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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年3月14日日曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第42回ポプラ賞(3/13)

ばんえい重賞レース回顧
第42回ポプラ賞(BG2)-2021年3月13日-10R 200m直 曇 1.2%
  1着○(7)アオノブラック(藤野俊) 2分03秒4
  2着 (5)キョウエイリュウ
  3着▲(6)ゴールドハンター
   単勝 7 170円(1番人気) 馬複 5-7 1,320円 三連単 7-5-6 14,820円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの4,5歳対抗の重賞、第42回ポプラ賞は、1番人気の5歳馬アオノブラックが、直線でのたたき合いを制して優勝。このレースは2016-17年のセンゴクエース以来史上2頭目の連覇となった。藤野騎手はこのレース5勝で重賞通算60勝目。金田勇調教師はこのレース3勝目で今年度7勝、重賞通算25勝目。

レース振り返り
  ここ1週間は帯広としては春の気候で、昼間は気温も上がり、力の要る重馬場となっていた。
  レースは、一斉のスタートから、第1障害は各馬ほぼ揃って勢いよく越えていった。最初の障害を越えてからは、隊列がややばらけはじめ、早めに刻みを入れる馬もいた。その中でスタートから金田騎手がソリに座って追っていたゴールドハンターがスルスルと前に出た。そして騎手が立ち上がった時点で2,3馬身リードした。1,2障害中間にかけても同じような態勢で、ゴールドハンターが前に行き、少し離れてカイセドクター、キョウエイリュウ、外からコマサンダイヤがやや前に、アオノブラック、メムロボブサップらも差がなくついていく。第2障害に近づいたところで、ゴールドハンターに他の各馬がほぼ追いつき、第2障害手前にはキョウエイリュウが前に出てこちらが先着、カイセドクター、コマサンダイヤも続き、前に行っていたゴールドハンターに、にインビクタそしてアオノブラックも追いついた。ここまで67秒とスローペース。
  各馬溜めたあと、最初に障害を仕掛けたのはインビクタ、そして、アオノブラック、外枠のコマサンダイヤ、コマサンブラックが続いた。このうちインビクタが天板でやや脚が引っかかっている間に、アオノブラックがしっかり障害を切ってこちらが先頭で障害を降りた。インビクタもすぐに立て直し2番手で直線に入った。コマサンの2頭はいずれも坂の上の方で止まった。その間に、溜めていたキョウエイリュウ、メムロボブサップ、カイセドクターと続いたが、この中からはキョウエイリュウがスムーズに障害を越え3番手で前を追った。これに少し離れてメムロボブサップ、坂で一旦止まっていたカイセドクター、立て直したコマサンブラックが続いた。
  直線に入り、アオノブラックにインビクタが並びかけ、その後ろから来たキョウエイリュウが一気に前の2頭に追いついて、残り30mあたりでは三つ巴、2,3馬身遅れてメムロボブサップ、さらに遅れてカイセドクター、コマサンブラックが続いた。先頭争いは残り30mを切ったところで、インビクタがやや遅れ始め、アオノブラックにキョウエイリュウが並んで2頭の一騎打ちに。2頭のたたき合いの末、ゴール板あたりでアオノブラックが一歩前に出て、そのままゴールを先頭で駆け抜けた。そしてキョウエイリュウも粘って、最後は半馬身ほど差が付いたものの2着に入った。3着争いは、インビクタにメムロボブサップが追っていたところ、かなり後方で障害で苦しんでいたゴールドハンターが大きく離れた7番手あたりで障害を降りてからものすごい脚で一気に追い込んで、最後は3番手争い馬たちをもかわして3着に食い込んだ。その後はインビクタとメムロボブサップがほぼ並んでゴール。わずかにメムロボブサップが4着に入った。当欄で本命にしたカイセドクターは伸びずに6着に終わった。

次走へのメモ
アオノブラック(1着):連覇は見事である。今回は、荷物とハンデが重かったことと、前に行く若馬もいたりしたこともあり、前半はあまり行き脚も良くないように見えたが、それでも障害は先頭で越えてこの馬の展開に持ち込んだ。今年度ダービー馬のキョウエイリュウに迫られ、ハンデ的にも危ないと思わせたが、そこから突き放すあたり、やはりその力はかなりのものだ。これで前回のチャンピオンカップに続く重賞連覇で古馬に対しても脅威の1頭になったといえる。重量を経験できたのも大きい。次の狙いはやはり新年度最初の重賞オッズパーク杯か。
キョウエイリュウ(2着):2か月ぶりのレースであったが、これはかなり力をつけている。790kgと4歳にしては決して軽くない荷物を引っ張りながらもアオノブラックと互角の勝負、一旦は先頭に立つなど見せ場十分の走りであった。特に障害が非常にスムーズだったのも大きい。全体的に無理のない走りで、さらに力を出せそう。これは同世代ライバルたちにも差を付けたともいえる。次の狙いは年度明けの4歳特別(すずらん賞、ライラック賞)を経て、柏林賞となるだろう。そして4歳3冠を目指す。
ゴールドハンター(3着):前半は落ち着かせるためのクラウチング姿勢、そして積極的に他馬を引っ張り、障害では気の悪さを見せたものの、障害を越えてからのものすごい追い込み。ある意味、新人金田利貴騎手の手綱捌きが試されるような展開であったが、しっかり対応できていたように思われる。あの直線の切れ味を見せられると、今後走りが安定してくれば、さらに怖い存在になりそう。
メムロボブサップ(4着):やはりトップハンデなど条件が厳しすぎたか。それでも最初から最後までしっかり走れていたし、障害も問題なく対応できていた。アオノブラックとのライバル関係は続くが、守備範囲的には、軽めの馬場や荷物ならこの馬の方か。オッズパーク杯での再度対決を期待したい。
インビクタ(5着):好位置につけ直線で粘る。最近のこの馬のスタイルは確立されてきている。障害でやや躓き加減だったのは誤算だが、先頭に行こうと慌てて崩れていた時期のことを考えると成長したように見える。自分でレースを作れる強みは今後生きてきそう。
  その他では、当欄で本命に狙ったカイセドクター(6着)は、位置取り自体は悪くなく、この馬の走りはしていたが、障害で立ち止まったこととで勢いがそがれたか。全体としても決め手に欠けるイメージで、今後大きいレースで上位争いするための課題は残った。4歳戦線での立て直しを期待。コマサンブラック(7着)も、穴人気していたが、前半から追走一杯で、障害でも止まっていた。馬体的に見ても調子は悪くなかったと思われる。牝馬ジェイカトレア(8着)は終始後方で、勝ちに来るイメージではなかった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 6-7 1枚のみ
  アオノブラックはやっぱり強かった。今日はちょっと重いかなと思ってたけど走り切ったね。それにしても4歳のキョウエイリュウの粘りはなかなかだった。実は最初は密かに狙ってたんだけど、やはり荷物が重いかなと思って諦めてしまった。ゴールドハンターも突っ込んできただけにもう少し考えれば狙えたなあ。本命にしたカイセドクターはやはりちょっとパッとしなかったね。大レース向けではないのだろうか。見捨てる気はないけど。しかし、やはりマイナスに転じてしまった。結局最終週で一発逆転に期待するしかないか。
  今回収支 -4,920
   (通常分) -3,800 (配当)0 (投入)3,800
   (単複・ワイド)-1,120 (配当)280 (投入)1,400
  今年度累計 -2,010(3/13・ポプラ賞終了時点)
   (通常分) +8,880 (配当 114,380 - 投入 105,500)
   (単複・ワイド) -10,890 (配当 25,010 - 投入 35,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  いよいよ来週はクライマックス。まず土曜日3月20日に明け3歳の王者決定戦、イレネー記念です。そしてその翌日には大一番ばんえい記念です。予想はなんとかイレネー記念前日までに両方をアップできればと思います。

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