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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年3月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第52回イレネー記念(3/20)

ばんえい重賞レース回顧
第52回イレネー記念(BG1)-2021年3月20日-11R 200m直 曇 0.8%
  1着 (2)オーシャンウイナー(菊池一) 2分02秒0
  2着◎(6)ネオキングダム
  3着△(5)ミソギホマレ
   単勝 2 390円(2番人気) 馬複 2-6 1,110円 三連単 2-6-5 26,640円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳の頂点決戦第52回イレネー記念は、2番人気に推されたオーシャンウイナーが、障害3番手から直線で抜け出して押し切って優勝。重賞初出走で初優勝となった。父キタノタイショウもイレネー記念を勝っており父子制覇、同馬の産駒としても重賞初制覇。菊池騎手はこのレース初優勝で重賞は昨年の北斗賞(センゴクエース)に勝って以来通算6勝目。中島敏博調教師もこのレース初優勝で重賞通算3勝目。

レース振り返り
  ロードヒーティングも切れて、完全に春の馬場。翌日は雨か雪予報だが、その前のカラカラ天気で馬場はかなり乾いてソリの動きも悪い重馬場となっていた。
  レースは、スタートから第1障害まで勢いよく進みほぼ横一線。第1障害はタカナミとアバシリサクラが先に越えたが、後続も差がなく続いた。その後は各馬刻みを入れ、ゆったりとした流れに落ち着いた。1,2障害の中間にかけてはタカナミが行き、ネオキングダムが徐々に前に付け、中間あたりではアルジャンノオーや大外のカイセキングオーが追いついた。全体としては遅れを取る馬も少なく、各馬ほとんど差がないまま第2障害に向かう。その後、ネオキングダムとアルジャンノオーが心持ち前に出て、第2障害手前に到着。後続も相次いで追いついた。ここまで67秒のややスローペース。
  各馬が一斉に揃ったところで、ネオキングダムとアルジャンノオーがほぼ同時に障害を仕掛けた。2頭ともスムーズに坂の天板へ、アルジャンノオーが若干引っかかり気味で一歩遅れたが、2頭とも障害を先に越えた。続いて外側からはマサタカラ、ホクセイジョーカーが障害に挑戦するが坂の7分どころでストップ。その後は内側から溜めていたオーシャンウイナーが勢いよく障害を越えこれが3番手、一歩遅れて、控えていたタカナミが続き4番手、そして大外枠のカイセキングオーと中枠からミソギホマレが続いた。
  直線ではネオキングダムが先頭を進み、アルジャンノオーが付いていく形になったが、続いて障害を越えたオーシャンウイナーとタカナミの勢いがよく、すぐに前の2頭に追いつき、残り30mでは一気に追い越して、オーシャンウイナーが先頭に出てタカナミが追う態勢となった。そして残り20mあたりでは、タカナミのスピードが緩み始め、オーシャンウイナーがリードを1馬身、2馬身と広げていった。前の2頭から置いていかれたネオキングダムとアルジャンノオーに後ろからミソギホマレが追いつき、これが3番手争いを展開。オーシャンウイナーの方はリードをさらに広げ進み、残り10mを切ってたあとはスピードが若干緩んだものの、そのまま最後まで歩ききってゴールを先頭で駆け抜けた。2番手を行ったタカナミは残り10mのところでストップ、これを見るようにネオキングダムとミソギホマレがこれをかわして2着争い。一旦ミソギホマレが前に出たが、ネオキングダムが差し返し横一線。しかし、ゴール線上で両馬とも止まった。その間にアルジャンノオー、タカナミ、カイセキングオーと追ってきたがいずれもストップ。その中で立て直したミソギホマレとネオキングダムが同時に動き出したが、ネオキングダムの反応が良くこれが2着に駆け込み、ミソギホマレも差なく続いて3着に入った。あとの馬も再三再四止まりながら進み、タカナミが4着、カイセキングオーが5着、アルジャンノオーが6着と入った。

次走へのメモ
オーシャンウイナー(1着):重賞初挑戦で初めての重量もなんのその。近走の勢いそのままに直線抜け出しての快勝。ポイントであった障害もしっかり溜めてひと腰でまとめスムーズであった。降りてからの切れ味はさすがのもの。そして同じ脚質のタカナミに迫られてもしっかり落ち着いて最後まで走り切った。父キタノタイショウを彷彿とさせる走りであったともいえる。元々スピードはあったが、小柄で力はないイメージだったが、今日のレースを見る限りかなり力をつけてきていると感じられる。2回目の騎乗となる菊池騎手との相性もピッタリ。今後の3歳重賞戦線がさらに楽しみになってきた。
ネオキングダム(2着):道中から思い切ってハナを切る作戦に出て、障害を先頭でスムーズに越えたあたりは術中にはまったかと思われたが、後ろの切れ味のある馬たちにかわされた。しかし、再度立て直して、最後は大接戦を制して2着に食い込んでいくあたり、十分力のあるところは見せたと思われる。これで2歳(明け3歳)三冠レースはすべて2着。安定した力が出せるので、後は勝ちきるだけのレース運びができるよう力を付けていくことが期待される。来シーズン古馬勢との対戦も楽しみな一頭。
ミソギホマレ(3着):中団に位置取り、障害をしっかり越えて直線は牝馬らしい切れ味を見せ、上位争いを展開。一旦は2着も見えるところまで攻めた。そして最後まで臆することなく走り切り、持てる力を最大に発揮した。今年の牝馬のレベルの高さを見せた形だ。今後も3歳重賞戦線で十分戦えるだけのものは持っている。障害力があるので安心して見ていられる。ペースは落ち着いた方が良さそうで重賞の方が力を出せそう。
タカナミ(4着):翔雲賞勝ちの実績が評価され1番人気になっていた。その分位置取りが難しかったか。直線では鋭い切れ味を見せたが、同脚質の勝ち馬に比べるとやや余裕がなかったイメージで最後はいっぱいになってしまった。馬格のある馬だけにもう少し落ち着いて行ければ良かったか。スタミナ切れで敗北感は否めないが、力負けではないので当然今後の立て直しに期待。
カイセキングオー(5着):過去の重賞3着2回に比べると今回の成績はやや見劣りするイメージではあるが、今回は端枠で、隣の馬も障害が苦手なタイプと不利な条件が重なった。ここは我慢のレースを乗り切ったといえる。流れひとつで変わってきそう。
  その他では、ヤングCS勝ち馬で当欄でも単穴として狙ったアルジャンノオー(6着)は、好位置につけ位置取りは良かったが接戦にもつれ込み、スタミナを費やした場面が多かったか伸びきれなかった。展開次第でまた変わってきそう。ホクセイジョーカー(7着)は、やはり障害で立ち止まった。同脚質の馬たちが活躍しているだけに、もう少し障害力をつけたい。シュトラール(8着)は序盤から思うように動けなかったイメージ。馬場が重かったのがすべてか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 5-6 1枚のみ
  オーシャンウイナーに上手く抜け出された。やはり勢いがあったし、一代限りのキタノタイショウ産駒が勝ったというのも大きい。それにしてもまだ3歳世代は全くわからないね。馬券の方だけど、オーシャンウイナーに勝たれたならどうしようもない。いきなり初重賞挑戦だったから軽視してしまった。ネオキングダムとミソギホマレまで押さえていただけに惜しい。ワイドで少し取り戻せたことだけでも良しとしなければ。あとはばんえい記念。スターたちのレースをゆっくり観戦するため勝負レースにはしたくなかったのだが、少しでも馬券が引っかかってくれることを願うしかない。
  今回収支 -4,100
   (通常分) -4,400 (配当)0 (投入)4,400
   (単複・ワイド)+300 (配当)1,700 (投入)1,400
  今年度累計 -6,110(3/20・イレネー記念終了時点)
   (通常分) +4,480 (配当 114,380 - 投入 109,900)
   (単複・ワイド) -10,590 (配当 26,710 - 投入 37,300)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  このあと、ばんえい記念の回顧もアップします。

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