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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年11月30日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第10回ドリームエイジカップ(12/1)

  今週のばんえいは世代別の対抗重賞、ドリームエイジカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想

【出馬表及びはむ!の予想印】
第10回ドリームエイジカップ(BG3)
(2019年12月1日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 4歳以上馬齢選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
オレノココロ 牡9 780 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
  コウリキ 牡7 770 西将太 長部幸 鹿毛 差
コウシュハウンカイ 牡9 790 藤本匠 松井浩 栗毛 先
  タカラシップ 牡6 760 阿部武 岩本利 鹿毛 先
メジロゴーリキ 牡5 770 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
  キタノユウジロウ 牡4 770 松田道 村上慎 栗毛 差
  フナノクン 牡6 760 船山蔵 松井浩 栗毛 先
ミノルシャープ 牡5 770 島津新 大友人 鹿毛 逃
アアモンドグンシン セン4 750 長澤幸 小林長 鹿毛 先
  10 センゴクエース 牡7 770 菊池一 槻舘重 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ドリームエイジカップ」の概要と傾向
  4歳から8歳以上まで馬の年齢別にそれぞれ賞金上位2頭が選抜されるばんえい独自の出走条件で今年で10回目の開催。それ以前にも「オールスターカップ」という馬齢別選抜のレースが行われていた時期もあったが、2010年以降はグレード格付けされた重賞レースとして確立している。同時期の古馬重賞に比べ負担重量が軽いこと、ハンデ差が大きいレースであることから例年波乱を呼ぶレースである。
  過去9年で1番人気は(2,2,1,4)と苦戦傾向。6番人気以下が4勝で連対数も多く大波乱もしばしば見られる。しかし優勝馬の名前を並べると名馬と呼ばれる馬が多く、ハンデ差などが原因で負けが込んで人気を落としていた実力馬というのが狙い目か。若馬が善戦で5歳馬が過去4勝している。さすがに4歳馬は厳しい。牝馬は出走自体が少ないものの、3年前にキサラキクが勝っている。したがって非力ながらスピードのある馬が四大記念競走では厳しくてもこのレースならチャンスがあるというところか。騎手では鈴木恵介騎手が4勝と抜けている。

今回のみどころ
  今シーズンの古馬重賞戦線は、前半はオレノココロやセンゴクエース、夏はコウシュハウンカイが台頭、そして前回の重賞北見記念では適性を生かしてシンザンボーイが優勝。これらにメジロゴーリキやミノルシャープらの5歳馬勢が好走し、存在感をみせている状況。今回は古馬重賞の中でも負担重量が軽いこと、ハンデ差があることなどがどのように影響するか。特に近走障害での苦戦が続くオレノココロやセンゴクエースが軽くなって一変できるかが注目。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:ばんえいのトップランナー。今シーズン前半は強さを発揮していたが、その後は若干体調を崩した影響か全体的に動きが悪く苦戦している。前走の特別戦の狩勝賞では8番人気と屈辱的であったが障害は改善してきている。一息入れそろそろエンジン始動か。
 2 コウリキ:7歳馬。昨年のこのレース以来の重賞出走。昨年は直線の切れ味を見せ、勝ち馬とは約6秒差の5着に入った。かつて障害は苦手だったが、近走は前半から積極的に攻めて行き、障害も時間はかかるもののしっかり踏みしめて上がってくる。前半で流れに乗れれば。
 3 コウシュハウンカイ:昨年は好調を維持しながらこのレースの出走権がなく涙をのんだが、今年は文句なく出走。夏は絶好調でグランプリなどで強い勝ち方を見せたが、前走の北見記念では珍しく障害で止まるなど本来の力が出せなかった。重量的には適鞍で立て直しを図る。
 4 タカラシップ:6歳馬。重賞は一昨年のポプラ賞以来で4度目の出走。特別戦では常連だが、今シーズンはあまり成績が上がっていない。先行力がこの馬の持ち味だが、同タイプの馬が多い中でどこまで行けるか。障害は時間はかかるが崩れない。ペースが落ち着けば。
 5 メジロゴーリキ:5歳馬勢の中でも世代トップを行き、今シーズンは古馬トップ馬相手に全て4着以内と安定した成績を上げている。先行力と障害力には自信を持っており、レースを引っ張っていけるだけのものは持っている。最後の粘りは課題だが、今回の条件ならチャンスか。
 6 キタノユウジロウ:4歳馬。ミスタカシマが回避したためこの馬にチャンスが回ってきた。世代重賞では常連だが古馬重賞は初めて。重賞も善戦止まりだったが、ここにきてはまなす賞、銀河賞と連勝し勢いをつけている。安定した走りで自在の展開に対応。障害もこなす。
 7 フナノクン:6歳馬ではマルミゴウカイが登録抹消となり、この馬が世代筆頭となった。重賞は3度目の出走で今回は出走権を最初から取ってきた。切れ味があり粘りも持っているが、今シーズンは行き脚が悪く障害でも手間取るなど伸び悩んでいる。重賞なら巻き返しも。
 8 ミノルシャープ:5歳馬として古馬重賞戦線にも果敢に挑戦。旭川記念や北見記念ではいずれも2着に粘っている。スピードと障害力で押して行ってどこまで粘れるかというのがこの馬の型。以前はジリ貧な面もあったが近走は馬体重も増え最後まで力を出せるようになってきた。
 9 アアモンドグンシン:4歳セン馬。重賞は昨年のダービー以来遠ざかっている。今シーズン前半は障害が上がれず苦戦が続いたが、秋になり充実してきている。北見記念では840kgながら力を見せ5着に粘った一方、その後のオープン戦では軽馬場を味方につけ快勝した。
 10 センゴクエース:7歳馬。今年は3月にばんえい記念勝利後、障害が全く上がらず崩れるシーンが多く苦戦している。夏前には体調も崩しそれ以降は復活の兆しも見えていない。馬体重自体は減っておらず、障害をクリアできれば必ず伸びてくる、あとは気持ち次第。

【はむ!の見解まとめ】
  若馬か実績馬か。特に力のある実績馬がここまで順調とはいえないだけに、若馬にもチャンスは出てくる。
  展開だが、前の方で勝負したい馬が多く、牽制しあいながらもペースは速くなりそう。その中でもミノルシャープ、メジロゴーリキの5歳馬2頭はハナが速く、これらが引っ張る展開か。タカラシップあたりも前に行きたいだろうがついて行けるか。コウシュハウンカイも早めには行きたいが極端に速くならなければ焦る必要はないか。アアモンドグンシン、キタノユウジロウの4歳勢、コウリキ、フナノクンあたりも流れによって前に出て行くことも考えられる。オレノココロやセンゴクエースは必然的に後方からとなりそう。荷物も軽めで早めに行った馬が粘り込むことが考えられ障害の巧拙はかなりものを言いそう。
  そして予想だが、全体の流れを見て、今回は思い切って5歳馬◎(8)ミノルシャープを本命に置いた。しっかり先行し確実に障害が越えられる。昨年は4歳ながら3着の実績。ウィークポイントは最後の詰めだが、最近は力をつけしぶとさも増している。他馬をリードして直線に入れればそのままゴールまで粘り込む展開が考えられる。
  相手だがこちらも5歳馬○(5)メジロゴーリキ。力は十分持っており安定感もあるが、近走は障害を含めやや動きが固いように見える。ただ今回の斤量ならスムーズに動けるか。抜群の先行力はあるが決め手のない分対抗に回した。実力馬▲(3)コウシュハウンカイも北見記念ではまさかの失速だったが、ここでは負けられないところ。しかし流れが速くなれば追走一杯になることも考えられる。ハンデも微妙。展開に左右されそうで安定性のあるこの馬としては珍しく単穴評価とした。
  一発を狙うなら4歳馬△(9)アアモンドグンシン。北見記念での好走を見れば力で見劣りすることはない。障害さえ上手く降りれば最も切れ味のあるのはこの馬だろう。4歳馬不利のデータもハンデ差が生きれば。そして実績馬注(1)オレノココロがどこまで復調しているか。流れ的には不利には見えるが、この馬の本領が発揮されれば最後の末脚は確かだろう。本番は先だが、昨年も優勝しており無視はできない。その他では繰り上がり出走の4歳馬(6)キタノユウジロウの勢いも侮れない。目下絶好調。重量も対応できる。ただ先行馬が強力なのでついて行けるか。そして問題は(10)センゴクエース。障害で苦しんでおりまだ復活まで時間がかかりそうか。たとえ立て直せても、今回は若馬の方が勢いがありそうで、今は見送りが賢明か。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今シーズンの収支はなんだかんだ持ちこたえてはいるものの、これから重賞は年末年始に向けて佳境に入ってくる。このへんでスカッとクリーンヒットを打ちたいところ。
  今回の本命は思い切ってミノルシャープ。でも馬券的にはメジロゴーリキとコウシュハウンカイと無難なところを混ぜて、結局手広くなってしまった。枠複あたりでなんとか取りたいところ。ワイドは4歳馬から狙ってみる。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8,5,3→8,5,3,9→8,5,3,9,1 合計27通り 各100円
  枠複 7=5,3,8,1 合計4通り 各400円
  合計 4,300円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 500円
  ワイド 9=8,5,3,1,6 6=8,5,3,1 合計9点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】BFG(ばんえいフルゲート)その2
  1か月前の北見記念の時に書いた話の続きです。ばんえい競馬において、全てのゲートが埋まるレースをばんえいフルゲート(BFG)と呼んでいるという話をしました。少頭数のレースも馬券を当てやすいとか、それぞれの馬をじっくり見られるというメリットはありますが、やはり全ての馬がゲートに揃うレースの方が面白いし、本当の意味での勝負といえるでしょう。それでは1日でどの程度がBFGとなるのでしょうか。概ね11レース中4~5レースくらいが平均、その中でも2歳戦が多く、古馬戦では全部揃わないことが多いです。昔は頭数も多くフルゲートで行われることが多かったようです。最近は8~9頭立てになることが多く、最近では7月のビッグウェイトカップで直前の取消・除外馬が相次いで出た関係で3頭立てという寂しいレースもありました。
  このようなことになるのは、レース番組の組み方によるところが大きいと思われます。(その詳細についてはまた別の機会に)もっとも、他の地方競馬やJRAでも出走可能頭数まで馬が揃っていないレースの方が多いので、ばんえいだけことさら問題視することはないのですが、元々の出走可能頭数が少ない(10頭)わけですから、せめてゲートが埋まるBFGのレースが見たいものです。

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