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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年11月10日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第43回クインカップ(11/11・帯広10R)

水を差す出来事
  先週、初めてJRAの京都競馬場で行われたJBC3競走、非常に盛り上がりました。結果に触れ始めると長くなるので省略しますが、スプリントのキタサンミカヅキなど地方馬も健闘。今回の試みは地方競馬の祭典、そして競馬のお祭りの日として普段中央競馬しかやらない人々にも一定のアピールになったのではないでしょうか。(筆者もまずまずのプラス収支で満足です。)来年は地方に戻って、こちらも初めて浦和競馬場で開催されます。今までの勢いを保っていければ良いなと思います。
  と、今回はこの程度の文章で収めようと思ったら、先週から今週にかけ地方競馬を揺るがす大きなニュースがありました。一つは11月1日に門別競馬場で行われたダートグレード競走・北海道2歳優駿で、1着2着を逆に発表し確定した誤審。そして、岩手競馬では競走馬から禁止薬物が検出、それも今年3度目で、当面岩手競馬は開催中止という衝撃的なものでした。それぞれについて、また当欄でも触れたいと思いますが、折角盛り上がってきた地方競馬に水を差す出来事です。まず徹底した真相究明はもちろん、ファンが安心して競馬を楽しめるよう事後の策もしっかりお願いしたいところです。
  それでは本来のばんえい予想の方へ。今週は3週続いた重賞のラストを飾る4歳牝馬の一戦クインカップです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回クインカップ(BG3)
(2018年11月11日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳牝馬オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  サクラニシキヒメ 牝4 680 松田道 金山明 鹿毛 差
フェアリースズ 牝4 690 島津新 岩本利 栗毛 先
シンエイボブ 牝4 700 菊池一 久田守 鹿毛 差
キタノサカエヒメ 牝4 690 鈴木恵 中島敏 芦毛 先
  マツノビューティ 牝4 680 藤野俊 長部幸 鹿毛 逃
イズミクィーン 牝4 680 西謙一 小北栄 芦毛 追
  サカノイサムヒメ 牝4 690 長澤幸 服部義 鹿毛 差
  ライデンメルテイ 牝4 680 村上章 岡田定 黒鹿毛 逃
メヂカラ 牝4 690 工藤篤 西邑春 鹿毛 追
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「クインカップ」の概要と傾向
  4歳牝馬限定の重賞。ばんえい独自の出走条件のレースだが、その歴史は意外にも長く今年が43回目。過去の勝ち馬には、かつて名牝と呼ばれた蒼々たるメンバーが名前を連ねる一方、懐かしの個性派の馬の名前もちらほら見え、このレースの興味をかき立てる。過去10年間では1番人気は(6,1,0,3)となかなかのもの。2,3番人気はやや怪しいが、極端に人気薄の馬は厳しい。トライアルと位置づけられる紅バラ賞の勝ち馬がこのレースで4勝するなど成績が比較的連動している。実績よりもその時の勢いや調子がポイント。4歳牝馬は馬にとっても微妙な「年頃」というところか。牝馬重賞完全制覇したナナノチカラ(2014年)のように、牝馬同士のレースになると意地を見せる馬や、そのナナノチカラのほかユーファンタジー(2009年)やマリンチャンス(2012年)のように極端な追い込み馬が差しきり勝ちするなど個性派も多い。

今回のみどころ
  ここに出走してくるメンバーは、重賞で活躍する馬もいるが、それぞれのランクで存在感を示している。賞金ランク的には昨年のばんえい菊花賞を制したコウシュハサマーが最上位だったが登録抹消、昨年のばんえいオークス馬ナカゼンガキタも直前で回避ということで、どの馬が勝っても重賞初制覇になる。メンバーではシンエイボブが最も格上だがトップハンデ。それ以外の馬はランク的には下となっているが、勝ち星を重ねて上がって来たフェアリースズ、トライアルの紅バラ賞を勝利したメヂカラ、そして父母が名馬のイズミクィーンら勢いのある馬も多く、展開によっては下克上もあり得る。馬場の巧拙もあり天気もポイント。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 サクラニシキヒメ:2歳時は最高でもCクラス。重賞はばんえいオークスのみ経験しているが最下位の10着。体も小さく力不足が目立つ。直線でも厳しく大敗も多いが、軽馬場になれば一変しスピードのあるところを見せる。成長の兆しはある。
 2 フェアリースズ:重賞はばんえいオークスのみ経験、当時は力不足だったが、その後力を付けて勝ち星を重ねた。この秋も人気薄での3連勝など勢いがある。3歳年上の姉にこのレースを勝ったフェアリードールがいる。先行力と障害力で勝負。
 3 シンエイボブ:重賞は常連で、勝利まではあと一歩だが、ばんえいオークス2着、今年の柏林賞で3着と善戦。直線の切れ味が抜群、最後で追い込むタイプではなく、好位につけて直線で抜け出すスタイル。障害は得意ではないが崩れは少ない。
 4 キタノサカエヒメ:重賞は黒ユリ賞2着、オークス3着の好成績を残している。一瞬の切れ味というより、長くしっかり走りきれる脚を持っており重馬場、高重量も歓迎。障害はあまり得意ではないが、前走で快勝するなど調子は上向いている。
 5 マツノビューティ:前走勝って最後の切符を手にした。重賞はオークスを経験(9着)。この時も最後に出走権を得るなど強運の持ち主。馬格があり、スタートの出足は一流。ハナを奪いに行くか。障害も上手だが一旦遅れるとジリ脚になる。
 6 イズミクィーン:父カネサブラック、母フクイズミというばんえいのスターを両親に持つこの馬、ついに重賞に出走できる位置にやってきた。むろん重賞初出走。前哨戦の紅バラ賞で怒濤の切れ味を見せ大器の片鱗を見せた。障害がポイント。
 7 サカノイサムヒメ:重賞は2歳時にYCと3歳時のオークスに出走。世代の特別戦を含め見せ場は作っている。元々は先行力とスピードを持っている馬だが、体が小さいこともあり揉まれると弱い面もある。障害は上手な方で流れに乗れれば。
 8 ライデンメルテイ:重賞はオークス(6着)のみ経験。出足の良さがこの馬の持ち味、先行してこそ力を発揮する。トライアルの紅バラ賞では果敢に先頭を切り見せ場を作った。障害でミスが出たが元々苦手ではない。自分のペースで行ければ。
 9 メヂカラ:重賞は黒ユリ賞3着、オークスは5着の成績。世代牝馬特別戦では2勝しており、いずれも脅威の切れ味を見せ鋭く差し切り勝ち。しかし障害は気まぐれで動かないことも。重めの馬場でペースが落ち着いた方が持ち味が生きそう。

【はむ!の見解まとめ】
  ナカゼンガキタの回避は拍子抜けだったが、改めて出走表を見ると4歳牝馬世代はこんなにも活躍馬がいたのかという印象。しかも出走馬9頭中7頭が前走勝利、残る2頭も2着と、好調の馬が揃い激しいレースが期待される。出足の素晴らしい馬や鋭い切れ味を持つ馬など、いずれも個性的な馬が並んでおり、どの馬が流れに乗って勝利につかめるのか非常に興味深い。なお、今週からコースのヒーティングのため砂障害が撤去されている上、金曜から土曜にかけてまとまった雨で軽めの馬場が想定される。
  その中で非常に迷った末、当欄では◎(9)メヂカラがトライアルの紅バラ賞で見せた鋭い切れ味が再現されることを期待し本命とした。障害でのリスクはあるものの崩れてしまうタイプではない。それ以上に多少遅れても挽回できるほど切れ味は鋭くしかも長く保てる。平坦となったゴール前にはもってこいだ。外枠に入ったが、ばんえいプリンセス賞では大外から一気に差し切ったレースもあるし、内詰めなので左側のレーンが開いて余裕を持って走れそうだ。
  対抗には○(2)フェアリースズを持ってきた。母ハタノダイヤは次々重賞勝ち馬を産みだしている。もともと先行力と障害力がある馬だが、近走はさらに力をつけ安定性を増してきた。切れ味はあまりないものの、しっかり先頭グループをキープして抜け出すようなレースができれば。メンバー中実績上位の▲(3)シンエイボブもそろそろ重賞タイトルが欲しい一頭だろう。良い面も悪い面も父のナリタボブサップを受け継いでいるイメージ。一旦抜け出せば非常に強い勝ち方をするが、一方では直線でいっぱいになるなど脆い面も。10kgのハンデもポイント。そして注目を浴びそうな△(6)イズミクィーン。まだランクは下だが当欄ではそこそこやれるとみて入着の印を打った。障害がかなり苦手だったが最近は克服しつつある。ペースが落ち着いてしっかり障害を越えられれば、親譲りの最後の追い込みを見せられそう。テン乗りの西謙一騎手がどう乗るかも注目。そして、鈴木恵介騎手がどの馬を取るか注目されたが注(4)キタノサカエヒメに乗ってきた。実績はある馬で大きいレースに強い。ここ2戦の勝ち方は強かったがそれまでは障害で苦戦続きだった。トライアルの紅バラ賞を使っておらず他の馬との力関係の比較が難しいが、評価的には押さえまでというところか。
  他では、(8)ライデンメルテイが紅バラ賞で見せた積極的なレースを再び展開し、障害を上手くクリアすれば前残りも、最後の1枚のチケットを取ってきた(5)マツノビューティの鋭いダッシュも見もの。

はむ!の馬券狙いどころ:
  最近は当たってもマイナス、いわゆる取りガミのことが多く、本気で馬券の買い方を考えなければ。と、いいつつ今のスタイルを変える気持ちも薄い。しっかりやっていればまたいずれ大きなヒットが出るだろうという気持ちだ。今回はまた難解な牝馬重賞。ただ上位馬は絞れそうなので、なんとか収支改善につながる買い方をしていきたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9,2,3,6 BOX 合計24通り 各100円
   9→2,3,6,4=2,3,6,4 合計12通り 各100円
  枠複 8=2,3,6 2=3 合計4通り 各200円
 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 500円 6 100円 複勝 5 100円 
  ワイド 6=9,2,3,8 8=9,2,3 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

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