はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第46回ばんえいダービー(BG1) (2017年12月24日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
1 | ウンカイタイショウ | 牡3 | 730 | 赤塚健 | 久田守 | 青毛 逃 父 ウンカイ | |
2 | ジェイワン | 牡3 | 730 | 藤野俊 | 槻舘重 | 鹿毛 差 父 カネサブラック | |
3 | マツカゼウンカイ | 牡3 | 730 | 藤本匠 | 松井浩 | 鹿毛 先 父 マツカゼキング | |
4 | カネサスペシャル | 牡3 | 730 | 島津新 | 村上慎 | 青毛 追 父 アサヒセンショウ | |
▲ | 5 | ナカゼンガキタ | 牝3 | 710 | 西将太 | 西康幸 | 鹿毛 先 父 タケタカラニシキ |
注 | 6 | ホクショウムゲン | 牡3 | 730 | 鈴木恵 | 服部義 | 鹿毛 差 父 マックスセンプー |
◎ | 7 | コウシュハサマー | 牝3 | 710 | 西謙一 | 岡田定 | 栗毛 差 父 ウンカイ |
△ | 8 | メジロゴーリキ | 牡3 | 730 | 長澤幸 | 岡田定 | 鹿毛 逃 父 ニシキダイジン |
9 | シンエイボブ | 牝3 | 710 | 菊池一 | 久田守 | 鹿毛 差 父 ナリタボブサップ | |
○ | 10 | ミノルシャープ | 牡3 | 730 | 阿部武 | 大友人 | 鹿毛 差 父 キングシャープ |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
競馬ならJRAでも地方競馬でも、むろん海外の多くでも「ダービー」が最高峰と位置づけられ、これを勝つことが最も栄誉なこととされる(一部では競馬以外でも。)。ばんえいの場合は、イレネー記念や天馬賞などがあるので「最高峰」が若干分散されているものの、それでも格的には最も格調高いレースであることは間違いない。ばんえいの場合は「ダービー」が3歳三冠の最終戦に位置づけられているため、名実ともに3歳チャンピオン決定戦となっている。
さて、このレースの傾向だが、さすがに定量戦で掛け値なしの戦いだけあって、1番人気は(5,3,1,1)と連対率8割、あとは2番人気が4勝しており、残り1勝が3番人気と、実力馬が実力どおりに走るレースと言って良い。6番人気以下では(0,0,1,43)と下位人気はまず出る幕がないと言って良い。牝馬の優勝は12年前のエンジュダイヤ以降遠ざかっている状況だが、それ以前は牝馬が4連覇した時期もあり、力のある馬が出れば可能性はある。オークス・ダービーを連覇した馬も過去に4頭(エンジュオウカン、サダエリコ、アンローズ、ハイトップレディ)いる。また、優勝タイムも6年続けて1分40秒台と安定している。
以上のようなデータからも荒れる要素は少ないのだが、今年の場合は有力馬が多数おりどれが1番人気になるのかも予想が難しい状況でどうなるか。ばんえい菊花賞に勝ったコウシュハサマー、ばんえいオークスを勝ったナカゼンガキタら牝馬勢が12年ぶりのダービー馬を目指す一方、ばんえい大賞典馬のカネサスペシャルやはまなす賞で年上の馬にも勝ったミノルシャープら牡馬勢も黙ってはいないだろう。2歳時に活躍した馬の復活も考えられる。
各馬寸評:
1 ウンカイタイショウ:重賞は過去3回出走。着順はいま一つだが、それなりに自分の走りはできている。本来先行力が持ち味だが、馬体は大きくなく、荷物が重くなり動きが固くなっているように見える。障害は以前は大崩れしたこともあったが近走はしっかり越えられている。軽馬場のスピードレースになると動きは一変しそう。
2 ジェイワン:2歳時は安定した力を発揮し、障害力と先行力で常に上位争い。重賞もイレネー記念など2着が2回。しかし切れ味に欠け、勝ちきれない部分も多かった。3歳時は上位にも入れなくなりスランプに入ったように見えた。ただ相手は強かったこともあり決して大崩れしたわけではない。調子も上昇中で巻き返し可能。
3 マツカゼウンカイ:激しい出走権争いで最後の切符を取った。重賞ではまだ成績は上がっていないが、ばんえい菊花賞では9着とは言え勝ち馬に9秒差とさほど差はなく、それ以降も日に日に力を付けてきている。自在な立ち回りのできる馬だが、近走は積極的なレース運びが功を奏している。最後もう一踏ん張りほしい。
4 カネサスペシャル:何といってもばんえい大賞典の人気薄での差し切り勝ちが強烈な印象。前半控えて他馬が障害で苦しむところを差し切るというレース運びがこの馬の型。10月の同世代戦の秋桜賞でも本領を発揮しハナ差を制した。ただ主戦だった大河原騎手が引退しどのようなレースを見せるか。前走取消の影響も心配。
5 ナカゼンガキタ:ばんえいオークス馬。ダービーとの連覇なるか。2歳時は重賞には出走したものの目立った活躍もなく今年度も夏はかなり体重を減らし苦戦していたが、今年秋になって急上昇。菊花賞で最下位人気で抜け出し2着、そしてオークスでは鮮やかに逃げ切り勝ち。先行力はただ者ではなく二の脚も使える。
6 ホクショウムゲン:2歳時はイレネー記念など重賞2勝と非常に強かったこの馬も、今年度は大スランプで未だ1勝もできていない。かつて見せていたスピードと勢いも全く影を潜め、近走は出足も悪く障害も厳しい。元々荒削りだったが成長力にも欠けている印象。決してここで終わる馬ではないはず。何かきっかけをつかみたい。
7 コウシュハサマー:牝馬ながら立派な体つきで力強い。大接戦のばんえい菊花賞では最内枠から他馬をマークしながらうまく抜け出して快勝、そして1番人気に推されたばんえいオークスでは一歩出遅れて4着。実績でも牡馬勢に全く引けを取らない。ややエンジンのかかりが遅い面があるのでしっかりついて行きたいところ。
8 メジロゴーリキ:重賞は大賞典2着が最高。立派な馬格で力強い走りがこの馬の唯一無二の持ち味。先行力があるが、スピードで押すよりも力で持って行くタイプ。障害力は抜群。ばんえい菊花賞では1番人気に推されたものの切れ味のある牝馬勢などに敗れ6着。しかし差はなかった。ペースが落ち着けばこの馬の出番。
9 シンエイボブ:ばんえいオークス2着馬。以前は小柄で非力なイメージの牝馬だったがここにきて馬体が急成長。力強さを感じるようになってきた。もともと立ち回りの器用なタイプで、3歳になってB3クラスあたりで勝ち癖をつけてきたこともあり、さらなるレースセンスに磨きがかかっている。苦手だった障害も最近は克服している。
10 ミノルシャープ:重賞ははまなす賞を快勝しているが、同世代戦ではまだ勝ち切れていない。脚質は典型的な差しタイプで中団から障害を越えて前をとらえるレースが多い。菊花賞は負けて強しだったが、前走の平場戦はA1クラスの強い古馬勢が相手だったとはいえ終始後手を踏む苦しいレースとなりその影響が若干心配。
まとめ:
定量戦で実力勝負となればある程度絞れそう、と当初は思ったが、1番人気候補として近走好成績を続けていたゴールドインパクトが出走権を持ちながら菊花賞に続きこのレースを回避、おそらく騎手の重複などが理由で厩舎サイドの思惑もあってのことと思われるが、実際のところを知りたい。その他の馬は実力伯仲。好調馬、実績馬が入り乱れもはやどれが勝ってもおかしくない状況で、いよいよ牝馬のダービー制覇も現実味を帯びてきた。
そんな中、当欄では迷いに迷ったが、コウシュハサマーのばんえい菊花賞に続く2冠に賭けることにした。勝負強さは秀逸。出足が遅れがちなのが若干気になるが、700kg越えの荷物も経験しているし、走りきる力も十分にっている。左隣に先行馬がいるのでそれを見ながら楽に追走すれば粘り込みも。対抗にはミノルシャープ。今回、得意と言いがたい大外枠、前走は良いところなく大敗と割引き材料はいろいろ出てくるが、やはり力は一枚上だろう。定量戦なら力を発揮できそうか。オークスとの2冠を狙うナカゼンガキタの充実ぶりにも注目しておきたい。先行しながらもしぶとさがあり、上手く前に行ければそのまま逃げ切りも。安定感ではメジロゴーリキもやはり押さえておきたい1頭だ。しっかり逃げていきたいところだが一旦捕まってしまうとジリ脚になる懸念も。あとの馬はどこまで手を広げて押さえるかだが、超大穴としてホクショウムゲンの復活劇がないかということに注目したい。、近走は障害など非常に苦しんでいるが、ペースが落ち着いて障害をクリアできればなんとかならないか。トップJの鈴木恵介騎手が数ある馬の中からこの馬を取ったというのも何か秘策があるような気がする。その他では、嵌まった時のシンエイボブ、復活の兆しが見えるジェイワンあたりが気になるがどこまで絞れるか。いずれにしてもやはり最高峰のレース・ダービー。各馬勝利に向かってどのように駆け抜けていくのか見ものだ。
はむ!の馬券狙いどころ:
「狙いどころ」という題名ながら、当たらないグチになっている。もう一度自己弁解すると予想はまずまず馬券は当たらずということだ。この年末年始の重賞シリーズでどこまで踏ん張れるか。それにしても今年のダービー、いつもの年ならある程度軸馬がはっきりしているはずだが、今回は本当に難しい。もうこれだけ当たってないのだがら、変に取りに行かず、4頭の決め打ちでいきたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
馬複 BOX 7,10,5,8 合計6通り 各400円
三連複 BOX 7,10,5,8 合計4通り 各300円
三連単 フォーメーション 7,10→7,10,8→7,10,8,5,6 合計12通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 6=10,5,8,2 2=10,5,8 合計7点 100円
合計5,500円で勝負! (残高39,200円-5,500円=33,700円)
今回の結果と回顧は、レース終了後なんとか2,3日後までに報告したいと思いますが、その後すぐに次の重賞ヤングチャンピオンシップ(29日)がありますので、その予想の方を先にアップし、結果報告は後になるかも知れません。その際は御容赦ください。
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