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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年11月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第40回北見記念(11/3)

ばんえい重賞レース回顧
第40回北見記念(BG2)-2019年11月3日-10R 200m直 晴 1.2%
  1着△(9)シンザンボーイ(阿部武) 2分36秒1
  2着 (3)ミノルシャープ
  3着○(5)メジロゴーリキ
   単勝 9 660円(3番人気) 馬複 3-9 3,530円 三連単 9-3-5 35,880円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞で4大記念競走の第3弾・第40回北見記念は、3番人気の8歳馬シンザンボーイが積極的なレース展開から障害を一腰で越えて先頭に立ち後続を振り切って快勝。8歳にして重賞は18度目の挑戦で初制覇となった。阿部武騎手は北見記念のみならず4大記念競走初制覇。今季重賞2勝目で通算は22勝目。坂本調教師もこのレース初制覇。

レース振り返り
  この週の帯広は週半ばほどにわずかな降水があったものの概ね晴れ。ただ、寒さもなく馬場は丁度良い乾きというイメージで重くもなく軽くもなくといった状態であった。
  レースは、スタートからややばらけた展開。第1障害は5歳馬のメジロゴーリキが最も早く越え、差なくゴールデンフウジンが続き、4歳馬のアアモンドグンシンも果敢に前に食らいついた。ミノルシャープは流れにまかせ好位につけた。圧倒的1番人気のコウシュハウンカイは行き脚がつかずやや後方となった。1,2障害中間までには各馬早めに刻みを入れ始めゆったりした流れに。その間にコウシュハウンカイは隣のシンザンボーイとともに徐々に前に上がっていった。各馬止まったり動いたりを繰り返しながらも全体としてはメジロゴーリキがハナを行った。これにアアモンドグンシンも付いて行く。そして第2障害手前にはアアモンドグンシンの方が先着。ここまで76秒と高重量戦ならではのゆったりしたペース。メジロゴーリキも到着、続いてミノルシャープ、ゴールデンフウジン。外からシンザンボーイ、そして一歩遅れてコウシュハウンカイが第2障害手前に到着した。
  各馬じっくり溜めて、最内のカンシャノココロあたりが到着したところで、各馬ほぼ一斉に障害を仕掛ける。アアモンドグンシン、ミノルシャープ、メジロゴーリキいずれも坂の中腹で一旦ストップ。次にゴールデンフウジン、カンシャノココロらが仕掛けるがこれも同じようなところでストップ。そして、これを見るように、外からコウシュハウンカイとシンザンボーイが仕掛ける。そしてその中で大外のシンザンボーイはひと腰で障害をクリア。コウシュハウンカイの方は障害中腹で立ち止まった。
  最後の直線に入り、先頭はシンザンボーイ、それにふた腰目で天板まで上がっていたミノルシャープが障害を越え2番手、一瞬の切れ味で前を追う。少し開いてゴールデンフウジン、カンシャノココロ、そしてメジロゴーリキと続き、その後にようやくコウシュハウンカイが降りたころには前は残り30mのところに達していた。先頭争いはシンザンボーイにミノルシャープが1馬身差あたりまで近づくが残り20mを切ったところで逆にシンザンボーイが突き放しにかかりそのままのスピードを保ったままゴールを駆け抜けた。終わってみれば10秒差以上をつける快勝。ミノルシャープも最後はゴール線上で詰まるなど厳しくなったが後続との差が大きく2着に粘り込んだ。3着争いは、ゴールデンフウジンがリードしていたが残り20mあたりで厳しくなり立ち止まる、これを巻き返しを図って追ってきたコウシュハウンカイが一旦かわしたが、こちらもゴール前で厳しくなり、一度抜かれて再度巻き返してきたメジロゴーリキに並ばれたところでゴール。写真判定の結果、メジロゴーリキが3着。コウシュハウンカイは4着だった。実績馬のセンゴクエースは大きく遅れて8着に終わった。

次走へのメモ
シンザンボーイ(1着):見事な重賞初制覇だった。思い起こせば今年正月の帯広記念でも障害をひと腰で越えて見せ場を作っていたが、今回はそれ以上に楽々越えて行ったイメージだ。帯広記念の時も阿部騎手であったが合っているのであろう。隣のコウシュハウンカイがやや出足が遅れたのをみて、うまくマークしながら前半楽なペースで行けていた。そこは30kgのハンデ差が生きたか。障害を降りてからもしっかり走れる馬なので、直線は安心感がある。今後帯広記念そしてばんえい記念と高重量戦でも大いに期待できそうだ。
ミノルシャープ(2着):6番人気で5歳馬で860kgも引っ張りながらこの成績は立派。主戦の阿部騎手に代わって乗った形になっていた島津騎手だが、この馬の特性を知り最大に力を発揮させていたように見えた。障害はある程度読めるのでハナにはこだわらず自分のペースを作っていた。最近は最後まで走れるスタミナもつけてきたように感じられる。次の狙いはまずドリームエイジカップがあるが、帯広記念も狙えそう。
メジロゴーリキ(3着):地味な結果となってしまったがそれでも3着。決して恥ずかしい結果ではなく、むしろ5歳馬としてさすがと言える。ハナは切っていったし、障害もひと腰ではなかったものの崩れたわけではない。ただ爆発力が上位馬より足りなかったというところか。このあたりはコウシュハウンカイとともに厩舎の課題かもしれない。次の狙いのドリームエイジカップは勝ちに行けるレースと言える。
コウシュハウンカイ(4着):ハンデ差、馬場状況、馬体重減など敗因を見つけようとするといろいろあるだろうが、今回は前半から行き脚も悪く、障害ももたつくなどこの馬らしくない走りに感じられた。今回のような負け方をすると、今後さらに高重量戦がある中でどうしても心配になってくるが、そこは実力馬。陣営も立て直してくるだろう。
アアモンドグンシン(5着):18年ぶりの4歳馬出走で5着は立派だ。前半から攻めていったことや、苦手な障害でも崩れずに我慢したことが最後の末脚につながった。この馬の当面の目標は正月の天馬賞。ハンデは多少もらったとはいえ、840kgで古馬と渡り合ったことはこの馬にとって大きな経験上のアドバンテージを得た。
  その他では、カンシャノココロ(6着)は好位置につけ障害もしっかり越えるなど、この馬らしい走りはしていたが、やはり同じ年齢のシンザンボーイに比して決め手に欠ける部分がある。流れに乗れれば良いが。ゴールデンフウジン(7着)は一瞬の切れ味で好位置につけたが最後で失速、最近は障害よりも最後の詰めの方に課題があるイメージだ。まだ成長の余地はある。センゴクエース(8着)は今回も厳しかった。前半の行き脚も良くないし、障害でも崩れかけるところを必死で押さえているという状況。立て直しまでもう少し時間がかかるのか。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 5-9 のみ
  また単勝がやられた。しかも今回は1.4倍の大本命が裏切られた形。こんなことならやはり本来の穴狙いで行ったほうが良いのかもしれないと思わされる。シンザンボーイはある程度納得できるが、頭の方に来ちゃうか~という感じ。そしてミノルシャープも完全に見限ってしまっていた。今回は馬券もさることながら予想自体がハズレとしかいいようがない。流れを断ち切らなければ。
  今回収支 -5,350
   (通常分) -4,100  (配当)0 (投入)4,100
   (単複・ワイド) -1,250  (配当)350 (投入)1,600
  今年度累計 -16,470(11/3・北見記念終了時点)
   (通常分) -8,720 (配当 38,980 - 投入 47,700)
   (単複・ワイド) -7,750 (配当 8,450 - 投入 16,200)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  重賞は3週連続、次回は11月10日、3歳の三冠レース第2弾、ばんえい菊花賞です。予想はいつもどおり前日までには書くつもりですが、筆者多忙・体調不良につき簡単に済ませるかもしれません。

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