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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2017年12月28日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2017】重賞予想・第19回ヤングチャンピオンシップ(12/29)

  ばんえいの今年を締めくくる重賞は2歳重賞・ヤングチャンピオンシップ。5つの産地別予選をそれぞれ勝ち抜いてき馬たちの2歳チャンピオン決定戦です。どの馬が勝つかという興味もありますが、どの地区の馬が勝つかというのも興味深いところです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第19回ヤングチャンピオンシップ(BG2)
(2017年12月29日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  アアモンドグンシン セン2 580 阿部武 小林長 栗毛 差
南北海道1着
コウシュハレガシー 牡2 590 松田道 平田義 栗毛 追
十勝2着
  フレイムゴールド 牡2 590 西謙一 金田勇 栗毛 差
釧路2着
  センショウブルー 牝2 570 藤本匠 岩本利 黒鹿毛 差
南北海道3着
バンリュウブラック 牡2 590 赤塚健 久田守 青毛 逃
北央2着
  インターセプト 牡2 590 松本秀 久田守 鹿毛 先
北見3着
ジェイコマンダー 牡2 600 西将太 槻舘重 青毛 先
十勝1着
オレワチャンピオン 牡2 600 鈴木恵 中島敏 栗毛 逃
北央1着
キンツルモリウチ 牡2 600 村上章 西康幸 芦毛 先
釧路1着
  10 コウシュハギョイ 牡2 590 工藤篤 松井浩 鹿毛 差
北見1着
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  ばんえいの名物重賞、ヤングチャンピオンシップ(YC)。馬産地を5つのブロックに分け、それぞれの産地別の予選(産駒特別)の上位2頭が出走権を得るというユニークだが厳しい条件。いくら賞金上位でも予選に勝ってこないと出走できない。強い馬が集まったブロックではそれだけこのレースに出られない馬が出てくるわけだ。現在はやはり帯広のある十勝地区が最もレベルが高く、過去10年で6勝、全体でも10勝しており、優勝の半数以上は十勝産駒だ。一方では他の地区も生産頭数の割には健闘している。南北海道産駒の優勝はまだない。人気面では過去10年1番人気は(3,3,2,2)、着外の2回はいずれも4着とまずまず。ただ全て3番人気以内の馬が優勝しており堅く収まることが多い。タイムは1分10秒~20秒台が多くスピードレースの様相。馬体重は1000kg以上の馬が過去10年で7勝しており、成長力もある程度ポイントのようだ。また「ホクショウ」の冠の馬が5勝、騎手では鈴木恵介騎手が3連覇中など特色のあるデータがいくつか出てくる。
  今年は2歳重賞第1弾のナナカマド賞で勝ったミスタカシマが予選で敗れて出走できないなど、全地区で2番人気の馬が敗れるという波乱の中、それぞれ勝ち上がってきた各2頭がしのぎを削る。十勝1位のジェイコマンダー、北央1位のオレワチャンピオンらが賞金上位だが、新顔の馬たちもここで素質開花ということも考えられる。

各馬寸評:
 1 アアモンドグンシン:新種牡馬アアモンドヤワラ産駒。南北海道産駒特別で1番人気のプランセスにしぶとく勝ってきたレースは親譲りの一面を見せた。その後も前走A-1組のレースで好走しわずか2秒弱の差の3着と遜色ない。阿部Jを擁してさらに化けるか。但し障害には課題が残る。斤量有利。
 2 コウシュハレガシー:ダービー馬メジロゴーリキの全弟。ナナカマド賞は6着だったが当時のこの馬としては善戦、そして強豪が並ぶ十勝産駒特別では大外から強烈な追い込みで2着に食い込み出走権を取ってきた。遅生まれでやや小柄な馬だが日に日に力を付けている。時計がかかる馬場が望みか。
 3 フレイムゴールド:釧路産駒特別では9番人気ながら勝ち馬にしっかり付いて行って最後の直線はバテる各馬をかわして2着に食い込んだ。能検時は全体6位の好成績を挙げており、元々素質馬として注目されていた。障害には課題が残るが、自分のペースで動ければ爆発力あり見せ場あるかも。
 4 センショウブルー:南北海道産駒特別2着のプランセスの回避に伴い、3着のこの馬に出走権が回ってきた。あきらめずに前について行ったのが功を奏した形だ。デビュー時は全く非力だったが、徐々に力をつけてきた。牝馬ならではの切れ味がある。ただ前走出血のため除外となった影響は若干心配。
 5 バンリュウブラック:ナナカマド賞では追走一杯で8着だったが、北央産駒特別ではオレワチャンピオンにピッタリ迫り差のない2着に食い込んだ。久田厩舎の僚馬プランセスが出走権を持ちながら回避、この馬一本に絞ってきたことで力の入れようも違う。粘りがあり接戦には滅法強い。先行が必須。
 6 インターセプト:予選の北見産駒特別では逃げを打ったが、最後の直線で緩んで、後ろから来る馬にも差されて3着。しかしそのレースで2着に入った牝馬のウィナーグラスが回避したため、出走権が回ってきた。強運を生かしたいところだが、まだ1勝馬でレベル差は否めない。障害は上手い。
 7 ジェイコマンダー:ナナカマド賞は接戦の末3着。そして最もレベルが高いとされる十勝産駒特別を快勝。この時点でYCはこの馬で決まりと思わせたが、その後の3戦がいずれも障害が上がらず大敗。特に前走は序盤から出足が悪く、ハンデがあったとはいえ心配な状況。本番での立て直しなるか。
 8 オレワチャンピオン:ナナカマド賞ではミスタカシマの強襲にあって勝利は逃したが2着に粘り、その後の北央産駒特別では終始先手を取り快勝しここに駒を進めた。1000kgを大きく越えメンバー中最も立派な馬体を誇り力強さもある。ただ2着が6回が示すように最後の詰めの甘さは課題。
 9 キンツルモリウチ:釧路産駒特別では終始先手を取り快勝。先行してこそ持ち味を発揮できるタイプで前に行きたい。障害も上手で崩れが少ないのである程度信頼はできる。しかし切れる脚はないのでペースはあまり速くならない方が良い。一線級との直接対決が少なくまだ勝負付けは済んでいないか。
 10 コウシュハギョイ:カネタマル産駒。北見産駒特別では一瞬の切れ味で前に出て最後まで粘ってゴール。ただ勝ち時計は1分53秒と他の組よりかなり時間を要しており、レベル比較するとやはり見劣りすることは否めない。この馬自身もムラ駆けタイプで大敗も多い。軽馬場なら力を発揮できる。

まとめ:
  2歳馬のこのころというのは各馬成長途上でタケノコの背比べのように上位馬が入れ替わる。そしてこのYCは各産駒特別から2頭ずつ勝ち上がってきた馬の争いというのが微妙な力関係を演出。落選した有力馬たちもここを見守る。非常に興味深いレースだ。ただ出走権を持っていた有力馬の中ではプランセスの回避は残念。理由は不明だが、その後のことを見据えてということなのだろう。そうすると今回のメンバー中ではやはりオレワチャンピオンの力が1枚抜けている。デビュー以来15戦中12連対、3着と4着が1回ずつのみで圧倒的に強い上に成績が安定している。障害でもほとんどミスがない。接戦になって最後の詰めの甘さが出れば切れ味鋭い馬に差される心配はあるものの、それでも馬券圏外になることは考えづらい。現在このレース3連覇中の鈴木恵介騎手が必勝を期し、この馬の本命は外せないだろう。このオレワチャンピオンを今回のメンバーで負かす可能性があるのは、Aクラス上位で走っているジェイコマンダー、切れ味鋭いコウシュハレガシーくらいしかいないが、いずれも展開に左右される馬で慎重に検討を要する。そこで2番手候補の○印として当欄ではキンツルモリウチの先行力を買ってみたい。まだ力は未知数だが崩れが少なく粘り強い走りが期待もてそう。そして単穴にジェイコマンダー。力はオレワチャンピオンと全く引けを取らないが、なにしろここ3戦の走りがいただけない。障害も苦労しており、もしかして調子落ちあるいは自信を失っているのではという心配がある。勝つか負けるか一か八か。次に、上記寸評でも述べたように厩舎がここに賭けてきたバンリュウブラックに秘策がありそう。予選ではオレワチャンピオンに終始食らいついて2着に粘った実績もある。あとは十勝産駒特別で並みいる強豪をかわしてきたコウシュハレガシーの切れ味も不気味な存在。注意マークを。ただいずれは強くなれるだろうが、今はまだ成長途上の感があり、今回ついていけるか。他では障害さえ克服すれば粘りがありそうなアアモンドグンシンあたりが気になるが端枠は割引か。フレイムゴールドも嵌まれば相当走りそうだが、リスクも大きく狙いづらい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  もう本当に今後どうしようかというぐらい負けが込んできている。何回も言うようだが、予想はまずまずだが馬券がダメ。今回は軸はオレワチャンピオンに絞れそうなだけに相手をどう選んでいくか、2連系か3連系かどう組み合わせるか、そのあたりをしっかりチョイスしていかねば。今となってはプラス収支より、いかに負けを少なくして資金的に生き延びていくことが必要。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単
   フォーメーション 8→9,7,2,5→9,7,2,5 合計12通り 各100円
      〃     8→9,7,2→9,7,2,5,1,3 合計15通り 各100円
      〃     9,7,2→8→9,7,2,5 合計9通り 各100円
      〃     9,7,2→9,7,2→8 合計6通り 各100円

  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 9=8,7,2,5 2=8,7,5 合計7点 100円
  合計4,900円で勝負! (残高33,700円-4,900円=28,800円)

  今回の結果と回顧は、立て込んでいますので、年明けの重賞、帯広記念(1月2日)、天馬賞(1月3日)レース終了後数日後までに報告したいと思います。

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