9月に入りスポーツの秋。競馬もこれからがシーズン。。。と書きかけていたところでしたが、大雨の被害を受けられた所もあり、手放しで楽しめる気分ではありません。しかし、レジャーがあって産業が成り立ち、経済が活性化してこそ普段の生活が送れるわけで、一人一人が自分のフィールドの中で活動していくことが大事だと思います。
ところで、秋の声を聞いたとたんJRA関係でさみしいニュースが相次ぎました。それはトウショウボーイなどで一世を風靡したトウショウ牧場の閉鎖決定と名手の藤田伸二騎手の突然の引退。詳細については別の所で改めて触れたいと思いますが、筆者的にかなり思い入れの深いところだっただけにショックな感じです。
特に藤田騎手の引退の理由を聞いて、JRAを中心とした競馬界がどこに向かっているのか?というのを感じます。藤田騎手はばんえいのJRAジョッキーDayにも毎年のように来ていたりして、特にファンを大事にする姿勢が見える人だっただけに、引退は残念ではありますが、競馬のあり方への議論に一石を投じたという意味で、その意思を支持したいと思います。お疲れ様です。
それではばんえいの方に話を戻しまして、今後の重賞は9月14日(月)、いわゆる4大レースの一つ、岩見沢記念があります。今回もいつもの重賞とは曜日が違って月曜日となりますのでご注意を。それでは予想をどうぞ。
【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回岩見沢記念(BG2) (2015年9月14日(月)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
1 | トレジャーハンター | 牡8 | 830 | 浅田達 | 金田勇 | 鹿毛 先 | |
◎ | 2 | コウシュハウンカイ | 牡5 | 840 | 藤本匠 | 大友人 | 栗毛 差 |
▲ | 3 | オイドン | 牡7 | 820 | 安部憲 | 鈴木邦 | 栗毛 追 |
○ | 4 | オレノココロ | 牡5 | 830 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 青毛 差 |
注 | 5 | ホクショウユウキ | 牡6 | 820 | 藤野俊 | 岡田定 | 鹿毛 先 |
6 | アオノレクサス | 牡9 | 820 | 西謙一 | 平田義 | 芦毛 逃 | |
△ | 7 | キタノタイショウ | 牡9 | 820 | 大河和 | 服部義 | 栗毛 差 |
8 | インフィニティー | 牡9 | 820 | 尾瀬馨 | 金田勇 | 鹿毛 逃 | |
9 | ホリセンショウ | 牡10 | 820 | 島津新 | 岩本利 | 栗毛 逃 | |
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ) 三連単(2頭軸マルチ) 2=4→3,7,5 合計18通り 三連単 2,4→2,4,3,7→2,4,3,7,8 合計12通り 応援馬券(単勝+複勝)6 (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 3=2,4,7,5 7=2,4,5 合計7点 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえいの古馬重賞・四大記念競走(旭川、岩見沢、北見、帯広)の第2弾、岩見沢記念。過去の勝ち馬を見ると名馬が並ぶが、面白い傾向として、大友厩舎や松井厩舎がそれぞれ5連覇するなど若干偏りがある。古馬重賞は夏のグランプリと正月の帯広記念のG1レースの間にいくつか重賞があるが、どこに照準を合わせて調整するか各陣営によって考え方があって、そのあたりが現れているのではと思われる。また、ここ2年は5歳馬が勝利している。これはハンデなども影響しているか。
いずれにせよ、伝統あるレースの一つであり、その勝ち馬に名を連ねることは、どの陣営にとっても目標であることは違いない。その思いの強さがこのレースの勝利者となるだろう。なお、今年は例年より2週間ほど早く施行される上、月曜日の開催ということで注意が必要だ。
各馬寸評:
1 トレジャーハンター:回避馬が出たため繰り上がりの出場。今シーズンは前半6連勝するなど絶好調だったが、相手が強化されてからは壁に当たりつつある。これまで800kg以上の高重量では全く良いところがなく、今回も急遽出場なのでどうか。
2 コウシュハウンカイ:グランプリ2着で古馬戦線でも全く引けを取らないどころか、まさに現役トップクラスだ。障害力があり崩れないのが強みだ。ただ今回は未経験の重量とハンデが課題。しかしこのレース得意の大友厩舎ならなんとかするだろう。
3 オイドン:皆が待っているこの馬の復活。近走の走りからその期待は大きくなっている。課題の折り合いも良くなってきており、前哨戦のマロニエ賞ではこの馬の持ち味を見せた。ただ、この馬の課題はやはり重量。力は付いてきているが。
4 オレノココロ:グランプリの時は、この馬のレースをしていただけにゴール前転倒は残念だった。障害を含めやや脚元の弱さがあるのがこの馬の数少ない弱点だ。しかし基本はパワーもスピードも十分。スムーズに流れれば。
5 ホクショウユウキ:昨年のこのレースでは9番人気ながら先行力を見せ自分のペースで走りきり優勝。単勝9千円台、三連単30万円台という大穴を演出した。それ以来勝ち星から遠ざかっているが、近走は復活の兆しも見えてきた。軽馬場なら。
6 アオノレクサス:A1クラスながら、追加で出走権を得た。先行力があり、ばんえい記念に出場するなど高重量もこなせるタイプで、好調であればこのメンバーでも十分戦えるが、今シーズンは脚元の不安があり、やはりいきなりは厳しいか。
7 キタノタイショウ:レースは5回目の挑戦、昨年は2着だった。しかし近走は障害がネックとなり良いところが見られないのが心配。ただ力がない訳ではなく、久々の好枠。両隣の先行馬を目標にしながら、障害をなんとかクリアできれば巻き返しは可能。
8 インフィニティー:グランプリでは先行し確実に障害を越えて3着に粘った。秋になり負担重量が重くなると、むしろじっくり戦えるのでさらにこの馬の力が発揮される。ただ他馬にとってよい標的になっているのも確か。障害を先頭で抜けたい。
9 ホリセンショウ:近走は持ち前の先行力も影を潜め厳しいレースが続いている。まだまだやれそうだが。ただ前哨戦の特別レース・マロニエ賞では久々に軽快な走りを見せ掲示板に食い込んだ。軽馬場になれば見せ場くらいまでは。
はむ!の予想まとめ:
古馬よりも5歳馬2頭のハンデが重いという逆転現象が生じている。しかしこの5歳馬はやはり好調で勢いがある。10kgぐらいのハンデなら問題ないと見た。2頭ではやはり信頼感でコウシュハウンカイの方を軸にしたい。前走の勝ち方も強く一歩前に出た感じだ。一方オレノココロもライバルとして負けられないところだろう。焦ると障害などで崩れる心配はあるが、今回は十分ケアしてきていると思われる。対抗に。
単穴としてはやはりここらでオイドンに期待したい。高重量が不得手という心配はあるが、調子は上がってきており、展開を見てもなんとかぎりぎりこなせるだろう。もう一頭忘れたくないのがキタノタイショウ。今回は好枠に入った。先行馬につられる形で上手く障害をさばければ。
あとは、ホクショウユウキもどこかでは突っ込んでくる予感はしている。展開がはまれば連覇も。あと3着付け候補としては、上手く逃げられた時のインフィニティーぐらいか。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
5歳馬2頭が強いと見て、久々に2頭軸マルチにしてみた。あとは2枚買いとオレノココロの膝折?のリスクを拾って。ワイドの方は、障害課題のエース古馬2頭から。あとはよく出てくれたアオノレクサスの応援馬券(単+複)。
今回の結果と回顧はレース数日以内にアップします。
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