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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年8月6日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第44回ばんえい大賞典(8/4)

ばんえい重賞レース回顧
第44回ばんえい大賞典(BG3)-2019年8月4日-10R 200m直 晴 0.5%
  1着○(7)メムロボブサップ(阿部武) 2分07秒8
  2着▲(6)ギンノダイマオー
  3着◎(5)アオノブラック
   単勝 7 200円(1番人気) 馬複 6-7 300円 三連単 7-6-5 1,050円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい3歳三冠の第1戦第44回ばんえい大賞典は、1番人気のメムロボブサップがトップハンデながら最後の直線で接戦から抜け出し勝利。一冠目を獲得した。重賞はイレネー記念以来3勝目、阿部武臣騎手はこのレースは昨年に続き連覇、重賞は通算20勝目となった。

レース振り返り
  帯広は金曜日に36℃台を記録するなど真夏の天気が続き、馬場はかなり乾燥。基本的には重馬場ながらそこそこ足抜きが良くなっていた。
  レースは、揃ったスタート。各馬横一線で勢いがついたまま第1障害を越えた。そして、先行すると見られていたインビクタと、中枠の有力各馬が押し出されるように前に出ていった。インビクタはさらに前に行き各馬を引っ張る形、そしてギンノダイマオーが続き、ジェイエース、メムロボブサップも離されないようについて行く。その後は各馬小刻みに息を入れペースが落ち着き、後続もほとんど差がなく第2障害に向かう。先頭を行くインビクタは終始リードを保ったまま第2障害手前へ。ここまで60秒と平均的なペースとなった。
  続いてジェイエース、ギンノダイマオーが相次いで到着、メムロボブサップ、アオノブラックもこれに追いついた。5頭程度が障害手前に揃ったところでインビクタが先に障害を仕掛け、ほぼ天板近くまで上がったが、そこで勢い余って膝折、立ち上がろうとしてさらに崩れ動きが取れなくなった。これを見るようにジェイエースとアオノブラックが障害に挑戦したがいずれも7分どころでストップ、その後すぐにギンノダイマオー、そしてメムロボブサップが障害を仕掛け、こちらはスムーズに登って2頭同時に障害を越えた。その他の馬は障害でさらに苦しみ、3番手でようやくアオノブラックが降りた時は、前の2頭は残り30m近くに達していた。
  先頭争いはまさにこの2頭のマッチレース、肩を並べながらゴールを目指していたが、ギンノダイマオーの脚色が徐々に怪しくなる中、メムロボブサップの方はしっかり前を向いて走り先頭に立った。ギンノダイマオーが残り20mあたりで立ち止まるとメムロボブサップはさらに引き離しにかかりゴールに近づく。メムロボブサップの方も残り10mを切ったところで脚色が鈍くなりゴール手前で一旦立ち止まったものの、十分リードがあり、そのままゴールを駆け抜けた。ギンノダイマオーはさらに2度3度詰まり、その間に後方からアオノブラックが迫ってきたが、なんとか立て直し、アオノブラックの方も立ち止まったため、なんとか2着を確保した。アオノブラックは、後続にジェイエースらも来ていたが、リードを保って3着を確保した。ジェイエースが4着。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):1番人気、トップハンデの不利というジンクスを見事に吹き飛ばした。序盤は無理なく好位置につけ、障害は慌てず溜めてからひと腰、そして直線での競り合いを振り切ったのも、勝てるという自信があってこそのことだろう。着差以上に力を見せた勝利であった。ただ、小柄な馬体のこの馬、今後は荷物が重くなっていったときにどうか。もっとも、まだまだ成長の余地があるように見える。次の目標は2冠目の菊花賞だろうが、はまなす賞の方には行くかどうか。強い4歳勢との対決は見ものだが、賞金加重もあり考えどころ。
ギンノダイマオー(2着):またまた2着。勝ちきれないとも言えるし、一方、安定しているとも言える。障害力もさすがだが、やはりボブサップと同時に障害を降りたのでは勝てない。少しでも前に行って引き離したかったところだろう。スタミナ面でも今後課題になってくる。次の狙いはやはりはまなす賞か。相手は一線級で活躍する馬たちだが、積極的に前に行ってもらいたいところ。
アオノブラック(3着):序盤はある程度後方待機で行くことは概ね想定されたが、障害で力が入らなかったように見える。隣の枠で転倒があったのも若干影響したか。降りてからの差し脚は確かなものを見せていただけに、ややもったいないイメージ。この馬にはぜひはまなす賞を狙ってもらいたい。
ジェイエース(4着):苦手な障害のことを考え、序盤から積極的に行く作戦に出て、その狙いは良かったが、障害手前で十分溜めをきかせられず、結局障害で手間取った。やや中途半端であったイメージ。自己条件のレースで障害のカカリなどを立て直したいところ。
ジェイカトレア(5着):9番人気で掲示板内に入ったのはこの馬としては好走だったといえる。序盤からついて行けない感じであったが、慌てず、自分の走りに徹して、障害で苦しむ他馬より先に降りて5着を確保した。世代牝馬ではやはり抜けており、オークスに向けて調整していくことになるか。
  その他では、サクラドリーマー(6着)は追い込み馬ではあるが、前半から引き離され、見せ場はなかった。かつての勢いが見られないのが心配。さらに、当欄で穴として注目したアポロン(8着)は、序盤積極的には行ったものの、障害で動かなかった。端枠も影響したか。インビクタ(時間失格)は障害で天板まで行っていただけにもう一歩が出なかったのが惜しまれる。しかし攻めて行ったことは今後につながるだろう。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単 7-6-5 3枚
  当欄で「1番人気とトップハンデは勝てないレース」などと紹介していたが、ボブサップは見事その見解を裏切ってくれた。3強が強しとの見立ては悪くなかったものの、頭を間違えたため、収支的にはマイナスで終わってしまった。しかし北斗賞では▲注◎で2万円もついたのに、今回は○▲◎で1000円チョットってどういうこと?って感じ。当欄は本命サイドで決まってしまうとやはり苦しい。やはり穴党なんだろうな。来週のグランプリでバッチリ決めよう。
  今回収支 -2,850
   (通常分) -1,050  (配当)3,150 (投入)4,200
   (単複・ワイド) -1,800  (配当)0 (投入)1,800
  今年度累計 +5,390(8/4・ばんえい大賞典終了時点)
   (通常分) +8,360 (配当 30,160 - 投入 21,800)
   (単複・ワイド) -2,970 (配当 4,230 - 投入 7,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回の重賞は今週に続き2週連続。8月11日、いよいよ夏の大一番、ファン投票選抜によるばんえいグランプリです。予想はいつもどおり前日までには書く予定です。

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