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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2021年3月2日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2021】回顧・第42回チャンピオンカップ(2/28)

ばんえい重賞レース回顧
第42回チャンピオンカップ(BG2)-2021年2月28日-10R 200m直 晴 1.4%
  1着▲(4)アオノブラック(藤野俊) 1分54秒1
  2着◎(6)コウシュハウンカイ
  3着 (5)フェアリースズ
   単勝 4 230円(1番人気) 馬複 4-6 420円 三連単 4-6-5 13,780円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの今年度の重賞優勝馬による対決、第42回チャンピオンカップは、1番人気となっていた5歳馬アオノブラックが障害を先頭で越え後続を引き離しての圧勝で、このレースは5歳馬が3年連続の優勝となった。同馬は昨年11月のドリームエイジカップ以来重賞4勝目、藤野騎手はこのレース3勝で重賞通算59勝目。金田勇調教師はこのレース初優勝で重賞は今年度6勝で通算24勝目
レース振り返り
  帯広は、週の前半に小雪が降り、その後もこの時期らしい気温で推移、馬場は丁度良い湿り気といったところで、力は必要な状況であった。
  レースは、揃ったスタートから第1障害までは横一線で進み、第1障害を越えたあたりからオレノココロ、コウシュハウンカイの11歳勢とフェアリースズらががやや後ろになり、メジロゴーリキ、アオノブラック、メムロボブサップらが一歩前に出た。各馬刻みを入れはじめ、そこからは予定どおりメジロゴーリキが先頭に立ちリード、これにアオノブラックが続き、出たり入ったりを繰り返しながら遅れていたコウシュハウンカイも追いつき、ミノルシャープ、メムロボブサップと外からジェイカトレアも前の方につけた。1,2障害の中間からはメジロゴーリキがさらに後ろを離しにかかり、アオノブラック、コウシュハウンカイらが続く展開で第2障害へ、第2障害に向けてはメジロゴーリキが手前で息を入れる間に、アオノブラック、コウシュハウンカイにミノルシャープが追いつき、第2障害手前はほぼ同時に到着。ここまでは65秒のややスローペース。
  その他の馬もほぼ集まったところで、アオノブラックとミノルシャープが最初に障害を仕掛けた。アオノブラックはしっかり踏み込んで天板で軽く躓きそうになりながらも一気に障害を越えて直線に入った。ミノルシャープは坂の中腹でストップ。これに続きメジロゴーリキ、コウシュハウンカイが障害に挑戦、メジロゴーリキが天板で力を入れたところで後ろ足から転倒、ミノルシャープの走路を半分塞ぐ形になった。コウシュハウンカイは一歩一歩踏み込んで障害を越え、これが2番手、あとは各馬大きく苦戦、続いたメムロボブサップやオレノココロも坂の中腹で止まり、その間に最後方から追っていたフェアリースズがひと腰で障害を越え3番手、2腰ほどかかって坂を登ったジェイカトレアが4番手で続いた。   そうしている間に先頭はアオノブラックが快調に飛ばして、既に残り30mを切る位置まで来ていた。コウシュハウンカイが追うも7~8馬身もの大差、あとの馬はさらに離れていた。先頭を行くアオノブラックは大きな差をつけたままスピードも緩むことなく、そのままゴールを一気に駆け抜けた。後続に影も踏ませぬ圧勝であった。2番手のコウシュハウンカイも前には離されたものの、その後ろには大差をつけており、楽々2着に入った。さらに障害を3番手で降りていたフェアリースズがしっかり歩いて3着、これに続いていたジェイカトレアがゴール線上で止まったものの、後ろから追って来た馬たちを押さえて4着に入った。このレース4勝目を目指したオレノココロは障害で遅れ、最後は追ったが5着まで。本欄で対抗に推したメジロゴーリキが障害での転倒が響き、大きく遅れて最下位の8着だった。

次走へのメモ
アオノブラック(1着):展開が嵌まったことや、他馬のミスなどすべてがうまくいっての圧勝だった。条件的には揃っていたので1番人気になることは想定されたが、これほど大差がつくとは見事というべきであろう。前走に軽量戦を使っていたのも勢いがつく要因となったか。いずれにしてもこの斤量と力の必要な馬場で圧勝できたことは今後に向けても明るい材料だ。次は、次開催のポプラ賞で4,5歳連覇を目指す。今回30kgのハンデをもらっていたライバルのメムロボブサップに対し、今度はハンデを背負う立場となりそうで、真価が問われるレースとなるだろう。
コウシュハウンカイ(2着):この馬としてはいつものようにしっかり走っていた。ただやはりスロースタートになってしまうのは年齢もあるか。特に若馬がいる時は追いつくのがやっとというイメージ。しかし障害はやはり上手いし、安定した走りには安心感がある。今回はアオノブラックの勢いにやられたが、その他の馬にはしっかり先着しており、文句のない成績だったといえる。この後は、いよいよ本番のばんえい記念。今年度をもって種牡馬入りが確実と伝えられており、大一番では最後の力を振り絞ってほしい。
フェアリースズ(3着):他馬のミスがあったとはいえ、800kgを引っ張りながら障害をひと腰で越えて最後までしっかり走り抜いたあたりは、この馬の潜在能力がようやく開花したというところ。ウンカイ産駒の底力といったところか。最後方に待機していたのも障害以降にスタミナを温存できた要因といえる。この馬の今後についてはまだ伝えられていないが、母ハタノダイヤも重賞勝ち馬を出しており、まだまだこれからさらにひと花咲かせる素地はある。次の狙いは年度明けのカーネーションカップか。
ジェイカトレア(4着):この馬もハンデを活かし、しっかり前につけて、最後は粘って王者オレノココロの猛追を振り切って4着に入ったことは善戦だったといえる。障害もひと腰ではなかったがしっかり対応していた。今後に向けても良い経験となったのではないか。次はとりあえず次開催のポプラ賞に出て、その後のカーネーションカップに狙いを定める。経験値が上がっており、チャンスも。
オレノココロ(5着):今回はハンデも大きかったし、ばんえい記念に向けた調整に徹していたというイメージ。勝ちに行くなら前半からもっと積極的に行っていたと思われるが、隣のジェイカトレアに先に行かせるぐらいの余裕の走り。障害がひと腰ではなかったのは崩れないよう力をセーブしていたようにも見えた。いずれにせよ本番はこの後。このレースの影響はないだろう。
  その他では、ミノルシャープ(6着)は、隣の馬が転倒して自コースにはみ出てきた影響がかなりあったが、この馬自身もひと腰では障害を上がっておらず、やはりまだ完調まではいっていないようだ。しかしかなり戻って来たイメージはあり今後に期待。メムロボブサップ(7着)はやはりいかにもハンデが重かった。障害は崩れないように頑張っていたので、次のポプラ賞でリベンジを果たす。メジロゴーリキ(8着)は無念の障害転倒。ただ後ろ足から崩れたあたり、かなりきつくなっていたか。さて初めてのばんえい記念にチャレンジするかどうか。素質はあるはず。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 馬複4-6 5枚 ワイド 4-6 1枚
  アオノブラックは完璧なレースをしたね。ここにかけていたのだろう。他の馬たちが崩れたのもあったが、それでも強かった。当欄で本命にしたコウシュハウンカイは悪くはなかったが、また若馬の勢いにやられたね。メジロゴーリキの転倒は痛かった。たらればになるけどもし転倒がなかったらいいところまで行っていたと思うだけに残念。これも競馬だね。そして牝馬勢が健闘したね。馬券はまあ馬複がきてくれたのでボウズにはならなかったけど、プラスは風前の灯になっている。あと3レース、ばんえい記念まではプラス維持したいのだが。
  今回収支 -3,590
   (通常分) -2,400 (配当)2,100 (投入)4,500
   (単複・ワイド)-1,190 (配当)210 (投入)1,400
  今年度累計 +2,910(2/28・チャンピオンカップ終了時点)
   (通常分) +12,680 (配当 114,380 - 投入 101,700)
   (単複・ワイド) -9,770 (配当 24,730 - 投入 34,500)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週後、3月13日(土)、明け4歳馬、5歳馬による世代対抗重賞、ポプラ賞です。予想は前日までにアップしたいと思っています。なお、この週は金曜日から日曜日までという変則開催で、ポプラ賞も土曜日となっていますので注意が必要です。そして、ばんえいは、その次の週で年度末。最終週には土曜日にイレネー記念、そして最終日の日曜日に大一番ばんえい記念があり、いよいよクライマックスに入ります。

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