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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年11月13日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第43回クインカップ(11/11)

ばんえい重賞レース回顧
第43回クインカップ(BG3)-2018年11月11日-10R 200m直 曇 1.9%
  1着◎(9)メヂカラ(工藤篤) 1分59秒9
  2着注(4)キタノサカエヒメ
  3着○(2)フェアリースズ
   単勝 9 490円(4番人気) 馬複 4-9 1,020円 三連単 9-4-2 4,450円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳牝馬の重賞、第43回クインカップは、4番人気のメヂカラが、大外枠で障害5番手から差し切って勝ち、重賞初制覇。工藤篤騎手はこのレース初勝利、先週のばんえい菊花賞に続き2週続きの重賞制覇で通算6勝目。父トウリュウの産駒としても初の重賞獲得となった。

レース振り返り
  この日の帯広は金曜日から土曜日にかけて降った雨で湿り気は残っていたものの、ロードヒーティングが使用開始、ロータリーハローもかけられ、フカフカして、やや時計のかかる馬場であった。
  ばんえいオークス馬で今回賞金最上位だったナカゼンガキタが直前で故障し回避し、人気が割れる形になった。レースは、スタートからほぼ平均ペース。まず第1障害からマツノビューティが勢いよく飛び出し、先頭に出てレースを引っ張る展開。その他の各馬はそれぞれがペースを測りながら進み、その中で1番人気フェアリースズが前について行く。1,2障害の中間からはキタノサカエヒメ、イズミクィーンあたりが刻みながら少しずつ前に近づく。一歩遅れて2番人気シンエイボブらが続き、メヂカラはこの時点ではさらにその後方にいた。第2障害手前にはマツノビューティがリードをキープしながら先頭で到着、ここまで63秒とゆったりしたペースに落ち着く。程なくフェアリースズが到着し、一歩遅れてキタノサカエヒメ、イズミクィーンそしてシンエイボブが相次いで到着。各馬じっくり溜めたあと、マツノビューティが先に障害を仕掛け、フェアリースズも続く。さらにキタノサカエヒメとシンエイボブも続いて挑戦。最初に仕掛けたマツノビューティは障害をスムーズに登り、勢いを付けて障害を駆け下り先頭へ、フェアリースズもひと腰でしっかり越え前を追う。続くキタノサカエヒメがひと腰かかる間にシンエイボブがグイッと踏み込み3番手で障害を越え、キタノサカエヒメが4番手で追う。その後、溜めにためていたイズミクィーンが仕掛けるがこちらは坂の中腹でストップ、その間に後ろから来た大外のメヂカラが力を込めて障害をひと腰でクリアし5番手で障害を降りた。先頭争いはマツノビューティにフェアリースズら後続が迫り、残り30m手前あたりではほぼ横一線。そこに後方からものすごい脚色でメヂカラが近づいてくる。先頭集団はまずマツノビューティが詰まり、その間に集団で脚色の良かったキタノサカエヒメが一旦前に出たかと思われたが、まもなく大外からメヂカラが迫り、残り20mで並びかけることなくそのまま抜き去って先頭へ、あとはそのままの勢いでゴールまで駆け抜けた。最後は3馬身ほどの差をつけ快勝だった。キタノサカエヒメがそのままの態勢で2着に入った。3着争いはシンエイボブが一杯になり残り10mでストップ。その間にフェアリースズが抜け出すがこちらも脚色が厳しく、立て直したマツノビューティが再度迫り、ゴール板を並んで通過した。写真判定の結果、フェアリースズがわずかの差で3着に残った。シンエイボブはその後もゴール直前でストップし最後は7着に終わった。
次走へのメモ
メヂカラ(1着):このレースは追い込みが決まることが多いことは当欄でも予想の際に述べていたが、その傾向を裏付ける形になった。鮮やかな差し脚を見せ印象に残る勝ち方であった。有力馬が内枠に集まり、大外枠といえども、外側が開いて、課題のあった障害にも楽に挑めたことが、最後の直線の切れにつながったともいえる。今回賞金クラスがB2からA2に2ランクアップ。相手は強くなるが、実力馬たちにとってもこの馬の切れ味は脅威になるだろう。天馬賞やヒロインズカップなどBG1級の重賞に出走できるチャンスもあり、是非挑戦してもらいたいところ。
キタノサカエヒメ(2着):先行馬をマークしながら前につけ、最後の直線は切れ味で前に出るというこの馬の型どおりのレースで、持てる力は十二分に発揮できたと言える。強いて言えば障害でもう一歩だったことが悔やまれるか。いずれにせよ、今回は勝ったメヂカラの切れ味が嵌まる流れだったということで、2着は力負けではない。クラスはB1に上がるがしっかり流れに乗れれば十分戦えそう。
フェアリースズ(3着):最終的には1番人気に推され期待された。この馬自身の走りはスムーズだったが、今回は差しが決まる馬場状態と展開であったということだろう。先行力と障害力はこの馬の持ち味で、今後の自己条件戦でも十分戦えるだろう。現時点で、ヒロインズカップの出走権のボーダー上にあるので、出走いかんに関わらず勝って賞金を積み上げておきたい。
マツノビューティ(4着):もともと鋭い出足とスピードの持ち主であったところ、ベテラン藤野騎手がこの馬の持ち味を生かし積極果敢に前に行き他馬を引っ張るような展開に持ち込んだ。結果、3着争いの写真判定にまでもつれ込み、最後まで見せ場十分だった。自己条件のB3クラスでは普通に勝てるだろう。更にその上をめざしたい。
ライデンメルテイ(5着):トライアルの時は果敢に先行して障害でミスをしていたが、今回は前半から自重して、障害をしっかり上げることに専念していた。それが最後に掲示板内に粘りこむ結果となった。自分のペースで行ければ十分戦えるだけの力を見せた。自己条件で勝ち星を重ねたい。
  その他では、サカノイサムヒメ(6着)はパワー不足で前半からついて行くのが精一杯。しかし最後は伸びてきており、軽いレースになれば一変も。シンエイボブ(7着)は自分の走りはしていたが、やはり詰めの甘さの上に最後はハンデ差がのしかかった。注目のイズミクィーン(8着)はやはり障害がポイントで、今回は特に反応が悪かった。直線の脚は確かなだけに、出世の上での課題となりそう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 +50   (配当)4,450 (投入)4,400
  (単複・ワイド)今回 +1,050   (配当)2,450 (投入)1,400
  今年度累計 -22,310 (11/11現在)
    通常  -13,690 (配当 41,010 - 投入 54,700)
   単・ワ -8,620 (配当 11,480 - 投入 20,100)
  本命メヂカラが1着に来て今度こそスマッシュヒットと思いきや、2着に薄めにしていたキタノサカエヒメが来て、3連単がなんとか引っかかったものの、あんまり美味しい状況ではなかった。それでも当欄で久しぶりに+(プラス)という記号が書けたことは良かったと思うべきだろう。ドン底からは抜け出しつつあると思う。あとは、暮れに向けてなんとかもう少しマイナスを減らせていけるようにがんばろう。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は11月25日、馬齢選抜というばんえいならではの重賞・ドリームエイジカップです。各世代が激突、年下の馬の勢いが勝つか年上の馬が貫禄を見せるか、興味深いレースです。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。なお、その次の週にも重賞があります。

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