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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年2月17日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第46回黒ユリ賞(2/14)

ばんえい重賞レース回顧
第46回黒ユリ賞(BG2)-2021年2月14日-10R 200m直 曇 1.4%
  1着▲(10)イオン(鈴木恵) 2分00秒8
  2着◎(9)ミソギホマレ
  3着注(7)ミラクルクイーン
   単勝 10 240円(1番人気) 馬複 9-10 270円 三連単 10-9-7 12,810円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳牝馬による重賞、第46回黒ユリ賞は、1番人気に推されたイオンが障害を先頭で降りてから最後まで粘って優勝。この世代の牝馬チャンピオンとなった。鈴木恵介騎手はこのレースは2018年ミスタカシマ以来5勝、重賞は今年の帯広記念に続き今期2勝で通算81勝目。槻舘重人調教師もミスタカシマ以来このレース3勝目で重賞通算65勝目。

レース振り返り
  帯広はこの時期らしい冬の天気が続き、馬場は乾燥気味で、そこそこ力の必要な馬場状態であった。
  レースは、ほぼ一斉のスタートから第1障害までは勢いよく進み、各馬問題なく第1障害はクリア、第1障害を越えてからは、大外からイオン、最内のサクラヒメが飛び出し、ミススマイルそしてアバシリサクラが続いた。一度刻んでからは、各馬もまた横並びの態勢となり、全体的にペースが落ち着いたまま1、2障害の中間へ。イオンとサクラヒメが心持ち前に行くが、各馬はまだ横一線。そのままの態勢で第2障害に向かう、ジェイマリア、ニュクスそしてミソギホマレあたりもやや前を伺うが、ほとんど差はない。先頭を行くイオンは第2障害のかなり手前で刻み、その間にニュクス、ミソギホマレが第2障害手前に到達。ここまで62秒とまずまずのペース。
  そこでイオンが第2障害手前では立ち止まらず障害の坂に直行。勢いをつけて坂の頂上まできて、そのまま障害を越えた。これを見るように、ニュクスとミソギホマレが障害に挑戦、しかしニュクスは膝を折ってくずれ、ミソギホマレも坂の上で立ち止まる。続いてアバシリサクラとシンデレラナイトが障害に挑戦、苦労しながらも障害をクリアし、これが2,3番手、もう一度力を入れたミソギホマレが4番手で障害を越えた。あとの馬は障害に苦戦し、遅れて、後方から仕掛けたミラクルクイーンが5番手で障害を降りた。
  そうしている間に、先頭のイオンはすでに残り30mに達し一人旅、10馬身以上大きく離れてアバシリサクラ、シンデレラナイトが続き、ミソギホマレが追う展開。イオンは逃げるが、徐々にスピードが落ち、残り20mを切ったところで一度止まった。その間に後続の集団が近づくがまだリードはあった。その中ではアバシリサクラが止まり、シンデレラナイトが2番手に出て、ミソギホマレが続いていた。再び動き出したイオンが残り10mを切ったところでもう一度ストップ。そこでシンデレラナイトが追いつき、ミソギホマレも1馬身差に迫った。シンデレラナイトは一旦先頭に立ちかけたが、ゴール直前でストップ、その間にまた立て直したイオンが、最後ギリギリになりながらも歩ききってゴールを駆け抜けて優勝した。続シンデレラナイトはまだ動けず、その後ろのミソギホマレがこれもゴール前でストップしながらも再び動き出し2着に入った。シンデレラナイトはようやく動き出したが、力が残っておらずゴール線上で再びストップ。その間に止まっていたアバシリサクラ、後方から追っていたミススマイル、ミラクルクイーンが近づき、これらも我慢比べになったが、最後まで走り切ったミラクルクイーンがわずかに抜け出し3着に入った。シンデレラナイトが4着。3番人気で当欄でも対抗にしていたニュクスは障害の失敗が響き8着に終わった。

次走へのメモ
イオン(1着):前半はなるべく力を使わず自然体に進み、障害もかなり手前から勢いをつけて登るなど、最後の失速も想定しての展開だったように見える。このような流れを作ったのはさすが鈴木騎手といったところ。最後は粘って突き放した。結果的には持ち味を十分出しての優勝。この馬のポテンシャルの高さを見せたレースであった。馬体も立派で、今後走りが安定してくればさらに強くなりそうなイメージ。今後だが、今年の牝馬のレベルからするとイレネー記念でも1番人気になりそうな気配だが、その先の来シーズンを見据えていくことも考えられる。
ミソギホマレ(2着):この馬としては、全くミスのない走りであった。強いて言えば障害のところで勝ち馬に出し抜かれ、隣で崩れた馬がいた影響もあってか、2,3腰かかってしまったのが一歩遅れを取った原因であろう。それでも最後は接戦まで持ち込んでいるので力のあるところは見せたといえる。こちらもイレネー記念に行くかどうか。
ミラクルクイーン(3着):最下位人気となっていたが、全体のペースに巻き込まれず、自分のペースで走れたことが、最後の追い込みと粘りにつながったといえる。接戦は十勝産駒特別などでも経験しており、父ホリセンショウ譲りのレースセンスもあった。更に馬体が成長すれば上位でも好勝負できそう。
シンデレラナイト(4着):動きの良さや障害の上手さはこの馬の持ち味。それを存分に発揮したといえる。ゴール手前で一旦先頭に立つ場面もあり、十分見せ場を作った。小柄なこともあり、最後はスタミナ切れとなってしまったが、将来成長してくれば相当強くなりそうな気配がある。
ミススマイル(5着):直前Bクラスで勝ち最後の切符での出走、切れ味はあるものの力的にはどうかと思われたが、父ライデンロックを彷彿とさせる追い込みを見せ、今後に期待がもてるレースを展開した。自己条件では中心的存在となるだろう。
  その他では、ジェイマリア(6着)は、やはり障害は厳しかったものの最後は追い込んできており、展開次第では無視できない存在となりそう。アバシリサクラ(7着)は、完全なスタミナ切れ、マイナス25kgの馬体重が示すように体調が良くなかったように見える。それでも走りはしっかりしており、体調が戻れば再び活躍するだろう。当欄で対抗に狙ったニュクス(8着)は障害で崩れてしまったのがすべて。前半も余裕がなかったか。しかし障害を修正すれば立て直しは可能。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単10-9-7 1枚 枠複8-8 5枚 ワイド 7-10 9-10 各1枚
  ゴール直前の我慢比べで最後までハラハラする大接戦で見応えがあった。イオンはやはりスピードがあったね。最後はいっぱいになっていたけど、押し切った感じ。今後成長すればさらに強くなりそうだね。ミソギホマレもよく頑張っていたが及ばなかった。馬券的には注意で押さえていたミラクルクイーンが突っ込んできてくれたので、三連単もワイドも美味しい結果になった。これでまたなんとか今シーズンプラスに持ってこれた。この時期でプラスは久しくなかったんじゃないかな。あと4レース。なんとか押し切りたい。
  今回収支 +13,010
   (通常分) +9,860 (配当)14,260 (投入)4,400
   (単複・ワイド)+3,150 (配当)4,550 (投入)1,400
  今年度累計 +6,500(2/14・黒ユリ賞終了時点)
   (通常分) +15,080 (配当 112,280 - 投入 97,200)
   (単複・ワイド) -8,580 (配当 24,520 - 投入 33,100)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週後、2月28日(日)、今年度の重賞優勝馬による一戦、チャンピオンカップです。予想は前日までにアップしたいと思っています。

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