はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回帯広記念(BG1) 全国発売 (2018年1月2日(火)16:10発走 帯広9R ダ200m 4歳以上オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
▲ | 1 | カンシャノココロ | 牡7 | 890 | 西謙一 | 坂本東 | 鹿毛 先 |
2 | トレジャーハンター | 牡11 | 900 | 阿部武 | 金田勇 | 鹿毛 逃 | |
3 | ソウクンボーイ | 牡8 | 890 | 工藤篤 | 西邑春 | 鹿毛 差 | |
4 | ニュータカラコマ | 牡10 | 920 | 藤野俊 | 尾瀬富 | 鹿毛 差 | |
○ | 5 | オレノココロ | 牡8 | 910 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 青毛 差 |
6 | フクドリ | セン12 | 890 | 松田道 | 平田義 | 鹿毛 追 | |
◎ | 7 | フジダイビクトリー | 牡10 | 900 | 西将太 | 中島敏 | 栗毛 先 |
8 | シンザンボーイ | 牡7 | 900 | 竹ケ茉 | 坂本東 | 栗毛 差 | |
△ | 9 | コウシュハウンカイ | 牡8 | 920 | 藤本匠 | 松井浩 | 栗毛 先 |
注 | 10 | サクラリュウ | 牡8 | 900 | 菊池一 | 金山明 | 鹿毛 逃 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえい古馬のいわゆる4大記念大会最高峰のレース。3月のばんえい記念に次ぐ格調高いレースで農林水産大臣賞典はばんえい記念と帯広記念のみである。基礎重量が890kgで賞金加算の馬が多く相当な高重量戦である。
傾向だが、過去10年1番人気が(1,0,5,4)で9連敗中と大苦戦。高配当は必至だ。しかし逆にいうと3着は5回あり、全く外してしまうのも考えものか。4番人気以内が8勝している。年齢別ではやはり高齢馬が強い傾向は出ているものの6歳馬の勝利もある。牝馬は8~9年前に連覇したフクイズミの名前が光るがそれより前になると1994年キクコトブキまで遡る。(今回は牝馬は不出走)。時折連覇が見られこのレースを得意とする馬がいる。やはり高重量適性を重視か。タイムは最近は2分40秒前後の決着が多い。
最近の古馬戦線はすっかりBIG4(オレノココロ、コウシュハウンカイ、ニュータカラコマ、フジダイビクトリー)と呼ばれ、今年もこれらを中心に展開しそうだ。その中でもこのレース初の3連覇がかかるオレノココロ、高重量なら絶対の自信を持っている。しかし荒れる帯広記念。新興勢力の台頭にも目を配っておきたいところ。
各馬寸評:
1 カンシャノココロ:重賞は2年前の天馬賞以来の挑戦で、古馬重賞は初出走。オープン馬の中堅どころが金杯の方に回ったので、この馬に出走機会が巡ってきた。重賞勝ちはないが、4歳時は銀河賞2着など馬券圏内に入っている。先行力が身上だが同型が多く厳しい戦い。しかし最後の粘りもしぶといものを持っており、主導権を取れれば。
2 トレジャーハンター:重賞は一昨年のばんえい記念以来久々の出走。帯広記念は4度目の挑戦になるが過去はいずれも9着以下の大きな着順で成績は上がっていない。前走は5日前に500kgの軽量戦の地吹雪賞に出走して激走(優勝)したばかり。スピードはあるがスタミナには課題あり、いきなりの900kgの重い荷物はどうか。
3 ソウクンボーイ:重賞は今年度4月のオッズパーク杯以来。そこでは人気薄ながら思い切った先行策に出て粘って4着に入った。若馬時代は素軽い走りで重賞勝ちの経験もあるが、近走は平場戦でも後れを取り厳しいレースが続いている。重い荷物も決して向いているとは思えないが、自在に立ち回れるタイプなので、重賞戦になって一変も。
4 ニュータカラコマ:帯広記念は5度目の出走。但し、3着2回が最高の成績と厳しい。今シーズンは特に前半に活躍し北斗賞の後ばんえいグランプリを快勝し絶好調だったが、後半はハンデ差が大きく厳しいレースが続いている。今回もトップハンデで920kgもの高重量。鍛えた上での障害の力強い捌きはこの馬の一番の持ち味だが。
5 オレノココロ:昨年は帯広記念、ばんえい記念とそれぞれ優勝と実績ではNO.1。今年度も旭川記念と岩見沢記念をきっちり勝っている。鈴木恵介騎手が他の有力馬と騎乗が重なった場合でもこの馬を最優先にするほど信頼度は高い。3連覇の視野。障害を溜めて上げて最後の直線にかける。雪でも降ってスピード競馬になれば展開は変わるが。
6 フクドリ:帯広記念は4度目の出走。3年前のこのレースでは6番人気ながら差し切って優勝している。重賞は昨年度のばんえい記念以来。もう12歳になるがまだまだ元気いっぱいで、前々走は平場戦ながらAクラスの馬を相手に好位抜け出して完勝。前走は5日前に軽量戦地吹雪賞に出走し勢いを保っている。この馬にとってはプラスに働くか。
7 フジダイビクトリー:帯広記念は4度目の挑戦。実力馬ではあるがこのレースについては3着1回あるのみで結果は出ていない。ただ今回はハンデをもらっている方なので気楽に走れそう。この馬は晴雨兼用で軽い馬場でもそれなりに結果が出せるところも強み。先行力があり崩れることは少ない。あとは切れ味のある馬に差されないよう粘りたい。
8 シンザンボーイ:帯広記念は初出走。重賞出走は10月の北見記念以来。結果は出ていなくても果敢に挑戦して経験と力をつけている。今までの走りからして高重量は決して得意とは思えないが、障害は上手く粘りの走りはできそう。今回は竹ヶ原騎手を擁して思い切った先行策に出ることも考えられる。ここにきて馬体が増えてきたのも好材料だ。
9 コウシュハウンカイ:言わずと知れた実力馬。今年はオッズパーク杯と北見記念の重賞2勝と、安定性に加え課題だった詰めの甘さも克服しつつある。しかし帯広記念は過去2回の出走でこの馬にしては珍しく大敗しており、どうも相性の悪いレースになっている。今回はハンデ差も大きくなっているので、どこまでこの馬の走りが出来るのかが注目。
10 サクラリュウ:昨年のこのレースで積極的な先行策で障害をトップ抜けして見せ場を演出して以降、今年度はすっかり重賞の常連になってきた。岩見沢記念では惜しい2着まで粘っている。とにかく先行してこそ力の出る馬。今回は先行馬が揃っておりハナにこだわらず自分のペースに持ち込みたい。大外は決して好材料ではないが影響は少ないか。
まとめ:
先に述べたように、人気どおり決まった試しがないこのレース。全国発売で初めてばんえいを買う人もいると思われるが、初心者にはかなり難しい。だからといって初めから穴狙いに行くのは問題だろう。むしろ900kg前後の重量戦で、下位の馬でも重量適性で挑戦してくる馬もおり留意したいところ。なお、雪の影響による馬場状態も十分考慮しておくべき。
そんな中、当欄では今回は馬場状態、ハンデ、勢いを考慮してフジダイビクトリーを本命に持ってきた。これまで帯広記念では結果は出ていないが、いずれも端枠であったりトップハンデであったりと不利な条件であった。今回は中枠でハンデ的にも有利。馬場適性もオールマイティで、この馬自身が崩れることは考えにくい。軸にするには十分であろう。
相手にはやはりオレノココロ。今年度は昨年度ほどの勢いがないように感じるが、重賞も2勝しているし、臨戦過程での成績はむしろ昨年度以上。高重量戦になれば必ず巻き返してくる。ただ今回は先行したい馬も多いので展開が乱れた時に一歩出遅れる可能性があるのではと見た。ただ障害を降りれば多少遅れていても巻き返せる。本命と対抗はほとんど差が無いとみる。あと3番手、4番手もBIG4が占めればあまりにも堅すぎるし、荒れる帯広記念には似合わない。そこで単穴候補として古馬重賞に果敢に挑戦してきたカンシャノココロの未知の魅力に注目してみたい。先行力がある上に、障害で一歩一歩踏みしめながら確実に登っており高重量でその力強さが生きるのではないか。隣に先行馬がいるのもアシストになりそうだ。穴で一考。そして抜群の安定力を持つコウシュハウンカイはやはり外すわけにはいかない。障害は間違いなく越えてくる。ただ今回はトップハンデで切れ味がそがれないか。あとは昨年の帯広記念で一瞬沸かせたサクラリュウが経験を積んでさらに上位を狙いに来るか。その他ではBIG4のうちニュータカラコマの評価を下げた。確かに障害は確実な馬だが、高重量でトップハンデはやはり割り引きたい。極端な軽馬場になれば12歳馬フクドリやトレジャーハンターのスピードも面白いところではあるが、広げ過ぎるので天候を見て決めたい。
はむ!の馬券狙いどころ:
ヤングチャンピオンシップでわずかに取り戻したので、資金的にはようやく少し生き延びた。そして帯広記念。全国発売なのででしっかり取りたいと思う一方、やはり荒れるレースということで一発狙いたい部分もある。一応本命フジダイ、対抗オレノココロを軸にしてあとは手広くいきたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単
7=5=1,9,10 マルチ 合計18通り 各100円
7=5→1,9,10(追加) 合計6通り 各100円
7=5→1,9,10,4,6,2 合計12通り 各100円
7→1,9,10→5,1,9,10,4 合計12通り 各100円
枠複 7=5,8 合計2通り 各200円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 2=7,5,9,10 10=7,5,9 合計7点 各100円
合計5,900円で勝負! (残高40,230円-5,900円=34,330円)
今回の結果と回顧は、ヤングチャンピオンシップや天馬賞の結果と併せて年明け第1週までには報告したいと思います。
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