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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2015年9月2日水曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第27回はまなす賞(2015/8/30)

  ばんえいのはまなす賞があった30日とその前日の29日、JRAでは札幌でワールドオールスタージョッキーズがありました。JRAジョッキーと海外のスタージョッキー+日本の地方競馬代表ジョッキーの対決。結果は、優勝が香港のモレイラ騎手、2位はJRAの武豊騎手でしたが、自分の興味は当然地方競馬騎手勢の方です。そんな中第1戦でいきなり金沢の藤田弘治騎手が1着に入りJRAでの初勝利となり、「やった!」という感じでした。無名の地方競馬騎手が名を上げるのは嬉しいことです。ホッカイドウ競馬代表の岩橋勇二騎手も健闘しましたが総合最下位でした。
  ばんえいの騎手は体格が違うので、こういう所に行くことはないけれど、その代わりに地方競馬騎手の活躍を応援したいところです。というわけで、はまなす賞の回顧です。

ばんえい重賞レース回顧
第27回はまなす賞(BG3)-2015年8月30日-10R 200m直 晴 1.3%
  1着△(6)コウリキ 2分16秒7
  2着▲(4)カゲホウトウ
  3着 (7)キンメダル
単勝 6 460円 三連単 6-4-7 111,240円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  3,4歳世代間対決重賞は3番人気の3歳馬コウリキが、第2障害を好位で越えて、前を行く馬を捕らえて抜け出し快勝。重賞初制覇となった。2着は4歳馬カゲホウトウ、3着は3歳のキンメダルが入り、3連単は10万円を超える波乱となった。
  砂煙が上がり全体的に時計がかかる馬場。序盤はホクショウマサル以外はほぼ横一線だったが、スローペースを見越して、中枠からカゲホウトウが2,3歩前に出て、これにコウリキがついて行き、他は前の馬を見ながらこれを追うような展開。当初予想された展開とはかなり違う形となった。第2障害にはカゲホウトウが早々と到着、これにコウリキ、アアモンドセブンあたりが追いついた。カゲホウトウは他馬が到着するまで十分に溜めたが、それでも一番先に仕掛け障害をうまくクリアして先頭で行く。あとはタキニシサンデー、アアモンドセブンあたりが続くが越えきれない。そんな中うまく障害をさばいたのがキンメダル。障害を降りてぐんぐん前に接近しかわすかの勢い。そのあとアアモンドセブン、コウリキ、キサラキクが障害を越えて前に少しずつ詰める。その中でコウリキの脚色が良くどんどん前の2頭に迫る。逆にキサラキクあたりは負担重量の大きさもあってか失速した。そして、残り10mあたりで追ってきたコウリキが脚色が良く、前の2頭を逆転。そのままゴールに流れ込んで1着。3歳馬ながら勢いで一気に頂点に登り詰めた。逃げたカゲホウトウも最後は粘りを見せ2着、追っていたキンメダルはさすがに最後は脚色が鈍くなったが、しっかり走りきって3着に入った。アアモンドセブン、キサラキクの4歳牝馬2頭が4,5着となった。1番人気のカイシンゲキは前半から行き脚が良くなく、障害も手間取るなど、この馬の悪い所が出てしまい7着に沈んだ。

次走へのひとことメモ
  コウリキ(1着):自分のペースに持ち込めたのが何よりの勝因だろう。前半では好位置につけ、障害では何頭か前に行かせてでも慌てず、じっくり溜めて障害を越えてからは一気に追い込み、先頭に立ってからは余力を残してゴールした。展開がうまく行けば3歳馬でも十分勝てることが証明された形だ。今後もこういうレースができるかは走ってみないとわからないが、軽量ながら立ち回りの良い馬で、秋のクラシック路線に向けての有力の一頭になったことは確かだ。
  カゲホウトウ(2着):今回は好枠を生かし思い切って逃げを打った。障害もうまく越えてしてやったりの感はあったが、最後は勝ち馬に足元をすくわれた感じだ。それでも最後のスピードが極端に落ちたわけでもないので、作戦は問題なかったと思われる。調子も良かったのだろう。次は銀河賞ということになるだろうが、そろそろマークされる立場になるのでどのような展開で行くかがカギだ。
  キンメダル(3着):近走調子を落としていたように思われたが、元々はイレネー記念2着など力のある馬。このレースに照準を合わせていたのだろう。障害も楽々越え先頭に立つ勢いで見せ場を作った。最後はさすがに緩んだが、この馬らしいレース運びだった。今後はコウリキとともにクラシック路線でセンゴクエースとの対決に挑んで行くだろう。
  アアモンドセブン(4着):やはり枠順が苦しかったか。序盤の行き脚は決して良いものでなく、中盤からは前に取り付いたものの、前の馬に先に行かれてはこの馬の持ち味は半減だ。それでも4着に粘りこむあたりは力はあるというところだろう。この後は銀河賞を使った上でクインカップが当面の目標というところか。
  キサラキク(5着):結局は2番人気まで推されていたので、今回の成績は今一つということになるのだろうが、障害も大きくもたつくことなくこの馬のペースで走りきっており、ハンデ差も考慮すればこの馬としてはそれほど悪い結果ではないと思われる。次は銀河賞ということになるだろうが、この馬はペース的に古馬との特別戦あたりの方が持ち味を出せそうな感がある。
  その他ではタキニシサンデー(6着)が、着外ながら軽ハンデを生かした動きの良い走りができていた。カイシンゲキ(7着)は全く良いところが見られなかった。重馬場や高重量は苦手なのかもしれない。3歳勢はクラシック第2弾のばんえい菊花賞まで少し間があるが、4歳勢は9月に銀河賞があるため、すぐに臨戦態勢が求められる。今回成績の上がらなかった4歳勢だが、巻き返しなるか。

はむ!の予想結果(>д<;)
  無理無理。カイシンゲキを頭にしている時点で、消極的な対応だった。取りガミでも当たれば良いという考え方をしていると、今回のように大外れだとさらにダメージは大きい。印のつけた組み合わせなら、馬複あたりできっちり取るというのが本来なんだろうけど、それもできないし。。。もっと地道にかつ大胆にやっていくしかないね。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、次回ばんえいの重賞は、2週後の9月14日岩見沢記念(BG2)です(月曜日なので注意)。さらにはその後9月20日には銀河賞(BG2)と2週重賞が続きます。次回重賞の前日までにまた重賞予想を書きます。この間もできる限り何らかの記事が書けたらと思います。引き続きご愛顧ください。

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