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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年11月14日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第45回クインカップ(11/15)

  今週の重賞は4歳牝馬による一戦、クインカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第45回クインカップ(BG3)
(2020年11月15日(日)20:05発走 帯広11R ダ200m 4歳牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ドルバコ 牝4 680 菊池一 大橋和 鹿毛 差
マオノクイーン 牝4 690 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
  ナカゼンダッテ 牝4 680 赤塚健 西康幸 青毛 逃
シャンハイオトメ 牝4 690 船山蔵 平田義 鹿毛 差
▲  サクラユウシュン 牝4 690 西将太 金山明 栗毛 差
  ジェイセリナ 牝4 690 鈴木恵 平田義 栗毛 追
  オージョ 牝4 680 島津新 林 豊 青毛 逃
シンエイジョッパリ 牝4 680 渡来心 小林勝 鹿毛 先
  クイーンヴォラ 牝4 690 阿部武 坂本東 栗毛 差
10 ジェイカトレア 牝4 690 藤野俊 平田義 青毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「クインカップ」の概要と傾向
  ばんえいの場合は、4歳世代に重賞のチャンスが多く用意されており、柏林賞、銀河賞、天馬賞のいわゆる三冠レースのほかはまなす賞、ポプラ賞といった世代重賞、そして牝馬にはクインカップが容易されている。歴史は古く今年が45回目、4歳ということで繁殖のためここを最終目標にしている馬もしばしば見られる。
  過去10年間では1番人気は(6,1,1,2)となかなかの好成績。一方で2,3番人気は苦戦している。下位人気の馬は連対も難しく荒れることは少ない。オークス馬はここ10年では2勝(ナナノチカラ、ミスタカシマ)とかなりの強い馬でなければ連勝は難しい。ここはハンデ差が影響か。一方、トライアルの特別戦「紅バラ賞」の勝ち馬は1着4回2着3回とかなり信頼できる。やはり実績より調子というところか。騎手では鈴木恵介騎手が4勝とリードしている。

今回のみどころ
  今年の4歳牝馬世代は、実績面では黒ユリ賞、オークスを勝ったジェイカトレアが大きく抜けており、昨年のミスタカシマに続いて牝馬重賞3冠を目指すのに最も近いところにいる。あとはこれを負かす馬が出てくるかといったところ。実績ではオークス2着のクイーンヴォラ、特別戦で強いサクラユウシュンといったところが上だが、ここにきてマオノクイーン、シンエイジョッパリといった新興勢力も伸びてきており、上位との差はかなり縮まっている様子。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ドルバコ:10月に入って連勝し出走権を得た。重賞はばんえいオークスのみ出走、この時は最下位人気のところ最後でじわじわ伸びて6着に入った。その後はB4クラスで走り好走はするが目立った結果は出せていない。後半伸びるタイプだが前半でできるだけ攻めていきたい。
 2 マオノクイーン:重賞は初出走。特別戦も2歳時の北見産駒特別出走以降はB4~C1クラスを行き来していたが、今シーズンに入り馬体が成長し着々と勝ち星を重ね、そして先月のトライアル紅バラ賞ではライバルたちを押さえて逃げ切って勝利した。先行力と障害力が持ち味。
 3 ナカゼンダッテ:重賞初出走。特別戦は2歳時南北海道産駒特別(8着)に出て以降はC1~B4クラスで勝ち負けしていたが、紅バラ賞で最下位の10番人気ながらじわじわ伸びて4着まで食い込んでいる。好不調の波が大きく、障害次第だが、直線での切れ味と粘りがある。
 4 シャンハイオトメ:こちらも重賞は初出走。準重賞のばんえいプリンセス賞や先日のトライアル紅バラ賞には出走しているが、いずれも障害で手間取り着を落としている。平場戦では確実に上位に食い込んでおり、走りそのものは安定している。流れに乗って好位につけたい。
 5 サクラユウシュン:この世代の牝馬賞金ランクは2番目。自己条件の平場戦などでは結構強く連対率が非常に高い。一方重賞はこれまで3つに出ているが黒ユリ賞4着が最高。抜群の切れ味があり、軽量戦の疾風賞でスピード自慢相手に2着に食い込む善戦を見せている。
 6 ジェイセリナ:重賞はばんえいオークスに出ているがついて行けず10着。スピードと切れ味は抜群だが、障害が苦手で失敗すると崩れることもしばしば。トライアル紅バラ賞では障害で崩れ大敗したが、次の週の特別戦では鋭い追い込みで逆転勝ちするなど着順の差が大きい。
 7 オージョ:これまで重賞はおろか特別戦も走ったことがなく、初めての上位挑戦になる。2、3歳時は非力さが目立ったが、今シーズンに入って馬体が成長し力をつけてきた。前走では雪の降る馬場ながら1分18秒と非常に速い時計を出した。スピードがあり障害もこなす。
 8 シンエイジョッパリ:重賞初出走。2歳時は体が小さく非力で、3歳でもCクラスに低迷していたが、今シーズンに入り勝ち星を重ねるようになり、トライアル紅バラ賞ではじわじわ追い上げて8番人気の2着に食い込んだ。素軽い動きで障害もこなし、しぶとく伸びてくる。
 9 クイーンヴォラ:ばんえいオークス2着の実績が光る。元々は華奢な体で非力感があったが、近走は馬体重も増え、目に見えるほど力を付けており、障害も踏みしめて力で上がって来れるほどになった。動きの素軽さがモットーで、後ろからでも障害を軽く越えて追ってくる。
 10 ジェイカトレア:黒ユリ賞、ばんえいオークスを圧勝するなど世代牝馬の間では実績no.1。牡馬勢などを含む三冠レースなどにも常に顔を出しておりまずまずの成績を上げている。経験値は大きい。好位からじわじわ伸びて行くタイプで障害も比較的得意。馬格があり安定感がある。

展開予想
  コースにロードヒーティングが入り、馬場も重めになってくるか。明らかな先行馬が少なく各馬牽制しながらの流れとなりそう。トライアルの紅バラ賞同様ナカゼンダッテがハナに出るか。オージョ、マオノクイーン、シャンハイオトメあたりも先行したいところ。あるいは障害を意識してサクラユウシュンも前に行くか。ジェイカトレアはどこからでも行けそう。いずれにせよ第2障害横一線からの勝負か。先行馬は楽に障害を越えて逃げ込みたい。サクラユウシュンやジェイセリナは障害の出来次第。接戦になればジェイカトレアが底力がありそう。

【はむ!の見解まとめ】
  新興勢力も上がってきているものの、ここは実績のある◎(10)ジェイカトレアの力が一枚上と見る。昨年のオークス勝ち以降は成績の落ちた時期もあったが、これはハンデ差や相手関係によるもの。走りそのものは安定している。端枠も影響はほとんどなさそう。軸として信頼できる。
  相手には、上がり馬○(8)シンエイジョッパリを持ってきた。上位との対戦経験は浅いが、走り自体しっかりしており、直線で長い脚が使えそう。父は重賞実績のあるナリタボブサップ、ここあたりで素質開花も。実績では▲(5)サクラユウシュンが上だが、障害でのリスクがあり詰めの甘さもある、今回は中枠に入りスムーズに流れれば楽に抜け出すことも。
  そして、トライアル勝ちの△(2)マオノクイーンも障害力があり、走りの安定感で上位入りのチャンスは大いにある。その他で、一発狙ってみたいのが注(4)シャンハイオトメ、近走障害で失敗しているものの、流れに乗れば粘り強さがある。あとは、オークス2着の実績のある(9)クイーンヴォラや、切れ味の鋭い(6)ジェイセリナも無視はできないが人気しそうな割には障害のリスクも大きく、狙いを絞るときは思い切ってこのあたりは外す手も。

はむ!の馬券狙いどころ:
  重賞が続くとなかなかキツい。先週ばんえい菊花賞でわずかに持ち直したので、息は続いているもののまだこれからズルズルいってしまう恐れもあるので、このあたりで上向きにしていきたい。
  今回は波乱要素もありそうな牝馬戦。迷ったときは実績のあるジェイカトレアから、相手は広めに流したい。シンエイジョッパリが面白そうなのだが・・・、穴っぽいところはワイドで拾いたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 10→8,5,2→8,5,2,4,9,6 合計15通り 各100円
      10→8,5→8,5,2,4 合計6通り 各100円
      8,5→10→8,5,2,4 合計6通り 各100円
  枠複 8=7,5,2 7=5 合計4通り 各500円 合計 4,600円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 10 700円
  ワイド 8=10,5,2,4 4=10,5,2 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】2年連続の新人騎手誕生へ
  別の話題を書く予定でしたが、ばんえい界にとって嬉しいニュースが入ってきましたので、そちらの方の話をしたいと思います。今月13日の金曜日、本年度第3回の騎手免許試験合格者が発表され、現在は厩務員の金田利貴さんが合格、12月1日に騎手免許が交付され、騎手としてデビューすることになりました。昨年の林騎手に続いて2年連続の新人騎手誕生です。騎手が少なくなっているばんえいの現状の中、大変ありがたいことです。金田さんは金田勇調教師の長男で22歳、大学を中退して厩務員となり騎手を目指して、2回目の試験で合格したということです。元々は野球選手を目指していて、高校時代は甲子園出場経験もあるとのこと、運動神経はよさそうです。身長が大きく今後は体重管理なども大変ではないかと思われますが、ぜひ若さと素質を生かして活躍してほしいものです。応援してまいりましょう。

2020年11月11日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第45回ばんえい菊花賞(11/8)

ばんえい重賞レース回顧
第45回ばんえい菊花賞(BG2)-2020年11月8日-11R 200m直 晴 0.9%
  1着◎(5)キョウエイリュウ(松田道) 1分45秒6
  2着○(3)カイセドクター
  3着 (4)キタノボブサップ
   単勝 5 360円(2番人気) 馬複 3-9 1,700円 三連単 9-2-1 29,460円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳3冠レースの第2弾、第45回ばんえい菊花賞は、2番人気のキョウエイリュウが障害を先頭で抜け出し、後続を押さえて優勝。昨年のナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップ以来の重賞勝利となり通算3勝目。松田道明騎手も同馬で勝って以来の重賞勝ちで重賞通算54勝目、このレースは1998年キタノキングで勝って以来22年ぶりの優勝となった。村上慎一調教師はこのレースは2度目の制覇で通算23勝目。

レース振り返り
  帯広はここ1週間はまとまった降水がなく、馬場水分も1%を切っていたが、先週同様、脚抜けが良く比較的走りやすい馬場であった。
  レースは各馬一斉にスタート後、第1障害まで勢いよく進み、ほぼ横一列のまま障害を越えた。第1障害を越えても各馬の勢いは続き、その中からキョウエイリュウ、そして今日は出足が揃ったゴールドハンターあたりが心持ち前に出るが差はほとんどなく横一線で進む。その後各馬刻みを入れ始めるがほぼ同じような流れ。1,2障害の中間あたりから、ブラックサファイアが前に付け、カイセドクター、コマサンダイヤ、外からヤマトタイコーあたりも近づく。キョウエイリュウ、ゴールドハンターもほぼ同じようなペースで6.7頭がほぼ横一線で第2障害に向かう。障害の直前でブラックサファイアがするすると前に出てこれが先頭で第2障害の手前に到着。2番手以下も続々と集まり10頭が障害手前に一斉に揃った。ここまで53秒とやや速めのペース。
  各馬息を入れてから、最初に障害を仕掛けたのはブラックサファイア。続いてカイセドクター、キョウエイリュウ、コウテイらが続いた。ブラックサファイアは坂の中腹で立ち止まり膝を折りかけてストップ。一方、カイセドクターはすんなり坂を越えるが、勢いで上回ったのがキョウエイリュウ。坂を越えて一瞬の切れ味で先頭へ、カイセドクターとコウテイが続き、一歩遅れて坂を上がったコマサンダイヤも続いた。あとは少し遅れてゴールドハンター、ダイナマイト、キタノボブサップの順で坂を越えて行った。
  先頭のキョウエイリュウは勢いをつけて後続を引き離す。残り20mあたりで3馬身ほど離れてカイセドクターが続くが前とおなじような脚色。コウテイは勢いがなくジリジリ後退。その間に最内からゴールドハンターが勢いよく上がってきて、3番手から一気にカイセドクターにも並びかける。キョウエイリュウは少しずつスピードが緩んでくるが2馬身ほどのリードを保ったままゴール板を駆け抜けた。2番手はカイセドクターにゴールドハンターが並びかけたところで、カイセドクターが粘ってわずかの差で2着に入った。ゴールドハンターはゴール上のソリがあと数十センチのところでストップし動けなくなった。その間に後方からじわりと伸びてきていたキタノボブサップがゴールを駆け抜け3着、ゴールドハンターはようやく立て直して、その後続は抑えて4着となった。1番人気となっていたブラックサファイアは障害での失敗が響き、最後はスタミナも切れて最下位の10着に終わった。

次走へのメモ
キョウエイリュウ(1着):本来のこの馬の力を存分に見せたレースであった。前半は無理せず自然体で前に付け、障害を軽々と越え、後半はリードをしっかり守って勝利。着差以上の強さを感じさせた。やはり流れをつかめればしっかり結果を出せるということだろう。障害がスムーズだったのが特に収穫。それでもまだ100%のデキではなさそうで、暮れの大一番ばんえいダービーに向けさらに体調を整えていきたい。今回のような走りができれば勝つチャンスはかなり大きいだろう。
カイセドクター(2着):実力馬が終始自分のペースでしっかり走って、本来の力を出したというところだろう。障害も難なくクリアしており、走り全体の安定感がある。ただ、勝ちきるにはどうしても決め手が足りない部分があり、今回も勝ち馬とは勢いに差があった。それでも後続をシャットアウトするあたりは強さはなかなかのものだ。ばんえいダービーでも、この馬の走りを見せれば結果は自ずからついてくるだろう。
キタノボブサップ(3着):繰り上がり出走ながら、これまでも重賞で好走しており、ポテンシャルはあった。今回も後方待機で前の流れに惑わされずに自分のペースを守って走ったことが、直線の伸びと最後の逆転につながったということだろう。鈴木騎手の判断も的確だった。ばんえいダービー出走に向けて賞金を加算できたことも大きい。出てくればチャンスはある。
ゴールドハンター(4着):スタートが決まり前半から流れに乗ることができていた。障害も怪しかったがなんとか越えていた。降りれば脚はある馬、2着はあると思われたが、最後で一杯になってしまった。そこはやはり相手が厳しかったというところだろう。端枠もこの馬には響いたか。ダービーでは立て直す余地はある。
ヤマトタイコー(5着):軽ハンデを生かして積極的に前に行く素振りは見せていた。ただ端枠ということもあってか、障害でやや手間取ったことで遅れてしまった。しかし重賞初出走にしてはある程度勝負できるところは見せたのではないか。ダービー出走を確実なものするため自己条件でもう少し賞金を追加したい。
  その他では、重賞2勝のコマサンダイヤ(6着)は、今回はハンデも厳しく体調も万全でないようだったが、障害をしっかり越えて見せ場を作るなど力のあるところは見せた。ダービーでは一変も。コウテイ(7着)は力関係的にはまずまずの順位、もう少し前に行きたかったか。1番人気となっていたブラックサファイア(10着)は、障害を意識して最初に仕掛けるなどかかなり攻めて行ったが、障害で崩れてしまった。この馬は時々これがあるので難しいところ。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 枠複3-5 5枚、単勝 5 7枚
  キョウエイリュウ見事な復活だったね。実力どおり走ればやはり強いということだろう。カイセドクターも実績がものを言った。しかしそこまでは予想バッチリだったが、3着のキタノボブサップがノーマークだった。予想ではそこそこ良いように書いていたのだが馬券として手が伸びなかった。単穴で狙ったヤマトタイコーがもう少しスムーズだったらなぁと贅沢を言う。三連単はダメだったけど枠複と単勝がそこそこの配当できてくれたから、全体としてはなんとかプラス。負けが続いていたからここらで一息入れられてよかった。
  今回収支 +3,420
   (通常分) +2,300  (配当)6,500 (投入)4,200
   (単複・ワイド) +2,520  (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 -8,350(11/8・ばんえい菊花賞終了時点)
   (通常分) -2,920 (配当 49,780 - 投入 52,700)
   (単複・ワイド) -5,430 (配当 12,870 - 投入 18,300)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  重賞は3週連続、次は11月15日(日)、4歳牝馬のチャンピオン決定戦、クインカップ(BG3)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年11月7日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第45回ばんえい菊花賞(11/8)

  今週の重賞は、3歳三冠の第2弾、ばんえい菊花賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第45回ばんえい菊花賞(BG2)
(2020年11月8日(日)20:15発走 帯広11R ダ200m 3歳オープン別定)
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予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ゴールドハンター 牡3 700 島津新 金田勇 栗毛 追
ブラックサファイア 牡3 700 藤野俊 松井浩 鹿毛 差
カイセドクター 牡3 710 阿部武 坂本東 鹿毛 差
  キタノボブサップ 牡3 690 鈴木恵 服部義 鹿毛 追
キョウエイリュウ 牡3 720 松田道 村上慎 鹿毛 逃
コマサンダイヤ 牡3 740 西謙一 金田勇 青毛 先
  コウテイ 牡3 690 菊池一 槻舘重 鹿毛 先
  ダイナマイト 牡3 700 藤本匠 大河和 鹿毛 追
  エンゼルフクヒメ 牝3 680 中山直 小林長 栗毛 差
10 ヤマトタイコー セン3 680 渡来心 久田守 鹿毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい菊花賞」の概要と傾向
  ばんえいの3歳重賞の三冠、いわゆるクラシック第2弾「ばんえい菊花賞」。そして年末の「ばんえいダービー」に向けてこの世代の最強馬を競う。昨年はメムロボブサップが18年ぶりの3冠を獲得したが、今年はどうか。
  「ばんえい菊花賞」の傾向は、過去10年で1番人気が(6,0,1,3)と大賞典が波乱気味なのに比べて比較的安定しているが、それでも時々大敗することもある。一方下位人気の馬が突然連に絡むこともしばしばある。2番人気、3番人気が過去10年間未勝利というのも不思議な傾向である。トライアルレースとして「秋桜賞」があり、連動していた時期もあるが、最近は3年連続で秋桜賞不出走馬が菊花賞を勝っており、関係はなさそう。ハンデ差が影響しているか。牝馬が好成績を挙げており、過去10年で3勝、連にもしばしば絡むので注意が必要。かつてはこのレース得意の騎手がいたが、現役では2勝が最高で大きな差はない。調教師もここ数年は毎年優勝厩舎が入れ替わっている。

今回のみどころ
  この世代は、当初キョウエイリュウがデビュー10連勝とリードしていたが、イレネー記念、ばんえい大賞典とコマサンダイヤが優勝。さらに3,4歳混合のはまなす賞でゴールドハンターが勝つなど、構図が変わってきている。さらには大賞典2、3着のカイセドクター、ブラックサファイアも力をつけてきており、上位馬による激しい主導権争いが見ものである。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ゴールドハンター:はまなす賞の勝ち馬。デビュー当初は馬が完成しておらずに出世は遅れ、2歳時は重賞には出走すら出来なかった。3歳になってから使っていくごとに、レースを覚え成長していくイメージで、はまなす賞で開花した。出遅れやまっすぐ走らないなどまだ気性が安定しない部分もあるが。流れに乗れれば大駈けも。
 2 ブラックサファイア:重賞はヤングCS2着、ばんえい大賞典3着の実績、この馬は典型的な追い込みタイプで、後方待機から直線では一瞬の切れ味で飛ぶように走る。ただゴール前で甘くなり差し返しされることもしばしばある。長い脚を使いすぎていることもあるか。軽馬場も追いつききれず微妙。前半もう少し前に行きたい。
 3 カイセドクター:重賞は2着1回、3着2回の実績。特にばんえい大賞典では勝ち馬にわずかの差まで迫った。その後も自己条件戦で強い勝ち方を見せている。障害は踏みしめながらでやや時間がかかるものの、崩れることは少ない。直線では切れ味というより最後まで同じペースでしっかり走れるタイプ。阿部騎手に合っている。
 4 キタノボブサップ:重賞は2歳時のナナカマド賞(4着)、イレネー記念(6着)に出走している。安定感のある走りと障害力が持ち味の馬で、直線もじわじわ伸びてくる。ただ切れ味がないので流れに乗れないとそのまま追走で手一杯になることも。重賞ならペースが落ち着いてこの馬向きか。鈴木騎手の手綱捌きにも期待。
 5 キョウエイリュウ:能検1番時計、そしてデビューから10連勝と2歳時は破竹の勢いであったが、イレネー記念で障害転倒してから今シーズンにかけは苦戦が続いており、ばんえい大賞典では流れに乗れず6着、はまなす賞もパスした。トライアル秋桜賞では軽馬場で復活の兆しを見せたが、今回も流れに乗れるかがカギ。
 6 コマサンダイヤ:デビュー当初は非力で成績も不安定だったが、徐々に力を付け、イレネー記念、ばんえい大賞典と重賞を連覇し、一気に世代トップの座に躍り出た。大賞典の後は一息入れた形、復帰緒戦のトライアル秋桜賞では軽馬場ということもあり追走のみのレースであった。本来は障害力もあり走りは安定している。
 7 コウテイ:世代ランク13番目だが回避馬が出たため繰り上がり出走。重賞はこれまでイレネー記念、ばんえい大賞典に出走、いずれも5着に入っている。特に大賞典では積極的に前に行って差のない5着に粘っている。父はシベチャタイガーで重い流れの方が向いているタイプ。障害力もあり先行できればかなりしぶとい。
 8 ダイナマイト:重賞は過去イレネー記念(4着)、ばんえい大賞典(10着)と2回に出走している。直線での鋭い切れ味がこの馬の特徴で、トライアルの秋桜賞ではブラックサファイアとの直線のたたき合いを制して勝利した。ただ出足が遅めで後方からの競馬、障害も焦ると失敗することがある。重賞での荷物の対応もどうか。
 9 エンゼルフクヒメ:2歳時黒ユリ賞を勝ち、世代牝馬ではランクトップ。その他重賞戦線にも積極的に参戦し、牡馬勢らを相手に見せ場までは作っている。中団後方あたりから直線でじわじわと伸びて行くタイプ。障害もしっかりこなす。脚質から重馬場向きのように見えるが、トライアル秋桜賞の時のように軽馬場の方が伸びる。
 10 ヤマトタイコー:重賞初挑戦。父はペルシュロン系の芯情でデビュー時は非力感があったが、今年に入って馬体が急成長、勝ち星を重ねてここに上がってきた。先行力があり前半からスピードで押していくタイプ。障害も崩れは少ない。トライアル秋桜賞では最下位人気で追走一杯ながら差のない6着と粘った。軽馬場なら一考も。

展開予想
  このメンバーの対戦はいつも展開が変わり読みづらい。さらにハンデも微妙。馬場は乾燥してきているが重くもなく軽くもなくというところか。逃げ馬が少なく、押し出されるように前に行くのはキョウエイリュウ、コウテイと軽ハンデを生かしてヤマトタイコーあたりか。しかし差し馬も差がなくついていくだろう。ゴールドハンターはスタートがカギ、また、コマサンダイヤはハンデもにらみながら好位付けといったところか。楽に流れればキョウエイリュウが抜け出すか。ブラックサファイア、ダイナマイトといった追い込み勢は障害がポイント、じっくり溜めてチャレンジするだろう。越えてくれば末脚が生きる。

【はむ!の見解まとめ】
  この世代の現在の力関係は微妙で、重賞勝ち経験はコマサンダイヤ、キョウエイリュウ、ゴールドハンターそしてエンゼルフクヒメの4頭いる。その中でもイレネー記念、大賞典と連覇のコマサンダイヤが現時点で実績、力ともに上位だが、ハンデや間隔があいたことによるレース勘がどうか。そこで当欄では2歳時二冠の◎(5)キョウエイリュウの復活にかけたい。デビュー時の勢いはここにきて影を潜めているが、ハンデと相手関係によるものが大きく、大崩れはしていない。やはりまともに走れば上位には入れるだろう。今回は好位置に付けられそうで障害を越えれば逃げ切りも。
  相手には地味だが○(3)カイセドクターを推したい。阿部騎手が乗る時はほとんど崩れない。今回は好枠に入り自分のペースで行けそう。障害もしっかりしており安定感がある。ただ決め手に欠ける部分もある。単穴には重曹初出走で今回軽ハンデのセン馬▲(10)ヤマトタイコーがおもしろそう。先行力を生かせればそのまま押し切るような場面も。
  さらに、△(2)ブラックサファイア、障害さえ越えてくれば切れ味は最上位、詰めが甘い点も見られるが一発はある。そして注(6)コマサンダイヤは一応印を打つがこのあたりの評価で。やはり順調さに欠ける印象。ハンデも厳しい。
  トライアル勝ち馬(8)ダイナマイトこちらも障害の出来不出来次第。一発の魅力はあるが今回は流れが厳しいか。牝馬の(9)エンゼルフクヒメもある程度戦えそうだが本番は来月のオークスの方か。はまなす賞勝ち馬(1)ゴールドハンターも一発はあるものの走りが安定しない点が見られ、全面信頼は難しい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズンは途中まで善戦していたが、ここにきて完全負けが続きマイナスが膨らんでいる。どうしても1頭が抜けてしまうの傾向があるので、なんとかフォローしてマイナスを減らしたい。
  今回も難解だが、逆にキョウエイリュウを信じてみたいと思う。そしてそこからカイセドクター、ヤマトタイコーあたりを中心に流していきたい。追い込み勢はワイドで補完する。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5=3,10→3,10,2,6,8 合計16通り 各100円
      5→3,10,2→3,10,2,6,8 合計12通り 各100円
      3,10→3,10,2→5 合計4通り 各100円
  枠複  5=3,8  合計2通り 各500円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 700円
  ワイド 10=5,3,2,8 8=5,3,2 合計7点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ばんえい中継(歴史など)について(4)
  ばんえい競馬の中継放送の歴史などについて述べています。
  ばんえい中継は放送開始以降CSを中心に放送されてきて、2014年からは現在の「地方競馬ナイン」にて放送されているという話をしました。しかし、最近はその様子が変わってきたように思われます。それがネット中継の普及です。
  実はネット中継の歴史は意外と長く、先述したように2005年にインターネットTVのGYAOにて「BANBA王」という番組が放送されたのが古いところです。そしてネットによる馬券購入が本格的に開始されるようになった2006年には、会員に向けてネットのブラウザでレース中継を見ることが可能になっています。もしかして、そのころからネットでやりとりすることに慣れている人なら、違和感はないかもしれません。しかしながら、今から15年近く前のネット環境というと、ようやく全国的に光回線が普及しつつあるころで、ISDNやADSLなどがまだシェアの多くを占めていました。従って、動画をサクサク見るような時代ではなかったのです。一方、CSならチューナーをつなげばお茶の間のブラウン管(という言い方は古いですが)で大画面で見ることができました。それまでの世代は、地上波にしろ衛星放送にしろやはり大きなTVでレースを見るのに慣れていますし、現在においても画質やレスポンスという点でネット中継よりもCS放送の方が優れています。
  それでも、ここ数年でインターネットによる視聴はさらに普及し、TVにおいてもネット放送を見られるのが普通になってきました。これは視聴者側の考え方の変化かもしれません。そして、発信側もその流れに乗るようになってきました。
  この話は次回くらいで締めたいと思います。

2020年11月3日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第41回北見記念(11/1)

ばんえい重賞レース回顧
第41回北見記念(BG2)-2020年11月1日-11R 200m直 晴 0.9%
  1着 (9)メジロゴーリキ(西謙一) 2分31秒4
  2着◎(2)オレノココロ
  3着▲(1)コウシュハウンカイ
   単勝 9 5,230円(8番人気) 馬複 2-9 1,700円 三連単 9-2-1 29,460円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞で4大記念競走の第3弾、第41回北見記念は、8番人気の6歳馬メジロゴーリキが障害2番手から先頭をとらえて、あとは後続の猛追を押さえて優勝。昨年3月のポプラ賞以来1年半ぶりの重賞勝利で通算5勝目、古馬重賞では4歳時チャンピオンカップ以来の勝利となった。西謙一騎手は北見記念初制覇で、重賞は今年2月のヒロインズカップ以来10勝目、松井浩文調教師はこのレースは4度目の制覇で重賞通算67勝目。

レース振り返り
  ミスタカシマが出走取消となり、8頭立てとなった。馬場状態は水分は1%を切って乾燥はしているものの、気温が低く推移したこともあり、比較的軽めの状況であった。
  レースは、各馬一斉に飛び出し、ホクショウマサルが若干後方にまわったものの、その他の馬はほぼ同時に第1障害を越えていった。その中からメジロゴーリキ、4歳馬アオノブラック、ミノルシャープがやや前に出たものの、ここは重量戦、すぐに各馬が刻みを入れ始め、かなりのゆったりしたペースに落ち着いた。そしてホクショウマサルも追いついて、ほとんど全馬が横並びのまま1,2障害中間を進んだ。各馬小刻みに息を入れながら第2障害手前に向かう。コウシュハウンカイやメジロゴーリキらが少しずつ前を伺うが差はつかず、その間にオレノココロがすっと前に出て、第2障害にはオレノココロが先着、その他の各馬もすぐに追いつき、各馬全く横一線で並んだ。ここまで84秒で重量戦としてはまずまずのペース。
  各馬はかなりじっくりと溜めて10秒以上たって、まずアオノブラック、キタノユウジロウといった若馬勢から動き出し、その他の馬も続々と障害にチャレンジした。その中ではアオノブラックが膝をついて崩れた。それを横目にキタノユウジロウが最も先に障害を越え、これが先頭。ほとんど差がなく、メジロゴーリキ、コウシュハウンカイといったところが障害をクリアし、前を追った。その後10mほど遅れて、障害に2腰ほどかかっていたオレノココロ、そしてやや遅れてセンゴクエースが続いた。
  先頭を行くキタノユウジロウを、内からコウシュハウンカイ、外からメジロゴーリキがじわじわ並び駈け残り30mを切ったあたりでは3頭がほぼ横一線に並び激しく競り合った。さらに遅れていたオレノココロとセンゴクエースが激しく追いかけ先頭グループにじわじわ近づいてきた。そして残り10mあたりまで進んだところでコウシュハウンカイが一歩前に出て、メジロゴーリキも差がなく続く、キタノユウジロウはやや緩むが粘る。さらに後ろからオレノココロとセンゴクエースが加速して近づいて、ゴール直前で5頭が並ぶ大接戦。ゴール直前でコウシュハウンカイが少し緩み、今度はメジロゴーリキが一歩前に出たところ、オレノココロも激しく追って。ゴール線はメジロゴーリキとオレノココロが同時にゴール。1,2着は写真判定にもつれ込んだ。わずかの差でコウシュハウンカイが3着となった。後続は後方で激しく追っていたセンゴクエースがキタノユウジロウもかわして4着。今シーズン重賞3勝のミノルシャープは遅れて6着、当欄で対抗にしたホクショウマサルは障害が上がらず7着に終わった。

次走へのメモ
メジロゴーリキ(1着):近走成績が上がっていなかっただけに8番人気は致し方なかったが、この間もタイミングや流れによるところが大きく、決して力が落ちていたわけではなかった。やはり重量戦になるとこの馬の力が生きてくるようだ。障害も力が入っていた。大外枠もこの馬には合っているのだろう。ブリンカーを外した効果もあった。完全復活か。次の大きな目標は帯広記念だが、今月末のドリームエイジカップもこの馬としては得意な条件になる。
オレノココロ(2着):万全の態勢で臨み、動きも問題はなかった。強いて言えば障害で2,3歩かかってしまったことか。このあたりはレース勘といったところか。それでも崩れなかったことは収穫、今後につながりそう。当面はやはり帯広記念が目標だが、今季重賞未勝利ということもありドリームエイジカップあたりも狙いたい。
コウシュハウンカイ(3着):この馬にとってはいつものように障害もしっかり上げて最後まで粘りきるという理想の流れであった。最後はわずかの差で差し切られたが、大きなハンデを考えるとよく粘ったというところか。この馬も大きな目標は連覇を目指す帯広記念。
センゴクエース(4着):ゆったりした流れとなりこの馬としては理想の展開だったが、やはり障害に時間がかかった。最後わずかの差まで詰めていたことを考えると、もう一歩上がっていればと悔やまれる。しかし崩れなかったことは収穫か。帯広記念で再挑戦。
キタノユウジロウ(5着):繰り上がり出走だがチャンスは虎視眈々と狙っていたようだ。重い荷物だったがかなり積極的に攻めていた。障害力も生かした形だ。やはり重賞になって力を出せるタイプ。出走のために特別戦あたりで賞金を稼ぎたい。
  その他では、ミノルシャープ(6着)は34kgのマイナス体重が示すように調子を崩していたようだ。行き脚も良くなくて本来の力は出せていなかった。無理せず体調の回復に努めてほしい。ホクショウマサル(7着)は後方で溜めて行く作戦で、障害に重点を置いていたようだが、隣の馬の転倒もあって、力が入らなかった。4歳馬アオノブラック(8着)は、さすがに荷が重かったか。果敢に出走してきただけでも拍手。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし (取消による返還あり)
  メジロゴーリキ復活はさすがだった。元々実力馬なだけにいずれはとは思っていたけど、このタイミングだった。恐れ入ったというところ。オレノココロもしっかり見せてくれたんじゃないかな。対抗に推したマサルが隣の馬の影響もあってかやはり力が入らなかったね。しかし、連続で当たり無しはきつい。重賞が続くだけになんとか巻き返したいけど、個人的にはあまりじっくりできてないんだよね。そういう時の方が当たったりするかも。
  今回収支 -5,300 (取消分除く)
   (通常分) -4,200  (配当)0 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,100  (配当)0 (投入)1,100
  今年度累計 -11,770(11/1・北見記念終了時点)
   (通常分) -5,220 (配当 43,280 - 投入 48,500)
   (単複・ワイド) -6,550 (配当 10,350 - 投入 16,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  重賞は3週連続、次は11月8日(日)、3歳三冠レースの第2弾、ばんえい菊花賞(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年11月1日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第41回北見記念(11/1)

  今週の重賞は、古馬の重賞で4大記念競走の第3弾、北見記念です。今週から3週連続で重賞があります。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第41回北見記念(BG2)
(2020年11月1日(日)20:15発走 帯広11R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
コウシュハウンカイ 牡10 880 藤本匠 松井浩 栗毛 先
オレノココロ 牡10 860 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
センゴクエース 牡8 850 長澤幸 槻舘重 鹿毛 先
取消 ミスタカシマ 牝5 840 菊池一 槻舘重 栗毛 差
ミノルシャープ 牡6 880 島津新 大友人 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡5 850 松田道 村上慎 栗毛 追
  アオノブラック 牡4 850 藤野俊 金田勇 鹿毛 追
ホクショウマサル 牡9 850 阿部武 坂本東 鹿毛 差
  メジロゴーリキ 牡6 850 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北見記念」の概要と傾向
  ばんえいのいわゆる4大記念競走の第3弾。2006年までは廃止された北見競馬場で行われていた。現在はこれを引き継ぎ帯広にて晩秋の古馬重賞シリーズの一戦として行われている。
  9月の岩見沢記念とは出走条件も同じで姉妹レースの位置づけだが、傾向は大きく異なる。岩見沢記念が上位馬が強いのに対し、北見記念は過去10年で1番人気は(1,2,2,5)とかなりの苦戦。下位人気までまんべんなく連対しており、波乱傾向の大きいレースと言える。岩見沢記念の勝ち馬は1勝のみとなっており連動していない。但し、出走頭数が少ないことが多いので配当はまずまず。これは基礎重量850kgで賞金加算もあるため、かなりの重量戦となること、BG1レースの狭間で陣営が狙いづらい時期であることなどが理由として挙げられる。このレースのみに強い馬というのも存在し、2011~13年には重賞実績の少ないギンガリュウセイがこのレースでは3連覇している。適性のようなものもありそう。若馬や牝馬は苦戦傾向にある。騎手では藤本匠騎手が7勝とこのレースを得意としている。

今回のみどころ
  今シーズンの古馬戦線は、最初のオッズパーク杯ではコウシュハウンカイが勝ったが、その次の北斗賞から旭川記念、グランプリとミノルシャープがBG1~BG3まで3連覇、岩見沢記念ではコウシュハウンカイが巻き返しており、ここまでこの2頭で重賞を分け合っている。一方、従来の盟主であるオレノココロやセンゴクエースらは引き続き苦戦している。但し、コウシュハウンカイとミノルシャープはハンデがあるため戦いは厳しくなる。また高重量戦となるため、経験を積んだ古馬が有利となってくる。若馬勢がどこまで頑張れるかも見どころ。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 コウシュハウンカイ:10歳馬ながら、1年を通してほとんど休むことなくレースに顔を出しており、ほとんどが入着圏内でしっかり成績を上げている。言わずもがな安定感はずば抜けており、レースを通してほぼ一定の力で走れるのは強み。ただ、ミノルシャープら若馬に先に行かれると切れ味がないだけに厳しい。
 2 オレノココロ:3月のばんえい記念勝利後、今シーズン前半も好調を続けていたが、重賞では勝ち馬に上手く走られ勝ちきれなかった。夏場は体調を崩しやすいこともあり、旭川記念2着後は休養、グランプリも回避した。秋シーズンから再始動。復帰後のオープン特別は2着。ひと叩きして勘を取り戻せているか。
 3 センゴクエース:どうしてもこの馬は障害がネック。しかも崩れてしまうことが多く、負ける時は派手に負ける。一旦障害を上がれば重い荷物でも走りきるだけの力はあるのだが。近走も立ち直りの兆しは見られるが、期待されると逆に厳しいようだ。ペースが落ち着けばチャンスも。1年半ぶりの重賞をめざす。
 4 ミスタカシマ同馬は出走取消となりました。今シーズンは古馬オープンの中に入り、相手関係から世代戦以外はなかなか成績は上がらなかったが、岩見沢記念では好位置から障害をひと腰で越え2着に食い込むなど、善戦はしている。馬体もしっかりしており、流れに乗れれば上位進出も。さすがにこれ以上の重量は厳しいがウンカイ産駒なら一発も。
 5 ミノルシャープ:今シーズン重賞3勝と圧巻。その勢いをもってすれば、多少のハンデがあっても問題はなさそう。しかしながら岩見沢記念での熱発による除外後、馬体重も落ちてきており体調が心配。復帰後の前走も追走一杯だった。5歳だった昨年は人気薄ながら2着。この頃から課題だった直線の粘りが増してきた。
 6 キタノユウジロウ:追加参戦。5歳馬で今シーズンから重賞戦線に本格参戦しているが、前半から流れに乗れず追走一杯のレースが続いている。本来なら好位置から持ち前の障害力ですっと前に出てそのまま粘り込むというのがこの馬の型。息を入れてのひと叩きでどこまでリフレッシュしているか。前に付いて行きたい。
 7 アオノブラック:4歳馬が挑戦。同世代のライバル、メムロボブサップに隠れて目立たない存在ではあるが、崩れが少なく確実に上位に入ってくる。障害もしっかりこなせて切れ味もあるが、相手の様子を見ながら走るため、前半でやや遅れる傾向にありそのままジリジリと伸びを欠くことも多い。早めに好位置につけたい。
 8 ホクショウマサル:破竹の連勝を続けた昨年とは打って変わって今年は厳しいレースが続き、障害も上がらない状況であった。近走は特別戦ならある程度走れるところを見せたが、重賞では相変わらず結果が出ていない。荷物に対応できないタイプではないはずで、重量戦でペースが落ち着けば末脚を生かせる展開になるか。
 9 メジロゴーリキ:重賞を連覇するなど勢いのあった昨年前半頃に比べ、最近はかなり苦しんでいる。持ち味は先行力と力強く走れる脚力だが、序盤から遅れを取り焦って障害も手間取るようになっている。自分のペースに持ちこめればレースを引っ張れるのだが。昨年このレース3着の実績。荷物が重くなるのは歓迎。

展開予想
  ほぼいつもの古馬重賞のメンバーではあるが、重量戦でハンデも大きいため微妙に展開が変わりそう。先行馬の中で、ミノルシャープはさすがに荷物が重いか。するとメジロゴーリキが先に行きそうだが、センゴクエースが調子が良ければ障害を見据えて前に行くことも考えられる。これにオレノココロが付いて行けそう。コウシュハウンカイも前に行きたいが荷物との相談か。馬場は軽めでも荷物が重くペースは落ち着くか。障害を越えればオレノココロやセンゴクエースが速いか。もたつくようだと、荷物が重くてもミノルシャープやコウシュハウンカイが逃げ切り態勢に入れそう。

【はむ!の見解まとめ】
  北見記念は例年波乱気味。重量戦で力勝負になりそうだが、流れ一つで大きく変わることも。本欄ではやはり実力馬◎(2)オレノココロを本命とした。夏を完全に休み、復帰初戦のオープン特別の狩勝賞では手応えをつかむ2着。ここは万全の態勢で臨めそう。今シーズンの初重賞をここで決めるか。
  対抗には思い切って○(8)ホクショウマサルを持ってきた。今シーズン重賞ではさっぱりだが、動きそのものはだいぶ戻ってきている。重量戦は不向きの声もあるが、ばんえい記念3着の実績。むしろ落ち着いて走れるこのレースの方がいいだろう。ハンデも手頃だ。そして▲(1)コウシュハウンカイはトップハンデが厳しいが、このレース2勝の実績。障害も上手なので早めに行けば上位には確実に食い込んでくるだろう。端枠はやや気になるところだが崩れることはなさそう。
  △(3)センゴクエースも押さえておかなければならない一頭。相変わらず障害の課題が大きく膝を折って崩れる癖があってアテにはできないが、ペースが落ち着けば立て直して食い込んで来そう。今シーズン絶好調の注(5)ミノルシャープは実力は申し分ないかさすがにハンデが重いのと、前走を見るとやや調子を崩しつつあるように見え押さえまでとした。
  その他では、牝馬の(4)ミスタカシマ。調子は良く、一線級でも決して見劣りのする馬ではないが、さすがにここでは荷が重いか。4歳馬(7)アオノブラックは全くの未知数だが、若馬の勢いはある。無理せずレース経験を積むことに重点をおくか。(9)メジロゴーリキも力はあるはずでそろそろ再始動を望みたいが現状は厳しいか。
  なお、ミスタカシマは出走取消となりました。

はむ!の馬券狙いどころ:
  ナナカマド賞でがっつりやられて、今週から重賞3連チャンなのに心許ない。今回しっかり当てて、運気を取り戻したい。
  やはりここは定番オレノココロを本命に取った。本来の実力ナンバーワンの座は譲りたくない。勝ちに来ているはず。相手を少し手広く。マサルあたりがすっと来てくれると面白くなるのだが。ワイドは穴目から。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2→8,1,3,5→8,1,3,5 合計12通り 各100円
      2→8,1,3→8,1,3,5,4 合計12通り 各100円
      8,1,3,5→2→8,1,3,5 合計12通り 各100円
      8,1,3→8,1,3,5→2 合計9通り 各100円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 800円
  ワイド 4=2,8,1,7 7=2,8,1 合計7点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】ばんえい中継(歴史など)について(3)
  ばんえい競馬のCSなどを通じた全国中継により、昨今のファン増加の土台ができているという話の続きです。
  CSによる中継開始以降、スカパーでは2014年まで一貫してばんえい中継は放送されていました。一時期チャンネルが変更になった時期がありますが、ほぼ一貫して645ch(ミュージックグラフィティTV)(ハイビジョン化後は795ch)にて放送されていました。そして2011年までは無料放送が実施され、普段競馬を見ない人々もチャンネルを回せば目にすることとなりました。2014年までは、前半は有料放送になりましたが、795chは視聴パックに含まれているため、多くの人が引き続き視聴することができましたし、メインを含む後半は引き続き無料でした。
  2013年には、経費削減のため、それまで行われていたスタジオからの予想やパドック解説などが一時的に廃止されレース中継だけが行われていた時期がありました。その後は徐々に復活し、翌年には「ばんスタ」としてよみがえることになりましたが、やはり広報や情報の発信は重要であることが再認識された時期でもありました。
  2014年からはスカパーでバラバラに放送されていた地方競馬中継がまとめられ、「地方競馬ナイン」(701~703ch)に再編されました。そして完全有料となり、誰もがCSを通じて気軽に見られることはなくなりましたが、ネット中継の方が安定した配信が行われるようになり、多くの人はそちらにシフトしていったものと思われます。
  さらにこの話を続けます。

2020年10月21日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第43回ナナカマド賞(10/18)

ばんえい重賞レース回顧
第43回ナナカマド賞(BG3)-2020年10月18日-11R 200m直 晴 1.1%
  1着▲(10)アバシリサクラ(島津新) 1分39秒9
  2着△(9)ネオキングダム
  3着 (5)レッツゴーリータン
   単勝 10 580円(4番人気) 馬複 9-10 720円 三連単 10-9-5 24,290円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2歳最初の重賞第43回ナナカマド賞は、4番人気の牝馬アバシリサクラが大外枠5~6番手から勢いよく差し切って勝利、1冠目を獲得した。牝馬の優勝は2017年ミスタカシマ以来3年ぶり。島津新騎手はナナカマド賞初制覇、重賞は今季実に6勝で通算8勝目。金田勇調教師もナナカマド賞初勝利で今季3勝通算21勝。

レース振り返り
  帯広は週の前半に長雨があり、その後は天気は回復したものの気温が低めの状態が続き、馬場としては水分表示より軽めの馬場であった。
  レースは各馬勢いよく飛び出し、第1障害は各馬ほとんど差がなくクリア、第1障害を越えたあたりからアバシリサクラ、内からシンエイアローなど先行すると予想された馬らが前に、これにレッツゴーリータン、キタノダンディが中から前の方につけ、そしてアバシリサクラをマークするようにネオキングダムが付いていった。1,2障害中間あたりからは各馬刻みを入れ始めペースが緩んで、先頭集団からアバシリサクラがやや控えて、代わりにアルジャンノオー、最内からシュトラールあたりが前に追いついた。第2障害手前に向かってはレッツゴーリータンがやや前に出てシンエイアロー、ネオキングダムといったところがついて行く展開。そしてこの3頭が第2障害に先着、すぐにキタノダンディ、シュトラールあたりが続いた。ここまで50秒とややハイペース。
  そして最初にシンエイアローが障害を仕掛け、後続も続々と障害に挑戦し次々に越えていった。シンエイアローの後は、ネオキングダム、シュトラールが続き、少し遅れてレッツゴーリータンも坂を越えた。一方、アルジャンノオーは第2障害に到着するやいなや坂に挑戦し、一応はひと腰で越えたものの少し脚が引っかかり遅れを取った。さらにアバシリサクラは十分溜めて前の馬を見届けてから障害を仕掛け、ひと腰で越えてからは鋭い脚色で前を追った。
  先頭争いは、シンエイアローとネオキングダムが行き、シュトラール、レッツゴーリータンが追う形となったが、すぐにアルジャンノオーとアバシリサクラが追いついてきた。但しアルジャンノオーは勢いが続かず脱落気味。一方アバシリサクラはさらに加速し、先行するシンエイアロー、ネオキングダムに一気に並びかけ、残り30mあたりで逆転。アバシリサクラが先頭に立った。追いかける各馬はそれぞれ脚色が厳しくなったが、ネオキングダムがここから粘り腰を見せ、再びアバシリサクラに迫り半馬身差まで詰め、この2頭の一騎打ちになった。しかし、アバシリサクラのスピードは緩んだものの、ネオキングダムも最後は一杯になって追いつけず、アバシリサクラが最後は1馬身差に広げてゴールを駆け抜けた。ネオキングダムがそのまま2着。3着争いは、前を行くシンエイアロー、シュトラールら各馬詰まって苦しい展開の中、途中止まらなかったレッツゴーリータンが一歩抜け出し、ゴール直前では立ち止まったものの3着を確保した。1番人気アルジャンノオーは最後完全に失速し9着と惨敗、また当欄で対抗に狙ったフクフクライデンは前半から遅れを取って最後追いかけたが6着に終わった。

次走へのメモ
アバシリサクラ(1着):重賞でも鋭い切れ味が決まった。前半飛び出しつつも中盤はじっくり構え、障害は溜めにためて、しっかり上げることに徹していた。直線では逆転できる自信を持っていたようだ。最後は突き放す場面もあり、まだこれから強くなりそうな気配を見せた。次の狙いは当然2冠目ヤングチャンピオンシップ。しかしこのレースは予選があり過去ミスタカシマも涙をのんでいる。アバシリという冠名だがレベルの高い十勝産駒、今後は賞金加算もあり厳しくなるがなんとか勝ち上がりたい。
ネオキングダム(2着):今回は明らかに勝ちに行っていた。当面のライバルと思われたアルジャンノオーより先に行くという意識があったのだろう。隣のアバシリサクラをマークしながらかなり積極的にレースを進めていた。最後は切れ味の差でやられたが、最後まで食らいついていく粘りを見せていた。今後はヤングCSに向け、こちらもレベルの高い釧路産駒できっちり勝ちたいところ。
レッツゴーリータン(3着):こちらは大善戦の3着。最後の出走権に滑り込んできただけに力量的にどうかと思われたが、前回勝ってきた勢いと、積極的なレース運びが功を奏した。馬体も成長していたことが最後の粘りにつながった。次は北見産駒特別で同じ生産牧場で産まれたライバルたちとヤングCSを目指して戦う。
シュトラール(4着):多少調子を崩して成績も落ちていたので、人気も下がっていたが、今回は最内枠で自分の競馬に徹していたようだ。隣に逃げ馬がいてマークすることができたのも大きかった。今後に向け巻き返すきっかけができたのではないか。北見産駒特別で勝って次に進みたい。
シンエイアロー(5着):やはりこの馬は先行して味のある馬のようだ。最後は失速気味であったものの粘りは見せていた。今年の牝馬勢の層の厚さも感じさせた。次の狙いはレベルの高い十勝産駒だが、体もまだ小さいこともあり、年明けの黒ユリ賞を目指して体を作っていくか。
  その他では、フクフクライデン(6着)はやはり速いペースについていけず最後は追い込んでいたが見せ場にはならなかった。重量が増えれば巻き返しも。繰り上がり出走のショウワノチカラ(7着)は終始後方で見せ場はなかったが、今回のペースを体験できただけでも収穫。そしてアルジャンノオー(9着)は10kgのハンデにこれほど苦しむことになるとは想像以上であった。やはりペースが速すぎたか。今後巻き返したい。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  アバシリサクラは重賞でも切れ味しっかりしてたね。しかしアルジャンノオーなど本命サイドがこんなに崩れるとは。レッツゴーリータンとかが突っ込んできたのも驚いた。2歳戦は本当に難しいね。それにしてもまたもやボウズとは。少しくらい当てたかったな。
  今回収支 -5,900
   (通常分) -4,400  (配当)0 (投入)4,400
   (単複・ワイド) -1,500  (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -6,470(10/18・ナナカマド賞終了時点)
   (通常分) -1,020 (配当 42,980 - 投入 44,000)
   (単複・ワイド) -5,450 (配当 9,950 - 投入 15,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週間後の11月1日(日)、古馬重賞の北見記念(BG2)です。そしてそこから3週続けて重賞があります。予想は前日までにアップしたいと思います。

2020年10月17日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第43回ナナカマド賞(10/18)

  今週の重賞は今年デビューの2歳馬の初めての重賞ナナカマド賞です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回ナナカマド賞(BG3)
(2020年10月18日(日)20:10発走 帯広11R ダ200m 2歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
シュトラール 牡2 570 藤本匠 松井浩 鹿毛 差
父レットダイヤ
  シンエイアロー 牝2 550 西将太 西弘美 鹿毛 逃
父アローファイター
  ショウワノチカラ 牡2 570 長澤幸 小北栄 青毛 追
父ホクショウダイヤ
  リアンドノール 牡2 570 西謙一 松井浩 鹿毛 差
父レットダイヤ
  レッツゴーリータン 牝2 550 渡来心 坂本東 青毛 差
父フクノカミカゼ
  キタノダンディ 牡2 570 村上章 村上慎 青毛 先
父カネサテンリュウ
アルジャンノオー 牡2 580 藤野俊 松井浩 芦毛 先
父レットダイヤ
フクフクライデン 牡2 570 鈴木恵 林 豊 鹿毛 追
父ダイエイヒーロー
ネオキングダム 牡2 570 阿部武 坂本東 青毛 差
父シベチャタイガー
10 アバシリサクラ 牝2 550 島津新 金田勇 青毛 逃
父トカチタカラ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ナナカマド賞」の概要と傾向
  「ナナカマド」は北海道方面ではよく街路樹として植えられている木で秋に紅葉し小さな実がなる。そして、ばんえいの今年デビューした2歳馬にとっての最初の重賞にこの名が付けられている。ばんえいの馬たちはこのレースを皮切りに重賞戦線を戦っていくわけである。
  レースの傾向だが、過去10年で1番人気は(5,3,0,2)と比較的安定している。2番人気も2勝しているが、3番人気となると(0,0,1,9)と不振。上位馬は強いが、穴人気の馬は過信は禁物である。下位人気でも勝ったり連に絡んだりすることがある。このころの2歳馬は成長途上でレース経験が浅い上、一つの勝ち星で賞金ランクが大きく変わるため、まだ力関係がはっきりしていないというところか。馬体重は大きい方が有利で1000kgを越える馬は特に連対率が高い。完成度の高さがポイントか。牝馬は、3年前にミスタカシマが勝利したがそれ以外の連対はなく出走数の割に苦戦気味。騎手別では松田道明騎手が3勝で現役最多となっているが、全体としては分散している。

今回のみどころ
  とにかくこの世代初めての重賞。これまでも勝ったり負けたりと混戦模様。これまでのところ、能検1番時計だったアルジャンノオーがデビュー後も5勝とややリード、ネオキングダム、アバシリサクラが4勝、まだ各馬の力関係ははっきりしておらず、思わぬ伏兵が浮上してくる余地もある。今後の重賞戦線を占う意味でも重要な一戦になりそうだ。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 シュトラール:能検は1回目合格で総合15位。多く出ているレットダイヤ産駒の1頭。デビュー以来3連勝しかなり期待されたが、その後障害で早く立ち止まるなど動きが悪くなり、休養を挟みながら立て直しを図っている。特別戦の青雲賞も見送った。全体としては平均ペースで走る。
 2 シンエイアロー:能検は1回目は不合格、2回目は逆に1番時計で合格した。先行力とスピードがあり、ハナを取りにいくことも。白菊賞では先行しながら決め手に欠いて4着だったが、このあたりで自分の脚質を確立したところか。いちい賞は回避しここに照準を合わせてきた。
 3 ショウワノチカラ:出走権を持っていたミソギホマレが回避したため、ランク19番目ながら手を挙げて出走のチャンスをつかんだ。能検は1回目12位となかなか。ホクショウダイヤ産駒で、スピードよりスタミナタイプか。出足は良くないが、時計のかかるレースになると浮上しそう。
 4 リアンドノール:能検は1回目合格したものの3分以上かかった。デビュー戦からは3連勝して勢いのあるところを見せていたが、その後はやや決め手に欠けるレースが続いている。レットダイヤ産駒で動き自体は良さそうだが、やや障害は怪しい。ペースが落ち着いた方が力は出せそう。
 5 レッツゴーリータン:A-3クラスで勝利し最後の出走切符を得てきた。能検は2回目で合格。デビューが遅れた上に力不足感もあったが、馬体の成長とともに力をつけてきて勝ち星を重ねた。直線の切れ味があるが瞬発力よりも最後まで走りきる粘りがある。軽馬場ならさらに良さそう。
 6 キタノダンディ:能検は第2回に受検し2番時計と好成績。デビュー後も力をつけながら、勝ち星を積み重ねている。ただ、1番人気に推された3走前のAー1戦で障害で大きく躓いてからはやや自信のない走りとなっている。基本は前に出て障害をじっくり溜めて直線にかけるタイプ。
 7 アルジャンノオー:能検1番時計。2分10秒4は奇しくも前年の1番時計キョウエイリュウと同じタイム。ここまで5勝で2、3着それぞれ1回とメンバー中最高の成績を上げている。ただ大勝ではなく接戦をものにしており勝負根性はありそう。今のところ障害も軽くこなせている。
 8 フクフクライデン:切れ味の鋭さならメンバー中ナンバー1。能検は1回目で合格したものの3分30秒以上かかったように、レースによって成績にムラがあるイメージだが、大敗はしておらず、障害で手間取ってもリカバリーできるだけの立ち回りがある。青雲賞でも鋭い末脚で3着に食い込んだ。
 9 ネオキングダム:能検は1回目合格で総合13位。デビュー後は4勝しているがいずれも阿部武臣騎手の時に勝ち星を挙げている。他の騎手が乗った時は後方からの競馬となり敗れている。相性によるところが大きいか。切れ味がある。父シベチャタイガーからしてむしろこれからが期待の馬。
 10 アバシリサクラ:アルジャンノオーに2度土をつけている。追い比べに持ち込んで切れ味の差で勝利した。能検は第2回で3番目の時計、非凡なスピードの持ち主でデビュー戦は30秒以上離しての圧勝。一方では全く歩かないこともある。先行力があり障害もまずまずこなす。

展開予想
  秋の長雨が続いた後は気温が低く、馬場状態は軽めと見る。2歳初めての重賞でまだ各馬脚質が固まっていない状況だが、今までの傾向を見ると、ハナを行きそうなのはシンエイアローあたりか。アバシリサクラも出足が良いが端枠がどうか。キタノダンディも障害を意識して前に行きそう。アルジャンノオーも先頭には立たずとも先頭集団から遅れを取らないで行くだろう。リアンドノールが中団で、フクフクライデンは更にその後ろに控え直線勝負にかけるか。先行勢が直線に入った時に、どこまで差を広げられているかもカギ。

【はむ!の見解まとめ】
  この世代初の重賞で、脚質も馬場適性もまだ未知数。上手く自分の流れに持ちこめた馬にチャンスが広がる。全体として接戦で牝馬にも勢いがありそうだが、ここは能検1番時計でここまで5勝の◎(7)アルジャンノオーを素直に本命にしたい。これまでの勝ち方は決して圧勝というイメージはないが確実な走りをしている。青雲賞でも先行して直線の粘りで他の追随を許さないという強い勝ち方をしている。最も有力であることには違いない。
  相手だが、見方によっていろいろ変わってきそうだが、一発の魅力を取って○(8)フクフクライデンの末脚に注目したい。前半の行きっぷりと障害には注文がつきそうだが、坂を降りてからの切れ味は今回のメンバーでも飛び抜けている。鈴木恵介騎手を配し、ここは一発に注目したい。そして、アルジャンノオーを二度にわたり土を付けた牝馬の▲(10)アバシリサクラを単穴に持ってきた。荷物が重くなるのはこの馬にとっても力を出せる状態になるだろう。重賞のペースになってもこれまでのように走れるか。
  勢いがありそうなのは△(9)ネオキングダム。流れにさえ乗れば障害トップ抜けも考えられるが後手に回ると不発も。同じことが注(6)キタノダンディにも言える。追い比べになった時に最後まで駆け抜けるだけの勢いとスピードがあることが必要。
  その他では、先行馬でハナに立ちそうな(2)シンエイアローの逃げ込みに注目。当初から注目されていた(4)リアンドノールが一変する可能性は秘めている。但し、広く押さえ過ぎると、点数も大きくなるので、ある程度絞り込みたいところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  収支的には前回やや巻き返したとはいえ、まだトータルでマイナス。ここまでよく頑張ってるのか、まだまだ足りないのか。そして、やや難解な2歳戦だが、ここらあたりを当てられると後が楽なのだが。
  今回は、やはり素直にアルジャンノオーから入る。狙いはフクフクライデン、勝つか負けるかというイメージだが、勝てるチャンスがあるなら。牝馬のアバシリサクラなど押さえたい馬は沢山いる。ワイドを変則的に狙う。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7→8,10,9,6→8,10,9,6 合計12通り 各100円
      7→8,10→8,10,9,6,2,4 合計10通り 各100円
      8,10→7=8,10,9,6 合計12通り 各100円
  枠複 7=7,8 合計2通り 各500円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 700円
  ワイド 8=10,9,6,2 6=7,10,9,2 合計8点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。その際には次年度の方針なども示していければと思います。(コラム欄は休みます)

【コラム】ばんえい中継(歴史など)について(2)
  前回の続きです。ばんえい競馬の全国中継は、スカパー!が発足した翌年の2001年に「ダイナミック競馬」として開始されたという話をしました。それ以降、CSでのばんえいの実況中継は、現在(2020年)に至るまで何度かチャンネルの変更がありながらもほぼ継続されています。但し、スカパー(プレミアム)は専用のチューナーが必要で、しかも現在は有料放送なので、特定の人しか視聴できないのが難点です。それでも、北海道以外の全国でテレビ中継を見られるようになったことは、ばんえいが最も苦しい時代をかろうじて乗り越えていけた大きな要因と言っても過言ではありません。
  ファンなら御承知のとおり、ばんえいの大きな転機はやはり2007年。不振と赤字にあえぐばんえい競馬全体の廃止が検討され、それまでの岩見沢、北見の競馬場を廃止、旭川競馬場でのばんえい競馬を中止し、帯広だけがかろうじて存続という状況でした。その存続に尽力した人々は、ばんえいの関係者の方々はもちろんですが、道内外の応援者によるところも大きかったと思われます。それは、ほぼ時を同じくして、2006年度からオッズパークと楽天が相次いでネット投票を開始し全国で馬券が買えるようになったこと、そして、CSなどで全国でばんえいを観戦することができるようになっていたことで、普段ばんえいを見ることができなかった人々が目にする機会が増え、底辺でファンが増えていっていたということもあるのではないでしょうか。この話もう少し次回に続けたいと思います。