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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年1月20日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2018】第28回ヒロインズカップ(1/21)

  今週の重賞は、古馬牝馬のチャンピオン決定戦、ヒロインズカップです。JRAの競馬で言えばエリザベス女王杯にあたるレースです。ばんえいの今年の最強牝馬はいかに?

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第28回ヒロインズカップ(BG2)
(2018年1月21日(日)18:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アアモンドセブン 牝7 780 藤本匠 小林長 青毛 差
ファイトガール 牝8 770 渡来心 坂本東 鹿毛 逃
  フェアリードール 牝7 770 長澤幸 岩本利 栗毛 先
  コウシュハサマー 牝4 760 西謙一 岡田定 栗毛 差
  ヒカルナナヒメ 牝5 750 工藤篤 谷あゆ 鹿毛 先
◎  キサラキク 牝7 790 阿部武 金田勇 芦毛 先
メムロコマチ 牝6 760 菊池一 西弘美 栗毛 追
セイコークイン 牝8 780 西将太 岡田定 鹿毛 差
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
  年に一度の古馬牝馬の重賞。やはり女王決定戦ともなると華やかな雰囲気に包まれる。過去の勝ち馬を見ると、ハイトップレディ、トカチプリティー、エンジュオウカン、フクイズミと複数回優勝する例が多いが最近5年は毎年顔ぶれが変わっている。名牝と言われる馬の中でもサダエリコやアンローズといった名前はなく、このあたりは微妙なハンデ差が影響しているか。過去10年で1番人気は(3,1,1,5)とやや微妙。但し勝ち馬は全て3番人気以内の馬が入っており、人気上位から狙っていくことが基本だが全面信頼は禁物・・といったところだ。トップハンデの馬は過去10年2勝とこれも若干苦しい。優勝馬の年齢は5歳、6歳が多いが、8歳以上の高齢馬が強い時期もあった。さらに8歳以上または最年長馬が連に絡むことがほとんどで、年の功は無視できない。なお、4歳馬は出走自体がほとんどなく過去10年で2010年のワタシハスゴイ1頭のみ(2着)。なお実績面からはここに出てくる馬はいずれもかなりの成績を積んできており、オークス馬が必ずしも強いなどということはない。また前哨戦のレディースカップの勝ち馬は過去10年わずか1勝と苦戦しており、勢いというのも信用しがたい。
  今年のメンバーの中では、実績では第一人者のキサラキクが抜けているもののハンデ的にどうか。ディフェンディングチャンピオンはアアモンドセブンだが。その他新興勢力も力を付けてきており新たなシンデレラが誕生する可能性もある。

各馬寸評:
 1 アアモンドセブン:昨年このレースで軽馬場を生かした見事な走りで勝利、連覇を目指す。それ以降は、相手がA1クラスの強い相手ということもあり苦戦続き。しかし前哨戦のレディースカップではキサラキクとの熱戦を演じた。障害力はあるがハナが遅く序盤から大きく置かれることも多い。
 2 ファイトガール:昨年のこのレースが当時7歳にして重賞初出走。逃げ粘って3着に残ったレースは印象的であった。普段は自己条件のAクラスで着順は上がらないものの、常に上位馬と差のないレースをしている。8歳になる遅咲きの大輪は今年も健在だ。ハナを奪ってこそ持ち味発揮。
 3 フェアリードール:7歳牝馬ではランク3位の馬で目立たない存在だが、特別戦の常連だしクインカップ優勝やオークス2着の実績がある。昨年のこのレースは5着。先行力と障害力で勝負する馬だが流れに乗れないと全く走らない時もある。しかし接戦に持ち込めば勝負強さが生きる。
 4 コウシュハサマー:8年ぶりの4歳馬の挑戦。今年度のばんえい菊花賞馬。若馬にしては馬格がしっかりしている。差しタイプで好位から抜け出すのがこの馬の形。障害も悪くないがやや反応が鈍い面がある。高重量もまだ慣れていない様子がみられ、相手関係的にどうか。軽馬場なら。
 5 ヒカルナナヒメ:古馬重賞は初挑戦。重賞はオークス、クインカップでいずれも2着。この馬はどっしりした安定感が売りで障害も上手。決め手に欠ける面はある。軽量戦の疾風賞に出たが追走一杯でスピードタイプではなかった。相手強化でも前にしっかり付いて行ければ勝負になりそう。
 6 キサラキク:現役の牝馬ランキングのトップに君臨。前哨戦のレディースカップもトップハンデで勝利。馬体も充実。ただ牡馬のトップクラス相手だと厳しく名牝の領域まではまだ行っていない印象。まずここを勝って牝馬最強の座を不動にしたい。障害で気まぐれな面がでなければ良いが。
 7 メムロコマチ:同世代の重賞では常連だったが同世代以外の重賞は初出走。かなり馬格があり尻尾を振りながら独特の走りをみせる。出足が遅く前半置かれることが多いがじわじわ前に付けてくるのが特徴。障害は苦手な部類だが、前が止まればこの馬のしっかりした末脚が生きてくる。
 8 セイコークイン:この馬も8歳になりすっかりお姉さん。しかし今年は相手が厳しいというのもあり不調続き。障害も上がれていない。最近で唯一勝ったのが軽量戦の疾風賞。ここで0分47秒の驚異的なスピードを出せるほどなので決して衰えはない。流れをつかめれば好走可能。

まとめ:
  このレースは、もちろんばんえい最強牝馬決定戦という意味合いもあるが、出走馬の決定方法が獲得賞金順ということで、実績を積み上げてきた古馬と世代重賞を勝ち上がってきた若馬との力関係を図るレースという要素が強い。実績馬はハンデも背負うのでそのあたりが勝負のあやになるか。重量を背負うのでその適性も必要だが、馬場状態によっても大きく展開が左右される。
  さて、現在の牝馬賞金ランキング1位はキサラキク。天馬賞などのBG1勝ちもあり大きくリードしている。今回も勝って、女王の座を名実とものものにしたいところ。実力的にも当然黙って本命に推したいところだが、そこは競馬。何が起きるかわからない。特にキサラキクは古馬トップクラス相手とは言え、近走障害で大きく手間取ることが多く、もし今回もそれが出れば思わぬ苦戦を強いられる可能性も多いにある。前走も1番人気で大敗した。当欄ではそこも含めて熟考したが、やはりこのメンバー相手なら、多少のリスクがあったとしても本命に置く以外にはないだろう。崩れてしまわなければリカバリーは十分可能だ。軸は外せない。ただ障害の上手な馬に逃げられるか強烈な末脚の馬に差されたりして、逆転の目はないではない。
  そしてその相手にはやっぱり百戦錬磨のセイコークイン。常にあと一歩のところで重賞を逃してきた無冠の女王、8歳となりナナノチカラらライバルが皆引退してもまだ頑張っている。悲願の重賞制覇をかけて臨む。近走衰えも指摘されるところだが、疾風賞での47秒の爆走を見ると全くそんなことはない。大外に入ったが内詰めで外が空くので楽に走れる。馬券的にも無視はできないだろう。単穴は昨年このレースを逃げ切って優勝、連覇を狙うアアモンドセブン。昨年よりズブくなっていて出足が遅くなっているのが若干気になるところだが、重賞のペースになればしっかりついて行けるだろう。最内は若干気になるが力は上。逆転まで見込んだ単穴で。さらに狙ってみたいのが8歳馬ファイトガール。昨年7歳で初めて重賞に出走したほどの遅咲きだが、この馬の先行力と障害力は驚異だ。若手の渡来騎手には思い切ったレースをしてもらいたい。
  6歳以下の馬ではメムロコマチの末脚の鋭さも怖い存在。人気もそこそこ出そうだが、出足が遅い馬なので速いペースになれば置かれることも。思い切って狙うなら、ハンデに恵まれた5歳馬ヒカルナナヒメはどうか。障害が上手なので流れに乗れば上位食い込みも。

はむ!の馬券狙いどころ:
  天馬賞で元取りしてようやくシーズン最後まで遊べる目処がついたので、今度は少しでもマイナスを減らすべくしっかり取っていきたい。キサラキク外しで一発狙いに行くという方法もあるが、キサラキクはやはり当欄で追い続けている馬でもあるので、この馬の力を信じて買っていきたい。相手を少し幅広に受けたいところ。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 フォーメーション
   6→8,1,2,7→8,1,2,7 合計12通り 各100円
   6→8,1,2→8,1,2,7 合計9通り 各100円
   8,1→6,8,1,2→6,8,1,2,7 合計18通り 各100円
  単勝 6 1,000円
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 7=6,8,1,5 5=6,8,1 合計7点 各100円
  合計5,600円で勝負! (残高40,230円-5,600円=34,630円)

  今回の結果と回顧は、2,3日後までには当欄で報告したいと思います。

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