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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年11月13日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】回顧・第42回クインカップ(11/12)、第42回ばんえい菊花賞(11/5)

  今回は11月12日に行われましたクインカップと、遅れておりました1週前の5日に行われましたばんえい菊花賞を併せて回顧します。

ばんえい重賞レース回顧(1)
第42回クインカップ(BG3)-2017年11月12日-10R 200m直 晴 2.0%
  1着◎(5)ブルーオーシャン(藤野俊)2分08秒3
  2着△(4)ヒカルナナヒメ
  3着 (7)ビュウティハート
単勝 5 240円 馬単5-4 1,530円 三連単 5-4-7 8,060円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳牝馬の重賞・第42回クインカップは1番人気のブルーオーシャンが逃げ切り勝ち、2歳時の黒ユリ賞以来久々の重賞制覇で復活を遂げた。藤野俊一騎手はこのレースで重賞は通算50勝となった。
  今開催からロードヒーティングが稼働、ゴール前の砂障害が撤去され冬仕様の馬場。水分は含んでいるもののロータリーハローがけを行った影響もあり、各レースかなり時計のかかる重馬場であった。レースはビュウティハート、タナボタチャンなどがやや遅れを取ったものの、各馬スタートダッシュを 決めた、しかし第1障害を越えてからは各馬早めの刻みを入れ、ペースがかなりゆっくりになった。中盤からはさらにペースが落ち、最内のフジノウンカイが押し出されるようにリードを広げ、有力馬のブルーオーシャン、コウシュハローヤルが続く展開。第2障害の手前までこの3頭が先行する形になった。第2障害では各馬がほぼ一線に揃ったところで、フジノウンカイとブルーオーシャンが同時に仕掛けた。フジノウンカイは中腹で止まったがブルーオーシャンは力強く障害を越えて先頭へ、その後に障害を仕掛けたのはタイキンとコウシュハローヤル。このうちタイキンは勢いよく越えて前を追う。コウシュハローヤルは坂の中腹でストップしその後反応せず苦しんだ。更に後続はヒカルナナヒメを始め続々と障害を降りてきた。先頭を行くブルーオーシャンにタイキンが迫るが、ブルーオーシャンはしっかりした脚取りで逃げる。タイキンの方が徐々に苦しくなってきた。そこにヒカルナナヒメがやってきてタイキンをかわし、さらに前を伺う勢い。しかしブルーオーシャンが最後はスピードは緩んだもののしっかり走りきり、ヒカルナナヒメの猛追をかわし先頭でゴール。1番人気に応えた。ヒカルナナヒメは善戦したが2着。3着争いはタイキンが苦しく詰まるところを後ろから来たホクトノホシ、コウシュハアレッポそしてビュウティハートの追い込み馬勢が競り合いながらかわしていき、最後は3頭の中でビュウティハートがわずかの差でゴールし3着、コウシュハアレッポが4着だった。2番人気のコウシュハローヤルは障害で大きく遅れて10着だった。

  ブルーオーシャン(1着):重い馬場になってどうかと思われたが、終始力強い走りを見せた。以前課題だった障害もひと腰で越えて最後までしっかり走った。黒ユリ賞馬が一時期の絶不調から完全によみがえった形だ。このあとの選択が難しいところだが、まだまだ力を付ける余地はありそう。ひとまず正月の天馬賞で強いこの世代の牡馬勢に挑んでいきたい。
  ヒカルナナヒメ(2着):オークス以来またしても差の無い2着だった。マイナス18kgの馬体重が心配されたが絞ってきたのだろう。この馬にしては切れ味もあった。もう一歩早く仕掛けていればということも考えられるがこの馬の走りは十分できたのでは。
  ビュウティハート(3着):序盤出遅れたように見えたが、出足が遅いのはこの馬にとってはいつものこと。今回はペースが遅かったので無理なく前に付けることができたのが善戦の要因だろう。今後自己条件に戻れば十分勝負になりそう。
  コウシュハアレッポ(4着):前哨戦の成績から10番人気に甘んじていたが、ペースが遅くなったので追い込みのこの馬にとって好勝負に持ち込むことができた。善戦。ただ重い馬場で鋭い切れ味を出し切るところまでは至らなかった。
  ホクトノホシ(5着):強い相手のレースが多く長く苦しんでいたが、今回はこの馬らしく力強く前を追う走りができ、オークス馬として決して恥ずかしくないレースができたのではないか。力はある馬なのでもう少しやれそうだ。
  他では、タイキン(6着)は、最後一杯にはなったが一瞬見せ場を作った。40kgの馬体増は成長とみてよいだろう。ラッセルクイン(7着)はやはり軽馬場の方が良いタイプだったのだろう。大外も厳しかった。コウシュハローヤル(10着)は障害で完全に立ち止まってしまった。この馬は先行馬ながら時折このようなことがある。重馬場とハンデ差がこたえたか。

はむ!の予想結果
  本命のブルーオーシャンが勝ち、2着も△のナナヒメが入ったが、3着のビュウティハートまで回らず、三連単は入らず、相変わらずのダメさ加減。今回は馬複でちょっぴり取り返したがこれも枠複の方が配当が高かったことを考えるともう少し工夫ができなかったかと・・ま、ボウズが続いていたのでこれをきっかけに浮上したい。
  今回収支 -3,520 (配当)1,780 (投入)5,300
  今年度累計 -52,580 (今年度残高47,420)・・11/12終了時

ばんえい重賞レース回顧(2)
第42回ばんえい菊花賞(BG2)-2017年11月5日-10R 200m直 晴 1.6%
  1着△(1)コウシュハサマー(西謙一)1分36秒8
  2着 (2)ナカゼンガキタ
  3着◎(9)ミノルシャープ
単勝 1 1,370円 馬単1-2 25,530円 三連単 1-2-9 224,260円
 ※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳クラシック第2弾のばんえい菊花賞は7番人気の牝馬コウシュハサマーが最後7,8頭が一団となる大接戦を制して優勝、牝馬の優勝は2012年のニシキウンカイ以来5年ぶり、ウンカイ産駒のこのレースの優勝は5度目。西謙一騎手は一昨年のはまなす賞以来5度目の重賞制覇となった。
  この日は晴れてはいたものの気温は朝方氷点下と低く、前日の雨の水分が残っていてかなり速い時計の出る軽馬場。レースは序盤から速いペースで運び、1,2障害中間では逃げ馬のメジロゴーリキ、ウンカイタイショウが前に出て、ナカゼンガキタ、コウシュハサマーらはこれらに離れずについて行く展開。同じような態勢のままややばらけて第2障害の手前へ、ここまで45秒弱。第2障害では先行したメジロゴーリキ、ウンカイタイショウ、ナカゼンガキタが同時に仕掛けて3頭とも同じように障害をクリア、程なく最内のコウシュハサマーそして外からミノルシャープを始め数頭が続きほとんど差が無く前を追う。先頭は一旦メジロゴーリキが出るが、最内のコウシュハサマー、ナカゼンガキタの脚色が良く、残り30m程度で2頭が前に出てマッチレースへ、そこへ外からトップハンデのミノルシャープが迫る。後ろの馬たちも激しく追う。しかし前の2頭が最後少しスピードが緩んだものの競り合いながら並んでゴール。わずかの差でコウシュハサマーが先着、10番人気のナカゼンガキタが惜しくも2着だったが大善戦だった。2番人気ミノルシャープは激しく追ったが届かず3着、その後は後ろから追ってきたカネサスペシャルが接戦の末4着に入った。結局1番人気になっていたメジロゴーリキは6着に沈んだが差はわずかだった。

  コウシュハサマー(1着):デキの良さと軽めの馬場を味方に付け激戦を制した。隣のナカゼンガキタを真横に目標ができて最後まで競り合えたことも好走の要因ではないか。いわゆる「くっつき馬券」である。しかし恵まれた面はあったとはいえ、総合力で勝ったことには違いない。ウンカイ産駒の勝負強さも見せた。次の狙いは当然ばんえいオークスだろう。ダービーとの両にらみも可能。今のデキならチャンス十分。
  ナカゼンガキタ(2着):この馬の持ち味である先行力を存分に生かしたレースであわよくばというところまでいった。馬体も丁度良い具合に仕上がっており調子も良かったのだろう。終わってみれば好走の要因はいろいろ考えられた。今後も侮れない存在。オークスでも最有力の一頭となりそう。
  ミノルシャープ(3着):この馬の持ち味は十分出せたのではないか。障害を越えた勢いではそのまま差し切るのではと思われたが、さすがに最後はハンデが効いたか前の牝馬勢に追いつき切れなかった。それでも厳しい条件の中、強いレースを見せた。定量戦のダービーでは最有力間違いない。
  カネサスペシャル(4着):今回はやはりペースが速すぎて、後方から行くこの馬には厳しい展開だった。それでも最後は差の無い4着まで食い込んでくるあたり力のあるところを見せたのではないか。これから荷物が重くなって展開が落ち着けばさらに差し脚が生きそうだ。
  シンエイボブ(5着):この馬なりの走りができ掲示板に入ったが、牝馬が1着2着に入ったことを考えると少し不満が残るか。切れ味で勝負する馬だけに速いペースだとやむを得ない部分もある。展開が落ち着けばこの馬の差し脚が生きるだろう。オークスでリベンジへ。
  他では、メジロゴーリキ(6着)は1番人気まで推され先行逃げ切りを図ったが、全体的に速くなったため他馬に早めに追いつかれ最後はいっぱいになってしまった。しかしこの順位でも勝ち馬に3秒も離れておらず巻き返しは十分可能。当欄で対抗に狙ったセンショウニシキ(7着)は前の争いに加わって行ったが大外がこたえたか追走一杯。条件が変われば好走も。あとは、障害の上がらなかったホクショウムゲン(10着)はやや心配だ。

はむ!の予想結果
  3連単20万馬券なので当たらなくてしょうがないのだが、ワイドも含め箸にも棒にもかからずかなりがっくりきた結果だった。本当にどんどん資金はなくなってくるし自己嫌悪になりそうだ。
  今回収支 -5,600 (配当)0 (投入)5,600
  今年度累計 -49,060 (今年度残高50,940)・・11/5終了時

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)

  次の重賞は1週おきまして11月26日(日)世代別対抗の重賞ドリームエイジカップ(BG3)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。

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