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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年3月12日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第37回ポプラ賞(3/13)

はむ!のばんえいコラム
  前々回まで騎手の話をしていたところでしたが、先週JRAの女性騎手として16年ぶりにデビューした藤田菜七子騎手がにわかに話題になり、一目見ようとファンが押し寄せ、競馬界以外からの取材もあってフィーバー状態になっています。筆者的にはもちろんそれはそれで好ましく頑張ってほしいと思っていますが、地方競馬ファンとしてはそれがフィーバーにまでなるというのは若干の違和感があります。前にも当欄で紹介したと思いますが、女性騎手なら地方競馬にはばんえいを含め現在6人いて活躍していますし、JRAにもこれまで何人かいました。あと、競馬ではありませんが、競艇では多数の女子選手が男子と堂々勝負していますし、競輪もガールズ戦で活躍している選手がたくさんいます。そんな状況からも今回の菜七子騎手のデビューがことさら特別視されるのはどうかなのかなと思います。ま、ファンが増えるならそれも悪くないことですが、単なる客寄せパンダにならないよう活躍を見守りたいところです。
  ところで、菜七子騎手のデビューと時期を同じくして、地方の佐賀競馬の女性騎手岩永千明騎手が落馬し大けがしてしまいました。情報がなくてよくわかりませんがどうも相当重傷のようで心配されます。岩永騎手は以前にも選手生命に関わるほどの大けがから復帰を果たしているだけに、なんとか回復されるよう祈るのみです。
  女性騎手は体力的にどうしてもハンデがあることは否めません。また日本では女性騎手が活躍できる環境があまり整っていないということもあります。そのため人数は少ないのですが、一方では男女分け隔てなく勝負ができるスポーツでもあります。その活躍を応援していきたいものです。
  それでは今週のばんえい重賞ポプラ賞の予想です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第37回ポプラ賞(BG3)
(2016年3月13日(日)18:10発走 帯広10R ダ200m 4・5歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
  カゲホウトウ 牡5 760 大河和 服部義 鹿毛 先
柏林賞
  フェアリードール 牝5 740 阿部武 岩本利 栗毛 先
クインカップ
カイシンゲキ 牡5 780 浅田達 槻舘重 鹿毛 差
銀河賞
  キンメダル 牡4 750 工藤篤 小北栄 鹿毛 差
4歳3位
センゴクエース 牡4 790 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 先
ばんえいダービーほか
  コウリキ 牡4 750 西謙一 久田守 鹿毛 先
はまなす賞
シリウス 牝4 740 藤野俊 長部幸 鹿毛 追
ばんえい大賞典
キサラキク 牝5 770 藤本匠 金田勇 芦毛 差
天馬賞
  ホクショウモモ 牝4 730 松田道 松井浩 鹿毛 先
ばんえいオークス
10 ハクタイホウ 牡5 770 赤塚健 久田守 栗毛 逃
5歳2位
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 10,8→10,8,5→8,10,5,3,7,4 合計16通り
  三連単(追加) 10,8,3,7→10,8→10,8,5,3,7 合計18通り
  応援馬券(単勝+複勝)8
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 4=8,10,5,7 7=8,10,5 合計7点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  明け4歳と5歳から5頭ずつ、各世代重賞の勝利馬と賞金上位馬が出走する世代対抗戦。夏に行われるはまなす賞の裏バージョンだ。はまなす賞の時期から各馬経験を上積みしてさらに迫力あるレースが期待される。特に5歳馬にとってはこれが最後の世代別重賞であり、その後古馬と重量戦を戦っていくためにも箔を付ける最後のチャンスでもある。
  過去の傾向として、他の重賞に比べてもかなり荒れるレースになっている。過去10年間1番人気の馬が(1,2,1,6)とわずか1勝。しかも2012年唯一1番人気のタケノビジンが勝った時は6頭立ての少頭数(馬インフルの影響など)だった。ここ3年も万馬券続きで波乱のレースになっている。これはやはりこのレースがハンデ差が大きいことが大きな要因で、トップハンデの馬は過去10年間で全敗している。なお、年齢別では5歳の方が有利だが、4歳も活躍。前述のタケノビジンや昨年のナナノチカラなど牝馬もそこそこ活躍している。また過去36回の歴史でこのレースを連覇した馬は一頭もいない。
  これらのデータを踏まえると、やはりこのレースの予想にはハンデなども考慮したかなり多角的な検討が必要だ。今年は、4歳馬で同世代では負けなしのセンゴクエースが登場。データ的にはトップハンデなど不利な要素が多い。しかしその不利をもろともしない力を持っているかもしれず、5歳馬勢との戦いが注目だ。

各馬寸評:
  1 カゲホウトウ:昨夏の柏林賞の勝ち以降大敗が多かったが、前走チャンピオンカップでは自分のペースで走って掲示板内に食い込んだ。意外に重量戦の方が成績が上がっている。他馬がもたつくようだとこの馬が台頭する。
  2 フェアリードール:昨秋のクインカップでB1クラスながら初の重賞勝ちを収めて以降は、相手も強くなり苦戦している。本来先行したいタイプだが、相手が強いとついて行けていない感じだ。もう少し前半から積極的に行っても対応可能か。
  3 カイシンゲキ:5歳馬で昨年もこのレースに出場し4着。切れ味で勝負するタイプだが障害に手間取ることが多い。重量も得意ではないようだ。ただ一旦降りれば末脚は確かだ。前半でいかに力をセーブしていけるかがカギ。
  4 キンメダル:常にセンゴクエースの後塵を拝してきたが、一度は追い詰めたこともあり、これだけハンデ差が付けば4歳勢のトップに出ることは可能だ。あとは一日の長がある5歳勢との対決が見たい。落ち着いて前を追いたい。
  5 センゴクエース:同世代戦では未だに負けなし。ハンデ差も問題としなかった。次元が違う。ただ今回は相手が違いハンデも大きい。一つ上の5歳馬勢との力関係はどうか。これまで力の差があるため先行逃げ切りタイプに見えるが、控えても勝負できそう。
  6 コウリキ:この馬がいつも気になるのは馬体重。なかなか増えてこないどころか前走ではまた大幅減。心配になってくる。それでもしっかり走って馬券圏内に食い込んでいるのが不思議だ。上級生とははまなす賞で対戦し勝利しており侮れない。
  7 シリウス:センゴクエースがいなかった昨年の大賞典で切れ味を生かし快勝。それ以降は休みを入れながらレースをこなしている。最後の直線残りわずかでも差しきれる脚が身上。年上の世代との対戦では成績が上がっていないのは気になるが。
  8 キサラキク:牝馬で初めて天馬賞を制してからは、レースを絞っており1か月以上おいてこのレースに出てきた。ハンデはあるがやはり力としては上位。気まぐれな面があるので、どこまで気合いを入れて出てくるか。センゴクエースとの初対戦に注目。
  9 ホクショウモモ:オークスでの逃げ切りは鮮やかだった。一方では700kgを越えるようなレースではついて行けていない。今回は最軽量のハンデで一発の魅力はあるが、今回のはメンバー的に同タイプの馬も揃いさすがに荷が重いか。
  10 ハクタイホウ:いつも世代トップの位置にありながら、重賞などではなかなか勝ちきれず、今回も獲得賞金でようやく出走枠に潜り込んだ。先行力と障害力があるので、成績は安定している。あとはもう少し粘りが欲しい。外枠は問題ない。

はむ!の予想まとめ:
  やはり4歳馬センゴクエースをどう見るかがかのレースの予想のポイントだろう。同斤量なら5歳馬相手でも負けないだろうが、今回最大60kgの大きなハンデがある。トップハンデと1番人気が不利なデータもある。そんな不利は関係ないほど強いかもしれないが、当欄ではやはりこれを本命にする勇気はない。本当に勝てば怪物だが。
  そこで当欄では5歳馬、今度こそのハクタイホウを狙う。とにかくこの馬の先行力は抜群で今回もハナを切って行くだろう。この荷物は経験しており、ハンデも丁度良い。相変わらず最後の詰めは甘いところはあるが、他馬を引きつけながら逃げ込みを図りたい。相手はやっぱり5歳のキサラキク。ヒロインズカップではそれこそトップハンデに泣いた形になったが、それ以降レース間隔を開けてここに挑戦。センゴクエースとは初対決だが、ここを格の違いを見せたい。センゴクエースは単穴に。本当は大きく外したいが、やはりとてつもなく強い馬かもしれないので。あとは実績のある5歳馬カイシンゲキの巻き返しもこのメンバーならありと思われる。牝馬で切れ味のあるシリウス、センゴクと互角に戦ってきたキンメダルコウリキらも気になるところではあるが、センゴクを差し置いて上位に出るシーンが考えにくい。センゴクエース対5歳上位馬の構図か。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  自信はないが、馬券は5歳勢の方を信じてハクタイホウ、キサラキクから。センゴクは頭を狙わず3着付け中心、あとの組み合わせはできるだけ絞っていきたい。ワイドは4歳勢の方を狙いたい。

  今回の結果と回顧は数日以内にアップします。

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