サッカーW杯が盛り上がってきていて、寝不足になりそうです。日本代表は強豪を相手に大健闘、そして最後は「フェアプレーポイント」の差で決勝リーグ進出と、劇的な展開。勝負は正に表裏一体で、その中でも戦略が当たって、運をつかみ取ったチームが勝利をものにしており、改めて奥の深さとドラマを感じます。
一方、競馬もスポーツの一つとしていろんなドラマがあり、一つの要素だけでは勝敗は決まりません。実力だけでなく展開、そして運と、さまざまな要素が絡み合って勝敗が決まります。一つとして同じ結果はありません。そしてそれを予想をして、馬券で参加できるいうのが競馬の楽しみだと思います。もちろんばんえいも然りです。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第12回柏林賞(BG3) (2018年7月1日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 |
1 | ウンカイタイショウ | 牡4 | 700 | 渡来心 | 久田守 | 青毛 逃 | |
△ | 2 | メジロゴーリキ | 牡4 | 710 | 長澤幸 | 岡田定 | 鹿毛 逃 |
3 | ナカゼンガキタ | 牝4 | 680 | 西将太 | 西康幸 | 鹿毛 先 | |
○ | 4 | カネサスペシャル | 牡4 | 700 | 島津新 | 村上慎 | 青毛 差 |
5 | シンエイボブ | 牝4 | 670 | 菊池一 | 久田守 | 鹿毛 追 | |
6 | ゴールデンフウジン | 牡4 | 690 | 藤野俊 | 今井茂 | 青毛 差 | |
7 | ホクショウムゲン | 牡4 | 710 | 船山蔵 | 服部義 | 鹿毛 追 | |
注 | 8 | ジェイワン | 牡4 | 690 | 鈴木恵 | 槻舘重 | 鹿毛 差 |
▲ | 9 | ミノルシャープ | 牡4 | 710 | 阿部武 | 大友人 | 鹿毛 差 |
◎ | 10 | マツカゼウンカイ | 牡4 | 700 | 藤本匠 | 松井浩 | 鹿毛 先 |
「柏林賞」の概要と傾向
ばんえいの場合は馬のピーク年齢が平地に比べ高く、4歳ではまだ若馬の部類。そのために独自に4歳馬の重賞が設けられている。最近はその体系が整えられ、3歳に続き三冠レース設けられている。ダービーを始めとする3歳戦線の再戦となるわけだが、晩成型の馬ならこのあたりから頭角を現してくる馬もいる。柏林賞はその4歳世代3冠の第一弾となる。過去10年の傾向だが、1番人気は(3,1,0,6)。時期的なものもあってか、3年前までは1番人気あるいはダービー馬が勝てない傾向にあり、荒れる傾向が大きかったが、ここ2年はセンゴクエース、マルミゴウカイと飛び抜けた力の馬がトップハンデをもろともせず連勝している。その年の出走馬の力関係によるところが大きいといえる。2013年のホクショウユウキのようにこのレースから出世した馬もおり、同世代の中での充実度の高さがカギとなるだろう。なお、牝馬の優勝は一度もなく、2着が3回。勢いで食い込む馬はいるが基本的には不利な状況。
今回のみどころ
今年の4歳世代は大混戦。これまでも同世代戦のレースごとに勝ち馬が違っている。ダービー馬メジロゴーリキ、イレネー記念馬ホクショウムゲンあたりが実績上位だが、今年度に入ってからのトライアル(すずらん賞、ライラック賞)では新勢力のマツカゼウンカイ、ウンカイタイショウがそれぞれ勝っており、侮れない。クラスごとの別定重量でその微妙なハンデ差も展開を左右しそう。
各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
1 ウンカイタイショウ:重賞の常連ながら結果は出ていなかったが、ここにきて、トライアルのライラック賞で先手を取って粘り勝ち。その後の特別戦でも逃げ切り勝ちと勢いがある。前に行ければ粘り強い。
2 メジロゴーリキ:言わずと知れたダービー馬。1200kgに届こうかという大きな馬体も大物を感じる。抜群の先行力が持ち味、切れ味に欠けるがじっくり走れる重賞なら。ハナを奪いに行きたいところ。
3 ナカゼンガキタ:昨年のばんえいオークス馬。牝馬で馬体重もあまり増えず非力に見えるが、先行力と粘りは相当なもので型にはまれば怖い。どこからでも抜け出してくる。牝馬にしては障害力もあり堅実。
4 カネサスペシャル:昨年のばんえい大賞典馬。トライアルのすずらん賞、ライラック賞といずれも2着と健闘。前半じっくり溜めて後半じわじわ差してくる。障害も問題ない。他馬が苦しめばチャンスが来る。
5 シンエイボブ:牝馬らしく切れ味勝負の馬、重賞はオークス2着が最高でそれほど目立たないが、常に見せ場は作っている。障害は可もなく不可もなくといったところ。最後のところでスタミナ切れが心配。
6 ゴールデンフウジン:2歳時ナナカマド賞馬。前走自己条件のB1クラスを勝って最後の切符をつかんだ。重賞はイレネー記念(6着)以来1年半ぶり。直線の切れ味で勝負の馬だが同型のライバルも揃う。
7 ホクショウムゲン:2歳時はトップに君臨しイレネー記念なども勝ったがその後は障害に大きく苦しんだ。障害を越えさえすれば鋭い脚を持つのだが。、前走古馬トップに善戦するなど復活の兆しはある。
8 ジェイワン:重賞でも常に上位争いをしてきた馬だが一歩足りなかった。昨年は障害でも手間取る場面が見られたが、ここにきて自己条件を連勝するなど調子は上向き。切れ味を生かして食い込めるか。
9 ミノルシャープ:昨年のはまなす賞勝ち馬。勝ちっぷりが良く常に上位人気となるが結果はもう一歩。障害を降りてから鋭い切れ味を見せるのだが、最後の詰めで差し返される場面が多い。馬体成長に注目。
10 マツカゼウンカイ:地味な存在ながらダービー2着の実力馬。その後もほとんど崩れはなく、トライアルなどでも確実に上位に食い込んできている。自在の立ち回りが持ち味で障害も上手。積極的に行きたい。
【はむ!の見解まとめ】
もともとこの世代は重賞ごとに勝ち馬が変わる実力伯仲の状況。2歳時はホクショウムゲンが2冠、3歳時のダービーはメジロゴーリキが勝つなど代表的な馬は一応いるが、一昨年の、昨年のような絶対的な存在ではない。先にも述べたように新興勢力の台頭もあり、正にどの馬が勝っても全くおかしくない。超難解なレースとなっている。つまり当たればそれなりの配当が望めるのでしっかり狙いを定めていきたい。しかし天気にも大きく左右されそうで、当日の馬場状態を読む必要がありそう。
当欄ではその中で、ダービー2着の◎(10)マツカゼウンカイの安定力を取りたい。同世代戦のみならず古馬との戦いでも自分のペースをしっかりつかんでいる、障害も上手い。現役最多勝の藤本Jの手綱もさえる。余程の軽馬場にでもなって早いペースに巻き込まれない限りは、勝ちきれなかったとしても連軸としては有力だろう。相手選びも難解。切れ味の素晴らしい馬が揃う。その中ではばんえい大賞典馬で前哨戦連続2着に入ってきた○(4)カネサスペシャルが追い比べになればしぶとい。他馬の様子を見ながら仕掛けていつの間にか前に付けているというレース展開が目に浮かぶ。とりあえず対抗に。そしてスピードに勝る▲(9)ミノルシャープもやはり注目しておきたい。スタミナ面で課題があり危険な面もあるが、流れに乗ればそのまま行ってしまうことも。△(2)メジロゴーリキのダービー馬の実力も侮ってはいけない。先行力を生かして他馬のペースを乱すような展開になれば地力を発揮する。穴として狙ってみたいのが注(8)ジェイワン。元々上位の馬で特に大レースに強い。一時期スランプもあったがここにきて立て直してきている。テン乗りで鈴木恵介騎手が乗るのも勝負に来たか。
その他では3連勝中と勢いのある(1)ウンカイタイショウが渡来騎手の初重賞制覇なるかでも注目されそう、確かに勢いはあるが、重賞ともなると荷物などのの課題があるとみて当欄では手が回らなかった。それなら上り調子の(6)ゴールデンフウジン、課題の障害を越えた時の(7)ホクショウムゲンの方が怖い。(3)ナカゼンガキタ、(5)シンエイボブの牝馬勢はデータ的には厳しいとみている。
はむ!の馬券狙いどころ:
マイナス街道はまだ入口付近。そして今回のような難解なレース。スカッと取っていければ、当分楽しめるのだが。
今回は、どの馬が一番人気になるのかすら予想がつかないほど難解。マツカゼウンカイを軸において、手広く。ワイドも広めに買って拾えたら。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 10=4,9,2,8=4,9,2,8(マルチ) 合計36通り 各100円
10=4,9,2,8→7,6 合計8通り 各100円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
単勝 10 500円
ワイド 9=10,4,2,8 8=10,4,2 6=9,8,10 合計10点 各100円
合計 1,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。
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