はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第49回イレネー記念(BG1) (2018年3月4日(日)18:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン定量) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
1 | アアモンドグンシン | セン3 | 680 | 阿部武 | 小林長 | 鹿毛 先 父アアモンドヤワラ | |
2 | バンリュウブラック | 牡3 | 690 | 赤塚健 | 久田守 | 青毛 差 父ニシキダイジン | |
3 | ブラックエース | 牡3 | 690 | 西謙一 | 平田義 | 青毛 逃 父フナノコーネル | |
▲ | 4 | カネサダイマオー | 牡3 | 690 | 藤野俊 | 松井浩 | 青毛 追 父カネサブラック |
5 | キンツルモリウチ | 牡3 | 690 | 村上章 | 西康幸 | 芦毛 先 父フナノコーネル | |
◎ | 6 | キタノユウジロウ | 牡3 | 690 | 松田道 | 村上慎 | 栗毛 差 父カネサテンリュウ |
注 | 7 | ジェイコマンダー | 牡3 | 690 | 西将太 | 槻舘重 | 青毛 差 父カネサブラック |
○ | 8 | オレワチャンピオン | 牡3 | 690 | 鈴木恵 | 中島敏 | 栗毛 逃 父ソウヤセンプー |
9 | ハマノダイマオー | 牡3 | 690 | 藤本匠 | 松井浩 | 鹿毛 先 父ハマナカキング | |
△ | 10 | コウシュハレガシー | 牡3 | 690 | 菊池一 | 平田義 | 栗毛 差 父ニシキダイジン |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
ばんえいの中でも特に伝統があり格調高い明け3歳のチャンピオン決定戦、イレネー記念。ただ過去の勝ち馬の名前を見ると、確かに名馬と呼ばれた馬が並んでいるが、意外にも後のばんえい記念に勝った馬は、ニューフロンテヤとキタノタイショウの2頭しかいない。どちらかと言うとスピードがあってその時点で最も完成度の高い馬が強いという印象だ。定量戦なのでその時点での実力どおりの結果になる確率が高い。過去10年で1番人気は(3,3,1,3)でまずまず。それ以上に2番人気が(6,1,2,1)と非常に好成績を挙げており、2番手の馬を探すのが妙味だ。それ以外もほぼ人気どおりの成績になる。唯一、一昨年フウジンライデンが8番人気で勝ったが、この時は実力伯仲だった。堅いレースではあるが、3着あたりに人気薄が飛び込むこともしばしばで馬券的には狙い所が多いか。重賞戦績はナナカマド賞優勝馬が過去10年で(4,1,2,3)、ヤングチャンピオンシップ(YC)優勝馬が(2,1,2,5)と、ナナカマド賞優勝馬の方が優勢。YCで着外だった馬も優勝している例もしばしば見られ、出走条件の特殊なYCの勝ち馬は一考が必要か。牝馬の優勝は18年前の1999年アーティガールまで遡り、さらにその9年前のダイヤコトブキを含め48回の歴史で過去に2頭しかいない。(今回も牝馬の出走はなし)騎手は現役では鈴木恵介騎手が3勝でトップ。
今年は、牝馬ミスタカシマが、ナナカマド賞を勝ったあと黒ユリ賞に勝ち賞金ランキングトップとなって変則3冠となるか注目されていたが、今回は回避。そうなると、YCを勝ったオレワチャンピオンが中心的存在となる。ただ最近急成長してきた馬もおり、波乱の要素もありそうだ。
各馬寸評:
1 アアモンドグンシン:3歳ランキングは12番目だったが出走回避が出たため、切符がまわってきた。アアモンドヤワラの初産駒でそのまま受け継いでいればスピードタイプ。YCは先行したが一杯になり10着。障害が苦手なので当初を控える競馬を見せていたが、阿部武臣Jが乗るようになって序盤から積極的に行く競馬を見せている。上手くペースを作ってどこまで粘れるか。
2 バンリュウブラック:賞金的にギリギリのところだったが、なんとか出走権を得てきた。ナナカマド賞、YCいずれも出走したが8着。本来なら先行して粘り込むタイプだが、上位クラスに入ると同型の強力な相手が揃うため、先手争いで後手にまわってしまうことも。前走あたりは焦って得意なはずの障害でも引っかかった。最後の勝負根性はあるので、自分のペースに持ち込みたい。
3 ブラックエース:3歳ランキングは11番目であったが、牝馬2頭の回避により出走権獲得。重賞はナナカマド賞9着、特別戦でも振るわなかったが、馬体の成長とともに上位争いできる力をつけてきた。大きい体格ながら素軽い動きができるのが持ち味で、最近はハナを切って行くようなレースもしばしば。障害に若干難があり大崩れもあるが、勢いに乗れば逃げ粘りの一発も。
4 カネサダイマオー:重賞はナナカマド賞の5着の実績。その前哨戦の青雲賞で鋭い切れ味で快勝しておりその印象が残る。デビュー前能検3番時計が示すように相当のスピードの持ち主だが、障害が苦手。二の足が入らないことが多い。前半の立ち回りもややフワフワした感じ。ただ崩れてしまうことは少ない。障害を降りてくればじわじわ伸びるタイプで最後まで力強く走れる。
5 キンツルモリウチ:芦毛馬。重賞はヤングチャンピオンシップ4着の実績。先行力と障害の上手さで勝負する。ただハナを切って逃げる方ではなく、じわじわ前に出て行くタイプ。切れる脚は持っていないだけに、早めに第2障害を抜け出して最後どこまで粘れるかといった展開に持ち込むことが必要。障害力があるのでコンスタントに上位には入れるがもう少し爆発力がほしい。
6 キタノユウジロウ:現在9連対中でまさに絶好調の上がり馬。デビュー初期の頃は非力さもあって、重賞戦線には参加すらできなかったが、その後めきめき力をつけてきた。差し馬タイプで、飛んでいくような切れ味はないが、最後の直線でじわじわ伸びていく。接戦勝ちが多くその勝負強さがこの馬の特徴。重賞初挑戦でこのレースを勝つ例は少ないが、この馬がジンクスを破るか。
7 ジェイコマンダー:シーズン序盤はランクトップを走るほど勢いがあった。その後は障害などで戸惑うなど調子を崩したが、ナナカマド賞3着、そしてYCは2着と決して悪い成績ではない。鋭い切れ味を持っている。近走は冴えないが、苦手な障害をクリアするため意識的に控えた競馬を進めている感があり、立て直しは可能とみる。ただここに来て馬体重減が続き体調面が心配か。
8 オレワチャンピオン:デビュー以来常にこの世代リーダーシップを取ってきた。ナナカマド賞はミスタカシマに上手く逃げられたがヤングCSは終始力強い走りで勝利。馬格もあり風格は十分。先行力も障害力もある。ただここ3戦は大きなハンデと速いペースに巻き込まれゴール直前で失速。ただ、定量戦のここは持てる力どおりに走れば少なくとも上位を外すことは考えづらい。
9 ハマノダイマオー:デビュー当初から上位争い、ナナカマド賞4着などの実績がありながら、なかなか勝ちきれずクラス落ちしていたが、最後のA-2組で接戦をものにして再度昇級して出走権を得てきた。堅実な走りで掲示板外は過去2度のみ、障害も巧者の部類。ただ切れ味のあるタイプではないので善戦どまりが多い。しかし重賞でじっくり構えていけそうなここは力が出せそう。
10 コウシュハレガシー:ナナカマド賞6着、YC3着の実績。全兄のメジロゴーリキとは全く対照的に小柄な馬だが、親譲りの勝負強さで成績を出している。控えて良し前に行って良しの自在な立ち回りがこの馬の持ち味。馬場の重軽もほとんど影響はない。ただ、荷物が重くなると若干勢いがそがれる点も。まだ成長途上。近走は安定した成績を上げており障害などでも崩れは少ない、
まとめ:
イレネー記念の行われる時期は明け3歳の3月と、晩成型の多いばんえいにあっては、かなり早い段階での勝負。中には古馬顔負けのどっしりした体で安定した走りを見せる馬もいるものの、多くは、まだ成長途上でフワフワした感じで安定せず、スピード中心の勝負になる。現時点での完成度の高さも勝敗を分けるポイントになりそうだ。
今回メンバーを見渡すと前に行きたい馬が揃っており、先行争いが激しくなりそう。そんな中ではやはりこれについていけるだけの力を持っている馬が有利か。今回はナナカマド賞馬が牝馬ミスタカシマで、これが回避したため、唯一の重賞勝ち馬はYC勝ちのオレワチャンピオンだけとなった。もちろん実力のある馬だが、ここにきて破竹の勢いで上がって来たのがキタノユウジロウ。デビューがやや遅れて3回目の能検で合格、幼さも残る感じであったが、近走は馬体も成長し力をめきめき付けてきた。直線での勝負強さが印象に残る。今回はいきなり重量が増えるがそれは他馬も条件は同じ。力のない馬ではない。最後の追い比べに持ち込めば勝つチャンスは高いとみて、本欄ではこれを本命とした。序盤から先行争いに加わっておきたい。相手はやはりオレワチャンピオン。やはり力はこの馬が最も上であろう。先行力・障害力も抜群。近走はハンデがあったので最後で厳しくなるレースも増えたが今回は定量戦なので問題ないだろう。ただ、直線で甘くなり立ち止まることがあるのでそのリスクを考慮に入れると、キタノユウジロウの勢いに推される可能性があるとみてこちらを対抗にした。さらに、もう一頭怖い馬がカネサダイマオーだ。ナナカマド賞では差の無い5着。切れ味で勝負する馬で、前がごちゃついた時に中団からすっと抜け出してきそう。流れに乗れないときは厳しいときもあるが、一発の魅力は十分ありそうでこれを単穴とした。他には、全兄の力強さに対し強烈な差し脚を持つコウシュハレガシー。今回大外枠に入ったのは割引材料ではあるが、十勝産駒特別では人気薄ながら大外から強烈な追い込みを見せて2着に食い込んでおり力が出せない状況ではないだろう。あとはナナカマド賞3着、YC2着の実績を持つジェイコマンダー。障害が苦手で厳しいレースが続くが、じっくり走れる今回は立て直し可能。馬体重増なら狙えるか。またハマノダイマオーも上位の力を持っているが勝ちきるにはもう一歩何かがほしい。他にも先行力のある馬が多く展開次第では浮上してくる馬もいるだろう。
はむ!の馬券狙いどころ:
もうここまで来てしまったら、トータルでの負けは確実なので無理に取り返しに行かず、今までのペースで淡々とやっていくつもりだ。馬券の買い方の見直しなどは次シーズンの課題とする。さて、今回はBG1のイレネー記念。明け3歳戦は前回YCで唯一プラスになっただけに、なんとか取りに行きたいところ。前回取らせてもらったオレワチャンピオンには敬意を表しつつも、予想では対抗にまわしてキタノユウジロウ頭で勝負。久々に流しマルチを使う。ワイドは一発ありそうなブラックエースを狙う。初めからこれぐらい余裕を持って臨めれば。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単
軸2頭流しマルチ 6=8=4,10,7 合計18通り 各100円
フォーメーション 6=8→4,10,7,9 合計8通り 各100円
〃 6→8,4,10→8,4,10,7,9 合計12通り 各100円
〃 8→4,10→6,4,10,7 合計6通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!) ワイド 3=6,8,10,7 7=6,8,10 合計7点 100円
合計5,100円で勝負! (残高34,670円-5,100円=29,570円)
今回の結果と回顧は、2,3日後までには当欄で報告したいと思います。なお、次週も重賞がありますので頑張っていきましょう。
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