ばんえい重賞レース回顧
第24回 銀河賞(BG2)-2016年9月25日-10R 200m直 曇 1.9%
1着◎(10)センゴクエース(松田道)1分39秒8
2着▲(5)キンメダル
3着 (4)アスリート
単勝 10 140円 馬単 10-5 720円 三連単 10-5-4 5,260円
※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)
  ばんえい4歳馬3冠レースの第2弾銀河賞は、1番人気のセンゴクエースが正に横綱相撲で他馬を突き放しての快勝。これで重賞は負けなしの8勝目となった。
  馬場水分は1.9%、しかしそれまでの雨もあって、この日の前の2歳特別で1分10秒台の時計がでるなど、数字以上に軽い馬場であった。レースもハイペース。逃げ馬のタキニシサンデーがハナを切り、第1障害を越えてからはアスリートが積極的に前に出る展開。コウリキがやや取り残された形になった。1,2障害の中間からははまなす賞を勝った2番人気のバウンティハンターが一気に前を伺い第2障害手前では先頭へ。各馬が揃ったところで、先に仕掛けたのはバウンティとタキニシ。しかし両馬とも障害途中でストップ。特にバウンティは膝から崩れてしまった。その間に真ん中からひと腰でキンメダルが越えこれが先頭。その横からアスリートが続く。そしてこれを見るようにしてじっくり溜めていたセンゴクエースが前走失敗した障害に挑戦、ややふらつきながらも踏ん張って障害をひと腰でクリア。降りてからは他馬とは脚色が違い、キャンターで一気に前の馬をかわし先頭へ。あとは鈴木騎手が軽く気合いを入れただけで走りきり、ハンデ差もなんのその、3馬身程度の着差以上に強い勝ち方であった。2着争いはキンメダルに対しアスリートがじわじわ迫るが、キンメダルがなんとか粘り込み2着、3着はアスリートだった。2番人気だったバウンティハンターは大差の最下位10着に沈んだ。
次走へのひとことメモ
  センゴクエース(1着):前哨戦でのまさかの障害ミスの後で注目されたが、慎重にレースを進めて障害も慌てさせることがなかった。障害さえクリアすればあとは他馬との力の差は歴然。ただこれでも体調は8分の出来の感があり、まだまだ伸びしろを感じる。次の狙いは当然4歳3冠を目指して正月の天馬賞ということになるが、定量戦で余程のアクシデントがない限り勝利は堅いだろう。当然この馬にはそれ以上を見据えてほしいところ。
  キンメダル(2着):元々この馬が持っている実力を十二分に発揮した。速い展開にも惑わされず自分の走りに徹した。一時期調子を崩していたが完全に復活したといっていいだろう。これでA1クラスに上がり古馬上位との実戦を積んで更に力を付けたい。
  アスリート(3着):近走の好調を持続していた。積極的な競馬で、障害もしっかり越えて最後は粘り込んだ。軽馬場も味方していたが荷物の不安は問題なかった。牝馬には11月のクインカップという目標があり、この馬も当然有力な一頭となるだろう。
  テンカトウイツ(4着):最下位人気に甘んじていたが、地味に4着に粘り込んだ。本来先行する馬だが、今回速いペースに巻き込まれないよう後ろから行って障害をあげることだけに徹したようだ。今後に向けてもう少し賞金を稼いでおきたい。
  イノリノチカラ(5着):柏林賞3着で穴人気していた感はあるが、まずまずの走りといったところか。障害などは良かったが、最後でいっぱいになるあたりはやはりまだ力不足か。自己条件で立て直す。
  その他では、シリウス(6着)は末脚は良かったが障害で手間取り出遅れた。タキニシサンデー(7着)も先行力はあるだけに障害をもう少し修正したい。そしてバウンティハンター(10着)はこれまでもあまりなかった崩れが出てしまった。障害の巧拙以上に序盤のオーバーペースがたたったか。
はむ!の予想結果
  センゴクは勝ったが、対抗にしたバウンティハンターが大崩れで、かつ馬券には絡ませなかったアスリートが3着に入って、ワイドも含め馬券は完全ハズレ。4着にテンカトウイツが来ていて惜しいといえば惜しいのだが。どうせ外れるなら1.4倍もつく単勝とか、馬複とか買えなかったものかと思う。点数を絞るのは良いが、絞り方にも問題がある。予想自体はアスリートもチェックしているしそれほど悪いとは思わないのだが、馬券が・・。反省して次につなげよう。
  今回収支 -5,500 (配当)0 (投入)5,500
  (今年度累計)-25,880
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)
次回重賞は3週間あきます。10月16日(日)、今年度初の2歳馬重賞のナナカマド賞(BG3)です。当欄ではいつものように前日までに見解を書きたいと思います。
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