はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第27回北斗賞(BG3) (2019年7月21日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
○ | 1 | オレノココロ | 牡9 | 800 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 青毛 差 |
△ | 2 | ミノルシャープ | 牡5 | 790 | 阿部武 | 大友人 | 鹿毛 逃 |
3 | マルミゴウカイ | 牡6 | 790 | 藤野俊 | 槻舘重 | 鹿毛 差 | |
▲ | 4 | センゴクエース | 牡7 | 790 | 菊池一 | 槻舘重 | 鹿毛 差 |
5 | ゴールデンフウジン | 牡5 | 790 | 西将太 | 今井茂 | 青毛 追 | |
6 | ソウクンボーイ | 牡9 | 790 | 村上章 | 西邑春 | 鹿毛 追 | |
7 | アアモンドグンシン | セン4 | 780 | 長澤幸 | 小林長 | 鹿毛 先 | |
◎ | 8 | メジロゴーリキ | 牡5 | 790 | 西謙一 | 松井浩 | 鹿毛 逃 |
注 | 9 | コウシュハウンカイ | 牡9 | 790 | 藤本匠 | 松井浩 | 栗毛 先 |
「北斗賞」の概要と傾向
7月盛夏の古馬重賞。北斗賞自体は第27回だが、かつて行われていた「地方競馬全国協会会長賞」を引き継いでおり伝統ある重賞である。1か月前の旭川記念と出走条件が変わらず、負担重量が基礎重量が20kg増加するのみ。出走メンバーもほとんど変わりなく「旭川記念」「北斗賞」は双子関係のレース。しかし旭川記念と北斗賞を連覇した馬は2008年のナリタボブサップ以来10年間ゼロである。過去10年間では1番人気は(5,1,1,3)とまずまずだがここ数年は勝ちきれないことも多い、一方、2番人気から5番人気までの馬がまんべんなく勝っており、このあたりが注目か。また、旭川記念2着の馬が5勝していることも特筆もの。もちろん同レースのリベンジを果たすこともあるが、旭川記念を優勝した馬が、ハンデが加増となるということもあるだろう。あとは、翌月のBG1ばんえいグランプリとの兼ね合いも微妙に影響している可能性がある。例えば、重賞23勝のオレノココロがこのレースに勝てていないのもこのあたりが原因か。牝馬の優勝は帯広開催になってからは一度もない。現役の騎手では鈴木騎手、藤野騎手、松田騎手がそれぞれ3勝を挙げている。
今回のみどころ
春から夏にかけての古馬重賞戦線は、シーズン当初にオッズパーク杯、6月に旭川記念、7月の北斗賞と続いて、8月に大一番のグランプリがある。各レースの出走メンバーはあまり替わらないが、レースごとに順位は微妙に変わってくる。各重賞で勝てば負担重量が加増となりハンデとなることもあり、古馬トップクラスはどのレースに照準を合わせていくかもカギとなってくる。今年は次のばんえいグランプリまでの間が3週間と短くそのあたりもポイントか。オッズパーク杯、旭川記念を連覇したオレノココロはさすがにここは一息入れてくるだろう。そうなると、同じ9歳でこのレースの連覇を狙うコウシュハウンカイが中心となるだろうが、巻き返したい7歳馬センゴクエースや、メジロゴーリキらイキの良い5歳勢も黙ってはいない。どの馬がこのレースを強く勝ちたい気持ちになっているかだろう。
各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
1 オレノココロ:重賞23勝で自己記録を更新中、今シーズンも絶好調で重賞連覇ととどまるところを知らない充実ぶり。今回もハンデはわずか10kgであっさり重賞3連覇も考えられる。ただ照準は翌月のグランプリか。
2 ミノルシャープ:5歳馬ながら旭川記念では持ち前の障害の上手さと粘りの走りで2着に食い込んだ。先行力と障害力はレース運びの自信にもつながっている。あとは最後の詰めが課題だが、近走は粘りの走りを見せている。
3 マルミゴウカイ:昨年の岩見沢記念勝ちなどかつては勢いがあったが、最近は障害で手間取るなどパッとしない成績が続く。一方、軽めの特別戦あたりでは好走しており、きっかけをつかめばスルスル抜け出す場面もある。
4 センゴクエース:ばんえい記念馬も今シーズンは期待されながら未勝利。障害で手間取る場面も目立っている。馬体は充実しており、降りてからの脚取りは確かなので、流れをしっかりつかめば十分勝ち負けできるはず。
5 ゴールデンフウジン:強い5歳馬の一角。切れ味が身上の馬でオッズパーク杯では障害を降りて一旦は先頭を伺うほどであった。課題は前半の位置取りと障害の不安定。ここを克服すれば強い一線級相手でも互角に戦える。
6 ソウクンボーイ:9歳世代の一角。今回も繰り上げで出走権を得てきた。重賞の常連だが、近走は後手に回ることが多く、本来のスピード感ある走りが影を潜め大敗が続いている。少しでも前に行ければチャンスはあるはず。
7 アアモンドグンシン:4歳馬ながら旭川記念に挑戦するなど意欲的。世代重賞の柏林賞では障害のミスで敗れたが、むしろペースが落ち着く古馬重賞の方が合っているか。流れに乗ればこの相手でも十分見せ場は作れそう。
8 メジロゴーリキ:すっかり古馬重賞戦線の常連となり、しかも見せ場を作っている。抜群の先行力がモットー、馬場も重量も重くなればなるほど本来の力が発揮できる。切れる脚はない分だけいかに前でさばけるかがカギ。
9 コウシュハウンカイ:先行力と安定した走りで必ず上位は確保する馬だが、旭川記念あたりでは若干引っかかる面も見られた。前走も2着ながらやや淡泊な走り。今回はハンデもなく、本来の力を出せればこのレース連覇も。
【はむ!の見解まとめ】
やはり注目はばんえい最強馬オレノココロ。今シーズンは絶好調。今回もハンデは10kg程度、普通なら、3週間後のBG1ばんえいグランプリに照準を合わせ、ここではさすがに緩めてくるのではと考えられるところ。しかしそれでも勝ちきってしまうほど充実している。最内枠もオッズパーク杯で勝っているなどむしろ得意な枠。外詰めなので内側が空くのも良い。3連続重賞制覇の可能性は限りなく大きい。
しかし、やはりそれで決まると面白くないので、当欄ではやはり他馬にも奮起してもらいたいという気持ちを込めて逆転の可能性を探ってみた。なかなか難しいが、5歳馬◎(8)メジロゴーリキの逃げ切りに期待。力は十分。走りの安定感もある。重量も800kgのチャンピオンカップで古馬相手に勝利しており、全く問題ないだろう。自分で展開を作れるのが強み。最後の粘りもあり、軸にはなり得る。ただあまり速い展開になると厳しいか。
そして、○(1)オレノココロは対抗とした。極端な軽馬場になって、遅れを取るなど余程のことがない限り負けることは考えにくいが、そこは競馬なので番狂わせも期待して。
そして、そろそろ奮起してほしいのが▲(4)センゴクエース。近走は一歩遅れ、障害でのミスも時折見られ全面信頼はしづらいが、そこはばんえい記念馬のプライドもあるだろう。今回は中枠に入り、本来の力を存分に発揮できる条件は揃った。
さらには、もう一頭、旭川記念で2着に粘った△(2)ミノルシャープも押さえておきたい。障害力の良さは抜群。最近は粘りも出てきた。負担重量が重くなると厳しくなりそうだが、馬場的にもまだ許容範囲だろう。そして、注(9)コウシュハウンカイ。当欄でオッズパーク杯、旭川記念と2回同馬を本命にしながら、オレノココロにやられている。ただ大敗しているわけでなく、ここでも大きく崩れることは考えにくい。しかし、今一つ決め手に欠ける上に、今回は苦手としていた大外枠に入り、厳しいレースになると見て注意程度までに評価を下げた。
あとは、そろそろ復活劇を見たい(3)マルミゴウカイ。最近は障害で苦しみ成績は上がっていないが、流れが落ち着けばいつかは大駆けもあり得る。(5)ゴールデンフウジンの爆発力も見逃せないが、現状ではやはり差があるか。
展開だが、馬場はそれまでの雨の影響でやや軽めに推移か。それらを考慮に入れてもほぼこれまでと同様平均ペースで、メジロゴーリキ、ミノルシャープが前に行き、コウシュハウンカイが追走、センゴクエース、オレノココロが中団に控えるといった構図だろう。あとは障害がポイント。先行の2頭は早めに抜け出すだろう。コウシュハウンカイもこれに続きそう。あとは後続がどのポジションで障害を越えていけるか。
はむ!の馬券狙いどころ:
今シーズンのまだ重賞は今回で4レース目だが、馬券的には今年も最初からパッとせずズルズルとマイナスが増えつつある。この辺で断ち切りたいのだが。
今回は予想上ではメジロゴーリキを本命にしたが、馬券ではいつもやられているオレノココロの方を中心に、そして2回続けて狙ったコウシュハウンカイの評価を下げてみた。こういう時は往々にして逆の結果が出るものだ。しかし両方狙うとまた中途半端になるので、今回は素直に連はオレノココロを中心にいってみたい。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 1=8,4,2(1頭軸マルチ) 合計18通り 各100円
1→8,4,2,9→8,4,2,9 合計12通り 各100円
8,4→8,4,2,9→8,4,2,9 合計12通り 各100円 8,4→9→1 合計2通り 各100円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
単勝 8 500円
ワイド 8=1,4,2,9 2=1,4,9 合計7点 各100円
合計 1,200円で勝負!
今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。
【コラム】場外馬券売り場(1)
(今年度に入ってまたコラム欄が記事の冒頭に来ましたので、記事の後ろに戻します。) 競馬好きの人なら、場外馬券売り場で馬券を買う人も多いでしょう。中央競馬ならWINS(ウインズ)、そして地方競馬にも各地に場外馬券売り場があります。(但し、競輪や競艇に比べ、人口の多い場所に偏っており地方には少ないように思います。また長野県と沖縄県のように公営ギャンブルが一切ない県もあります。)
ところで、競馬場はかつていわゆるおじさんたちが血眼になって馬券を握りしめるグレーな場所でした。ここ20~30年で特に中央競馬はそういう雰囲気はほどんどなく、若者グループやカップルや家族連れなどがレジャーとして楽しむ場所になっています。地方競馬ではまだ昔の雰囲気が残っているところも多いですが、それでもずいぶん明るくなりました。一方、場外馬券売り場は、やはり馬券を買うのが目的の場所ということで、いわゆる鉄火場(ギャンブル場)の感じは抜けていません。客層も9割方はオジサンのままです。そんな場所には足が向きにくいとは思いますが、それでも筆者的にはネットで画面の馬券を買うくらいなら、場外に行って紙の馬券を買いたいと思うのです。この話はまた次回以降。
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