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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年2月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】重賞予想・第42回チャンピオンカップ(2/28)

  今週の重賞は、今年度優勝馬によるいわゆるグランドチャンピオン決定戦、チャンピオンカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第42回チャンピオンカップ(BG2)
(2021年2月28日(日)18:25発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
メムロボブサップ 牡5 850 阿部武 坂本東 鹿毛 先
天馬賞ほか
メジロゴーリキ 牡7 820 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
北見記念
  ミノルシャープ 牡7 830 島津新 大友人 鹿毛 先
ばグランプリほか
アオノブラック 牡5 820 藤野俊 金田勇 鹿毛 差
ドリームエイジC
  フェアリースズ 牝7 800 長澤幸 岩本利 栗毛 先
ヒロインズカップ
コウシュハウンカイ 牡11 830 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オッズパーク杯ほか
オレノココロ 牡11 850 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
帯広記念
  ジェイカトレア 牝5 760 菊池一 平田義 青毛 追
クインカップ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「チャンピオンカップ」の概要と傾向
  ばんえいの1年単位は4月から始まり3月で終わるいわゆる年度となっているが、その年度における重賞で勝った馬による一戦、いわゆる当該年度のグランドチャンピオンを決める一戦がこのチャンピオンカップだ。したがって成績上位の馬でも重賞に優勝していない馬は出走権がない。
  過去10年で1番人気は(4,2,0,4)でまずまずといったところ。ここ5年は連対している。一方下位人気でもそれなりに善戦している傾向がある。但し、時期的なものもあって出走が少頭数にとどまることが多く、馬券的にはちょい荒れといったところか。年齢的には、8歳、9歳が上位だが、5歳馬が善戦し現在連勝中、過去10年でも3勝している。天馬賞などの勢いがあることと、若馬はハンデが有利であることなどが挙げられる。一方では年度末のばんえい記念に向けたたたき台として臨んで勝ちきる例も多い。牝馬は厳しく、14年前の2007年フクイズミまで遡る。連対も過去10年で1回のみ。騎手別では松田道明騎手が4勝、鈴木恵介騎手が3勝などとなっている。

今回のみどころ
  年度末が近づき、最大の大一番ばんえい記念が近づいているこの時期。その本番に向け調整を続ける実力馬に対し、ここを本番と考える陣営、特に勢いのある若馬が挑み、少頭数ながら興味深い戦いが展開されそう。ばんえい記念4勝目を狙うオレノココロは、このレースも過去3勝しており、今回も決して手抜きはしないだろう。永遠のライバル、コウシュハウンカイもこの条件では負けられない。一方、3歳、4歳(明け5歳)と2年連続で三冠を獲得したメムロボブサップ、そのライバルでドリームエイジカップを勝ってきたアオノブラックなど5歳馬勢も勢いがありそうだし、その中間で最強世代と言われるメジロゴーリキ、ミノルシャープら7歳勢もここを狙ってきていると考えられ激しい争いとなりそう。面白いことに、5歳馬、7歳馬、11歳馬の3つの世代だけが揃った。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メムロボブサップ:今年度の4歳三冠馬(柏林賞、銀河賞、天馬賞)3歳時にも三冠を獲っており、世代では抜けた存在。古馬との対戦でも特別戦で最上位のメンバーにほぼハンデ差なしで勝利。また直前の軽量戦スピードスター賞では44秒2という驚異的なタイムで優勝。自在の脚でここでも十分戦えそう。荷物は重いが。
 2 メジロゴーリキ:7歳馬。一昨年のこのレースの勝ち馬。当時は5歳だったが勢いがあり、大逃げから障害をしっかり越えて最後まで粘って勝利した。最近はこのころの勢いは見られず、障害も怪しい時もあったが、その中でも北見記念でトップクラスを相手に押さえきったのは大きい。帯広記念でも善戦。楽に先行できれば。
 3 ミノルシャープ:今年度は、北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリに勝ち、シーズン前半は破竹の勢いであった。その後体調を崩し、少しずつ復活の兆しは見え始めているものの、まだ十分戻っていない印象。本来なら、先行力と障害力に切れ味もあって、課題であった最後の粘りも増していた。流れをつかめれば。
 4 アオノブラック:5歳馬で今期はドリームエイジカップで古馬勢相手に直線抜け出して重賞勝利している。メムロボブサップとは永遠のライバルであるが、世代三冠戦ではいずれも勝ちを譲っている。前走軽量戦のスピードスター賞では44秒4と激走したがまたもやボブサップに一歩及ばなかった。リベンジを期する。
 5 フェアリースズ:7歳牝馬。前走BG1のヒロインズカップでは、障害2番手から直線での粘りあいを制して、7歳にして重賞初優勝、牝馬チャンピオンとなった。安定した走りと障害力がモットー。重量も対応できる。今回は初めてのオープントップクラスが相手で厳しいが、自分の走りに徹してついていければ着拾いも。
 6 コウシュハウンカイ:これまで重賞15勝と百戦錬磨の10歳馬、今シーズンはオッズパーク杯と岩見沢記念の重賞2勝。抜群の安定性と障害力で、オレノココロとともにばんえい界を引っ張る存在。もちろん目標はその先のばんえい記念だが、ここは斤量的に勝てる条件が揃っている。このレースは初優勝をめざす。
 7 オレノココロ:ばんえい界のトップ馬、当然目標は年度末の大一番ばんえい記念だが、このレースも得意で過去3勝。本番に向けた良いたたき台としての位置づけもあるが、しっかり狙ってきている。脚質は中団あたりから直線で一歩一歩迫っていく差し馬タイプ。帯広記念ではゴール前の粘り合いを制して勝利した。
 8 ジェイカトレア:5歳牝馬。今年度のクインカップ勝ちなど世代の重賞では負けなしと抜けた存在。好位から直線で抜け出し引き離す展開が理想。ただ牡馬勢や古馬相手だと勢いがそがれ後手に回ってしまうことが多い。馬格はあり力自体はありそう。軽ハンデを活かし前半から離されずついていければ、直線で粘り込みも。

展開予想
  この時期にしてはやや軽めの荷物であり、馬場も落ち着くと考えられるため各馬が持ち味を存分に出せる状況にあるといえる。やはり飛び出すのは5歳馬メムロボブサップか。ただ今回はハンデ差で荷物が重い。そうなるとライバルのアオノブラックが意識的に前に行くか。先行馬メジロゴーリキは5歳馬勢の様子を見て行く形になるか。本来ならミノルシャープあたりも行きたいところだがまだ本調子ではなさそう。あとはコウシュハウンカイあたりがついて行くか。オレノココロも勝ちに行くならこの集団にはつけたい。第2障害をメムロボブサップとアオノブラックが先に越えるようだとそのまま一騎打ちに入るか。もたつくようだと、コウシュハウンカイ、オレノココロら古馬勢らが突っ込んでくる。障害は各馬問題ないだろう。降りた時点での位置取りが重要。

【はむ!の見解まとめ】
  今回のポイントはやはり荷物の重量とハンデ差。この時期の重賞としては軽めだが、今年は賞金が大きいからか、上位馬はそこそこ荷物を背負わされる。年度末の大一番ばんえい記念を見据えた古馬勢に対し、今特に勢いのあるのはメムロボブサップ、アオノブラックら5歳勢だが、力関係に加え、斤量が微妙に影響しそう。
  いろいろ総合的に考え、当欄ではもう一度11歳馬◎(6)コウシュハウンカイを狙う。帯広記念ではゴール前での悔しい逆転負けを喫したが、斤量が比較的軽くなるここでは粘り切れる可能性は大きい。巻き返しのチャンス。このレースはこれまで相性は悪かったが、それはトップハンデを背負わされてのもの。今回は丁度良いハンデ差で最大の力を出せるとみて本命とした。
  対抗には、今シーズン北見記念に勝ち、帯広記念も2着に入った○(2)メジロゴーリキを推したい。着順だけをみるとあまり実力を出せていないように見えるが、高重量戦では好走。自分でレースを作りに行ける強みがある。障害も立て直してきた。前走軽量戦を使ったことにより、動きがさらに軽くなることにも期待。そして5歳馬▲(4)アオノブラックを単穴にした。820kgは重くはあるが、北見記念では850kgを経験しており、ライバルのメムロボブサップが重量未経験であることを考えると、ここでも力を出せる状況にある。しっかり走って経験を積み上げたい。そしてあわよくば上位進出も。△(7)オレノココロも相対的にこの位置の評価となったが、この斤量でも全く苦にしない。目標は先だがここでもたたき台としてしっかり走ってくるだろう。最後でハンデ差がこたえるかも知れないが、大崩れはなさそう。
  あとは、注目の注(1)メムロボブサップだが、さすがに850kgの荷物とハンデ差だと上位進出は厳しいか。ある程度エネルギーをセーブして、最後の粘りを見せれば上位のチャンスはあるが、入着までか。5歳牝馬(8)ジェイカトレアは負担重量760kgと最上位馬と90kgものハンデ差をもらっているが、それでもタイム的にはまだ遠い。実力馬(3)ミノルシャープは復活の兆しは見えつつあるものの現時点ではまだ厳しいか。先行できれば強いが、現状ではついていくのがやっと。(5)フェアリースズはヒロインズカップ勝ち馬ではあるがやはり800kgは重い。

はむ!の馬券狙いどころ:
  黒ユリ賞でうまく引っかかってくれて、珍しく現時点でプラス収支。しかし風前の灯、年度末まであと4レース。もう一本決められればトータルプラスも夢でない。
  今回は安定度でコウシュハウンカイから。少頭数なのでなるべく絞って。そしてここのところ単勝で取れていないので、このあたりでしっかり取りたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 6=2,4,7→2,4,7,1 合計18通り 各100円
      6→2,4,7→2,4,7,1(追加)合計9通り 各100円
      2,4,7→2,4,7→6,2,4,7 合計12通り 各100円
  馬複  6=2,4,7 合計3通り 各200円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 6 700円
  ワイド 2=6,4,7,1 4=6,7,1 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

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