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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年11月14日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第45回クインカップ(11/15)

  今週の重賞は4歳牝馬による一戦、クインカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第45回クインカップ(BG3)
(2020年11月15日(日)20:05発走 帯広11R ダ200m 4歳牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ドルバコ 牝4 680 菊池一 大橋和 鹿毛 差
マオノクイーン 牝4 690 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
  ナカゼンダッテ 牝4 680 赤塚健 西康幸 青毛 逃
シャンハイオトメ 牝4 690 船山蔵 平田義 鹿毛 差
▲  サクラユウシュン 牝4 690 西将太 金山明 栗毛 差
  ジェイセリナ 牝4 690 鈴木恵 平田義 栗毛 追
  オージョ 牝4 680 島津新 林 豊 青毛 逃
シンエイジョッパリ 牝4 680 渡来心 小林勝 鹿毛 先
  クイーンヴォラ 牝4 690 阿部武 坂本東 栗毛 差
10 ジェイカトレア 牝4 690 藤野俊 平田義 青毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「クインカップ」の概要と傾向
  ばんえいの場合は、4歳世代に重賞のチャンスが多く用意されており、柏林賞、銀河賞、天馬賞のいわゆる三冠レースのほかはまなす賞、ポプラ賞といった世代重賞、そして牝馬にはクインカップが容易されている。歴史は古く今年が45回目、4歳ということで繁殖のためここを最終目標にしている馬もしばしば見られる。
  過去10年間では1番人気は(6,1,1,2)となかなかの好成績。一方で2,3番人気は苦戦している。下位人気の馬は連対も難しく荒れることは少ない。オークス馬はここ10年では2勝(ナナノチカラ、ミスタカシマ)とかなりの強い馬でなければ連勝は難しい。ここはハンデ差が影響か。一方、トライアルの特別戦「紅バラ賞」の勝ち馬は1着4回2着3回とかなり信頼できる。やはり実績より調子というところか。騎手では鈴木恵介騎手が4勝とリードしている。

今回のみどころ
  今年の4歳牝馬世代は、実績面では黒ユリ賞、オークスを勝ったジェイカトレアが大きく抜けており、昨年のミスタカシマに続いて牝馬重賞3冠を目指すのに最も近いところにいる。あとはこれを負かす馬が出てくるかといったところ。実績ではオークス2着のクイーンヴォラ、特別戦で強いサクラユウシュンといったところが上だが、ここにきてマオノクイーン、シンエイジョッパリといった新興勢力も伸びてきており、上位との差はかなり縮まっている様子。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ドルバコ:10月に入って連勝し出走権を得た。重賞はばんえいオークスのみ出走、この時は最下位人気のところ最後でじわじわ伸びて6着に入った。その後はB4クラスで走り好走はするが目立った結果は出せていない。後半伸びるタイプだが前半でできるだけ攻めていきたい。
 2 マオノクイーン:重賞は初出走。特別戦も2歳時の北見産駒特別出走以降はB4~C1クラスを行き来していたが、今シーズンに入り馬体が成長し着々と勝ち星を重ね、そして先月のトライアル紅バラ賞ではライバルたちを押さえて逃げ切って勝利した。先行力と障害力が持ち味。
 3 ナカゼンダッテ:重賞初出走。特別戦は2歳時南北海道産駒特別(8着)に出て以降はC1~B4クラスで勝ち負けしていたが、紅バラ賞で最下位の10番人気ながらじわじわ伸びて4着まで食い込んでいる。好不調の波が大きく、障害次第だが、直線での切れ味と粘りがある。
 4 シャンハイオトメ:こちらも重賞は初出走。準重賞のばんえいプリンセス賞や先日のトライアル紅バラ賞には出走しているが、いずれも障害で手間取り着を落としている。平場戦では確実に上位に食い込んでおり、走りそのものは安定している。流れに乗って好位につけたい。
 5 サクラユウシュン:この世代の牝馬賞金ランクは2番目。自己条件の平場戦などでは結構強く連対率が非常に高い。一方重賞はこれまで3つに出ているが黒ユリ賞4着が最高。抜群の切れ味があり、軽量戦の疾風賞でスピード自慢相手に2着に食い込む善戦を見せている。
 6 ジェイセリナ:重賞はばんえいオークスに出ているがついて行けず10着。スピードと切れ味は抜群だが、障害が苦手で失敗すると崩れることもしばしば。トライアル紅バラ賞では障害で崩れ大敗したが、次の週の特別戦では鋭い追い込みで逆転勝ちするなど着順の差が大きい。
 7 オージョ:これまで重賞はおろか特別戦も走ったことがなく、初めての上位挑戦になる。2、3歳時は非力さが目立ったが、今シーズンに入って馬体が成長し力をつけてきた。前走では雪の降る馬場ながら1分18秒と非常に速い時計を出した。スピードがあり障害もこなす。
 8 シンエイジョッパリ:重賞初出走。2歳時は体が小さく非力で、3歳でもCクラスに低迷していたが、今シーズンに入り勝ち星を重ねるようになり、トライアル紅バラ賞ではじわじわ追い上げて8番人気の2着に食い込んだ。素軽い動きで障害もこなし、しぶとく伸びてくる。
 9 クイーンヴォラ:ばんえいオークス2着の実績が光る。元々は華奢な体で非力感があったが、近走は馬体重も増え、目に見えるほど力を付けており、障害も踏みしめて力で上がって来れるほどになった。動きの素軽さがモットーで、後ろからでも障害を軽く越えて追ってくる。
 10 ジェイカトレア:黒ユリ賞、ばんえいオークスを圧勝するなど世代牝馬の間では実績no.1。牡馬勢などを含む三冠レースなどにも常に顔を出しておりまずまずの成績を上げている。経験値は大きい。好位からじわじわ伸びて行くタイプで障害も比較的得意。馬格があり安定感がある。

展開予想
  コースにロードヒーティングが入り、馬場も重めになってくるか。明らかな先行馬が少なく各馬牽制しながらの流れとなりそう。トライアルの紅バラ賞同様ナカゼンダッテがハナに出るか。オージョ、マオノクイーン、シャンハイオトメあたりも先行したいところ。あるいは障害を意識してサクラユウシュンも前に行くか。ジェイカトレアはどこからでも行けそう。いずれにせよ第2障害横一線からの勝負か。先行馬は楽に障害を越えて逃げ込みたい。サクラユウシュンやジェイセリナは障害の出来次第。接戦になればジェイカトレアが底力がありそう。

【はむ!の見解まとめ】
  新興勢力も上がってきているものの、ここは実績のある◎(10)ジェイカトレアの力が一枚上と見る。昨年のオークス勝ち以降は成績の落ちた時期もあったが、これはハンデ差や相手関係によるもの。走りそのものは安定している。端枠も影響はほとんどなさそう。軸として信頼できる。
  相手には、上がり馬○(8)シンエイジョッパリを持ってきた。上位との対戦経験は浅いが、走り自体しっかりしており、直線で長い脚が使えそう。父は重賞実績のあるナリタボブサップ、ここあたりで素質開花も。実績では▲(5)サクラユウシュンが上だが、障害でのリスクがあり詰めの甘さもある、今回は中枠に入りスムーズに流れれば楽に抜け出すことも。
  そして、トライアル勝ちの△(2)マオノクイーンも障害力があり、走りの安定感で上位入りのチャンスは大いにある。その他で、一発狙ってみたいのが注(4)シャンハイオトメ、近走障害で失敗しているものの、流れに乗れば粘り強さがある。あとは、オークス2着の実績のある(9)クイーンヴォラや、切れ味の鋭い(6)ジェイセリナも無視はできないが人気しそうな割には障害のリスクも大きく、狙いを絞るときは思い切ってこのあたりは外す手も。

はむ!の馬券狙いどころ:
  重賞が続くとなかなかキツい。先週ばんえい菊花賞でわずかに持ち直したので、息は続いているもののまだこれからズルズルいってしまう恐れもあるので、このあたりで上向きにしていきたい。
  今回は波乱要素もありそうな牝馬戦。迷ったときは実績のあるジェイカトレアから、相手は広めに流したい。シンエイジョッパリが面白そうなのだが・・・、穴っぽいところはワイドで拾いたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 10→8,5,2→8,5,2,4,9,6 合計15通り 各100円
      10→8,5→8,5,2,4 合計6通り 各100円
      8,5→10→8,5,2,4 合計6通り 各100円
  枠複 8=7,5,2 7=5 合計4通り 各500円 合計 4,600円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 10 700円
  ワイド 8=10,5,2,4 4=10,5,2 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】2年連続の新人騎手誕生へ
  別の話題を書く予定でしたが、ばんえい界にとって嬉しいニュースが入ってきましたので、そちらの方の話をしたいと思います。今月13日の金曜日、本年度第3回の騎手免許試験合格者が発表され、現在は厩務員の金田利貴さんが合格、12月1日に騎手免許が交付され、騎手としてデビューすることになりました。昨年の林騎手に続いて2年連続の新人騎手誕生です。騎手が少なくなっているばんえいの現状の中、大変ありがたいことです。金田さんは金田勇調教師の長男で22歳、大学を中退して厩務員となり騎手を目指して、2回目の試験で合格したということです。元々は野球選手を目指していて、高校時代は甲子園出場経験もあるとのこと、運動神経はよさそうです。身長が大きく今後は体重管理なども大変ではないかと思われますが、ぜひ若さと素質を生かして活躍してほしいものです。応援してまいりましょう。

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