header2

 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2016年3月11日金曜日

【はむ!のばんえい重賞回顧】第47回イレネー記念(2016/3/6)

ばんえい重賞レース回顧
第47回イレネー記念(BG1)-2016年3月6日-10R 200m直 曇 2.6%
  1着 (7)フウジンライデン 2分02秒6
  2着注(5)アラワシキング
  3着△(9)キタノリュウキ
単勝 7 5,230円 三連単 7-5-9 379,610円
 ※結果は主催者のものを参照ください。 (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印です。)

  ばんえい明け3歳チャンピオン決定戦イレネー記念は、8番人気の伏兵フウジンライデンが障害5番手の位置から前に迫りゴール直前で逆転勝ち。ナナカマド賞に続き世代重賞2冠を獲得した。2着にはこれに迫ったアラワシキング、3着にはキタノリュウキが入り、単勝5千円台、三連単30万円台の波乱となった。一旦先頭を走った1番人気のホクショウディープは、ゴール直前で失速し4着に終わった。
  現地は当初雪の予報であったが、小雪は降り続いていたものの降水量はそれほど多くなく、馬場も予想されたより軽くならず、むしろ粘り気を増して時計もかかる状況となっていた。
  レース前半は、まずホクショウディープがハナを切り、続いてグレースゴールド、ツルイテンリュウ、プレザントウェーといった内枠の馬が積極的に前に出て全体としてややペースが速くなり、そのままの態勢で第2障害手前へ。障害はまずプレザントウェーが仕掛けるがストップ、2腰目は膝から崩れた。これを見たホクショウディープが障害を攻めるが、これも天板の手前でストップ。他の各馬も相次いで障害に苦しんだ。それでもホクショウディープは踏ん張ってなんとか障害を越える。ほぼ同時に外からキタノリュウキが唯一止まらず強引に引っ張るように障害を越えた。それでも降りてからの切れ味はホクショウディープの方が上回り、ヤングチャンピオンシップの時と同様に徐々にリードを広げていき10m以上離してセーフティーリードのように思われた。しかし残り20mあたりから急に脚色が鈍くなり詰まって何度か立ち止まった。その間それまでに障害を越えていたのはキタノリュウキのほかグレースゴールド、アラワシキング、続いて5番手からフウジンライデン。これらが一団となって徐々に前に迫り、ゴール直前ではほぼ横一線のきわどい状況になった。それでもホクショウディープが逃げ切るかと思われたが、ゴール残り1mのところでストップ。その間にフウジンライデンとアラワシキングが抜け、最後はフウジンライデンがわずかの差で前に出て先着。アラワシキングが惜しくも2着。粘ったキタノリュウキも最後突っ込んで3着に。ホクショウディープはその後も止まったがやっと4着を確保、グレースゴールドが5着に粘った。

次走へのひとことメモ
  フウジンライデン(1着):ナナカマド賞勝利以降大きく成績を落としていて、今回もさすがにどうかと思われたが、本番で華麗な復活を遂げた。先行馬たちの速いペースに乗せられず自分のペースで走れたことが、障害を上手く越え、最後の直線で前の馬がバテた時に粘りを見せる原動力となった感じだ。改めて、先日引退した全兄のダービー馬ライデンロックにレース運びが似ており勝負根性があって今後も活躍が楽しめそうな一頭だ。来年度はトップランナーとしてハンデもある中、クラシック戦線に向けての戦いとなる。
  アラワシキング(2着):十勝産駒特別を勝つなど潜在的な力を秘めている馬だと思われていたがここでその力を発揮した。今回は控えて行ったのが功を奏した形になったか。最後は勝ち馬にやられた形だがこの馬が力を発揮出来るレース運びだったと思われる。今後クラシックに向けて世代特別戦あたりで勝ち星を挙げたいところ。
  キタノリュウキ(3着):やはりこの馬は時計のかかる馬場でしっかり走れる。切れ味の鋭い上位2頭にかわされ3着に甘んじたが崩れのないところを見せた。来年度に向けてはクラシック戦線の活躍も期待されるが、馬格的には年上の馬たちにも見劣りせず、古馬との対決も早く見たい馬だ。
  ホクショウディープ(4着):残り20mまでは圧勝ムードだったが、最後に落とし穴があった。渋めの馬場ながら前半のペースが速く、前半無理して前に行きすぎたのが後で息が続かなかった原因か。やはりこの馬はスピードタイプのような感じがする。軽めの世代特別戦(若草特別、とかち皐月賞等)あたりで勝ち星を重ねたい。
  グレースゴールド(5着):今年の牝馬はレベルが高くないと思われていたが、積極的なレース運びでペースさえつかめればそれほど差はないことを証明した。それでも10番人気で掲示板内は立派だ。最後はさすがにスピードは落ちたが、十分な走りを見せたと思われる。次は福寿賞特別からばんえいプリンセス賞といったところか。
  その他では、当欄で対抗で狙ったサクラダイチ(7着)は前半から自分のペースで行けず障害も苦労した。やや格落ち感を見せた感じで立て直しが期待される。ツルイテンリュウ(9着)プレザントウェー(10着)はオーバーペースがたたった。

はむ!の予想結果
  これはさすがに無理。フウジンライデンもナナカマド賞馬なので決して軽視したわけではないが、近走をみるとやはり狙いづらい。今年度前半で活躍した3頭が入ったことを考えると、当初から見ているのならもう少し馬券的に工夫ができたのでは?と思うのだが、思うだけではなぁ。今回はワイドも全然かからなかった。完敗です。しかしこんな馬券が1回でも取れれば後が楽なんだけどな。また夢を追いかけていくか。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2015データ・馬券成績表)

  さて、ばんえいは来週も重賞があります。次は3月13日(日)今年度の4歳、5歳の世代重賞優勝馬が相まみえるポプラ賞(BG3)です。そして、その翌週にはいよいよばんえい記念が控えています。重賞予想はレースの前日には書きたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿