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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年2月16日木曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第42回黒ユリ賞(2017/2/12)

ばんえい重賞レース回顧
第42回黒ユリ賞(BG2)-2017年2月12日-10R 200m直 晴 1.6%
  1着 (10)キタノミサキ(大河和)1分32秒3
  2着 (7)キタノサカエヒメ
  3着 (2)メヂカラ
単勝 10 6,110円 馬単10-7 121,900円 三連単 10-7-2 2,136,910円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえい明け3歳牝馬重賞第42回黒ユリ賞は、9番人気の伏兵キタノミサキが各馬障害で苦しむ中、最後方から障害をひと腰で越え先行する馬を捕らえて差しきり勝ちで重賞初制覇。大河原騎手は今年重賞3勝通算56勝目であった。2着、3着も人気薄で決まり、馬単、三連複で10万馬券、三連単は200万超えの大波乱となった。
  この日の帯広はプラス気温で雨雪も降らず馬場もかなり乾き気味で、時計のかかる重馬場であった。レースは序盤は平均ペースでほぼ平均ペース。キタノミサキはやや後方から行く展開、1,2障害中間からナカゼンガキタ、コウシュハサマー、シンエイボブと有力どころが前に出て、第2障害手前まで先着。ここまで1分弱。障害はコウシュハサマーとナカゼンガキタが同時に先に仕掛けるもナカゼンガキタが障害7分どころで、コウシュハサマーは天板近くで膝折、続いて仕掛けたシンエイボブも膝を折り各馬苦しい展開。これを見ながらキタノサカエヒメがひと腰で障害クリア、すぐに立て直したナカゼンガキタとほぼ同時に障害を越えるが、キタノサカエヒメの方が脚色が良い。さらに内からメヂカラが障害を2腰目で越え、前に並びかける。コウシュハサマーも続くが苦しい。そして大外から最後方待機していたキタノミサキがふらつきながらも障害をひと腰で越え一気に前を追う。残り20mあたりでは追うメヂカラを押さえてキタノサカエヒメが前に出るがさらにキタノミサキの脚色が良く、残り10mでかわしそのままゴールした。その後は各馬一杯になっていて何度も詰まったがキタノサカエヒメがなんとか2着に残り、メヂカラが再度追ってきたナカゼンガキタを押さえ3着に粘った。2番人気のナカゼンガキタは4着。1番人気だったコウシュハサマーはほとんど脚が残っておらず6着、3番人気のシンエイボブは障害で競走中止と有力馬総崩れの結果となった。

次走へのひとことメモ
  キタノミサキ(1着):この馬の課題は障害だったが、大外に入ったのがこの馬にとってはかえって良かったのかもしれない。最後方待機で、周りに馬がいない状況を作れ、そして障害は外にふらつきながらも自分のペースでクリア。降りてしまえば脚のある馬、最後まで止まることなく走れるスタミナも持っていた。この馬の持ち味を存分に生かしたレースであった。賞金加算が大きく今後のレース選択が難しいが、とりあえずは定量のイレネー記念か。重量適性はありそうなので牡馬相手にどこまで通用するかは見たい。
  キタノサカエヒメ(2着):この馬も有力馬を見るような展開だったが、前が崩れてくれた上に、障害をひと腰で越えられたことが大きかった。ジョッキーの腕によるところもあるか。最後はさすがに脚が上がったがなんとか粘って2着。終わってみれば釧路産駒特別の2着、1着とこの地区のレベルも侮れない。イレネー記念の出走権は確定ではないが可能性は高い。しかし使ってくるか、それとも年度末の牝馬戦の福寿草特別あたりを狙うか。
  メヂカラ(3着):障害を越えたあたりは一瞬先頭に立つ場面もあったが、障害でふた腰ほどかかった分だけ最後スタミナ切れでゴール直後は倒れ込んだ。それでもこの馬のレースはできていた。ある程度荷物があっても走れる目処はついたのではないか。
  ナカゼンガキタ(4着):有力馬総崩れの中、なんとか掲示板に滑り込んだ。先行することが予想されていたところ、序盤から前に行くも重馬場で体力消耗、障害も勢いを付けて登ろうとするも膝折。この条件の中でまずまずこの馬の走りはできた。巻き返しの余地は大きくある。
  コウシュハノユメ(5着):10番人気で無欲の走り。障害はひと腰ではなかったが、崩れなかったことが最後の脚が残って掲示板内に入れた結果であろう。重量適性もあったか。今回のように障害力を付けていけば上位争いができる余地は大いにある。
  その他では、1番人気になっていたコウシュハサマー(6着)は障害の天板までは上げていたが、そこで力尽きた。有力馬であったので前半から少し無理して行きすぎたか。プレシャスリン(7着)も終始押っつけぱなしで重量への厳しさが出た。当欄で単穴で狙ったウィナーブラック(8着)も障害が厳しかった。最後はやや脚を余しておりもったいない感じであった。

はむ!の予想結果
  この組み合わせはいくらなんでも無理。追い込み馬が台頭する想定はしていてウィナーブラックとか入れてたんだけど、キタノミサキとは・・。各馬寸評ではこの馬も決して無視はしていないけどそこまで手は回らないな。それよりもこういう難しい時があるのでそれまでに勝てるときに勝っておかなければならなかったんだけど・・・だらだらマイナスが増えてからドカンと行かれる最悪のパターン。本当になんとかしなければ。(もちろんやめるという選択肢はないけどw)
  今回収支 -5,400 (配当)0 (投入)5,400
  (今年度累計)-52,470

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2016データ・馬券成績表)

  次回重賞は1週置いて2月26日(日)。重賞勝ち馬対抗戦のチャンピオンカップ(BG2)です。特段のことがない限り前日までには当欄で見解を書きます。そしてそれ以降は年度末のばんえい記念まで4週連続重賞、頑張って参りましょう。

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