今回は簡単に
年末年始は重賞目白押しかつ筆者多忙なので一つ一つ丁寧なコラムを書いている時間がありません。簡単なコメントになることを御容赦ください。
さて、年末のばんえい開催は変則的で、24日~26日の後は28日(水)、29日(木)に開催。そして今年最終日の29日は2歳馬の重賞で生産地区代表対抗戦のヤングチャンピオンシップです。早速予想いきます。
はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第18回ヤングチャンピオンシップ(BG2) (2016年12月29日(日)19:05発走 帯広10R ダ200m 2歳産駒特別選抜別定) | |||||||
はむ 予想 |
馬 番 |
馬 名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 備 考 (展開目安) |
1 | ミノルシャープ | 牡2 | 590 | 阿部武 | 大友人 | 鹿毛 差 十勝2着 | |
△ | 2 | トモエハイセイコー | 牡2 | 590 | 西謙一 | 西弘美 | 青毛 逃 南北海道2着 |
▲ | 3 | ゴールデンフウジン | 牡2 | 610 | 西将太 | 岩本利 | 青毛 差 北央2着 |
4 | カネサスペシャル | 牡2 | 590 | 大河和 | 村上慎 | 青毛 先 北央1着 | |
注 | 5 | サカノイサムヒメ | 牝2 | 570 | 工藤篤 | 松井浩 | 鹿毛 先 北見2着 |
6 | キタノミサキ | 牝2 | 570 | 長澤幸 | 服部義 | 青毛 追 釧路2着 | |
○ | 7 | ジェイワン | 牡2 | 600 | 松田道 | 槻舘重 | 鹿毛 差 北見1着 |
8 | キタノサカエヒメ | 牝2 | 570 | 藤野俊 | 金山明 | 芦毛 差 釧路1着 | |
9 | センショウニシキ | 牡2 | 600 | 藤本匠 | 岩本利 | 鹿毛 先 南北海道1着 | |
◎ | 10 | ホクショウムゲン | 牡2 | 600 | 鈴木恵 | 服部義 | 鹿毛 先 十勝1着 |
【はむ!の見解】(個人的見解です。)
みどころ:
ばんえい2歳馬重賞第2弾は、馬産地ごとの予選(産駒特別)を2着までに勝ち抜いた馬だけが出走できるという特殊条件。優勝を狙える強い馬でも、予選で敗れた場合は出走できない。相手関係やその時の展開・馬場状態などにもよるだけに力だけでなく強運も必要だ。全身のヤングクラウンズカップを含めて過去10年を見ると、まず勝ち馬はすべて3番人気以内。1番人気は(3,3,1,3)と、ここも上位馬優勢。伏兵馬は2,3着に1頭くらい割って入ることはあるが基本的には本命サイドで決まることが多い。牝馬は、過去17回で優勝は2003年のエンジュオウカンのみ、最近では2012年アグリナデシコが2着に来ているがこの時は6.8%の軽馬場、全般に苦戦といえる。馬産地別では十勝5勝、北見、釧路2勝、北央1勝で、南北海道は0勝。十勝産駒が層が厚いが他地区も健闘している。ナナカマド賞の関連については、あまり連動しているとはいえないがそこに出走していた馬は好走例が多い。上位馬が並び、600kg程度の重量、この時期の軽馬場も相まってタイムはほとんどが1分30秒を切るスピードレースとなる。
今年は、ナナカマド賞馬ゴールデンフウジンやデビュー時から第一線で活躍してきたジェイワン、ホクショウムゲンら上位馬がきちんと駒を進めてきており、より一層チャンピオン決定戦の様相。ばんえい今年最後の重賞は明日のスターの誕生となるか。
各馬寸評:
1 ミノルシャープ:デビュー時はまだ非力で頼りない感じあったが、ナナカマド賞など経験を重ね、馬体も成長し走りもしっかりしてきた。十勝産駒では強豪を抑えここの出走権を確保、前走はA-2クラスで貫禄を見せた。
2 トモエハイセイコー:トモエパワー産駒。父を見れば力がいるレースになれば強みを発揮するタイプに思える。未知数であるが将来を期待させる1頭。南北海道産駒では先行して2着に粘っており、今回もハナに行くか。
3 ゴールデンフウジン:障害は得意でない方だがナナカマド賞ではこれを難なく乗り越え、鋭い切れ味で勝利。北央産駒特別でもハンデ差を克服。一方前走では障害で大きく崩れており、どこまで落ち着いて臨めるか。
4 カネサスペシャル:非力なイメージがあったが、なかなかの粘り腰も持っており北央産駒特別ではゴールデンフウジンを押さえて優勝しここに駒を進めてきている。もう少し馬体重が増え体力を付けたいところ。
5 サカノイサムヒメ:勝利はデビュー以来の2勝のみであるが、特別戦2着3回と牝馬の中では安定した力を発揮している。北見産駒特別ではジェイワンに続く2着と好走している。ハナが速く障害も上手い。
6 キタノミサキ:キタノサカエヒメとは姉妹でデビューも同じ。毛色が違う上脚質も対照的でこちらは控えて行って切れ味で勝負するタイプ。釧路産駒特別でも追い込んで2着。華奢だが立ち回りは良く障害の崩れは少ない。
7 ジェイワン:ナナカマド賞2着。勝ち馬には切れ味の差で敗れたが力は十分発揮している。これまでまだ着を外していない。完成度が高く大崩れの心配が少ない。障害もワンテンポ遅れる面はあるがしっかり越えてくる。
8 キタノサカエヒメ:デビュー当初は障害も越えられないほどであったが、徐々に力を付けて釧路産駒特別では勝負根性のあるところを見せて快勝した。走りそのものは安定していて人気以上に走れる。
9 センショウニシキ:南北海道産駒特別では大外から鋭い伸びで快勝しここに駒を進めてきた。重量は全くの未知数だが父はニシキダイジン、当然対応できるだろう。着順だけ見ると敗れていても内容のあるレースが多い。
10 ホクショウムゲン:デビュー以来7連勝で圧巻だったが、ナナカマド賞でまさかの大崩れ、その後も障害で崩れることが多く、十勝産駒特別で勝利したものの強さは感じられなくなっている。スピードは非凡なので障害次第。
まとめ:
有力馬は十勝産駒特別で敗れた2~3頭を除いてはほぼ出そろった。まだ抜け出た存在というのがいなくて、それぞれの走りのスタイルもはっきりしていない。そんな中予想するのは難しいが、ここでの勝負は今後も影響してくるのでしっかりと追っていきたい。さすが予選を勝ち上がってきた馬たちのレース。波乱は少ないが、馬場状態によっては大きく変わることもある。
当欄ではホクショウムゲンを本命にしたい。大外枠に入り不安定要素はあるもののやはりナナカマド賞に至るまで圧勝で7連勝したスピードを素直に評価したい。走りがまだしっかりしていない部分があって障害でも大崩れのリスクもあるが、ナナカマド賞のリベンジも果たしたいところで、立て直してきていると見た。相手は堅いがやはりジェイワンの安定度を取りたい。勝負強さが裏目に出て時々取りこぼしがあるが、崩れることはない。連軸に。上述の2頭がややリードか。
次に3番手というより単穴としたいのがナナカマド賞馬ゴールデンフウジン。障害の出来次第では頭まであり得る。しかし障害で脆く崩れることもあるため、馬券を買う際には留意したい。穴っぽいところではトモエハイセイコーあたりはどうだろう。重賞で力のいるレース展開になれば。牝馬のサカノイサムヒメの先行力にも注目。
あとは十勝産駒の強豪馬の中2着に粘り込み出走権を得てきたミノルシャープ、急成長を遂げてきたセンショウニシキあたりが注目か。
はむ!の馬券狙いどころ:詳細は上表
個人的には年末年始で相当忙しい上に、ばんえいでは重賞目白押し。それをまたきっちり(外れるような)予想をやるというのも、自分ながらもっとこのエネルギーを他に振り向けられないものかと思ったりする。それでも、ま、楽しんでやっているので・・。さて、ダービーはディープで苦杯をなめたホクショウ軍団。今度はムゲンでリベンジか。不安点もあるが馬券を買うからにはやはりどこかで勝負に出ないと。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
三連単 10=7→3,2,5 合計6通り 各200円
三連単 10=7→3,2,5,1,9 合計10通り 各100円
三連単 10→3,2,5,1,9→7 合計5通り 各100円
三連単 7→10,3,2→10,3,2,5 合計9通り 各100円
三連単 3,2→7,10→7,10,3,2,5 合計12通り 各100円
(はむ!のワイドで勝負!)
ワイド 2=7,3,5,9 9=7,3,5 合計7点 100円
合計5,500円で勝負!
今回の結果と回顧は、近日アップします。併せて前後して12月31日に記事を書く予定です。
0 件のコメント:
コメントを投稿