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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年3月5日土曜日

【はむ!のばんえい競馬重賞予想2016】第47回イレネー記念(3/6)

はむ!のばんえいコラム
  ばんえいは先週から4週連続重賞で、最も佳境に入ってくる時なのですが、とにかく年度末の慌ただしさがあるので、当コラム欄も簡略になると思いますのでご了解ください。
  先週月曜日(2月29日)は帯広地方大雪のためばんえいは中止となりました。月曜日は売上が伸びる日だけに中止は残念ですが天候には勝てないですね。コースのロードヒーティングもあるので少々の雪なら実施可能なんですが、(雪が積もった状態でのレースは1分を切るような超スピードレースになります。まるでトナカイがソリを引っ張るような感じ)今回は除雪も追いつかないような激しい雪が午前中に降ったこと、それ以上に道路や鉄道など交通がマヒしたことが中止の要因になったようです。なおスカパーでは中止になった裏で雨傘番組として過去の懐かしのばんえい記念などのビデオを流していました。今後TV中継ではこんな企画もやってもらえたら更にファンは楽しめるのにと思った次第です。それでは今週の重賞、明け3歳最強決定戦イレネー記念の見解いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第47回イレネー記念(BG1)
(2016年3月6日(日)18:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(展開目安)
ツルイテンリュウ 牡3 690 大河和 山田勇 鹿毛 追
父トウカイカップ
  プレザントウェー 牡3 690 赤塚健 久田守 鹿毛 逃
父タカダヤジェット
  グレースゴールド 牝3 670 西謙一 長部幸 栗毛 差
父バレットドラゴン
サクラダイチ 牡3 690 阿部武 金山明 青毛 先
父ウンカイ
アラワシキング 牡3 690 大口泰 西邑春 鹿毛 先
父トウリュウ
ホクショウディープ 牡3 690 鈴木恵 松井浩 青毛 先
父サカノリキマル
  フウジンライデン 牡3 690 安部憲 岩本利 栗毛 差
父カゲシュウホー
  ムサシブラザー 牡3 690 西将太 久田守 鹿毛 先
父タケノタイトル
キタノリュウキ 牡3 690 藤野俊 村上慎 鹿毛 差
父カネサテンリュウ
  10 ショウヘイ 牡3 690 山本正 久田守 栗毛 先
父タケノタイトル
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単(BOX) 6,4,1,9 合計24通り
  三連単(追加)6→4,1,9,5→4,1,9,5,2,10 合計20通り
  三連単(追加)4→6→1,9,5,2,10 合計5通り
  応援馬券(単+複)10
  (はむ!のワイドで勝負!) ワイド 4=6,1,9,10 10=6,1,9 合計7点
 ※出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
  今年もこの季節がやってきた。イレネー記念は、JRAでたとえれば皐月賞と朝日杯FSの中間ぐらいのレースだが、ばんえいの中では唯一過去の顕著馬がレース名になっているように、もう少し格調高い位置にあり、ダービー並みの位置づけになっている。今後のばんえい界を担う馬たちが集まる注目のレース。それがイレネー記念だ。むろん格付けはG1級。
  ところで、昨年も紹介したようにイレネー記念で勝った馬はばんえい記念に勝てないというジンクスがあった。昨年キタノタイショウがばんえい記念を勝ちそのジンクスを破った形になったが、それでもまだ数少ない例であることには変わりない。昨年の本レースではセンゴクエースという抜けた存在がいたため堅く収まったものの、過去の傾向としては1番人気が敗れることも多い。定量戦なので大荒れは少ないが、何か魔物が住んでいる感はある。多角的な検討が必要だ。
  今年は昨年と違って大混戦模様。今年の明け3歳世代はドングリの背比べのように言われる節もあるが、昨年デビューした馬は例年より増加して全体に底上げが図られたという見方もできる。既にこれまでの重賞を勝ったフウジンライデン、ホクショウディープらに対し、他の馬がどこまで迫りあるいは逆転するかが見もの。激しいレースになりそうだ。天気予報が微妙で、雪になれば予想は変わってくる。

各馬寸評:
  1 ツルイテンリュウ:この馬は切れ味で勝負する馬。ヤングチャンピオンシップではその持ち味を見せ2着に食い込んだ。その後は速いペースに惑わされているが、時計がかかればこの馬がまとめてかわすことも可能だ。重賞でじっくり走れるのは好材料。ある。障害には難があったが最近はしっかり越えられている。
  2 プレザントウェー:好調の上がり馬。デビュー時は全く目立たず下位に甘んじていたが、ここにきて力を発揮、重賞も初登場。前々走ではほぼ今回と同様のメンバー相手に接戦を制して勝利している。先行力があり、今のところ障害も問題ない。重量への対応は未知数だが最後の粘りを見れば対応はできそうか。
  3 グレースゴールド:今回唯一の牝馬。黒ユリ賞馬ブルーオーシャンが回避したので出走権を得てきた。2歳時牝馬戦などで成績を上げているが、牡馬相手だとやや置いていかれる感じがある。障害もあまり得意ではない。やや力不足であることは否めないが、展開によって上手く障害を越えられれば切れ味はあるので、見せ場まではありそう。
  4 サクラダイチ:昨秋のナナカマド賞2着馬。それ以降は成績は上がっていないが、大崩れもしていない。障害も得意な方の部類だろう。基本的には前に行きたいタイプだが、相手次第の走りができる。逆に言うと相手に合わせてしまい決め手で敗れることもあり、展開がポイント。接戦に持ち込めれば勝機も。
  5 アラワシキング:やや好不調の波のある印象。最もレベルの高い十勝産駒特別を勝ったかと思えば、自己条件でも凡走してしまうレースも多い。切れ味のあるタイプではないので、前半から意識的に前に行くレースが多い。各馬がもつれるような展開になればすっと抜け出していくことも考えられる。
  6 ホクショウディープ:ヤングチャンピオンシップで圧巻の走りを見せ一歩抜け出したかと思われたが、その後不可解な最下位負けが続いた。転厩のゴタゴタも影響したのか体調を崩していたか。しかし、前哨戦のA-1戦では軽馬場ではあったが軽快な走りで快勝。馬体も充実し、しっかり走れそうな態勢ができてきた。逃げても良いが控えても勝負できそう。
  7 フウジンライデン:重賞ナナカマド賞での粘り勝ち以降はハンデ差もあって苦戦が続いている。全兄のライデンロックも好不調の波があったがそれと似た感じだ。調子の良い時は自在に立ち回れる脚を持っており勝負強さもあるが、そのあたりを含めどこまで復調しているかがカギ。
  8 ムサシブラザー:昨秋ごろは好調で、特別戦の青雲賞を勝つなどしっかりレースを選びながら連勝していた時期もあったが、近走はやや難しい面を見せている。馬体の成長も緩やかだ。障害力があって大崩れしないのでタイムは安定しているが、勝ちきるには何かが足りない感じだ。変わり身に期待。
  9 キタノリュウキ:デビュー時から既に1000kgあった大柄な体格を生かし3連勝したころは強さを見せていたが、その後はやや大きい体を持て余しているような感じで、速いペースになると遅れをとることがある。走り自体はしっかりしているので、重量を背負い渋めの馬場になって時計がかかれば、チャンスは広がる。
  10 ショウヘイ:出走権を持っていたマルミゴウカイらが回避し、ランク12位のこの馬にチャンスが回ってきた。補欠出走とは言え、近走は掲示板をほとんど外していないし、今回のメンバー相手で繰り返し好走しており決して侮れない。馬体はそれほど大きくないが軽快な動きで先行できる。大外枠はやや割引材料か。

はむ!の予想まとめ:
  若馬をデビューから追っていると、重賞レースに出てくるような馬はどの馬もその良さが見えるので、予想する際には絞りきれず困ってしまう。まだこの時期はどの馬もまだ型にはまっておらず展開も読みにくい。
  しかしオーソドックスに予想すれば、やはりホクショウディープが一歩抜けているだろう。なにしろYCでの勝ち方が鮮烈に印象に残る。ただ速い時計向けの馬という感じもあるので、重量を背負った時これまでと同じように走れるかどうか。当欄では一応本命としたが他の馬も逆転可能な位置にいると見る。相手も各馬甲乙つけがたいが、当欄ではサクラダイチに注目したい。戦績はナナカマド賞2着があるくらいで地味だが、常に最上位のA-1クラスでは勝ち負けしているし、障害での安定感もある。軸にはなりそうだ。YC2着のツルイテンリュウも一発の魅力を感じる。最内は決してプラスではないが、各馬がもたつけばこの馬の切れ味が生きる。あとは重量戦で巻き返し可能な大型馬キタノリュウキも押さえておきたい。穴狙いなら十勝産駒特別を人気薄で勝ったアラワシキングの逃げ粘りか。絶好調の上がり馬プレザントウェーや繰り上がりで幸運をつかんだショウヘイあたりも気になるところではあるが、手が広がりすぎるのでせいぜい3着付けの押さえまでか。
  なお、天気によっては大きく展開が変わる可能性も。ホクショウディープはむしろ雨や雪は歓迎か。ツルイテンリュウ、キタノリュウキあたりは重い馬場の方がよさそう。

はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
  正直今回は難しい。正しい攻め方はやはりホクショウディープを信頼し軸にして馬複あたりで少頭数に流すくらいが良いのだろうが、目移りしやすい筆者としては、やはり手広くそしてハイリターンを目指して三連系であれこれという感じになってしまう。そして手を広げたところでどれも当たらないというのが世の常だ。どうせ当たらないならレースを楽しめる馬券を買っていきたい。ホクショウディープ本戦としつつも、4頭のBOXまで。天気によって若干変えるかも。なお、ワイドの方は大ベテラン山本騎手の応援も兼ねてショウヘイからの流しを中心に。

  今回の結果回顧はレース数日以内にアップします。

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