ばんえい重賞レース回顧
第38回北見記念(BG2)-2017年10月29日-10R 200m直 雨 2.2%
1着○(2)コウシュハウンカイ(藤本匠)1分56秒3
2着△(1)フジダイビクトリー
3着注(4)キサラキク
単勝 2 370円 馬単2-1 1,290円 三連単 2-1-4 26,160円
※その他の配当、結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)
ばんえい古馬重賞の北見記念は3番人気のコウシュハウンカイが障害2番手から残り20mで前をかわして勝利。同馬の重賞は今期2勝通算6勝目となった。藤本匠騎手は北見記念6度目の優勝。
この日は台風の影響で午後から本降りの雨で、かなり速い時計の出る軽馬場。6頭の少頭数ではあったが高重量戦でかつ有力馬同士ということもあって、レース序盤から互いに出方を意識しながらのゆったりした展開。中間ではキサラキクがやや前に出て有力各馬がこれを見る形。第2障害までには全く横一線に並びここまで57秒。先に障害を仕掛けたのはキサラキクだが天板に脚がかかったところでストップ、次にニュータカラコマが続いてこちらはスムーズに障害をクリアして先頭へ、コウシュハウンカイが続きこちらもひと腰でクリアして追う。あとの馬は障害で手間取り、特に1番人気のオレノココロは一旦膝を折るなど時間がかかった。その間3番手にはキサラキクとフジダイビクトリーが続いた。先頭はニュータカラコマが逃げの態勢に入っていたが残り20mあたりで急に失速。後ろでしっかり追っていたコウシュハウンカイがこれをかわし、その後はそのまま緩むことなく先頭でゴールに駆け込んだ。2着争いはニュータカラコマにさらに後ろから追ってきたキサラキクとフジダイビクトリーが絡み3頭でゴール前接戦となり、最後フジダイビクトリーが一歩前に出て2着、牝馬キサラキクが健闘の3着。2番人気ニュータカラコマは遅れて追ってきたオレノココロにもかわされ5着となった。
  コウシュハウンカイ(1着):前走あたりの成績から調子が落ちている懸念があったが、全く心配なかった。軽馬場に助けられたとは言え、この馬の持ち味が十分発揮される勝利。障害越えは安心して見ていられるし、障害を降りてからニュータカラコマに前に行かれても慌てることなくしっかり前を追い最後まで走りきった。今後は正月明けの帯広記念を目標に調整ということになるが、使い詰めなで少し一息つくことも考えられる。
  フジダイビクトリー(2着):最内枠で決してこの馬の流れではなかったが、最後ですっと伸びて2着まで食い込んだ。この馬は軽馬場は向かないと思われているが、むしろ得意とするところ。今後もこういう馬場ではチェックしておくべきだろう。今後のBG1路線に向けても楽しみだ。
  キサラキク(3着):今回は久々の鞍上となったベテラン大河原騎手の読みもあってか軽馬場を生かし序盤から意欲的な展開。それが馬券圏内に粘り込んだ最大の要因であろう。展開によってこのメンバーでも十分勝負できるところを見せた。次の狙いは連覇のかかるドリームエイジカップか。
  オレノココロ(4着):やはりこの馬は速い展開は苦手なようだ。序盤から離されないように追っていったが、押っつけた分だけスタミナを浪費し障害のミスにもつながったか。それでも最後は末脚のしっかりしたところは見せた。今後荷物が重くなればペースも落ち着くだろう。
  ニュータカラコマ(5着):本当に障害が上手でメンバー1。今回も先に抜け出し見せ場は十分だった。ただ休養明け久々ということで馬体重もプラス40kgと重め残り。最後スタミナ切れで失速した。今後叩いてレース勘を取り戻せば好勝負となるだろう。
  あと、シンザンボーイ(6着)は、昇級緒戦でさすがにトップクラスの大型馬たちの後ろからついていくのがやっとであったが、それでも大きくは離されなかった。実戦を積んだことは収穫であろう。今後力を付けていけばさらに勝負になりそうだ。
はむ!の予想結果
  今回はオレノココロ一本にしたので全部印を打った馬の組み合わせでありながら大外れ。本当に買わなければ来る、買えば来ない。コウシュハもいつもなら買ってるのに1着の今回はあまり買ってない。そして頼みのキサラキクの複勝だけでもなんとか来たと思ったら6頭立ては複勝2着までということで3着では当たらない。全く下手の骨頂みたいなものだ。本当に資金持つのか本気で心配になってきた。
  今回収支 -5,200 (配当)0 (投入)5,200
  今年度累計 -43,460 (今年度残高56,540)
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2017データ・馬券成績表)
重賞は3週連続、次回の重賞は11月5日(日)3歳クラシック第2弾のばんえい菊花賞(BG2)です。いつもどおり前日までには予想を書きたいと思います。
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