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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年3月22日火曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第48回ばんえい記念(2016/3/20)

ばんえい重賞レース回顧
第48回ばんえい記念(BG1)-2016年3月20日-9R 200m直 晴 1.7%
  1着◎(6)フジダイビクトリー 3分41秒5
  2着△(4)ニュータカラコマ
  3着 (3)コウシュハウンカイ
単勝 6 250円 三連単 6-4-9 4,260円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  今年度のばんえい競馬総決算・最高峰の第48回ばんえい記念は、昨年4着ながら今年1番人気となったフジダイビクトリーが1トンの重量を引っ張りながらも確かな末脚で前を行くニュータカラコマを残り10mでかわしてばんえい記念初優勝。重賞は7度目の制覇となった。ニュータカラコマが昨年と同様に2着に入り、3着には6歳馬コウシュハウンカイが突っ込んだ。
  現地は前日は雨だったが、この日は晴れて気温も上がり、馬場としては力のいる重めの馬場でとなった。
  レースはばんえい記念らしく序盤からゆったりとした流れ、ホリセンショウが第1障害に苦労しやや出遅れた以外はほぼ横一線の展開となった。1,2障害の中間付近あたりから、フクドリ、ニュータカラコマ、トレジャーハンター、フジダイビクトリー、キタノタイショウ、インフィニティーといったところが出たり入ったりしながら前を伺う。しかしほぼそのままの流れで第2障害手前へ。ここまで1分40秒くらいのばんえい記念としてはやや速いペース。障害は、まずフジダイビクトリーが仕掛けニュータカラコマが続くがいずれも中間でストップ。次にインフィニティー、トレジャーハンター、キタノタイショウらが続いてチャレンジするがこれらもストップ、その間に3回ほど腰を入れたニュータカラコマが最も先に障害を越えた。次に障害を越えたのはやや控えた位置から膝を折りながらも勢いで坂を上がったコウシュハウンカイ。続いてこちらも膝を折りつつ立て直したトレジャーハンター。その後4,5番手でフジダイビクトリー、インフィニティーと続いた。
  障害を越え先頭を行くニュータカラコマはリードを保ちながらゴールを目指すが、脚色が鈍い。そこにコウシュハウンカイが迫るがこちらもきつくなってきた。その間に後ろから追ったフジダイビクトリーの脚色がよく、ぐんぐん前に迫る。そして残り20mのところでニュータカラコマが止まりかけた時にフジダイビクトリーがそのまま抜いて行くかと思われたが、一旦息をつき、そして立て直してから一気にかわす作戦をとりそして逆転して先頭へ、残り5mあたりから緩み始め昨年の悪夢もよぎったが、松田騎手の渾身の追いで先頭でゴール板を通過した。続いてニュータカラコマがなんとか粘り込み2着。この2頭に少し離れて3着争いは、コウシュハウンカイに外からインフィニティーが迫るが、最後脚色が同じになりコウシュハウンカイが逃げ切り3着。インフィニティーが4着。5着には後方から来ていたホクショウユウキが入った。連覇を狙った2番人気キタノタイショウは障害で手間取ってしまい最後追いかけたが6着だった。なお、最後方はフクドリが障害苦労しながらも8分かけてゴール。いつものように観客は最後まで見届け、大きな拍手が送られた。

次走へのひとことメモ
  フジダイビクトリー(1着):ゴール直前で逆転され敗れた昨年の雪辱を果たした。第2障害までのペースは昨年とそれほど変わらなかったが、今年はそこからが強かった。ニュータカラコマらに先に行かれたが慌てず、4,5番手で障害を降りて後はしっかり前を追った。そのまま追い抜きそうだったが、松田騎手は昨年の反省を踏まえ一旦息を入れさせ、あとは最後まで粘りきった。馬自身も力を付けていたし、ばんえい記念勝ちの経験のある松田騎手による絶妙な騎乗もこの馬を勝利に導いたのではないか。これで名実ともに現役最強馬となったが、今後は年下に強い世代がいるので、受けて立つ側としてのレースぶりが楽しみだ。今後は来年度早々にオッズパーク杯などもあるが、3連覇のかかる夏のばんえいグランプリあたりまではひと息入れながら調整していくのではないか。
  ニュータカラコマ(2着):またも悔しい2着となった。今回は先頭で障害を越えて他馬を引き離す展開となり、この馬の脚質からしてそのまま逃げ切るかとも思われたが、障害を降りてからの切れ味が見られなかった。それでも差の無い2着に入っており、そのことはもちろん素晴らしい成績なのだが、勝った馬、しかも同世代のライバルにあれだけのレースをされてしまっては、やはりこの馬としてはがっかり感が否めない。結局今年度の重賞勝ちはゼロだったが、まだ立て直しは可能。次は年度明けオッズパーク杯だろう。この馬向きの条件で負けられない。
  コウシュハウンカイ(3着):6歳馬としてこの世代の強いところを改めて見せた。他の重賞と同様の感覚で走り、この馬の普段どおりの力をばんえい記念でも出せたということだろう。障害も一旦膝を折りながらも立て直しが早かった。最後はさすがに厳しくなったが、それでも追ってくるインフィニティーを振り切るあたり、この馬のセンスの良さも見えた感じだ。同じ6歳で今回は出走しなかったオレノココロと切磋琢磨して今後の重賞戦線の主役に出ようとしている。来年度以降が楽しみだ。次の狙いはやはりオッズパーク杯だろう。
  インフィニティー(4着):いつものように前の方での競馬を意識していたが、全体的にペースが速く楽に逃げ切れなかった。大外枠も影響したか。それでも降りてからの切れ味と最後まで前の馬を追い詰めた粘りはこの馬らしさを見せた感じだ。この馬はこれで引退、この後種牡馬入りとなる。8歳になってから重賞勝ちするなど遅咲きの大輪を咲かせ、一昨年のばんえい記念は多くのばんえいファンの記憶に残るとともに、金字塔となった。今後、次の世代の活躍馬を出すことが期待される。
  ホクショウユウキ(5着):初挑戦だし高重量は厳しいかと思われたが5着は立派な成績だ。速いペースに惑わされず始めからこの馬の力量に合わせて自分のペースで行くことに徹したようだ。上位陣には差を付けられたが、障害もしっかり越え最後までしっかり走りきることができた。今回の経験は来年度以降のレースに生きてきそうだ。そろそろしばらく遠ざかっている重賞タイトルを狙いたい。今回の5着でようやくオッズパーク杯の出走権を得たので次の狙いはそのあたりか。
  その他では、連覇を狙ったキタノタイショウ(6着)についてだが、障害で二の腰が入らず苦戦。序盤に前に行けず、障害に十分備えられなかったのも原因か。やはり重量も馬場ももう少し軽い方が良いようだ。トレジャーハンター(7着)は障害を3番手で越え見せ場は作った。善戦といえる。ホリセンショウ(8着)はラストランだったが始めから出遅れてしまった。オイドン(9着)はついていくのがやっとで、やはり現時点では重い荷物への対応は難しかった。フクドリ(10着)は障害で力が入らなかった。しかし最後まで走りきったことは立派だった。
はむ!の予想結果
  まず、本命にしたフジダイビクトリーがその力を十二分に発揮して勝利したことは良かった。感動もした。ただ馬券的にはまた3着のコウシュハウンカイにやられた。馬複を複数枚勝っていたので一矢報いたが、取りガミも取りガミ。本当に自分は馬券の買い方が下手でたまらない。当たらないのは仕方ないとしても、買いすぎるのが問題だ。今年度も結局収支マイナスとなってしまった。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

2016年の方針について(未定)
  さて、今年度のばんえい重賞はこれで終了。ばんえい競馬自体も来週の開催で今年度が終了します。来年度は4月22日開幕、その前に2歳馬のデビュー前の能力検査もあります。(第1回は10日)。
  来年も頑張っていきたいところですが、筆者の環境が変わるため、これまでと同じようにできるかどうかわかりません。少しやり方を変えるかもしれません。いちおう次の重賞は5月1日のオッズパーク杯になりますが、それまでに今後の方針を決めてまた当掲示板でお知らせします。

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