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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年5月2日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(5/3)

  新型コロナウイルスの影響が続いており、つらい新年度となりましたが、なんとか2020シーズンの幕開けとなりました。無観客で寂しい限りですが、早くこの状況が収まって、競馬場に人が戻ってくるのを祈ります。さて、今年度最初の重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯です。今年度ももちろん重賞予想続けますが、もう少し読者に参考にしてもらえるように頑張りたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)
(2020年5月3日(日)20:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
センゴクエース 牡8 720 菊池一 槻舘重 鹿毛 差
  アアモンドグンシン セン5 720 西将太 小林長 鹿毛 逃
  シンザンボーイ 牡9 720 渡来心 坂本東 栗毛 追
  コウシュハレガシー 牡5 720 藤野俊 平田義 栗毛 差
コウシュハウンカイ 牡10 720 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ソウクンボーイ 牡10 720 村上章 西邑春 鹿毛 追
ミノルシャープ 牡6 720 島津新 大友人 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡5 720 松田道 村上慎 栗毛 先
オレノココロ 牡10 720 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
10 ホクショウマサル 牡9 720 阿部武 坂本東 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい十勝オッズパーク杯」の概要と傾向
  ばんえいの新年度最初の重賞。2007年に帯広単独開催となって以降創設された重賞で今年で14回目。インターネット投票の先駆けでもあるオッズパークの名をレース名としている。出走条件は前年度の賞金上位馬というやや特殊な出走条件。基本は実績のあるオープン馬中心だが、下位クラスでも前年度の活躍によっては出走のチャンスがある。
  傾向は、過去10年で1番人気は(3,5,1,1)と連対率8割でまずまず。勝ち馬は全て3番人気以内に入っており、それ以下の人気の馬が絡んでくるのは苦しい。馬券も堅く収まっている。シーズン当初でハンデ差がほとんどないことから実力馬が力どおり走れるといったところか。連覇又は複数優勝も多い。但し、その年のばんえい記念馬は過去10年で1勝のみとなっており、ばんえい記念で最大の力を出し切った馬はここはやや力を緩めているというところか。年齢については顕著な差はないが、過去5歳馬の優勝は2頭(カネサブラック、オレノココロ)のみで、いずれも後に大名馬となる2頭である。騎手別では松田道明騎手が過去3勝とトップ。

今回のみどころ
  前年度のスターたちが再集結。重賞の開幕にふさわしい好メンバーが揃った。ばんえい記念出走組と、6歳勢を中心とした若馬勢との対決が見もの。開幕初日に行われた前哨戦のスプリングカップでは、ばんえい記念で残り20mまで先頭を走ったコウシュハウンカイが意地を見せ勝利。一方、ばんえい記念の1~3着馬(オレノココロ、センゴクエース、ホクショウマサル)はいずれもスロースタート。特にホクショウマサルは連勝中にもなかった障害のミスで8着といずれも不完全燃焼に終わった。これらのばんえい記念組が重賞となってどのような走りを見せるか。一方では6歳馬ミノルシャープ、そしてばんえい記念にも出た5歳馬アアモンドグンシンら新興勢力がどう絡んでくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 センゴクエース:昨シーズンは障害で苦しみ、重賞は1勝に終わったが、ばんえい記念でははるか後方から怒濤の追い込みを見せ2着に食い込んだ。障害さえ降りられれば力は上位。オッズパーク杯はこの馬にも適鞍のはずだが縁がなく、昨年は前哨戦で障害を失敗し出走すらできなかった。今回はじっくり攻めたい。
 2 アアモンドグンシン:昨シーズンは重賞2勝、5歳馬にしてばんえい記念にも挑戦、最後は力尽きたものの見せ場まで作った。しかしシーズン全体としては世代重賞で全て敗れるなど取りこぼしも多く、この馬の力は十分出し切れてないように見える。障害が課題ではあるが、それ以上に流れをつかめることがポイント。
 3 シンザンボーイ:9歳馬。晩成型で本格的な重賞参戦はここ2年ほど、昨シーズンはほとんどの古馬重賞に出走し。北見記念では念願の重賞初制覇を果たしている。近走は5着が5回と可もなく不可もなくといったところ、爆発力よりじわじわ伸びるタイプ。差し馬にしては障害は上手。今回は流れに乗れそうな条件だが。
 4 コウシュハレガシー:5歳馬。善戦タイプではあるが決め手に欠け重賞勝ちを逃していたが、正月のBG1天馬賞では終始持ち味の安定した走りを見せ、先頭でゴールを駆け抜けた。その後は古馬オープン相手に壁に当たった勘があるが、今回負担重量が軽くなるのは歓迎材料。脚質も自在で障害も崩れることは少ない。
 5 コウシュハウンカイ:昨シーズンはBG1を2勝。ばんえい記念でも最後の直線で一旦大きくリードしたが最後で失速。やはり重すぎるのは苦手か。しかし最強クラスであることには変わりない。オッズパーク杯は過去2勝で2着3回と得意としている。重量的にも適鞍か。今回は出足の早い若馬勢との折り合いもカギ。
 6 ソウクンボーイ:強い10歳馬の一頭。昨シーズンもコンスタントに出走、オープン2組のレースでは常に上位に入っている。重賞ではさすがに成績は上がっていなかったが、正月の帯広記念では追い込んで3着に食い込んだ。固めの動きで障害も時間がかかるが直線ではしっかり伸びてスタミナもある。調子も良さそう。
 7 ミノルシャープ:昨シーズンは本格的に古馬戦線に参加、常に上位に入っておりブレイクしたイメージがあるが、重賞勝ちはなかった。しかし持ち前の先行力で実力のある古馬勢を慌てさせており、存在感は十分見せている。課題は最後のスタミナだが、近走は粘り強さも増してきており、今回の斤量なら逃げ切り可能。
 8 キタノユウジロウ:5歳馬、昨シーズンはそれまで勝てなかった重賞を2勝しようやく本格化してきた。古馬重賞でも掲示板内に入りまずまずの成績を上げている。障害力や粘りもあり、流れに乗れれば力強さを発揮するが、後手に回るとズルズルと後退する傾向にある。今回は斤量も手頃なのでしっかり前につけたい。
 9 オレノココロ:誰もが認める現役最強馬。昨シーズンは当初好調ながら夏に大きく体調を崩し、立て直すのに時間がかかったが、年明けにはしっかり取り戻し、ばんえい記念では本来の強さを遺憾なく発揮した。オッズパーク杯も得意なレースで4勝目をめざすが、今度はスピードのある若馬勢との勝負になりそう。
 10 ホクショウマサル:連勝記録の方がクローズアップされ、トップクラスとの力量差が不明であったが、初めてのばんえい記念ではしっかり走りきって差のない3着、実力は証明した。今シーズンは記録の足かせもないので思い切って走れるのではないか。前哨戦では障害でのミスが出たが、1レースこなし立て直しは可能。

展開予想
  負担重量は昨秋より軽くなっているものの、砂の入れ替えやズリ金交換などで、それなりの力は要りそう。ハンデ差が小さいので実力馬もある程度スムーズに行けそう。序盤はやはりミノルシャープが出て行くか。アアモンドグンシンも体調が戻っていれば積極的に行きそう。ハナを奪いに行く勢いも。あとはコウシュハレガシー、そしてコウシュハウンカイも前に行っておきたいし、センゴクエースも障害を意識して早めに行くか。オレノココロ、ホクショウマサルはやや後方から行きそう、先行組はこれらが第2障害に到着するまでには仕掛けておきたい。

【はむ!の見解まとめ】
  今シーズン開幕日に行われた前哨戦のスプリングカップを見る限り、ばんえい記念組の出来落ちはほとんどないように見える。一方では荷物が軽くなるとそれが適鞍となる馬もはっきりしてきた。
  このことから、やはりここは過去2回このレース優勝経験がある◎(5)コウシュハウンカイの信頼は厚い。ばんえい記念では大いに見せ場を作ったが最後に荷物がこたえて失速。しかし今回の条件ならピッタリ合っているように見える。どんな場面でも障害は対処でき安定感は抜群、軸にはできるだろう。
  対抗には○(7)ミノルシャープにした。先行力があり、レースを作れる強みがある。課題は詰めの甘さだったが、最近はかなり粘りを増してきている。このあたりで結果を出したいところ。そして単穴に▲(10)ホクショウマサルを持ってきた。とにかく31連勝で臨んだばんえい記念で3着、前哨戦ではまさかの障害ストップはあったものの、ここはもう少し落ち着いて走れるので立て直してくるだろう。人気を落とす要だと逆に狙い目か。
  あとは、ばんえい記念馬△(9)オレノココロは疲れは自体は残っていないと見るが、全体の流れは速くなりそうで、その分追いつくのがやっとという感じになるか。しかしこのレース3勝の実績が物を言う。注(1)センゴクエースもばんえい記念で最後に2着に突っ込んで来たように、直線の走りは抜群だが、未だに障害がアテにできず、注意までか。さらには、(2)アアモンドグンシンもこのメンバーでも決して見劣りはせず、一発の魅力もあるが、自分で流れを作れないと厳しいか。騎手がデビュー時以来の西将太騎手に変わって一変の可能性も。他はやや離されている感があるが、5歳馬で動きの良い(8)キタノユウジロウや、10歳馬にして調子が上がってきた(6)ソウクンボーイあたりが入着圏内に割って入る候補になりそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  新年度第一弾、ここは最初からしっかり当てて今後に弾みを付けたいところ。
  やはり安定度でコウシュハウンカイから狙いたい。有力馬勢はいずれも障害が苦手なので、失敗したときのために手広く。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5→7,10,9→7,10,9,1 合計9通り 各200円
      7,10→5→7,10,9,1 合計6通り 各100円
      7,10→7,10,9,1→5 合計6通り 各100円
  枠複  5=7,8  7=8 合計3通り 各400円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 2=5,7,10,8 8=5,7,10 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に当欄にて報告する予定です。

【コラム】2019年度騎手リーディング
  3月のばんえい記念の時に書いた昨年度の騎手リーディング争いですが、鈴木恵介騎手が10勝以上のリードを許していた阿部武臣騎手を3月に入って猛チャージし大逆転、最後は194勝と2位の阿部騎手に10勝の差を付けて、11年連続のリーディングとなりました。このような展開は昨年も一昨年も同じような感じで、阿部騎手がリードするところを3月に鈴木騎手が追いつき逆転。決して、鈴木騎手が馬に恵まれていたというわけではなく、下位人気の馬でも積極的に攻めてどんどん勝たせていました。一方、阿部騎手はその勢いに押されってか、惜しくも勝ちを逃す場面がしばしば見られました。そういう意味でも、改めて鈴木騎手のすごさを感じます。
  さて、新年度はどのような展開になるのでしょうか。141勝を挙げ3位に入った西謙一騎手、あるいは117勝で5位と6位を争った西将太騎手と島津新騎手、110勝で8位に入った菊池一樹騎手ら若手も一気に伸びてきており、これらが上位を脅かす存在になるとさらに楽しみです。

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