長い間コラム欄は書けずにいましたが、ようやくこの話題の続きをやります。
はむ!の競馬ベタ長談義
前回(とはいっても1か月以上前だが)、佐賀、高知、兵庫の競馬実況アナウンサーの話をしたので、次は東海、金沢、南関東の各地区のアナウンサーの話ということになるのですが、筆者はこれらの地区のことはダートグレード程度しか見ていないので実はよく知らないのです。名古屋競馬でよく聞くこもったマイクロフォンの声の主は畑野謙二アナ、大井など南関東の重賞でよく聞く声は大川充夫アナという方だそうです。いずれも味のあるアナウンスなので、また他の人を含めて注目しながら聞いてみたいと思います。
岩手(盛岡、水沢)は昔は淡々とした語り口のアナウンサーがいたようですが、最近はあまり定まっていないようで、今年度はそれまで門別で実況していた古川浩アナが担当していました。はっきり聞きやすい実況で2014年のJBCも盛り上がりました。
ホッカイドウ競馬(門別)の方は、夏季開催ということもあり、その年によって変わるようですが、東京から来る場合と北海道にいる人が実況する場合があります。東京からの場合は坂田博昭アナや伊藤政昭アナなどグリーンチャンネルでもおなじみの人が担当しています。これらの人は競艇の実況などもしているようで、まさにプロのアナウンサーという感じで、素人にもわかりやすくスタジオ中継ではジョークを交えながら話することもあります。また、北海道にいる人としては、ばんえいでもおなじみの太田裕士アナらが実況することもあります。門別競馬は場外やネットで馬券を買う人がほとんどなので、TVで楽しめるということに重点を置いていて、アナウンサーもそれを意識している感じがします。
はむ!のばんえい多々雑感
そしてようやくばんえいの実況の話です。
ばんえいの実況は、展開の特殊性から平地とは様子が少し違います。平地の場合は、向正面ですべての馬を紹介して各馬の位置取りを伝えた上で、最後の直線の攻防を伝えるという感じですが、ばんえいの場合は道中で息を入れたり、突然立ち止まったりするので、スピードは遅くても、全馬を紹介するのは非常に困難です。従って、前半はペースや流れなどを伝え、第2障害を越えてから平地と同様に馬の攻防を伝えるといった感じです。ただソリがゴールを越えるまでは勝負はわかりませんので、最後まで気の抜けない実況になります。
かつてはこの実況を井馬博アナウンサーが30年以上ほぼ休まずに担当してきました。ばんえいの力強い雰囲気を出すような粘りのある語り、そして一頭一頭の紹介に感情がこもった実況で、数多くの名文句が生まれています。この人の実況自体がばんえいの名物になっていました。
井馬アナは2012年に完全引退し、その後継として、前述の太田裕士アナがレースの大半を実況しています。語りに特段特徴がある感じではないのですが、井馬アナの表現を受け継ぎつつ、競馬アナウンサーとして安定した実況をする印象です。ただ、前述のように夏場はホッカイドウ競馬の方に行ったり、ラジオ局でJRAのレースの実況も担当することがあり、ばんえいでもスタジオのキャスターもやったりと大変忙しい様子。いつ休んでいるのだろうという感じです。他にも担当できるアナウンサーが複数いればいいのだけど。
他にばんえいの実況を担当するアナウンサーとしては、2013年ごろは女性の小枝佳代アナ(2014年は登場していない)、最近ではかつて名古屋競馬などを中心に実況していた蘇武直人アナが時々帯広に来て実況します。また、スポーツアナでばんえいにも造詣の深い矢野吉彦アナが来ることもあります。これらの人々はそれぞれベテランのアナウンサーで、さすがプロの実況という感じで楽しめるのですが、やはり常に帯広にいる人ではないので、下位のレースなどでは馬の紹介に戸惑っているような場面も時々見られます。2014年の正月にはやはり前述の坂田博昭アナがやってきて結構楽しい実況やスタジオトークをやっていました。これからもいろんな人のばんえい実況を聞いてみたいです。
というわけで、今日のコラムはこれくらいで。シリーズにすると大変なので、次はできる限り単発ネタでいきたいと思います。
さて、1月19日の月曜日開催を終えたところで、オッズパークの7重勝のキャリーオーバーが一千万円を超えてきました。次の開催は24日土曜日。チャレンジしますか。(はむ!は7重勝で外れが1Rだけと非常に惜しかったことがありました。リベンジだ。)
25日には久々の重賞ヒロインズカップもありますので、筆者多忙ではありますが、頑張って予想したいと思います。
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