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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年11月28日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第11回ドリームエイジカップ(11/29)

  今週から準ナイター開催となっていますので、発走時刻に注意です。さて、今週の重賞は、古馬の年齢別世代対抗戦、ドリームエイジカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第11回ドリームエイジカップ(BG3)
(2020年11月29日(日)19:25発走 帯広11R ダ200m 4歳以上馬齢選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
アアモンドグンシン セン5 760 西将太 小林長 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡10 790 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  ミノルシャープ 牡6 790 島津新 大友人 鹿毛 先
メムロボブサップ 牡4 770 阿部武 坂本東 鹿毛 先
オレノココロ 牡10 770 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  キタノユウジロウ 牡5 760 松田道 村上慎 栗毛 追
  アオノブラック 牡4 760 藤野俊 金田勇 鹿毛 差
  フナノクン 牡7 740 船山蔵 西邑春 栗毛 差
  ブチオ 牡7 750 舘澤直 今井茂 鹿駁毛 差
10 メジロゴーリキ 牡6 770 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ドリームエイジカップ」の概要と傾向
  ばんえいの中でも特殊な出走条件のレースで4歳から8歳以上まで馬の年齢別にそれぞれ賞金上位2頭が選抜される。重賞となって今年で11回目の開催で、名物レースとして板についてきた。
  この時期の重賞としては軽めの負担重量でハンデ差も大きく波乱を呼ぶことが多い。実際に、過去10年で1番人気は(2,2,1,5)と苦戦。そして5番人気以下で5勝もしており、連対率も高い。過去10年で三連単が10万円以上が実に4回、2013年には100万馬券も出ており、平均配当の高い重賞といえる。そしてその波乱を演出しているのが4歳、5歳の若馬。昨年も4歳馬だったアアモンドグンシンが勝っている。これも荷物が軽いことで、非力な馬にもチャンスが出てくる。騎手では鈴木恵介騎手が4勝と抜けているが、特筆すべきは重賞通算5勝にとどまっている長澤幸太騎手がこのレースは2勝しており、いずれも人気薄で高配当を呼んでいる。

今回のみどころ
  古馬重賞の中でも比較的軽い荷物ということもあり、障害の苦手な馬や、若馬にもチャンスが十分出てくる。本来、8歳馬のセンゴクエース、9歳馬のホクショウマサルあたりが最もこの条件に適した馬なのだが、いずれも出走権がないというのも皮肉だ。そうなると、10歳のオレノココロやコウシュハウンカイなどばんえいの横綱クラスに対し、ミノルシャープ、メジロゴーリキをはじめとする比較的若い世代がスピードで対抗、激しい戦いとなりそうだ。また、ユニークな毛色で人気のあるブチオや、久々に復帰したアアモンドグンシンが出走、注目となりそうや。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アアモンドグンシン:5歳馬。6月の北斗賞2着以降脚元不安で長期休養しここが復帰初戦。元々古馬とも互角に戦っており、3月のチャンピオンCなどにも勝っている。北斗賞では膝を折りながらも立て直して追い込んだように、障害に多少難があっても勢いで立て直してくる。どこまで回復しているか。
 2 コウシュハウンカイ:8歳以上代表。今シーズンはオッズパーク杯と岩見沢記念の重賞2勝。近走はハンデ差もあって厳しいレースが続くが掲示板は外していない。抜群の安定感のある走りで障害も確実に越える。しかしこのレースは過去は出走権を逃したり着外に沈んだり、なぜか相性の悪いレースである。
 3 ミノルシャープ:6歳代表。今シーズンは特に前半に北斗賞、旭川記念、グランプリと破竹の重賞3連勝、先行力と直線での粘りが増し、実力のあるところを見せている。しかしながらそれ以降は馬体重を大きく減らすなど体調面で心配があり、北見記念も全く力を出せなかった。立て直せているか。
 4 メムロボブサップ:4歳のトップランナー。3歳三冠と4歳も現在二冠、いずれも他馬をねじ伏せての快勝。古馬オープンとの対戦でもコウシュハウンカイらトップクラスに勝ち、また、軽量戦の疾風賞では0分48秒の驚異的なタイムを出しスピードのあるところを見せた。先行力もあって障害も上手い。
 5 オレノココロ:8歳以上代表の10歳馬。今シーズンは掲示板を外しておらず成績は安定しているものの、夏に休養を入れたこともあって、まだ重賞勝ちはない。ここらあたりで勝っておきたい。荷物が軽めで速い展開になると厳しいが、直線勝負になれば力は何枚も上。3度目の優勝のチャンス。
 6 キタノユウジロウ:5歳馬ながら重賞は積極的に出走している。北見記念までは特別戦を含め7連続5着の珍記録を持っており、それだけ走りは安定していることを示している。北見記念では直線先頭に立ち各馬にわずか1秒5差まで迫っている。決め手に欠く部分があるのでなるべく前で勝負したい。
 7 アオノブラック:4歳馬代表の1頭。いつも同世代ライバル・メムロボブサップの後塵を拝してはいるが、他との対戦では力のあるところを見せている。高重量戦の北見記念にも挑戦、さすがに障害を上がれなかったが良い経験ができた。障害力と直線での粘りがモットーで今回の条件なら十分対応できそう。
 8 フナノクン:7歳馬。登録のあったマルミゴウカイが出走が整わなかったため出走の機会が巡ってきた。昨年のこのレース以来の重賞出走。調子の良い時は積極的な仕掛けと粘りでレースを盛り上げる存在だが、今シーズンは障害で苦しみ未勝利となっている。重量的には手頃であり流れに乗れれば見せ場も。
 9 ブチオ:7歳代表。鹿駁毛という珍しい毛色でファンに人気がある。過去にも重賞出走のチャンスはあったものの力不足で出走できなかった。しかし力をつけ勝ち星を重ね、今回は実力で出走権をもぎ取った。脚質的には好位からの差しタイプで直線も粘り強い。障害は得意とは言えないが崩れは少ない。
 10 メジロゴーリキ:6歳。近走は、力は持っていながらなかなかそれを発揮できない状況が続いていたが、北見記念では上手く流れに乗って最後は後続を振り切って快勝、重賞5勝目を上げた。先行力が持ち味であるが最近は展開に幅が出てきている。障害は上手いはずだが遅れを取ると上がれないことも。

展開予想
  通常の特別戦並みで軽めの負担重量、さらに馬場も水分を含んでくるとなると、ペースが速くなるのは必至か。若馬が多く先行馬が多いことも流れを読む上での重要なポイントとなってくる。本来ならメジロゴーリキ、ミノルシャープといったあたりが先に行きたいところだが最近は動きが重いイメージ。そうすると勢いのある4歳馬メムロボブサップあたりが思い切って前いくことも考えられる。久々のアアモンドグンシンも調子が戻っていれば前に行くか。これらにコウシュハウンカイがついていくという展開となりそう。オレノココロは前を見ながら後方から行く流れとなるか。いずれにせよ第2障害での勝負となりそう。先行馬勢はある程度引き離してリードを保ちたい。

【はむ!の見解まとめ】
  年齢別ということもあって、ブチオや久々のアアモンドグンシン、フナノクンといった珍しいところが出走し、華やかなメンバーが揃ったイメージ。それぞれの走りにも注目だが、勝負となるとやはり現時点での調子が良く実力がある馬たちの戦いとなるか。
  その中で4歳馬◎(4)メムロボブサップに勢いを感じ、思い切って本命に推してみた。動きが良く、障害もしっかり越えてくる。軽めとは言え初めての重さの荷物は厳しい条件だが、前走特別戦のオータムカップから15kg増加するだけであり、許容範囲とみる。過去4歳馬も善戦しており、現在の勢いを以てすればそのまま勝ちきることも十分可能だ。
  もちろん○(5)オレノココロも万全の態勢。ばんえい界のトップに君臨するこの馬も今シーズンは重賞未勝利、このあたりで勝ちたいところだろう。懸念材料があるとすれば若馬勢のスピードに押されて、慌てて障害のミスなどが出ること。崩れることはないだろうが、一歩遅れることも考えおきたい。そしてもう一頭の実力馬▲(2)コウシュハウンカイも相変わらずの安定感。ハンデが気になるところではあるが、北見記念以降は一息入れて、しっかり前を向いて走れる状況であり、やはり上位には残ってくるだろう。
  さらには5か月ぶりの出走となる△(1)アアモンドグンシンも実力では侮れない。障害を越えてくればスンナリと勝ちきることも。しかしどこまで体調を戻しているかがポイントで当日の馬体重やパドックで見極めたいところ。その他では、北見記念に勝った注(10)メジロゴーリキも得意の大外枠に入ってもう一丁あるかもしれない。流れは厳しいと見るが。(7)アオノブラックはどこまでついて行けるか。人気の(9)ブチオは前に差なく付けて行って障害を切れればしぶとい脚で見せ場もありそうだが現状では厳しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回ごっそりやられたので、今回はなんとか元に戻したいが、無理に取り戻しに行くより、これ以上マイナスが増えないように頑張っていきたい。
  狙いはメムロボブサップに定めてみたがどうだろうか。あとは安心感のある10歳馬2頭を絡めて、なるべく絞ってしっかり取りに行きたい。ブチオも応援したいが、みんなが買いそうなので、今回は見守ることとしたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 4,5,2 BOX 合計6通り 各100円
      4→5,2,1→5,2,1,10,7 合計12通り 各100円
      5→4,2,1→4,2,1,10 合計9通り 各100円
      2,1→4=5,2,1 合計8通り 各100円
  枠複 4=5,2 5=2 合計3通り 各300円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 4 700円
  ワイド 10=4,5,2,7 7=4,5,2 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】西康幸調教師について
  ばんえい界で一つ悲しいニューズがありました。現役時代に農林水産大臣賞典(現在のばんえい記念)をフクイチで勝利するなど重賞14勝、騎手リーディングの獲得経験があり、調教師としてもナカゼンガキタでばんえいオークスを優勝するなど415勝を挙げ、名騎手、名調教師でもあった西康幸が亡くなりました。59歳の若さでした。もう一つのばんえい馬産地でもある岩手県出身で、兄の西弘美現調教師といは騎手時代からライバル同士でもあり、また、それぞれの息子が活躍(西康幸調教師が西将太騎手、西弘美調教師が西謙一騎手)するなど一族でばんえいを引っ張る存在でありました。ご冥福をお祈りするとともに、その意志を受け継ぐ次の世代の活躍が期待されます。

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