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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年2月25日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2017】第38回チャンピオンカップ(2/26)

はむ!のばんえいコラム
カジノと競馬
  もう昨年末になりますが、いわゆるIR法案が成立しました。これはマスコミその他でよく「カジノ法案」と言われていたために、国民にはなんか日本のあちこちでこれからカジノができるような誤解を与えているのではと思います。今回はカジノができる施設を建てることの根拠法律ができたということであり、カジノについての具体的なことはまだこれから「実施法案」が検討されるのであって、今は何も決まっていないと言っていいと思います。
  この手の議論の場合、TOTOの時もそうでしたが、ギャンブルを認めるのか、依存症はどうするの、教育的にどうなるの、とかいう話になり、そしてその話の中に3K(競馬、競輪、競艇など)、宝くじ、パチンコといったところが引き合いに出されます。そうなると競馬ファンとして言いたいことはいろいろありますし、それを含めてきっと結論の出ない長々とした議論になりそうです。
  また追って当欄でも自分の考えを含めて述べていければと思います。
  ばんえいの方に話を戻して、先日、ばんえいの4つの牝馬重賞(黒ユリ賞、ばんえいオークス、クインカップ、ヒロインズカップ)をすべて制覇したナナノチカラ(7歳)の引退セレモニーがありました。この馬はなかなか個性のある馬で、父アキバオーショウ、母ウィナーナナとそれぞれ活躍した馬の血統で、特に父の特徴を受け継いでおり、直線での飛ぶようなキャンターの走りで、2歳時には雪馬場を49秒で駆け抜け、準重賞のスピードスター賞は50秒台で連覇するなど、ばんえいとしては小柄な馬体ながら直線のスピードは天下一品。かといってヒロインズカップでは780kgを引っ張って差し切るなど力も持っており、ばんえいとしては新しいタイプの馬でした。名牝の一頭と言えるでしょう。引退は惜しいですが繁殖上がりとのこと。今後のこのような個性派の馬が出ることを期待します。
  さて、ばんえい重賞は今週からばんえい記念まで4週連続。今年度のクライマックスが近づいてきました。今週はその第1弾チャンピオンカップです。それでは予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第38回チャンピオンカップ(BG2)
(2017年2月26日(日)18:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上重賞競走優勝馬)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡7 820 藤本匠 松井浩 栗毛 先
フジダイビクトリー 牡9 820 松田道 金山明 栗毛 逃
ニュータカラコマ 牡9 820 藤野俊 尾瀬富 鹿毛 追
キサラキク 牝6 790 西謙一 金田勇 芦毛 差
  バウンティハンター 牡5 780 阿部武 金田勇 栗毛 先
  アスリート 牝5 760 大河和 服部義 鹿毛 先
オレノココロ 牡7 840 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  出走資格がその年度の重賞優勝馬という特殊な条件のレース。しかしトップ馬が顔をそろえ、3週後のばんえい記念の前哨戦的要素が多い。過去10年の傾向を見ると1番人気は(4,1,1,4)とある程度有力だが微妙。2番人気は(2,1,0,7)と苦戦傾向、6番人気以下でも3回ほど来ており、ちょい荒れの要素が強い傾向。基礎重量が800kgとこの時期にしてはそれほど重くないことハンデ差があることが影響するか。特に雪が降るとレース展開が大きく変わる。しかしこのレースを3連覇したカネサブラックなどこのレースに勝ってばんえい記念にも勝つ馬も多く、実力馬はやはり軽視はできない。
  今年のメンバーも実力馬はほぼ揃った。3連覇を狙うオレノココロは他馬と20kg差のトップハンデがカギ。その他重賞2勝で本番のばんえい記念を見据えるフジダイビクトリー、ニュータカラコマ、そして立て直してきたコウシュハウンカイらの争いか。
各馬寸評:
 1 コウシュハウンカイ:帯広記念の大敗など少し調子を崩した時期もあったが、前走ではしっかり巻き返して力のあるところを見せた。安定性のある走りには定評がある。テンが遅いところがあるので、ペースを乱されるとこの馬の走りができないことも。最内枠は課題。
 2 フジダイビクトリー:連覇を狙うばんえい記念に向けた調整に入っているところ。本番を見据えたレースとなり、ペース配分や障害のチェックなどをしてくるだろう。昨年のこのレースは4着と、臨戦過程的には昨年とほぼ同様。ややズブい面も出てきているが。
 3 ニュータカラコマ:この馬も本番はばんえい記念。近走は特に安定しており着を外さない。一方ではここ一番で今一つ勝ちきれない。障害力がついた分だけ最後の脚をなくす場面も見られる。今回は適当な重量で勝てる条件は揃っている。転厩後初の重賞でなんとか勝ちたい。
 4 キサラキク:今年度は古馬戦線初挑戦で壁に当たっているイメージたが、ドリームエイジカップ勝ちなど全体的に成績を見渡すと相手関係からすれば善戦していると言える。前走はスピードレースで3着とこの馬の新たな面を見せた。今回も斤量的に善戦可能。
 5 バウンティハンター:初重賞のはまなす賞勝利以降は完全に壁に当たり、障害のミスも出たりして苦戦が続いている。今回はさらに未経験の高重量で厳しそう。本来は逃げて良し控えて良しの自在の脚を持っており展開が上手く行けば足りない馬ではない。
 6 アスリート:クインカップで初重賞制覇後は、ドリームエイジカップにも果敢に挑戦。近走は相手関係が厳しく壁に跳ね返されている感じだが、この馬の走りはできている。今回は相手が強く荷物も重いので勝負は厳しそうだが、ハンデ差を生かしどこまで詰められるか。
 7 オレノココロ:帯広記念での快勝以来満を持しての登場。当然今年初挑戦の本番のばんえい記念を見据えてトレーニングしているところであろう。障害での不安もほとんどなくなった。切れ味は持続。今回はハンデ差とレース間隔が少し気になる程度。

まとめ:
  フジダイビクトリー、コウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、オレノココロの上位4頭はばんえいの中でも代表格。他馬と力の差は歴然としており基本的にはここから狙うのがセオリー。但し、いずれも本番は3週間後のばんえい記念ということを考え、このレースをどう位置づけてくるか陣営の考えを読むのも必要。4頭の間ではどうか、そしてその中で下位の馬にハンデ差を生かして付け入る隙はないのか。
  当欄ではやっぱり無難に上位馬の中から選びたいところ。その中でも3連覇を狙うオレノココロは確かに力は上、過去のレースでもトップハンデは苦にしていない。ただ昨年までと違うのは、今年は目標をばんえい記念に置いているということだ。障害などでもじっくり越えることに重点を置いた稽古を積んでいると思われ、ペースが乱れた時にとっさの対応が取れるかが課題だと見ている。大外枠に入ったことも影響はないとは思われるが、何かあったときの原因の一つにはなりそう。それでも障害を越えれば問題はなさそうだが、出遅れた時波乱も。そういうことなら当欄ではやはり安定度でコウシュハウンカイを軸に置きたい。このレースは連続2着でいずれもオレノココロに敗れている。逆に言えばオレノココロ以外には勝っているわけであり、昨年のばんえい記念でも善戦したことを考えれば、少なくとも2番手評価以上はできるだろう。調子を崩していた時期もあったが前走勝利したように今はすっかり立て直している。最内枠は割引材料だが今回は(奇数開催日の偶数レースで)外詰めコースで7頭立てのため内側が広々と開くので問題ないだろう。そして相手は同じく信頼度でニュータカラコマ。勝ちきれない面はあるが、帯広記念の時のようにペースを乱されてもこの馬の走りは変わらない。転厩して心機一転か、対抗扱いに。さらに単穴には上位馬に唯一割って入れる存在としてキサラキクの走りに期待したい。今回は軽ハンデが魅力、ドリームエイジカップでは優勝しており力の足りない馬ではない。前走スピードレースの勢いで積極的な仕掛けを見せられればあっと言わせる場面も。今回のオレノココロはその次の評価としたい。そして、フジダイビクトリーも忘れてはならないが、この馬も本番に重点を置いて仕上げていることが考えられる。後の2頭はハンデはあるものの力の差がありそうで、展開が乱れたりしない限り難しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  大赤字のまま今年度のクライマックス4週連続重賞シリーズに突入してしまった。今回は少頭数でなんとかしっかりリバウンドを狙いたいところだが、絞り込みは簡単ではない。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   1,3,7(BOX) 合計6通り 各200円
   1,3,4,7(BOX) 合計24通り 各100円
   1=3→4,2 1→4,2→3 合計6通り 各200円
  応援馬券(単+複)4 各200円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 1=4,5,6,7 6=3,4,7 合計7点 100円
  合計5,900円で勝負!

  今回の結果と回顧は、レース終了後2,3日でアップしたいと考えています。
  更に、すぐに次の重賞がありますので、予想がんばっていきたいと思います。

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