りはできたが、勝ち馬に上手く走られたというところ。軽馬場であったことや10kgのハンデも影響したか。2着が多いのもこの馬らしい。今後の重賞で巻き返したい。
  カイシンゲキ(3着):好調を維持しており一発の期待もあったが、上位の馬たちとは障害力の差が出てしまったか。しかし他の馬は封じており、今後さらに力をつけていけば面白い存在に。
  キタノタイショウ(4着):他馬がもたついたこともあったが、軽馬場ならまだまだ走れるところを見せた。障害苦手は変わりないが、今後高重量戦になれば今回のような展開も。
  セイコークイン(5着):差のある5着ではあったが、それでも重賞で掲示板内に入ったことは、オープンでも十分戦えることを証明した。今後特別戦などではまだまだ活躍できそう。
  その他では、キサラキク(6着)はまだ障害が課題ではあるが、体調が徐々に回復して一時期より走れている。オイドン(7着)は障害で大きくもたついてしまった。二の足が入らないのがこの馬の弱点。
はむ!の予想結果
  コウシュハが頭なら3枚買っていてなんとか原点に近い所まで戻ったと思われるだけにまあ得てしてこんなもの。2着グセのある馬とはいえ、コウシュハの2着を厚めにというような勝負師みたいなことはできない。凡人ならではの取りガミでした。またまたワイドで焼け石に水。
  今回収支 -3,840 (配当)1,860 (投入)5,700
  (今年度累計)-20,380
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は来週25日(日)、4歳馬戦の銀河賞(BG2)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
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